革靴 白カビ 夏靴箱の奥で真っ白な一足に手が止まる
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夏の朝、久しぶりに履こうと靴箱の奥から革靴を出したら、つま先やコバが白くなっていた
この白いものがカビなら、原因は革だけではない
汗や雨の水分が残った靴を、空気の動かない靴箱へ戻したことが大きく関わりやすい
靴箱の湿度を下げる時も、除湿剤を増やすだけでは足りない
まず靴を乾かし、収納量を減らし、扉を開けて奥まで風を通す
除湿剤や除湿シートは、その後の湿気を抑える補助として使う
革靴の白カビは水分と空気の停滞が重なると生えやすい
夏の革靴に白カビが生える原因は、気温の高さだけではない
革靴には、履いた時の汗や皮脂、外から入ったほこりが残りやすい
そこへ雨や拭き掃除の水分が加わり、靴箱の中で空気が止まると、カビが生えやすい状態になる

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
見落としやすいのが、びしょ濡れではない靴だ
梅雨時期、レザーソールをウェットティッシュで拭き、そのまま玄関へ置いていたところ、約一週間後に白いカビが出た例がある
表面の汚れを落としたつもりでも、革底には水分が残っていたと考えられる
雨の日だけでなく、濡れた布で拭いた後も乾燥時間が必要になる
毎日履く仕事用の革靴も乾いているとは限らない
白カビは、何か月も履かなかった靴だけに出るわけではない
頻繁に履いていた仕事用革靴の中敷きが、片足だけ白くなっていた例もある
外側はいつも通りでも、かかと側やつま先の内側には汗が残りやすい
毎日履くほど、乾き切る前に次の汗を吸うこともある
帰宅後に確認する場所は、表面の艶だけではない
中敷きのかかと側
つま先の内側
靴底
コバ
靴紐の下
指で触れた時にひんやりする、湿ったにおいが残る
その状態なら、まだ靴箱へ戻さないほうがよい
履かない靴は出し入れが減り、点検も止まりやすい
夏に久しぶりに出したビジネスシューズやブーツが白くなっているのは、保管期間の長さだけが原因ではない
履かない靴を奥へ入れると、扉を開けても手前の靴しか動かさなくなる
奥の空気は入れ替わりにくく、白い斑点にも気づきにくい

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高湿度の地域では、除湿剤と一緒に約二か月保管していた靴にカビが出て、処分した例もある
除湿剤を入れていたことより、扉を閉じたまま空気を動かさなかったことを見直す必要がある
白カビとクリーム残りは発生した時期で見分ける
革靴の白い付着物は、すべて白カビとは限らない
乾いた靴クリームや、雨に濡れた後に浮き出た成分も白く見える
見た目だけで決めず、発生時期とにおいを一緒に確認する
白カビが疑われる状態
白カビは、点ではなく小さな島のように広がることがある
表面が少し毛羽立ち、靴箱を開けた時にこもったにおいを感じる場合もある
一度拭いても、数日から数週間後に同じ場所へ白いものが戻る
隣の靴や中敷きにも似た斑点がある
このような状態なら、クリーム残りより白カビを疑いやすい
一足だけを見るのではなく、同じ棚の奥と隣の靴まで確認する
クリームの塗りすぎが疑われる状態
手入れ直後から白くなった場合は、余分なクリームが乾いた可能性もある
縫い目や革の凹凸に白い固まりが残り、ブラッシングすると粉のように落ちる
カビらしいにおいがなく、周囲の靴には出ていない
この場合、白いという理由だけで強いカビ取り剤を使うと、かえって革を傷めやすい
まず乾いた柔らかいブラシで軽く動かし、変化を見る
それでも判断できなければ、購入店や皮革クリーニング店へ確認するほうが安心だ
雨の後に白い輪が出た場合
雨に濡れた後、革の境目やコバに沿って白い輪が出ることもある
粉状や結晶状に見え、ふわっとした毛羽立ちがない
発生時期が雨の翌日から数日以内なら、カビ以外の白化も考える
白いものを見つけた日と、最後に濡れた日を照らし合わせてから判断する
帰宅後は靴箱へ戻す前に底面まで乾かす
革靴の白カビ対策で、最初に変えたいのは保管用品ではない
脱いだ直後に靴箱へ戻さないことが先になる
帰宅したら、表面と靴底の水分を乾いた布で取る
中敷きが外せるなら外し、靴底が床へ密着しない場所へ置く
玄関の石材やタイルへ直接置くと、底面へ風が回りにくい
すのこや網状の台へ載せると、靴底の裏側にも空気が入りやすくなる
ある実践例では、レザーソールの表面が約一時間で乾いて見えても、すぐ収納せず二日間置いていた
これは、すべての革靴を二日間乾かすという意味ではない
革底かゴム底か、どの程度濡れたか、玄関の風通しでも変わる
見るべきなのは時間だけではなく、次の状態だ
中敷きがひんやりしない
つま先に湿ったにおいが残らない
靴底を触って冷たさが続かない
拭いた布へ水分が移らない
この状態になってから靴箱へ戻すほうが失敗しにくい
