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真夏のスーパーでアイスを買い、レジ待ちと袋詰めを終えた時には、冷凍ケースから出して10分以上たっていることがある

そこから自宅まで20分なら、冷凍庫へ戻すまでの合計は約30分

一般的な保冷バッグを使う場合も、まずはこの30分以内を帰宅目標にすると考えやすい

ただし、30分は安全や品質を保証する時間ではない

徒歩か車か、外気温、保冷剤の量、バッグ内の隙間によって、アイスの柔らかくなる速さは変わる

特にカップアイスやモナカは、冷凍うどんや大袋の冷凍野菜より変化に気づきやすい

持ち帰る時に最初に変えたいのは、保冷剤の数より置く位置とバッグ内の空間になる

夏の冷凍食品とアイスは何分持つのか

夏の買い物で冷凍食品が何分持つかを見る時は、スーパーから家までの移動時間だけでは足りない

見るべき時間は、冷凍ケースから商品を取って、家庭の冷凍庫へ入れるまでになる

冷凍品を早い段階でカゴへ入れ、混雑したレジで10分待ち、袋詰めに5分かかれば、駐車場を出る前に15分ほど経過する

自宅まで20分でも、実際の持ち歩き時間は35分近くになることがある

保冷対策なしなら10〜20分でも変化が出やすい

真夏の屋外や高温の車内では、保冷対策がないアイスは短時間でも柔らかくなりやすい

生活者の体験には、購入から30分で完全には溶けていなくても、周囲が先に柔らかくなった例がある

カップのふたを軽く押した時に中身が動く

モナカの角が丸くなり、袋の内側に水滴が見える

このような変化は、ドロドロになる前から始まっている

普通のエコバッグへ入れるだけなら、15分以内でも安心とは言い切れない

保冷バッグと保冷剤を使うなら30分以内を目標にする

一般的な保冷バッグに保冷剤を入れた場合、35〜40分程度を持ち帰れた体験もある

ただし、その多くは小さな保冷剤を1個だけ入れた状態ではない

底と横へ複数の保冷剤を置き、上側には凍らせたペットボトルを載せる

冷凍食品同士を密着させ、バッグの開口部も閉じる

こうした条件を重ねた結果になる

自宅まで20〜30分なら、レジ待ちを含めて冷凍ケースから30分以内を目標にする

30分を超えそうなら、通常より保冷力を増やす準備が必要になる

冷凍食品とアイスは同じ速さで変わらない

アイスと冷凍食品を同じ時間基準で考えると、判断を誤りやすい

カップアイスや箱入りアイスは、少し温度が上がるだけでも形や食感に変化が出やすい

モナカは皮が湿り、中身が片側へ寄ることもある

一方、冷凍うどんや大袋の冷凍野菜は、商品自体の量が多く、周囲の商品と密着させやすい

外側が少し緩んでも、袋全体には硬さが残る場合がある

ただし、トレー入りの冷凍惣菜や空気の多い小袋商品は温まりやすい

アイスと薄い小袋商品を、バッグの外側へ置かないことが大切になる

同じ30分でも溶けやすさが変わる条件

真夏の持ち帰りは、時間だけで結果が決まらない

30分以内でも、保冷バッグが熱くなっていたり、開口部が閉じていなかったりすれば、冷凍品は早く柔らかくなる

昼の徒歩とエアコンの効いた車内では条件が違う

気温30℃前後の夕方と、35℃を超える昼間では、同じ徒歩20分でも熱の受け方が変わる

徒歩や自転車では、保冷バッグの表面へ日差しと熱風が当たり続ける

背中や自転車のカゴに置くと、路面からの熱も受けやすい

車の場合も安心とは限らない

エアコンの効いた座席足元なら温度上昇を抑えやすいが、炎天下のトランクは別の環境になる

買い物中に保冷バッグを車へ置いていた場合、バッグ自体が温まっていることもある

車で運ぶ時は、トランクよりエアコンの効いた車内へ置くほうが失敗しにくい

車内の熱を先に逃がす方法は、夏の車内温度を下げる対策と分けて考えると、冷凍品を載せる前の準備がしやすい

少量のアイスを大きなバッグへ入れると空間が増える

保冷バッグは大きければよいわけではない

カップアイス2個だけを大きなバッグへ入れると、中に温かい空気が大量に残る

冷凍品の冷たさが、その空気とバッグの内側を冷やすために使われやすい

少量の買い物なら、中身に近い大きさのバッグを使う

大きなバッグしかない時は、余った上部を折り畳む

形が変えられない箱型なら、乾いた新聞紙などを隙間へ入れ、空間を減らす

新聞紙は冷やす道具ではないため、保冷剤の代わりにはならない

隙間を減らし、外から入る熱を遅らせる補助として使う

保冷剤が底に1個だけでは上側が温まりやすい

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スーパー帰りで起こりやすいのが、保冷剤をバッグの底に1個だけ入れる使い方

