平日の夕方、コンロで味噌汁を温めながら炒め物を作ると、もう1品を足す余裕がなくなりやすい

この場面で効くのが、フードスチーマーのほったらかし調理
調理時間を劇的に短くするというより、コンロを使わず、火加減を見ずに、卵・野菜・冷凍シュウマイなどを別ラインで進められるのが強みになる

この記事で扱うのは、フードスチーマーの選び方ではなく、平日の朝食、夕飯、副菜、作り置きで使う電気蒸し器の時短レシピ
忙しい共働きや一人暮らしで、コンロが埋まりやすい日ほど使いやすい

ただし、何でも詰め込めば時短になるわけではない
上段と下段で火の通り方は変わり、さつまいもや肉を重ねすぎると蒸しムラも出やすい

最初に見るべきなのは、レシピの数ではなく、何を下段に置き、何を途中で取り出すかになる

フードスチーマー ほったらかし調理はコンロを空ける時短になる

フードスチーマーは、食材を入れて水をセットし、タイマーを回すだけで蒸し調理が進む

この時短は、包丁や加熱時間がゼロになる時短ではない
コンロの順番待ちを減らす時短と考えるほうが近い

たとえば平日18時半ごろ
コンロでは味噌汁、もう一口で肉野菜炒め
その横で、電気蒸し器の下段に冷凍シュウマイ6個、上段に白菜と人参を入れておく

10〜15分ほどたつと、コンロを増やさずに副菜が1品足せる
鍋をもう1つ出さないので、洗い物も増えにくい

鍋で蒸す場合は、火加減、水切れ、コンロの占有を気にする必要がある
電気蒸し器なら、その見張りがかなり減る

フードスチーマーのほったらかし時短は、料理を全部任せることではなく、台所の渋滞を減らすことにある

電気蒸し器 時短 レシピは朝食なら卵と野菜が使いやすい

朝の電気蒸し器レシピは、凝った蒸し料理よりも、卵と野菜の組み合わせが扱いやすい

朝7時台に使うなら、下段に卵2個、上段に冷凍ブロッコリー80gほど
タイマーは10分前後から見る

10分後、ブロッコリーは先に出す
卵を固めにしたい場合は、そこから数分置くくらいが使いやすい

ブロッコリーを卵と同じ時間で放置すると、柔らかくなりすぎることがある
歯ごたえを残したいなら、葉物やブロッコリーは途中で取り出すほうが失敗しにくい

朝食なら、次の組み合わせが続けやすい

卵2個+冷凍ブロッコリー80g
朝食、弁当、サラダの土台に使いやすい
下段に卵、上段にブロッコリーを置くと取り出しやすい

卵2個+ウインナー2〜3本+キャベツひとつかみ
パンの日に向く
蒸している間にトーストや飲み物を準備できる

冷凍ブロッコリー+人参薄切り+さつまいも5mm〜1cm
弁当のすき間おかず向き
さつまいもは厚く切るほど時間がかかるため、朝は薄めにするほうが楽になる

朝の時短で大事なのは、品数を増やすことではない
入れるだけで朝食と弁当の両方に回せる食材を選ぶこと

電気蒸し器 時短 レシピは夕飯なら副菜を任せる

平日の夜は、フードスチーマーにメインを丸ごと任せるより、副菜や付け合わせを任せるほうが続きやすい

帰宅後すぐ、下段に冷凍シュウマイ6個
上段に白菜、キャベツ、人参の薄切りを入れる

タイマーを回したら、コンロでは味噌汁や炒め物を進める
10〜20分後にスチーマーから出して皿へ移すと、主菜だけで終わりにくい

電子レンジでも温められる冷凍シュウマイは、蒸すと皮が乾きにくい
上段の野菜も一緒にしんなりするので、ポン酢やごまだれをかけるだけで副菜になる

一方で、鶏むね肉のような厚みのある肉は注意が必要
薄く開く、そぎ切りにする、加熱後に中心まで火が通っているか確認する
この確認を省くなら、平日の忙しい日は冷凍シュウマイや卵のほうが扱いやすい

夕飯の時短レシピは、失敗しにくい冷凍食品と野菜を組み合わせるほうが現実的になる

フードスチーマー 2段調理は下段と上段の置き方で変わる

フードスチーマーの2段調理は、同時に2品作れるのが便利
ただし、上段と下段が同じ火通りになるわけではない

蒸気は下から上へ抜けていく
食材を重ねすぎると、蒸気の通り道がふさがり、内側だけ硬く残りやすい

特に失敗しやすいのが、さつまいも
5mm〜1cmに切っても、1本分をぎゅうぎゅうに重ねると、外側は柔らかいのに中心が少し硬いまま残ることがある

この場合は、量を減らすか、重ならないように広げる
下段にさつまいも、上段にブロッコリーを置くなら、先にさつまいもだけ蒸し始める

途中で上段を足すほうが、ブロッコリーの蒸しすぎを避けやすい

目安は次の考え方で十分

火が通りにくいもの
さつまいも、人参、じゃがいも、厚みのある肉

火が通りやすいもの
ブロッコリー、白菜、キャベツ、冷凍野菜、ウインナー

2段調理は「全部同時に入れる」より「下段を先に、上段をあとから」が失敗しにくい

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フードスチーマー 蒸しムラは詰め込みすぎで起きやすい

フードスチーマーの蒸しムラは、機種だけの問題ではない
食材の置き方でかなり変わる

小型スチーマーにさつまいも1本分、ブロッコリー、人参をまとめて入れると、見た目は入っていても蒸気が通りにくい
上から見ると食材が詰まっているだけで、穴が隠れている状態になりやすい

