卓上IHの電気代は1時間と毎日の月額で見る
目次
夜、卓上IHで一人鍋をしたあとに電気代の請求を見ると、思ったより上がっていないか気になることがある
卓上IHの電気代は、1時間あたり約6〜43円が目安
毎日1時間使うなら、月約186〜1,302円くらいで見ると計算しやすい
ただし、これは火力によって大きく変わる
実際の自炊では、最初の湯沸かしだけ強めにして、沸騰後は中火や弱火に落とすことが多い
そのため、ラーメン、一人鍋、夕食の補助コンロ程度なら、月500〜700円前後をひとつの目安にしたほうが生活感に近い
卓上IH 電気代 1時間の目安
卓上IHの電気代は、次の計算で出せる
消費電力kW × 使用時間h × 電気料金単価
たとえば、電気料金単価を31円/kWhとして見ると、1時間あたりの目安はこうなる
火力の目安 | 1時間の電気代 | 毎日1時間使った月額 |
|---|---|---|
200W | 約6.2円 | 約186円 |
500W | 約15.5円 | 約465円 |
700W | 約21.7円 | 約651円 |
1000W | 約31円 | 約930円 |
1400W | 約43.4円 | 約1,302円 |
ここで大事なのは、1400Wの卓上IHでも、常に1400Wで動かすわけではないという点
本体の操作部を見ると、200W、500W、700W、1000W、1400Wのように段階が分かれている機種が多い
説明書や本体表示で火力段階を確認すると、最大火力だけを見て不安になる必要が少なくなる
電気料金単価は契約プランや地域、時期によって変わる
ここでは比較しやすいように31円/kWhで計算しているため、実際の請求額とは少しズレることがある
正確に見たい時は、自分の電気料金明細にある1kWhあたりの単価で計算し直す
卓上IHを毎日使った電気代は使い方で変わる
毎日使うと聞くと高く感じるが、1日1時間ずっと強火で使う家庭はそれほど多くない
実際の使い方は、料理によってかなり違う
カップ麺用にお湯を沸かすだけなら、使う時間は10〜15分ほど
インスタントラーメンなら、湯沸かしから煮込みまで15〜20分くらいで終わることが多い
一人鍋なら30〜60分
家族で鍋を囲むなら、1〜2時間ほど使う日もある
カップ麺や湯沸かしだけなら月額は小さい
1000Wで15分使うと、電気代は約7.8円
毎日使っても月約233円ほど
実際には、沸騰後すぐ止めるならもっと短くなる
一人暮らしで、夜にカップ麺やスープ用のお湯を沸かす程度なら、卓上IHの電気代だけで月に大きく跳ね上がるとは考えにくい
インスタントラーメンなら毎日でも数百円台に収まりやすい
1000Wで10分、500Wで10分使った場合を考える
1000W10分は約5.2円
500W10分は約2.6円
合計で約7.8円
これを30日続けると、月約234円ほど
自室でインスタントラーメンを作るために1000Wの卓上IHを選んだ人の声では、契約アンペアを抑えているため、あえて1000W品で十分と考えた例もある
この使い方では、電気代よりも自分の部屋で安全に湯沸かしできるか、同時に他の家電を使わないかのほうが気になりやすい
一人鍋や夕食の補助なら月500〜700円前後が目安
一人鍋や煮込みでは、最初だけ700W前後で温めて、その後は500Wあたりに落とすことが多い
500Wで1時間なら約15.5円
毎日1時間使っても月約465円
700Wで1時間なら約21.7円
毎日1時間で月約651円
リフォーム中にキッチンが10日使えず、和室で卓上IHを使った人のレビューでは、火力はほとんど中火で、簡単な自炊には足りたという声があった
このような仮キッチンの使い方なら、最大火力で1時間回し続けるより、中火中心の月額で考えたほうが現実に近い
卓上IH 1400Wを1時間使った電気代
1400Wを1時間使うと、31円/kWh計算で約43.4円
毎日1時間使うと、30日で約1,302円