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帰宅すると、下に置いた冷凍うどんは硬いままなのに、上へ載せたカップアイスはふたが柔らかい

袋の上部に水滴が増え、箱の角が湿っている

底の保冷剤が効いていないわけではない

アイスがバッグ上部や側面に近く、外から入る熱を先に受けている状態になる

保冷剤は底だけで終わらせず、最後に上からも載せる

保冷バッグは底・中央・上の順に詰める

真夏の持ち帰りで重要なのは、道具を増やすことより詰める順番

バッグを開いたら、底、中央、上の3層を意識すると配置しやすい

底には板状の保冷剤を置く

最初に、バッグの底へ板状の保冷剤を敷く

車の床、自転車のカゴ、地面へ置いた時に伝わる熱を受けにくくするための位置になる

その上には、冷凍うどん、大袋の冷凍野菜、箱入り冷凍食品など、重さに耐えやすい商品を置く

小さなカップアイスやモナカを底へ入れると、上の商品に押されて変形しやすい

アイスは後から中央へ収めるほうが扱いやすい

中央にはアイスと小さな冷凍品を入れる

アイスは、バッグの壁へ直接触れにくい中央へ置く

周囲に冷凍うどんや冷凍野菜を置き、冷凍品同士が近づく形にする

常温の日用品や温かい総菜は、同じバッグへ入れない

冷蔵品も、可能なら冷凍品とは分ける

冷凍品の間へ牛乳や冷蔵総菜を挟むと、冷凍品の冷たさが冷蔵品をさらに冷やすために使われる

氷点下タイプの保冷剤では、冷蔵品が凍る場合もある

冷凍品は冷凍品だけでまとめ、アイスを中央へ入れる

上から保冷剤を載せる

最後に、アイスと冷凍食品の上へもう1枚保冷剤を置く

生活者の持ち帰り例では、底に3個、横に2個、上に凍結ペットボトルを置き、車で約35分運んだケースがある

帰宅時にはペットボトルの一部が溶けていたものの、全部は溶けていなかった

ここで見るべきなのは、保冷剤の数そのものではない

商品を下だけでなく、横と上からも囲んでいたことになる

保冷剤の量が限られるなら、底にすべて敷くより、底と上に分けるほうがアイスを守りやすい

隙間を減らして開口部を閉じる

商品を詰め終えたら、上部に大きな空間が残っていないかを見る

余ったバッグ部分は中身に沿わせて折り、ファスナーを最後まで閉じる

凍結ペットボトルが飛び出し、口が開いた状態では冷気が逃げやすい

35分程度持ち帰れた例の中には、ペットボトルがチャックから出ていたものもある

ただし、猛暑日の徒歩や自転車で同じ結果になるとは限らない

閉じられない量を詰め込むより、バッグを分けるほうが確実

30分を超える時はドライアイスや氷を補助にする

自宅まで30分を超える場合や、まとめ買いでバッグが大きくなる場合は、一般的な小型保冷剤だけでは余裕が少ない

この時に使われるのが、店でもらえるドライアイス、バラ氷、凍結ペットボトルになる

ただし、置き方と扱い方は同じではない

ドライアイスはアイスの上側へ置く

ドライアイスは非常に低温になるため、アイスの持ち帰りに向いている

購入から約40分後でも、ドライアイスが残り、アイスが溶けていなかった生活者の記録もある

一方で、外気温や量、バッグの断熱性が違えば結果も変わる

ドライアイスを使う時は、店の案内に従い、紙などで包まれた状態のまま扱う

素手では触れず、幼い子どもが手を入れない位置へ置く

発生する二酸化炭素が逃げられないため、完全に密閉した容器やボトルには入れない

保冷バッグへ入れる場合も、商品を押しつぶさない上側へ置く

車内へ長時間放置せず、帰宅したら残ったドライアイスも安全に扱う

バラ氷は袋を二重にして上と横へ置く

スーパーでもらえるバラ氷は、保冷剤を忘れた時の補助になる

ただし、溶けると水になるため、そのままバッグへ入れると、紙箱や食品の外袋が濡れやすい

氷は穴のない袋へ入れ、心配なら二重にする

袋の口を閉じたら、アイスの上か側面へ置く

底へだけ置くと、溶けた水が下へ集まり、箱入り商品がふやけやすい

バラ氷はドライアイスのような低温にはならないため、長時間のアイス持ち帰りを保証するものではない

保冷剤を忘れた時や、30分前後の移動を補助する使い方にとどめる

