ノンフライヤー メリット デメリットで迷う時は、揚げ物をどのくらい食べるかより、何をどう食べることが多いかを見るほうが判断しやすい

週1回ほど冷凍ポテトや惣菜の唐揚げを温め直す家庭なら、油処理が減るメリットを感じやすい
反対に、油で揚げた唐揚げの食感をそのまま求めるなら、容量や仕上がりの違いがデメリットになりやすい

買う前に見るのは、スペックの多さではない
冷凍食品、惣菜、家族分の量、掃除、置き場所
この5つが自宅の使い方に合うかどうかで、ノンフライヤーの満足度はかなり変わる

ノンフライヤー メリット デメリットは揚げ物の頻度だけで決まらない

ノンフライヤーは、油をたっぷり入れた鍋で揚げる家電ではない
熱風で食材を加熱し、表面を焼くように仕上げる家電に近い

そのため、油で揚げた時の衣の一体感や、揚げたてのジュワッとした感じとは違う
ここを知らずに買うと、「思った唐揚げと違う」と感じやすい

一方で、油鍋を出さなくていいため、揚げ油の処理、油はね、コンロまわりの掃除は減らしやすい
夕飯前にスーパーの惣菜唐揚げを5〜10分温め直すような使い方なら、電子レンジより衣の表面が軽くなりやすい

ノンフライヤーは、揚げ物を完全に置き換える家電ではなく、揚げ物まわりの面倒を減らす家電として見るほうが失敗しにくい

週末に家族全員分の唐揚げを大量に揚げる家庭と、平日の夜に冷凍ポテトを少し出す家庭では、同じノンフライヤーでも評価が変わる

見るべきなのは「揚げ物が好きか」ではなく、油鍋を出すほどではない揚げ物場面がどれくらいあるか

ノンフライヤーのメリットは油の処理が減ること

ノンフライヤーの大きなメリットは、揚げ油の処理が減ること

油で唐揚げやフライを作ると、調理中は鍋の前から離れにくい
油はねでコンロまわりが汚れ、床に細かい油が飛ぶこともある

調理後は、残った油を冷ます
こして保存するか、固めるか、吸わせて捨てる
ここまで含めると、揚げ物は食べ終わったあとも手間が残る

特に夏場の台所では、油の前に立ち続けるだけで暑い
家族分の唐揚げを1kg近く揚げるような日だと、調理そのものより、油の前にいる時間が負担になりやすい

ノンフライヤーなら油鍋を出さずに済む
鶏肉や惣菜から出た脂は、バスケット下にたまることがある

惣菜唐揚げを温めたあとに底を見ると、紙皿では分かりにくかった油が落ちていることもある
温め前の衣、温め後の衣、底に落ちた油を比べると、油処理が減る意味が見えやすい

