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避難所でスマホの電池を減らさないなら、充電ブースに並ぶ前に画面・通信・位置情報・通知・バックグラウンド更新を先に止める

共有の充電スペースは、コンセントが少ない、順番待ちが長い、使える時間が短いことがある

だから災害時のスマホバッテリー節約では、充電方法より先に今ある残量を減らさない使い方へ切り替えることが重要になる

夕方に避難所へ入った時、スマホ残量が70%ほど残っていると、まだ大丈夫に見える

けれど、家族へ現在地を送り、地図を見直し、SNSで被害状況を確認し、自治体情報を何度も開くと、夜になる前に残量が一気に心細くなる

避難所でスマホの電池が減りやすいのは、画面点灯、SNS更新、位置情報、通知、裏側の通信が重なるため

使っているつもりがない時間にも、バッテリーは少しずつ減っていく

この記事では、モバイルバッテリー選びやラジオ、防災グッズ全般には広げない

避難所で充電ブースに頼れない時、スマホ本体の設定と使い方だけで電池を守る対処法に絞って整理する

避難所でスマホの電池を減らさないために最初の5分でやること

避難所に着いたら、まず家族や必要な相手へ現在地と状態を送る

そのあとで、スマホを普段用の設定から非常時用の設定へ変える

最初にやる順番は、難しく考えなくてよい

画面の明るさを下げる

低電力モードにする

ダークモードに切り替える

位置情報を必要な時だけにする

Wi-Fi・Bluetoothを使わないなら切る

不要な通知とバックグラウンド更新を止める

ここまでを最初の5分で済ませると、あとから残量が減って慌てにくい

iPhoneとAndroidでは設定名が少し違う

iPhoneなら「設定」「バッテリー」「低電力モード」

Androidなら「設定」「バッテリー」「バッテリーセーバー」などから探す形が多い

細かい場所が分からない時は、設定画面の検索欄で「バッテリー」「位置情報」「通知」と入れるほうが早い

避難所では、設定を探す時間も電池を使うため、検索欄で一気に開くほうが失敗しにくい

避難所ではスマホ充電をあと回しにできない理由

普段なら、電池が減っても家、職場、車、カフェで充電できる

しかし避難所では、充電できる場所があっても自由に使えるとは限らない

体育館の壁際に電源タップが置かれていても、すでに何人も待っていることがある

順番が来ても、長時間つなぎっぱなしにはしにくい

ケーブルを忘れていれば、そもそも自分の端末を充電できない

避難所では「充電場所があるか」より、自分の順番が来るまで電池が残っているかが先に問題になる

特に到着直後の1〜2時間は注意したい

家族連絡、職場への報告、避難所の場所確認、給水情報、SNS確認が重なりやすい時間帯だからだ

この時間に普段通り使うと、まだ余裕があった残量が夜まで持たない感覚になる

残量70%でも、避難所では守りに入るくらいでちょうどよい

避難所のスマホ電池は画面の明るさで大きく変わる

避難所で最初に下げたいのは、画面の明るさ

スマホの電池消費で目立つのは、画面を点けている時間と明るさになる

昼間に屋外で見やすい明るさのまま体育館や公民館へ入ると、画面が必要以上に明るい

屋内照明がある場所なら、明るさは半分以下でも読めることが多い

目安は、屋内で文字が読める最低限

ニュース画面やメモ画面を開き、文字が読めるところまで少しずつ下げる

明るさ自動調整を使っている場合でも、避難所では手動で一段落とすほうが管理しやすい

周囲の照明や窓の明るさで、自動的に明るめへ戻ることがあるためだ

実際に比べるなら、同じ画面を通常の明るさと低めの明るさで見てみる

白い背景のニュース画面より、メモや連絡文のほうが差が分かりやすい

画面を暗くして文字が見にくいなら、明るさを上げる前に文字サイズを見る

明るさを上げるより、文字を少し大きくするほうが電池を守りながら読みやすい

災害時のスマホバッテリー節約は低電力モードを早めに使う

低電力モードは、残量20%を切ってから使うものと思いがち

けれど避難所では、それでは遅いことがある

充電できる保証がないなら、残量70%でも低電力モードに入れてよい

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目的は、電池が危なくなってから延命することではなく、危なくなる前に減る速度を落とすこと

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低電力モードにすると、裏側の自動取得や一部の動作が抑えられる