凍結ペットボトルは大量購入向け

凍らせたペットボトルは、保冷剤より場所と重量を取る

生活者の例には、底へ2リットルの凍結ペットボトルを4本並べ、上にも小さな凍結ペットボトルを置き、真夏に車で約40分運んだケースがある

サーモン、アイス、冷凍食品を一緒に運べたとされるが、2リットル4本だけで約8キログラムになる

徒歩や自転車には向かず、車で大量購入する時の方法

普段のスーパー帰りなら、板状の保冷剤を上下へ分けるほうが扱いやすい

寄り道すると強い保冷剤でも余裕がなくなる

氷点下タイプの保冷剤を使うと、冷蔵品が凍るほど冷えることがある

その経験から「少しくらい寄り道しても大丈夫」と考え、別の店へ立ち寄ったところ、帰宅時には冷凍食品が解けていたという失敗例もある

保冷剤が強くても、時間が延びれば外から熱は入り続ける

駐車中にエアコンを切れば、バッグの周囲も一気に高温になる

その後は、冷凍品を買ったら寄り道をせず、帰宅後も日用品より先に冷凍庫へ入れるよう行動を変えていた

保冷剤の性能を、寄り道できる時間へ置き換えない

帰宅後に飲料や日用品から片づけると、玄関や台所でさらに数分置くことになる

短いようでも、スーパーから積み重なった時間の最後に加わる数分になる

冷凍品は玄関へ置いたままにせず、最初に冷凍庫へ戻す

徒歩・自転車・車で置き場所を変える

持ち帰り方が変われば、同じ保冷バッグでも見る場所が変わる

徒歩ではバッグの外側を日差しから守る

徒歩では、肩に掛けたバッグの外側へ日差しが当たり続ける

片側だけが熱くなりやすいため、できるだけ日陰側へ持つ

保冷バッグを地面へ直接置かず、信号待ちでも手に持ったままにする

20分前後の距離でも、レジ待ちを含めると30分を超えることがある

アイスは最後に取り、会計後すぐ保冷バッグへ入れる

自転車では前カゴの底熱と揺れを見る

自転車の前カゴは日差しを受けやすく、路面からの熱も近い

バッグが横倒しになると、上へ置いた保冷剤がずれ、アイスを押しつぶすこともある

底を平らにし、ファスナーを上へ向けて固定する

急いで帰るより、バッグが傾かない走り方のほうが、商品を傷めにくい

車ではトランクより足元へ置く

車では、エアコンを効かせた座席の足元が使いやすい

直射日光が当たる座席上や、熱がこもるトランクは避ける

買い物前から車へバッグを置くなら、保冷剤を入れて予冷しておく

車内を冷やす前に冷凍品を載せると、バッグの外側から熱を受ける

先に窓を開けて熱気を逃がし、エアコンを効かせてから積むほうが安心

アイスが柔らかくなった時に見る場所

帰宅後、アイスや冷凍食品が少し柔らかいと、すぐ冷凍庫へ戻せばよいのか迷いやすい

まず、外装だけでなく中身の変化を見る

カップアイスなら、ふたを押した時に中身が大きく動くか

モナカなら、形が崩れ、皮が湿っていないか

冷凍食品なら、袋の中身が一つの塊ではなく、全体的に柔らかくなっていないか

袋の内側へ水滴が多く付き、液体が出ていないかも確認する

ただし、見た目や手触りだけで安全性までは判断できない

食品の種類や解凍状態によって、再冷凍できるかどうかは変わる

気になる場合は、商品表示やメーカーの案内を確認する

強く溶けたアイスや状態に違和感がある食品は、無理に自己判断しないほうが安心

真夏の持ち帰りで最初に変えること

真夏の冷凍食品やアイスは、移動時間だけで柔らかくなるわけではない

レジ待ち、外気温、バッグ内の空間、保冷剤の位置が重なると、家まで近くても状態が変わりやすい

一般的な保冷バッグでは、まず冷凍ケースから冷凍庫まで30分以内を帰宅目標にする

30分を超えるなら、ドライアイスや氷点下タイプの保冷剤を補助に使う

すべてを一度に変える必要はない

次の買い物では、冷凍品を最後に取り、保冷剤を底だけでなく上にも置く

その2つから始めるだけでも、真夏の持ち帰りは失敗しにくくなる

屋外イベントで長時間持ち歩く場合は、スーパーから自宅へ運ぶ今回の条件とは異なる

その場面では、夏フェスの暑さ対策や待ち時間の準備を別に考えたほうがよい

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