ただし、油をまったく使わない家電と考えるとズレる
生の唐揚げやとんかつでは、表面に少量の油を吹いたほうが揚げ物らしく感じやすい場合がある

油をゼロにする家電ではなく、使う油と後片付けを減らす家電
この見方のほうが現実に近い

ノンフライヤーのメリットは惣菜の温め直しで出やすい

ノンフライヤーは、一から揚げ物を作るより、惣菜の温め直しで使いやすさを感じやすい

スーパーで買った唐揚げ、コロッケ、メンチカツ、エビフライ、天ぷら
電子レンジだけで温めると、衣がしんなりしやすい

皿の下に水分が出て、衣が重たくなることもある
夕飯前に急いでいる時ほど、この小さな不満が目立つ

ノンフライヤーで5〜10分ほど温め直すと、表面の湿り気が抜けやすい
味噌汁やサラダを用意している間に温められるため、コンロをふさがないのも助かる

たとえば平日の夜、仕事帰りに買った惣菜唐揚げをそのまま出すと少し重い
その時にバスケットへ並べて短めに加熱すると、衣の表面だけが軽くなりやすい

惣菜をよく買う家庭ほど、ノンフライヤーのメリットは出やすい

ただし、すべての惣菜が同じように仕上がるわけではない
衣が厚いコロッケや水分の多い天ぷらは、乾きすぎたり、部分的に硬くなったりすることもある

最初は長めに加熱しすぎない
短めに温めて、足りなければ1〜2分追加するほうが失敗しにくい

ノンフライヤーのメリットは冷凍食品でも感じやすい

冷凍ポテト、冷凍唐揚げ、チキンナゲットをよく使う家庭にも、ノンフライヤーは合いやすい

油鍋を出すほどではない少量でも、バスケットに入れて加熱できる
子どものおやつを少しだけ出したい時、一人暮らしで夜食を作りたい時にも使いやすい

冷凍ポテトなら、バスケットに重ならない程度に広げるのが目安
山盛りに入れると、外側は焼けても内側がしんなり残ることがある

休日の昼に冷凍ポテトをまとめて入れた時、上のほうだけ色がつき、下のポテトが柔らかいままになる
こういう時は量を減らすか、途中で一度バスケットを振るほうが仕上がりは安定しやすい

冷凍食品は、量を入れすぎないことが最初の判断基準になる

冷凍コロッケや衣の厚いフライは、ポテトより難しい
加熱時間が長いと、外側だけ乾いて中のしっとり感が弱くなる場合がある

冷凍食品をよく食べる人には向く
ただし、「冷凍食品なら何でも油揚げのようになる」と考えると期待がずれやすい

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ノンフライヤーのメリットは火の前に立つ時間を減らせること

油鍋で揚げ物をする時は、火の前から離れにくい

油の温度を見る
食材を入れる
焦げないように返す
油はねを避けながら、揚がったものを取り出す

夕飯時にこれをしながら、味噌汁、サラダ、洗い物を同時に進めるのは意外と忙しい

ノンフライヤーなら、加熱中に別の作業へ回りやすい
途中でバスケットを振ったり、裏返したりする手間は残るが、油鍋ほど付きっきりにはなりにくい

家族分の夕飯で、冷凍唐揚げを温めている間に味噌汁を作る
そのあと5分ほど追加して、仕上がりを見てから皿に出す
このくらいの使い方なら、台所の動きが少し楽になる

火の番を減らしたい人にはメリットがあるが、完全放置できる家電ではない

生肉を調理する時は、仕上がりだけで判断しないほうが安心
厚みがある肉は、中心まで火が通っているか確認してから食卓に出したい

ノンフライヤーのデメリットは油で揚げた食感と違うこと

ノンフライヤーのデメリットで一番分かれやすいのは、食感

唐揚げを油で揚げると、衣全体に油が入り、表面はカリッとしながら中はジューシーに仕上がりやすい
揚げたてを皿に移し、熱いうちにつまむ楽しさもある

ノンフライヤーは熱風で加熱するため、同じ唐揚げでも仕上がりの方向が違う
表面は軽くなっても、油で揚げた時の衣の一体感とは別物になりやすい

初回で失敗しやすいのは、衣に白い粉が残る、肉が固くなる、表面だけ乾くような状態
水分を拭く、油を少量まぶす、詰め込みすぎない、途中で返す
この調整で変わることがある

夕飯で「いつもの唐揚げ」として出すなら、家族の期待も影響する
油で揚げた唐揚げを楽しみにしている家では、ノンフライヤーの唐揚げが物足りなく感じられることもある

油揚げの完全代替を期待する人ほど、デメリットを感じやすい

ノンフライヤーは、唐揚げを作れないわけではない
ただし、油で揚げる料理とは別の仕上がりとして見たほうが納得しやすい

ノンフライヤーのデメリットは容量で家族分に差が出ること

ノンフライヤーは、容量もデメリットになりやすい

バスケットに入る量は限られる
食材を重ねすぎると熱風が回りにくくなり、焼きムラやしんなり感につながる

たとえば家族4人分のとんかつを作る場合、一度に入るのが2〜3枚なら2回に分けることになる
片面10分、裏返して数分追加する流れだと、最初の分と後の分で食べ始める時間がずれる