この状態で20分ほど蒸すと、外側のさつまいもは柔らかいのに、重なった内側が硬いまま残ることがある
ブロッコリーは逆に柔らかくなりすぎる

蒸しムラを減らすなら、食材を増やすより、まず広げ方を見る
重ねるなら2段まで
厚みのあるものは下段
早く火が通るものは上段か途中投入

蒸しムラが出た時は、時間を延ばす前に、量と重なり方を見直すほうが早い

フードスチーマー 作り置きは週1回30分のまとめ蒸しが向く

作り置きで使うなら、フードスチーマーは根菜と相性がいい

週末や平日の夜に、人参、さつまいも、じゃがいもを薄めに切り、30分ほどまとめて蒸す
蒸し上がったら粗熱を取り、清潔な保存容器に分けておく

翌日は、弁当のすき間、温野菜サラダ、味噌汁の具、カレーの下ごしらえに回しやすい
帰宅後に野菜を洗って切るところから始めるより、夕飯前の手間が減る

ただし、作り置きは保存状態で差が出る
熱いまま密閉しない、早めに食べる、においや見た目に違和感がある時は無理に使わない

小型のフードスチーマーでは、家族分の根菜を一度にたっぷり作るのは難しい
一人暮らしなら1〜2食分
家族世帯なら副菜の一部、と考えるほうが現実的になる

容量が足りるか不安な場合は、時短レシピではなく容量選びの記事で、普段の食材量から確認したほうが判断しやすい

フードスチーマーの洗い物は部品の数まで見る

フードスチーマーは鍋を使わないぶん楽に感じるが、洗い物がゼロになるわけではない

ふた、トレイ、受け皿、蒸し皿、本体側の水受け
機種によっては、小物がいくつか出る

野菜や卵だけなら軽く洗いやすい
一方で、肉や脂が出る食材を使うと、受け皿やトレイににおいが残りやすいことがある

平日に毎回しっかり洗うのが負担なら、最初は卵、野菜、冷凍シュウマイあたりに絞るほうが続けやすい

掃除の手間が気になる場合は、時短レシピとは別に、フードスチーマーの掃除や水受けの洗いやすさを確認しておきたい
使った後に面倒だと感じる部分は、レシピより部品構造で決まることもある

ほったらかし調理を続けたいなら、調理中の楽さだけでなく、食後に洗う部品まで見る

一人暮らしのフードスチーマーは夜食と弁当おかずに向く

一人暮らしの場合、フードスチーマーは大きな夕飯作りより、夜食や弁当おかずで使いやすい

一口コンロの賃貸では、お湯を沸かしている間に他の加熱が止まりやすい
この時、電気蒸し器を横で動かせると、麺や味噌汁を作りながら副菜を足せる

夜なら、肉まん1個、冷凍シュウマイ4〜6個、ブロッコリーひとつかみ
朝なら、卵2個と冷凍野菜

このくらいの量なら、小型でも使いやすい
鍋を出すほどではない量を蒸せるのが、一人暮らしでは大きい

ただし、出す場所がないと使う回数は減る
棚の奥にしまうより、炊飯器やトースターの横に置けるかを先に見る

一人暮らしでは、容量よりも出しっぱなしにできる置き場所のほうが使用頻度に直結しやすい

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共働き家庭のフードスチーマーは帰宅後すぐ1品に向く

共働き家庭では、フードスチーマーで豪華な蒸し料理を作るより、帰宅後すぐ1品を足す使い方が現実的

18時半に帰宅して、冷凍シュウマイ6個とカット野菜を入れる
タイマーを回したら、コンロで味噌汁や炒め物を進める

10〜20分後、スチーマーから副菜を出して皿に盛る
この流れなら、主菜だけの夕飯になりにくい

子どもがいる家庭では、さつまいもや人参の蒸し野菜も使いやすい
味付け前に取り分けしやすく、油を使わないのも扱いやすい点になる

ただし、2段だから家族分をたっぷり作れるとは限らない
夕飯全体を任せるより、副菜を1品足す家電として考えるほうが失敗しにくい

買って後悔しやすい場面を知りたい場合は、容量、置き場所、洗い物、蒸しムラを分けて見るとよい
この記事では平日の使い方に絞り、後悔ポイントの深掘りは別記事で整理したほうが重なりにくい

フードスチーマーのほったらかし時短レシピは段取り改善で考える

フードスチーマーは、忙しい平日の料理を全部代わりにやってくれる家電ではない

けれど、コンロを埋めず、火加減を見ず、卵・野菜・冷凍シュウマイなどを別ラインで進められる
ここに、ほったらかし時短の価値がある

朝は卵と野菜
夜は冷凍シュウマイと温野菜
週1回は根菜のまとめ蒸し

このくらいの使い方なら、電気蒸し器の時短レシピは生活に入りやすい

失敗を減らすなら、最初に変えるのはレシピ数ではない
詰め込みすぎない、火の通りにくい食材を下段に置く、葉物は途中で取り出す
この3つを見るだけでも、蒸しムラや蒸しすぎはかなり減らしやすい

平日の料理でつらいのは、料理そのものより、コンロ、電子レンジ、まな板、手元が同時に埋まること
フードスチーマーは、その渋滞を少し減らす道具として使うと扱いやすい

まずは朝の卵2個と冷凍ブロッコリー、または夕飯の冷凍シュウマイ6個と野菜からで十分
そこで続けられるなら、作り置きや2段調理へ広げるくらいが失敗しにくい

監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