通知の届き方や画面の動きが少し変わることもあるが、避難所では快適さより残量の維持を優先したい

避難所で試すなら、低電力モードにしたあと、30分だけ使い方を決める

家族連絡は見る

自治体情報は必要な時だけ開く

SNSの連続更新は止める

同じ30分でも、何となく画面を開く時と、確認するアプリを決めた時では残量の減り方が変わって見える

低電力モードは、確認時間を30分〜1時間ごとに区切る使い方と相性がいい

避難所のスマホ画面はダークモードで白い表示を減らす

夜の避難所で白い画面を開くと、自分の目にも周囲にも光が強く感じやすい

消灯後や寝床の近くでは、画面の白さが思った以上に目立つ

ダークモードにしておくと、画面全体の光が落ちる

白い背景のニュース、検索、SNSを長く見るより、短時間で確認しやすい

ただし、ダークモードだけで電池が劇的に増えるわけではない

大事なのは、明るさを下げること、画面を見る時間を短くすること、白い画面を減らすことをセットで行うこと

寝る前に家族からの返信だけ確認するなら、ダークモードと低めの明るさで十分なことが多い

画面を開くたびにまぶしいなら、設定を変える合図と考えたい

スマホの位置情報は避難所で必要な時だけオンにする

災害時は、地図や現在地共有を使う場面がある

だから位置情報を完全に悪者にする必要はない

ただし、避難所に着いて場所が分かっているなら、位置情報は必要な時だけ使うほうが電池を守りやすい

地図アプリを開いたあと、閉じたつもりでも裏側で位置情報を使うことがあるためだ

家族に現在地を送る

避難経路を確認する

近くの給水所や開設避難所を調べる

このような時だけオンにする

終わったら、位置情報を切るか、アプリごとの許可を「使用中のみ」に変える

設定画面では、「常に許可」になっているアプリを先に見る

地図、天気、SNS、写真、買い物アプリなどが並んでいる場合は、避難中に本当に必要かを分ける

ただし、家族と合流する前や、現在地共有が必要な間は無理に切らない

位置情報オフは、必要な連絡と共有を済ませてから行うほうが安全だ

避難所のWi-FiとBluetoothは探し続ける状態を避ける

避難所では、スマホが接続先を探し続けることがある

Wi-Fiがオンのままだと、周囲のネットワークを探す

Bluetoothも、接続できる機器を探す場合がある

安定して使える避難所Wi-Fiがあるなら、接続してよい

通信量を抑えられる場面もある

一方で、つながらないWi-Fiを何度も探しているだけなら切る

電波が弱く、接続と切断を繰り返す状態も避けたい

Bluetoothも同じ

イヤホン、スマートウォッチ、キーボードなどを使っていないなら、避難中は切っておく

夜に通知だけ見たい場面で、スマートウォッチ連携まで必要ないこともある

使っていない通信を探し続ける状態を止めるだけでも、地味な電池消費を減らしやすい

スマホのバックグラウンド更新は災害時に止める

スマホの電池は、画面を見ている時だけ減るわけではない

見ていない間に、アプリが裏側で通信していることがある

SNS、ニュース、天気、メール、クラウド写真、買い物アプリ、位置情報系アプリ

普段は便利でも、避難所では電池を削る原因になりやすい

特に注意したいのは、写真や動画の自動バックアップ

通信と電池を同時に使うため、災害時には止めておきたい

設定名は端末によって違う

iPhoneなら「Appのバックグラウンド更新」

Androidなら「バックグラウンドデータ」「バッテリー使用量」「データセーバー」などから見ることが多い

避難所で必要なのは、すべてのアプリを常に最新にすることではない

家族連絡、自治体情報、防災アプリ、安否確認に使うものを残し、それ以外は止める

見ていないアプリの通信を止めると、使っていない時間の電池消費を抑えやすい

避難所のスマホ通知は必要なものだけ残す

避難所では、通知が鳴るたびに画面を見てしまう

画面が点灯し、ロックを解除し、内容を確認する

1回は小さくても、半日続くと残量に響く

残す通知は、家族、職場、自治体、防災関連、安否確認に必要なもの

切る通知は、買い物アプリ、ゲーム、動画、キャンペーン、通常のメルマガなど

夜の避難所では、通知音や画面点灯が周囲の負担になることもある

マナーモードにし、画面が勝手に点灯しない設定へ変えると扱いやすい

通知一覧を見た時、普段は気にしていなかったアプリが多いことに気づく

この画面で「残すもの」と「切るもの」を分けると、節電だけでなく気持ちも落ち着きやすい

全部オフではなく、必要な通知だけ残すことが災害時の現実的な節電になる

圏外や電波が弱い避難所では機内モードを時間で使う

機内モードは通信を止めるため、電波を探す動きを抑えやすい

ただし避難所で常に使うのは避けたい

家族や自治体からの連絡を受けられなくなるためだ

使うなら、時間を決める

たとえば、家族へ「次は朝に確認する」と送ったあと、仮眠中の2〜3時間だけ機内モードにする

圏外が続いて残量が減る時も、30分だけ切ってから再確認するくらいが現実的

大事なのは、先に必要な連絡を済ませること

現在地、体調、次に確認する時間を送ってから切ると、不安を減らしやすい

機内モードは節電になるが、連絡を止める設定でもある

避難所では、電池残量だけでなく連絡の必要性も見て判断したい

災害時のスマホバッテリー節約はSNSと検索の回数で変わる

