保冷剤 首 低温やけど冷たさが消えた首元の安全な外し方
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真夏の外出前、凍った保冷剤を首へそのまま当てると、冷たさが強いほど効いているように感じる
ただし、冷凍した保冷剤やアイスノンを素肌へ直接当てる使い方は避けたほうがよい
タオルや専用カバーで包み、首を締め付けずに軽く当てる
使用中は時間だけで判断せず、いったん外して皮膚の色や感覚を見ることが大切になる
保冷剤を首へ直接当てると感覚が鈍りやすい
保冷剤を首へ直接当てた時は、最初に強い冷たさを感じる
そのまま使い続けると、チクチクした痛みやしびれが出ることがある
さらに冷却が続くと、冷たさに慣れたように感じ、痛みや皮膚の変化へ気づきにくくなる
危ないのは、痛みが強くなる時だけではない
冷たさを感じなくなったから安全とは限らない
凍った保冷剤による皮膚障害は、低温やけどと呼ばれることもある
一方で、低い温度にさらされたことによる凍傷や冷却障害として扱われる場合もある
温かいカイロによる低温やけどとは仕組みが異なるため、言葉だけで判断せず、皮膚の状態を見るほうが分かりやすい
最初は冷たい
少し痛い
やがて感覚が鈍る
効いていると思って使い続ける
外した後に赤みや白っぽさへ気づく
この流れになると、本人は冷やしすぎを判断しにくい
猛暑の外出中、乳児の首へ約20分当てて不安が残った例
2018年7月の猛暑日に、保護者が8か月の乳児を連れて外出していた
少しでも暑さを和らげようとして、首へ保冷剤を直接当てた時間は約20分
翌日まで目立った赤みは見られなかったものの、時間がたってから症状が出ないか不安になり、医療相談へ投稿している
この例で見落とせないのは、症状の有無だけではない
乳児は「痛い」「しびれる」「冷たすぎる」と伝えられない
首の後ろへ固定されると、自分で位置をずらしたり外したりもできない
髪や襟で皮膚が隠れていると、赤みや白っぽい変化にも気づきにくい
自分で冷たさを伝えられない人には、大人以上に短い間隔で状態を見る必要がある
高齢者、眠っている人、皮膚の感覚が鈍い人も同じ
本人の「大丈夫」という言葉だけに頼らず、いったん外して皮膚を確認するほうが安心だ
アイスノンを首へ付ける時は布越しに軽く当てる
アイスノンや凍った保冷剤を首へ使う時は、冷却力を強くするより、直当てと締め付けを避けることを先に考える
順番は難しくない
まず、保冷剤をタオルまたは付属の専用カバーで包む
次に、首の側面か後ろへ軽く当てる
最後に、呼吸や首の動きを妨げていないかを見る
首の前側で結び目を強く締めたり、左右から強く挟み込んだりしない
血管を狙おうとして強く押し付ける必要もない
首の前面を圧迫せず、側面や後ろへ布越しに軽く当てる程度で十分
タオルで包んだ状態を見ると、薄いハンカチ1枚では保冷剤の角や硬さがそのまま伝わることがある
一方、厚みのあるタオルや専用カバーでは、表面の冷たさが少し和らぎ、皮膚へ直接触れにくい
ただし、厚く包めば何時間でも安全という意味ではない
保冷剤の温度、大きさ、布の厚さ、使用する人の年齢によって条件は変わる
製品に使用時間や注意書きがある場合は、自己流の時間より製品表示を優先する
時間を決めるだけでなく皮膚の色と感覚を見る
保冷剤を何分使えば安全かは、一つの数字だけでは決めにくい
同じ20分でも、素肌へ直接当てた場合と、厚手のタオル越しでは条件が違う
冷凍庫から出した直後か、少し時間がたっているかでも冷たさは変わる
頬をぶつけた40代の人が、保冷剤で約20分冷やした後、4時間たっても赤み、腫れ、痛みが続き、凍傷ではないかと医療相談した例もある
これは首の事例ではないものの、20分という数字だけで安全とは判断できないことが分かる
使い始めたら、そのまま固定して別の作業へ移らない
いったん外し、次の変化がないかを見る
針で刺されるような痛み
強いヒリヒリ感
しびれや感覚の鈍さ
白っぽい、青紫色、まだらな変色
皮膚が硬く感じる
外した後も続く赤みや腫れ
水疱
温めた後に強くなる痛み
赤みだけで直ちに重い障害とは限らない

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
ただし、白く硬い、感覚が戻らない、水疱がある、色が戻らない場合は、そのまま冷却を続けないほうがよい

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違和感が残る時は再び冷やさず、医療機関へ相談する
首へ巻いたまま眠る使い方は避ける
寝る前に首が熱く感じると、アイスノンを巻いたまま横になりたくなる
しかし、眠っている間は冷たすぎても自分で外せない
枕や寝返りで保冷剤が押されると、同じ場所へ強く当たり続けることもある
首元は髪、襟、タオルで隠れやすい
起きるまで皮膚の変化を見られない点も不安が残る
