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夏に帽子をかぶると、日差しは避けられたのに頭だけが熱くなり、脱いだ瞬間に髪が汗で張りつくことがある

原因は帽子そのものではなく、頭から出た熱と汗が内側に残り、湿った空気が逃げにくくなることにある

夏用帽子は遮光率だけで決めず、麦わらの編み目やメッシュの位置、額に触れる汗止め帯、乾きやすさまで見るほうが失敗しにくい

ネッククーラーも、炎天下では冷感が短時間で弱くなりやすい

長持ちさせたい時は、外へ出る直前に装着し、冷房のある場所では外して保冷バッグへ戻す使い方が中心になる

夏の帽子で頭が暑くなるのは、熱と汗が内側に残るから

真夏の35℃前後の屋外で、遮光性の高い帽子を約30分使った例では、顔への直射日光は抑えられた一方、帽子の内側は汗でびっしょりになっていた

つばが広くても、頭頂部を覆う部分に風の通り道がなければ、頭から出た熱は逃げにくい

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さらに汗で内側の湿度が上がると、汗が乾きにくくなり、頭頂部に熱気が残る

帽子を脱いだ時に髪が潰れていたり、汗止め帯まで濃く湿っていたりするなら、日差しより通気と速乾性が不足している状態と考えやすい

首をネッククーラーで冷やしても、帽子の中へ風が通るわけではない

首は冷たいのに頭頂部だけ暑い時は、ネッククーラーより先に帽子の構造を見る

遮光性が高くても涼しいとは限らない

遮光性の高い生地は、外から入る日差しを抑える役割がある

ただし、裏地まで密度の高い生地で覆われていると、内側の熱や湿気も逃げにくい

特に黒や濃色の帽子でも、裏側の構造や通気口によって体感は変わるため、色だけでは判断しにくい

帽子を裏返した時、頭頂部まで同じ生地で隙間なく覆われているなら、炎天下で長く歩く場面では蒸れやすい可能性がある

見るべきなのは表面の遮光表示だけでなく、内側に熱を逃がす構造があるかどうか

綿は汗を吸っても乾くまで時間がかかる

綿素材は汗を吸いやすい一方、湿った後に乾くまで時間がかかることがある

公園や買い物で10分ほど歩いただけでも、額の帯や頭頂部が湿ったままになると、帽子をかぶり続けるほど重さと蒸れを感じやすい

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表面は乾いて見えても、汗止め帯を指で押した時に冷たく湿っているなら、汗が内側に残っている状態