この数字だけ見ると、そこまで高くないと感じる人もいれば、思ったよりかかると感じる人もいる
ただ、1400Wは主に「早く沸かしたい」「鍋いっぱいの水を温めたい」場面で使う火力
沸騰後も1400Wのままにすると、吹きこぼれやすくなるため、途中で火力を落とすことが多い
鍋の横にタイマーを置いて見ると分かりやすい
最初の5〜10分だけ強め、その後は500W前後で煮る、という使い方になりやすい
最大火力の電気代は、上限を知るための数字
毎日の自炊費用を見る時は、実際に何分使ったかまで分けて考える

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
卓上IH 電気代が急に上がった時の確認点
卓上IHを買ったあとに電気代が急に上がると、まずIHを疑いたくなる
実際に、卓上IHを購入したあと、冬の電気代が普段の約15,000円から約35,000円になり、このコンロが原因なのか不安になった相談もあった
ただし、1400Wを1時間使っても約43円
毎日1時間でも月約1,302円
仮に請求が2万円上がった分を卓上IHだけで説明しようとすると、最大火力で月460時間以上使った計算になる
1日あたり15時間以上、毎日1400Wで使うような条件
この場合は、卓上IHだけでなく、次の家電も一緒に見るほうがよい
- エアコン暖房
- 電気ストーブ
- 浴室乾燥機
- 衣類乾燥機
- 電気給湯
- こたつ
- 電気毛布
- 契約プランや燃料費調整額
特に冬は、卓上IHより暖房や乾燥機の影響が大きく見えることがある
電気代が急に上がった時は、卓上IHの使用時間だけでなく、同じ月に増えた季節家電を先に切り分ける
卓上IHの電気代は鍋の大きさでも変わる
同じ500Wでも、すぐ温まる鍋と時間がかかる鍋がある
理由は、IHが鍋底を発熱させて温める仕組みだから
鍋底が小さすぎる、大きすぎる、IH対応でも底が反っている、といった状態だと熱が伝わりにくい
大きめのウォックパンでダッカルビを作った人のレビューでは、出力2〜3でもぐつぐつしたものの、熱の通りが悪く、別の調理器よりかなり時間がかかったという声があった
500Wで30分なら約7.8円
同じ料理に60分かかれば約15.5円
1回では小さな差でも、毎週の鍋料理や作り置きで積み重なると月額に出てくる
電気代を抑えたい時は、火力を下げるだけでは足りない
鍋底サイズ、具材の量、温まるまでの時間を一緒に見る
卓上IH 1000Wと1400Wはどちらが電気代に影響するか
1000Wの卓上IHなら、1時間で約31円
1400Wなら、1時間で約43.4円
差は1時間あたり約12.4円
毎日1時間使うと、月約372円の差になる
ただし、1400Wのほうが早く沸く場面もある
同じ量の水を温める時、1000Wで長く使うより、1400Wで短時間使って早めに火力を落とすほうが扱いやすいこともある
一方で、少量の湯沸かしやラーメン中心なら、1000Wでも足りる場面が多い
実際に最大1000Wのモデルを選んだ人の声では、湯沸かしでも200Wや400Wで足りることが多く、強い火力を必要とする鍋料理をしない自分には合っていた、という内容があった
見るべきなのは最大W数だけではなく、普段の料理が何分で終わるか
一人分の軽い自炊なら、低めの火力でも十分な場面がある
卓上IH ブレーカーと契約アンペアにも注意する
卓上IHは電気代だけでなく、ブレーカーも見ておきたい
1400Wは、100Vなら約14A相当
ここに電子レンジ、電気ケトル、エアコン、ドライヤーなどが重なると、契約アンペアによってはブレーカーが落ちやすくなる
夕方、キッチンで卓上IHを使いながら電子レンジを回し、同時に電気ケトルでお湯を沸かす
このような使い方だと、電気代より先にブレーカーのほうが気になる場合がある
ガス代の高騰をきっかけに卓上IHを使い始めた人のレビューでも、強い火力を使うとブレーカーや契約アンペアの問題が出やすいという声があった