就寝時は首へ固定したまま使わず、起きている間に状態を確認できる範囲へとどめる
特に、乳幼児や高齢者へ「寝ている間だけ」と付ける使い方は避けたい
首を動かした時にずれる付け方も見直す
タオルで包んでいても、首を動かすたびに保冷剤が落ちると、きつく縛り直したくなる
ここで前側の結び目を強くすると、冷却より締め付けが問題になりやすい
付けた状態で左右を向き、顎を少し引いてみる
息苦しさ、喉への圧迫、皮膚への食い込みがないかを見る
髪を上げると、保冷剤の角が同じ場所へ当たっていることも分かりやすい
ずれを完全になくそうと締め付けるより、手で位置を直せる程度の緩さにとどめるほうが扱いやすい
歩きながら使う場合も、長時間固定する前提にしない
徒歩通勤中の汗対策や外出時の冷やし方は、保冷剤の付け方とは分けて考えたほうが、対策が重なりにくい
冷房へ入った後は一度外して確認する
屋外では保冷剤の冷たさが足りないと感じても、冷房の効いた電車や店へ入ると体感が急に変わる
外では暑さに気を取られ、首の冷たさへ意識が向きにくい
そのまま冷房下へ入ると、保冷剤、汗で濡れた衣服、冷風が重なり、冷えすぎに気づくことがある
屋外から室内へ入った時は、いったん外して首元を見る
環境が変わった時を、皮膚を確認するタイミングにする
冷たさが足りないと感じて保冷剤を追加したり、強く巻き直したりする前に、皮膚の感覚が残っているか確かめたい
衣服用冷感スプレーは保冷剤と同じ冷却ではない
首へ保冷剤を当てる代わりに、衣服用冷感スプレーを使う人もいる
ただし、保冷剤と衣服用スプレーは同じものではない
保冷剤は冷えた物体が皮膚の近くにあることで熱を奪う
衣服用スプレーは、メントールなどによる冷感や、アルコールの揮発によって涼しく感じる製品が多い
冷たく感じても、暑い環境での休憩や水分補給が不要になるわけではない
涼しく感じることと、体の熱が十分に下がったことは分けて考える
衣服用スプレーを使う時は、容器の「肌用」「衣類用」という表示を先に見る
名称に「クール」「アイス」「冷却」と書かれていても、用途は同じではない
衣類用を素肌へ直接吹きかけないほうがよい
着たまま胸元へ吹くとむせやすい
朝の出勤前、着ている服の前面へ冷感スプレーを吹きかけたところ、霧や香りを吸い込み、むせ返ったという購入者の体験がある
背中側では涼しく感じたものの、胸元は顔に近い
噴霧したミストがそのまま鼻や口へ上がりやすい位置だった
その後は、服の前側へ使う時だけ、着用前にスプレーする方法へ変えている
冷感スプレーは、服を着る前に顔から離れた場所で使うほうが失敗しにくい
首元、胸元、マスクの近くへ着用中に噴射しない
目や口へ入らないよう、風向きも確認する
効かないからと追加すると刺激が増えやすい
衣服用スプレーのレビューでは、炎天下では冷感が短く、冷房のある室内では長く感じたという声がある
別の購入者は、Tシャツへ数回吹いても冷たさがほとんど続かず、すぐ何も感じなくなったと投稿している
この時に起こりやすいのが、効かないから何度も追加する使い方
噴射量が増えると、薄い衣服を通して液が肌へ触れたり、ミストを吸い込んだりしやすくなる
汗で衣服が肌へ密着している時は、ヒリヒリ感につながることもある
最初は少量にとどめ、刺激があるなら追加しない
傷、湿疹、除毛直後の肌へ触れそうな使い方も避けたほうが安心だ
エアゾール型は火気と高温の車内にも注意する
冷感スプレーには、ポンプ式だけでなくエアゾール式もある
エアゾール製品は、狭い車内で大量に噴射したり、火気の近くで使ったりしない
真夏の車内へ置きっぱなしにするのも避ける
使用方法だけでなく、保管場所まで確認したい
玄関や洗面所へ置いていると、幼児が手に取ることもある
実際に1歳4か月の子どもがクールスプレーを自分の目へ噴射し、大泣きして充血が残った相談例もある
使い終わったら、子どもの手が届かず、高温にならない場所へ戻す
目や皮膚へ付いた時の対応は製品ごとに異なるため、容器の注意表示を確認する
痛みや違和感が続く場合は、自己判断だけで済ませず相談したほうがよい
まとめ
凍った保冷剤やアイスノンを首へ直接当てると、冷たさで痛みや感覚が鈍り、皮膚の変化へ気づかないまま使い続けることがある
まず変えるのは、使用時間より素肌へ直接触れさせないこと
タオルや専用カバーで包み、首の前側を締め付けず、側面か後ろへ軽く当てる
使用中はいったん外し、白っぽさ、しびれ、感覚の低下がないかを見る
衣服用冷感スプレーは、保冷剤と同じように体を冷やすものとは限らない
着用前に用途表示を確認し、顔の近くや素肌へ直接噴射しない使い方が基本になる
今日使う前に、まず保冷剤と首の間へ布があるかを見る
そこを変えるだけでも、冷やしすぎに気づかない失敗は減らしやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