汗を多くかく人は、綿100%という表示だけで選ばず、汗止め帯が吸汗速乾素材か、洗った翌日までに乾きやすいかを見るほうが扱いやすい

防水性を優先すると、晴天では蒸れやすいことがある

雨を防ぐ帽子は、登山や急な天候変化では役立つ

一方、気温の高い日に歩き続けると、雨は防げても内側が汗で濡れることがある

防水透湿素材でも、発汗量が多い時や湿度が高い時は、放出が追いつかない場合があるためだ

晴天の街歩きや公園で使う帽子と、雨の日の帽子を分けるのも一つの方法

防水性は夏の涼しさではなく、使う天候に合わせて選ぶ

麦わらとメッシュは、風が通る場所まで見る

夏用帽子では、素材名だけでなく、どこから風が入り、どこへ抜けるかを見る

同じ麦わら帽子でも、編み目が詰まったものと隙間があるものでは通気性が違う

メッシュ帽子も、後頭部だけに小さく入ったものと、頭頂部や側面まで広く使われたものでは体感が変わる

麦わら・ストロー素材は編み目と裏地を確認する

麦わらやストロー素材は、編み目の間から空気が通りやすく、つばで日差しも避けやすい

ただし、見た目が涼しそうでも、内側に厚い布や全面の裏地があると風が抜けにくい

帽子を明るい方向へかざした時、編み目から細かく光が見えるか、内側の布が頭頂部を塞いでいないかを見ると違いが分かりやすい

編み目が粗すぎるものは、頭皮へ日差しが届きやすいこともある

髪が短い人や頭皮が見えやすい人は、通気性だけでなく、日差しの入り方も確認しておきたい

街歩きや日陰を挟む外出なら麦わら素材は使いやすい

一方、汗を多くかく運動では、汗止め帯が乾きにくいものや、洗えないものは扱いにくくなる

麦わら帽子は編み目だけでなく、裏地と汗止め帯まで見て選ぶ

メッシュ素材は頭頂部か側面に広く入っているかを見る

ランニング用の大きなメッシュ穴がある帽子を使った例では、走行中に風が内側へ入り、汗が抜けやすく感じられていた

特に変化が分かりやすいのは、頭頂部や側面に広くメッシュがある形

後頭部に細い帯状のメッシュがあるだけでは、頭の上に残った熱が抜けにくいこともある

ただし、メッシュは風がある時ほど効果を感じやすい

自転車やランニングでは走行風が入る一方、屋外イベントの待機列や無風の公園では、同じ帽子でも涼しさを感じにくい

風がない場所での対策は、帽子だけに任せず、日陰への移動や休憩を組み合わせる

風を送る道具も併用したい場合は、帽子の選び方とは分けて、ハンディファンの安全な使い方を扱う記事381で確認したほうが整理しやすい

ナイロンやポリエステルは薄さと乾きやすさを見る

薄手のナイロンやポリエステルは、汗をかいた後に乾きやすく、洗濯しやすいものが多い

ただし、生地自体が薄くても、裏側に防水加工や厚い裏地があると蒸れやすくなる

タグの素材表示だけではなく、実際に内側へ息を吹きかけ、空気が抜ける感覚があるかを見る方法もある

汗をかいた日に洗い、翌朝までに乾かしたいなら、洗濯表示も重要

手洗いできるか、つばが型崩れしにくいかまで確認しておくと、夏に繰り返し使いやすい

蒸れにくい帽子は、内側の3か所で見分ける

新しく買う前に、今使っている帽子を裏返してみる

見る場所は、頭頂部、側面、額に触れる汗止め帯の3か所

頭頂部に熱の出口があるか

頭が暑いと感じる時は、まず頭頂部を見る

小さな穴が数個あるだけか、面としてメッシュや編み目が広がっているか

頭頂部まで裏地で塞がれていないかも確認したい

帽子を10~30分かぶった後、頭頂部の髪だけが強く湿っているなら、熱の出口が不足している可能性がある

側面から風が通るか

自転車や歩行中に風を感じるのは、頭頂部だけではない

側面にメッシュがあると、前から入った風が後ろへ抜けやすくなる

反対に、深くかぶる帽子で側面が頭へ密着していると、メッシュがあっても空気が動きにくい

サイズ調整は、脱げないほど締めるのではなく、額と汗止め帯の間に指が少し入る程度から試す

緩すぎて飛ぶ場合は、締めつけるよりあご紐や調整コードを使うほうが、空気の通り道を残しやすい

汗止め帯が乾きやすいか

汗止め帯は、帽子の内側で最も湿りやすい部分

使用後に帯だけ色が濃くなっている、指で押すと汗がにじむ、翌朝も冷たく湿っている

この状態なら、本体がメッシュでも不快感が残りやすい

取り外せる汗取りテープや、薄い吸汗速乾のインナーを使う方法もある

ただし、重ねすぎると密着して蒸れやすくなるため、厚手の布を何枚も入れるのは避けたい

ネッククーラーが炎天下ですぐぬるくなる理由

ネッククーラーは、首へ当てた瞬間の冷たさが、そのまま何時間も続くとは限らない

炎天下では、外気、日差し、首の体温から熱を受け続ける

そのため、冷却材や冷却面の温度が上がり、短時間で体感が弱くなる

使用例では、冷凍庫で冷やしたPCMリングが登校中の約30分でぬるくなった例や、屋外で40~50分ほどで冷たさが弱くなった例がある

一方、強い冷たさが約1時間、その後の弱い冷感まで含めて約2時間続いた例もあった

商品やサイズだけでなく、外気温、日差し、風、首への密着、歩く速さで変わるため、一つの時間を全員の目安にはしにくい

「完全に溶けるまで」ではなく、快適に冷たいと感じる時間で見るほうが実用的

PCM型は固体から液体へ変わる間に冷感が弱くなる

PCM型は、中の素材が固体から液体へ変化する時に熱を受け取る仕組みを使っている

装着前は全体が硬く、時間がたつと一部から柔らかくなる

30分後に首の後ろだけ柔らかく、外側はまだ硬いなら、密着している部分から変化している状態

完全に柔らかくなっていなくても、首に触れる面が体温に近づけば、冷たさは感じにくくなる