冷凍ポテトも同じ
たくさん食べたいからとバスケットいっぱいに入れると、外側だけ焼けて内側が柔らかいまま残りやすい

ノンフライヤーは、大量に早く作る家電ではなく、適量を広げて仕上げる家電

月に数回、少量の冷凍食品を温めるなら容量不足は気になりにくい
一方で、家族全員分を一度に出したい家庭では、容量の確認がかなり大事になる

容量で迷う場合は、人数だけで見ない
「何枚を一度に並べたいか」「ポテトをどのくらい食べるか」「2回に分けても困らないか」まで見るほうが判断しやすい

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ノンフライヤーの掃除は油処理より楽でもゼロではない

ノンフライヤーは油処理が減る
ただし、掃除がなくなるわけではない

唐揚げや肉料理を作ると、バスケットや網に脂が残る
粉をまぶした食材は、網の目に衣が固まって残ることもある

調理後にバスケットを外すと、底に脂がたまっている
網の角には小さな衣がつき、軽くすすぐだけでは落ちにくい時もある

シンクが広ければ洗いやすいが、賃貸の小さなシンクだと本体のバスケットを回しながら洗うだけで手間になる
食洗機対応と書かれていても、家庭の食洗機に入らなければ手洗いになる

クッキングシートを使うと、掃除は楽になりやすい
ただし、シートに面した下側に油や水分がたまり、唐揚げの下面がカリッとしにくいことがある

シートありの下面と、シートなしで油が下に落ちた下面を比べると、仕上がりの差が分かりやすい
掃除を優先するか、衣の軽さを優先するかで使い分けたい

掃除の負担は、油鍋より少なくなっても、網とバスケットには残る

掃除だけが気になる場合は、ノンフライヤーの掃除を扱う記事で、網の汚れやシートの使い分けを分けて見ると判断しやすい

ノンフライヤーの置き場所は使う頻度に直結する

ノンフライヤーは、想像より場所を取ることがある

COSORIのような大容量タイプは、家族分を作りやすい反面、本体が大きくなる
フィリップスのエアフライヤー系も、調理家電として一定の存在感がある
レコルトのエアーオーブン系のようなコンパクト寄りのタイプでも、トースターや炊飯器とは別に置くなら作業台を圧迫しやすい

毎回棚から出す運用にすると、だんだん使う回数が減りやすい
出す、置く、コンセントをつなぐ、冷まして戻す
この動きが毎回あると、冷凍ポテトを少し温めるだけの日には面倒に感じやすい

炊飯器やトースターの横に置けるか
使う時だけ作業台へ出せるか
使ったあと冷めるまで置いておける場所があるか

ここを買う前に見ておきたい

週1回以上使うなら、出しっぱなしにできる場所があるほうが続きやすい

月1回程度なら、収納場所まで考える
置き場所がないまま買うと、便利さより出し入れの手間が勝ちやすい

トースターとの違いで迷っている場合は、揚げ物の温め直しだけでなく、パンや冷凍食品をどちらで扱うかも分けて考えると重なりにくい

ノンフライヤーの向き不向きは揚げ物の頻度で見る

ノンフライヤーが向いているかは、揚げ物の頻度でかなり判断できる

ただし、見るのは回数だけではない
油で一から揚げたいのか、冷凍食品や惣菜を温めたいのかで向き不向きが変わる

月に1回あるかないかしか揚げ物を食べないなら、優先度は高くない
電子レンジやトースターで足りるなら、ノンフライヤーを買っても出番は少なくなりやすい

週1回ほど冷凍ポテト、冷凍唐揚げ、惣菜の揚げ直しをするなら相性はよい
油鍋を使わず、夕飯前や休日昼に使える場面があるため、メリットを感じやすい

週に何度も唐揚げやフライを一から作るなら、期待値の置き方が大事になる
油処理や火の番を減らしたいなら役立つ
ただ、油で揚げた食感を完全に求めるなら、不満が残ることもある