契約アンペアを上げると、基本料金に影響する場合もある
そのため、月額コストを見る時は、IHの使用分だけでなく、契約変更が必要になるかも確認しておく

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
卓上IHの電気代を自分の家で確認する方法
電気代をざっくり知りたいだけなら、計算で十分
ただ、請求が上がった原因を切り分けたいなら、使い方を少し記録したほうが分かりやすい
まず見るのは、この3つ
- 何Wで使ったか
- 何分使ったか
- その月に他の家電も増えていないか
たとえば、一人鍋をした日に、最初の10分は700W、その後40分は500Wだったとする
700W10分は約3.6円
500W40分は約10.3円
合計で約13.9円
これを月10回なら約139円
月30回なら約417円
本体の火力表示とタイマーを一緒に見るだけでも、最大火力で計算した時より現実に近い数字になる
さらに細かく見たい場合は、電力表示付きタップやワットチェッカーを使う方法もある
ただし、使える機器や定格には注意が必要なので、不安がある場合は無理に使わず、対応しているものだけを選ぶ
最初から細かく測る必要はない
まずは、いつも使う料理で「火力」と「時間」を1回だけ見るだけでも判断しやすくなる
卓上IHの電気代を抑える使い方
電気代を抑えるために、最初から弱火だけで調理する必要はない
弱すぎる火力で長く加熱すると、かえって時間が伸びることがある
見るべきなのは、火力を下げるタイミング
湯沸かしや鍋料理では、最初だけ強めにして、沸騰したら500W前後へ落とす
煮込みすぎる必要がない料理なら、具材に火が通った時点で保温や停止に切り替える
鍋が大きすぎる時は、具材を入れすぎない
底がIHの加熱範囲から大きく外れていると、温まり方にムラが出やすい
電気代を抑える最初の行動は、弱火にすることではなく、沸騰後に火力を戻すこと
夕方の調理では、電子レンジや電気ケトルと同時に使わないことも大事
同時使用を避けるだけで、ブレーカーの不安を減らしやすい
卓上IHの電気代で別記事と分けて考えたいこと
この記事で見るのは、卓上IHを買ったあとに増えるランニングコスト
つまり、1時間の電気代、毎日使った月額、請求が上がった時の切り分けが中心
カセットコンロとどちらが安いかは、電気代だけでなくガスボンベ代や災害時の使いやすさも関係する
そこまで比べると、この記事の役割から少し外れる
一人暮らしに卓上IHが必要かどうかは、電気代より置き場所や自炊頻度の影響が大きい
また、使える鍋の種類や買って後悔しやすい場面は、鍋底の形、収納、音、火力の感じ方まで見たほうがよい
卓上IHの記事が増えるなら、電気代、カセットコンロ比較、一人暮らし、使える鍋、後悔しやすい場面を分けて考えると、読者も迷いにくい
このページでは、購入後に毎月いくら増えるかを判断するための電気代に絞って見る
まとめ
卓上IHの電気代は、31円/kWhで計算すると、1時間あたり約6〜43円が目安になる
毎日1時間使うなら月約186〜1,302円
ただし、実際の自炊では沸騰後に火力を落とす場面が多いため、500W前後で使う時間が中心なら月500円前後に近づきやすい
電気代が急に上がった時は、卓上IHだけを疑うより、暖房、乾燥機、給湯、電気ストーブ、契約プランも一緒に見る
特に冬は、季節家電の影響が請求額に出やすい
最初に確認するのは、最大W数ではなく、いつもの料理で何Wを何分使っているか
ラーメンなら15〜20分
一人鍋なら30〜60分
夕食の補助なら30分前後
まずは一度だけ、火力表示とタイマーを見ながら使ってみる
その数字が分かると、卓上IHの電気代はかなり現実的に判断しやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