見た目だけでなく、指で触れた時の硬さと、首へ当てた時の体感を分けて見る

冷たく感じなくなったのに、そのまま首へ付け続けても冷却力は戻りにくい

冷房のある場所へ入ったら外し、再び屋外へ出るまで保冷するほうが使う時間を集中させやすい

保冷剤型は冷たさが強い一方、結露と冷えすぎに注意する

凍らせた保冷剤をカバーへ入れるタイプでは、約4時間冷たさを感じた例もある

ただし、PCM型とは構造が異なり、最初の冷たさが強くなりやすい

結露で服が湿る、同じ場所が痛くなる、首が冷えすぎるといった違いも出やすい

カバー越しでも皮膚が痛い、赤い、しびれると感じたら外す

長く使うことより、違和感が出ない範囲にとどめるほうが安心だ

電動型は冷却方式と重さを分けて見る

電動ネッククーラーには、風を送る送風式と、金属プレートを冷やして首へ当てる冷却プレート式がある

送風式は、汗をかいている時や風が通る環境では体感を得やすい

ただし、高温の屋外では温かい空気を動かすだけになり、冷房のような冷たさは期待しにくい

冷却プレート式は接触部分を直接冷やせる一方、首全体を均一に冷やすものではない

本体が200~300gほどあるタイプでは、長時間の歩行で首や肩が疲れたという声もある

買う前は連続使用時間だけでなく、次の部分を見る

首へ触れる位置

本体の重さ

風量を上げた時の作動音

充電端子の種類

使用中に髪を巻き込みにくい構造

汗が付いた後の手入れ方法

電動型は、バッテリー残量があっても、炎天下では冷却面の周辺が熱を受け続ける

稼働時間と、快適に使える時間は同じではない

ネッククーラーの効果を長持ちさせる保冷バッグの使い方

ネッククーラーを長持ちさせる時は、一個を無理に使い続けるより、冷たさが必要な場面へ時間を振り分ける

最初に変えたいのは、家を出る時刻より早く装着しないこと

玄関を出る直前まで冷やし、電車、店内、車内など冷房のある場所では外す

外した物は、常温のバッグではなく保冷バッグへ戻す

大型保冷剤と触れる位置へ置く

車での外出時に、大型保冷剤を入れたクーラーバッグへPCMリングを戻し、交換しながら使った例がある

保冷バッグへ入れるだけではなく、リングが保冷剤へ近い位置にあることが大切

厚いタオルや荷物の上へ置くと、冷気が伝わりにくくなる

水滴が気になる場合は、薄い袋へ入れてから保冷剤のそばへ置く

ただし、何重にも包むと冷えにくいため、濡れを防げる最小限で十分

バッグは日なたと車内へ放置しない

保冷バッグがあっても、直射日光の当たる自転車かごや高温の車内では、中の温度が上がりやすい

学校へ予備を持たせた例では、5時間目が終わるころに保冷剤まで溶けていた

保冷剤の量だけでなく、置き場所と保冷時間の長さが影響したと考えやすい

車で移動する時も、駐車中の車内へ置きっぱなしにしない

可能なら冷房の効いた室内、日陰、足元の直射日光が当たらない場所へ移す

交換用は外出時間に合わせて考える

交換用が必ず必要なわけではない

外出が20~30分で終わるなら、使用直前まで冷やした一個で足りることもある

一方、屋外と屋内を何度も行き来する日や、帰宅まで再冷却できない日は、予備があると冷感の空白を減らしやすい

二個使う場合も、一個を首へ付けたまま、もう一個を常温で持ち歩くのでは意味が薄い

片方を保冷できる環境がある時に、交換運用が役立つ

帽子とネッククーラーは、別の暑さを処理する

帽子は直射日光を避けながら、頭部の熱と汗を逃がす道具

ネッククーラーは首元に局所的な冷感を与える道具

役割が違うため、どちらか一方だけで頭と首の不快感をすべて解消するのは難しい

首が冷たいのに頭頂部が熱いなら、帽子の通気構造を見る

頭は涼しいのに首の日よけ布の下が蒸れるなら、布がネッククーラーを覆いすぎていないか確認する

首カバー付きの帽子を使う時は、布とリングを強く重ねない

首まわりが締まり、汗が逃げにくい場合は、布を少し浮かせるか、日陰では一度外すほうが扱いやすい

帽子の内側へ保冷剤を入れ、首にも重い電動型を付けると、頭と首の両方へ負担がかかる

冷却用品を増やす前に、帽子の通気性と使用時間を見直すほうが先になる

冷たさが残っていても、暑さの異変を感じたら休む

ネッククーラーは冷感を得るための補助用品であり、炎天下での長時間活動を安全にするものではない

首が冷たいと、体全体も平気だと感じやすい

しかし、水分不足や体温上昇が進んでいても、局所的な冷感だけは残ることがある

頭痛、めまい、吐き気、反応の鈍さ、普段と違う強いだるさがある時は、交換用を出して続ける場面ではない

ネッククーラーより先に、日陰や冷房のある場所へ移動して休む

皮膚が赤い、痛い、しびれる場合も一度外す

子どもや自分で外しにくい人が使う時は、冷たさだけでなく首元の皮膚や表情も大人が確認しておくと安心だ

まとめ

夏の帽子で頭が暑くなる時は、遮光率だけでなく、内側に熱と汗が残っていないかを見る

まず手持ちの帽子を裏返し、頭頂部の通気構造、側面の風の通り道、汗止め帯の乾きやすさを確認する

麦わら帽子なら編み目と裏地、メッシュ帽子ならメッシュの広さと位置が判断材料になる

ネッククーラーは、冷たさが弱くなってから我慢して使い続けない

外へ出る直前に装着し、冷房のある場所では外して保冷バッグへ戻す

今日からすべてを買い替える必要はない

まずは帽子の内側を見て、次の外出ではネッククーラーを玄関を出る直前まで冷やしておく

この二つを変えるだけでも、頭と首元の暑さを分けて対処しやすくなる

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