災害時は不安が強く、スマホで情報を追い続けたくなる

ただ、動画、SNSの連続更新、地図検索、画像の多いページは電池を使いやすい

避難所でありがちなのは、情報を集めているつもりで同じ投稿を何度も見てしまうこと

数分おきにSNSを更新しても、新しい判断材料が増えない時がある

見る時間を決めるほうがよい

家族連絡は30分ごと

自治体情報は1時間ごと

広域ニュースは必要な時だけ

必要な情報は、スクリーンショットで残しておく

避難所の場所、給水情報、家族との集合場所、自治体のお知らせなどは、一度保存すれば何度も通信して開き直さずに済む

地図も必要な範囲を表示して保存しておくと、圏外でも見直しやすい

ただし古い情報を見続ける危険もあるため、時間が経ったら更新確認は必要になる

通信して何度も開く情報と、保存して見返す情報を分けることが、避難所での電池節約につながる

スマホライトは避難所で短時間だけ使う

避難所や停電中は、スマホのライトを使いたくなる場面がある

荷物を探す、トイレへ行く、足元を見る

どれも必要な使い方ではある

ただし、ライトを点けっぱなしにすると電池を削りやすい

スマホは照明ではなく、連絡と情報確認のために残したい

使うなら、照らす場所を先に決める

リュックの中を見るなら数十秒

寝床まわりを確認するなら1〜2分

終わったらすぐ切る

荷物整理をしながら何分も点けっぱなしにしない

画面の白い表示をライト代わりにする使い方も避けたい

照明器具の選び方まではここでは扱わない

この記事では、スマホ本体の電池を守るためにライト使用を最小限にすることだけに絞る

避難所の環境別にスマホ節電の判断を変える

避難所といっても、環境は同じではない

体育館、公民館、学校、自治体施設

停電している場所もあれば、照明やWi-Fiが使える場所もある

Wi-Fiが安定しているなら、必要な情報確認に使ってよい

ただし、接続できないWi-Fiを探し続けるだけなら切る

電波が弱い場所では、スマホが通信先を探し続けることがある

圏外に近い状態が続くなら、必要な連絡を済ませたあと、時間を決めて機内モードにする

夜間は、電池だけでなく周囲への配慮も必要になる

通知音、画面点灯、白い画面の明るさは、寝ている人の近くでは目立ちやすい

避難所の環境差で見るべきなのは、場所の名前ではない

通信が安定しているか、画面を明るくする必要があるか、連絡を待つ時間かどうか

この3つで設定を変えると判断しやすい

スマホの電池残量別に避難所で使い方を変える

避難所では、残量が減ってから焦るより、早めに段階を分けるほうがいい

70%前後なら、すぐに低電力モードへ入れる

画面の明るさを下げ、不要通知とバックグラウンド更新を止める

この段階では、まだ設定を変える余裕がある

50%を切ったら、使うアプリを絞る

家族連絡、自治体情報、防災関連だけを残し、SNSや動画は見ない

確認は30分〜1時間ごとを目安にする

20%を切ったら、必要な連絡を優先する

現在地、体調、次に確認する時間を伝え、あとは見る回数を減らす

圏外が続くなら、時間を決めて機内モードも考える

残量が少ない時に、情報を全部追おうとすると消耗が早い

残量が減るほど、スマホは情報収集用ではなく連絡用として残す

避難所でスマホの電池を減らす使い方

避けたいのは、普段と同じ使い方を続けること

特に電池を減らしやすいのは、次のような流れ

SNSを何度も更新する

動画を見る

地図を開いたままにする

明るい画面のまま使う

不要な通知を放置する

位置情報を常に許可する

つながらないWi-Fiを探し続ける

どれも普段なら小さなことに見える

けれど避難所では、これが数時間積み重なる

また、充電ブースがあるから大丈夫と思って使い切るのも避けたい

順番待ちが長い、充電時間が短い、ケーブルが合わない、長時間占有しにくい

そういう場面では、思ったほど回復できない

避難所では、充電できる前提ではなく、次に充電できるまで残す前提で使う

災害時のスマホ情報収集はスマホだけに寄せすぎない

この記事では、スマホ本体の節電設定に絞っている

画面、通信、位置情報、通知、バックグラウンド更新を見直すだけでも、残量は守りやすくなる

ただ、災害時の情報収集をスマホだけに寄せすぎると、電池が切れた時に不安が大きい

スマホ以外の情報収集手段をどう分けるかは、別記事の「191」で確認しておきたい

ここでは深く扱わないが、考え方としては同じ

スマホに全部を任せないほど、スマホの電池を連絡用に残しやすい

まとめ

避難所でスマホの電池を減らさないためには、充電ブースに並ぶ前に本体設定を変えることが大切になる

画面の明るさを下げる

低電力モードにする

ダークモードへ切り替える

位置情報、Wi-Fi、Bluetooth、通知、バックグラウンド更新を必要なものだけに絞る

この最初の5分で、電池の減り方は変えやすい

避難所では、充電できるかどうかより、次に充電できるまで残せるかが重要になる

スマホは暇つぶしではなく、家族連絡、安否確認、必要な情報を見るために残すもの

今日から全部を覚える必要はない

まずは、避難所に着いたら低電力モードと画面の明るさ調整を最初に行う

そこから位置情報、通知、バックグラウンド更新を順番に見直すだけでも、一晩の不安はかなり減らしやすくなる

監修:佐藤進

保有資格:家電製品アドバイザ、防災士