一人暮らしなら、少量調理に向く
夜に冷凍ポテトを少しだけ温めたい時、油鍋を出さずに済むのは分かりやすいメリット

ただし、キッチンが狭い場合は置き場所の負担が大きい
コンパクトタイプでも、使ったあと冷めるまで置く場所が必要になる

買う前は、週に何回使うかより、どの場面で出すかを先に決める

ノンフライヤーの選び方は容量・掃除・置き場所で見る

COSORI、フィリップス、レコルトのような名前を見ると、機能や評判から選びたくなる
ただ、最初に見るべきなのはメーカー名ではない

見る順番は、容量、掃除、置き場所
この3つが合わないと、高機能でも使いにくくなる

大容量タイプは、家族分や肉料理を作りたい人に向きやすい
その反面、本体サイズが大きく、バスケットも洗う場所を選びやすい

代表的なエアフライヤー系は、油を減らした調理の候補になる
ただし、冷凍食品や唐揚げの仕上がりは、温度、時間、食材の種類で差が出る

コンパクト系は、一人暮らしや少量調理で見やすい
家族全員分を一度に出したい場合は、何枚並べられるかを先に見る必要がある

メーカーごとの差より、自分の家で何を何人分、週に何回作るかのほうが重要

機能が多いほど便利とは限らない
置けない、洗いにくい、量が足りない
この3つがあると、使う前から手が伸びにくくなる

ノンフライヤーを買う前は台所で使う流れを見る

ノンフライヤーを買う前には、実際の台所で一度流れを想像したい

夕飯時、どこへ置くか
作業台に置けるのか
炊飯器や電子レンジの近くに置くのか
使うたびに棚から出すのか

ここが決まらないと、便利さより出し入れの面倒が勝ちやすい

次に、何を一番作りたいかを見る
冷凍ポテトや惣菜の温め直しなら、ノンフライヤーのメリットを感じやすい
生の唐揚げやとんかつを油揚げの代わりにしたいなら、食感の違いを受け入れられるかが大事になる

さらに、何人分を一度に作るか
一人分や二人分なら扱いやすい
4人分を同時に出したい場合は、容量不足や時間差が出ることがある

最後に、洗う場所を見る
バスケットをシンクで回せるか
網の汚れを落としやすいか
食洗機に入るか

油処理が減っても、洗う場所と置く場所が合わなければ使いにくい

後悔しやすい条件を深く見る記事では、音、掃除、容量、置き場所を別に分けて考えるとよい
この記事では、買う前にメリットとデメリットを比べる軸として見る

ノンフライヤー メリット デメリットのまとめ

ノンフライヤーのメリットは、油の処理が減ること、惣菜の温め直しに使えること、冷凍食品を少量から扱いやすいこと、火の前に立つ時間を減らしやすいこと

デメリットは、油で揚げた食感とは違うこと、一度に作れる量が限られること、網やバスケットの掃除が必要なこと、置き場所を取ること

買うか迷うなら、最初に見るのは機能ではない
冷凍食品や惣菜の温め直しを週1回ほど使う場面があるか
ここから考えると判断しやすい

冷凍ポテト、冷凍唐揚げ、惣菜の揚げ直しが多いなら、ノンフライヤーは生活に入りやすい
油で揚げる唐揚げやフライを完全に置き換えたいなら、期待しすぎないほうがよい

今日すぐ確認するなら、台所で置く場所を一つ決める
そのうえで、何人分を一度に作りたいか、洗う場所があるかを見る

そこまで合えば、ノンフライヤーのメリットは見えやすくなる
合わない部分が多いなら、先にトースターや電子レンジで足りる場面を分けてから考えるほうが安心だ

監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