靴箱の湿度を下げる時は中身を出して風を通す
靴箱の扉を少し開けるだけでは、奥の湿気が動かないことがある
特に棚板で上下が分かれ、靴が隙間なく並んでいる場合
入口だけ開いても、奥や下段の空気は残りやすい
湿気やにおいが気になった日は、次の順番で換気する
1.革靴をいったん外へ出す
最初に手前の靴だけではなく、奥の靴も出す
靴を残したまま風を当てると、靴が壁になり、棚板や背面まで風が届きにくい
長く履いていない靴は、中敷きとコバも同時に確認する
2.扉を全開にする
両開きの靴箱なら、左右とも開ける
引き戸の場合も、片側だけで終わらせず、位置を変えて奥を開放する
棚板が外せるなら、少しずらすだけでも背面へ風が入りやすい
3.サーキュレーターを正面より少し斜めに置く
風を正面から一か所へ当てると、手前の棚板で止まりやすい
靴箱の斜め前から、風が奥へ抜ける向きに置く
上下に棚が多い場合は、途中で角度を変え、下段と上段を分けて送風する
運転時間は靴箱の大きさや湿り方で変わるため、正確な時間で決めない
まず20〜30分ほど動かし、棚板の奥を手で触る
冷たさや湿ったにおいが残るなら、角度を変えて続ける
棚板と背面がさらっとし、こもったにおいが弱くなったところを終了の目安にする
時間より、奥の棚板が乾いたかを見て止める
4.靴を戻す前に収納量を減らす
靴箱いっぱいに靴を詰めると、換気後も空気が動きにくい
左右の靴をぴったり密着させず、指が入る程度の隙間を残す
奥へ二重に重ねている靴は、別の場所へ移す
棚板と靴底の間に約5ミリの木材を入れ、底面を浮かせていた例もある
すべての靴箱に必要ではないが、革底が棚へ密着する構造なら参考になる
雨の日は外気より室内の除湿と送風を優先する
晴れた日に玄関の空気が乾いているなら、扉や窓を開けて換気しやすい
一方で、梅雨や雨天時に外の湿った空気を入れ続けると、靴箱の湿度が下がりにくいこともある
窓のない玄関や、浴室・洗面所に近い玄関では、室内の除湿運転とサーキュレーターを組み合わせるほうが扱いやすい
室内干しの洗濯物や濡れた傘を玄関近くへ置いている場合も、靴箱だけを換気して終わらせない
玄関全体へ水分を持ち込んでいる物を先に離す
沖縄や沿岸部など湿度が高い地域では、置き型除湿剤だけでは追いつかない場合がある
扉を定期的に開け、奥まで風を通す回数を増やしたほうがよい
新聞紙は一時的な吸湿に使い、湿ったまま残さない
新聞紙は、靴箱の棚板に敷くと、靴底から落ちた水分や汚れを受けやすい
ただし、敷いたまま交換しないと、吸った湿気を靴箱内へ残すことになる
雨の日の靴を置いた後は、翌日までに触って確認する
紙が波打つ、柔らかい、冷たい、湿ったにおいがする場合は交換する
靴の中へ丸めて入れる場合も同じだ
強く詰め込むと空気の通り道を塞ぐため、軽く丸める程度にする
湿った新聞紙は入れ続けず、新しいものへ替える
新聞紙は湿気を消す道具ではなく、吸った水分ごと外へ出すための道具と考える
除湿シートは棚板の大きさと交換表示を見る
除湿シートは、置き型除湿剤より薄く、靴箱の棚へ敷きやすい
靴底が棚板へ直接触れにくくなり、棚ごとの湿気対策にも使える
ただし、敷くだけで靴が乾くわけではない
選ぶ時は、商品名より次の条件を見る
棚板の幅に合うか
吸湿状態を確認できるか
天日干しなどで再生できるか
靴の下で折れたり、ずれたりしないか
汚れた時に交換しやすいか
表面が湿っぽい、においが残る、色の変化など交換表示が出た
この状態なら、乾燥または交換を先延ばしにしない
新聞紙と同じく、湿気を吸った状態で放置すると補助効果が落ちやすい
置き型除湿剤は靴を乾かしてから使う
靴箱用の除湿剤は、日常的な湿度上昇を抑える補助になる
しかし、雨で濡れた革靴を入れ、扉を閉めたままにすると、除湿剤だけでは追いつきにくい
確認したいのは次の点だ
水が上限線までたまっていないか
棚ごとに空気が分かれていないか
靴に隠れて吸湿面が塞がれていないか
倒れやすい位置に置いていないか
大型の靴箱へ一個置くだけでは、上段と下段で状態が変わることもある
除湿剤の個数を増やす前に、靴を乾かし、空気の通り道を作る
白カビを見つけたら靴箱全体を確認する
一足に白カビが疑われるものを見つけた時は、その靴だけを拭いてすぐ戻さない
まず同じ棚の靴を外へ出し、棚板、背面、紙箱、除湿シートを確認する
白い汚れやにおいがなくても、再発防止のために清掃し、乾燥させておく
靴はほかの靴と離し、状態を確認する
浴室用や台所用のカビ取り剤、強い洗剤を直接かけると、革の色や風合いを損なうことがある
洗濯洗剤とたわしで強くこすり、見た目は薄くなってもにおいが残った例もある
高価な革靴、スエードなどの起毛革、色落ちが心配な靴
白い範囲が広い場合は、自己処置を重ねないほうが安心だ
目立たない部分で確認するか、購入店や皮革クリーニング店へ相談する
この記事では靴箱の換気と保管を中心に扱っている
革バッグやカバンにも白いものが出ている場合は、靴とは素材や形が異なるため、カバンのカビ対策を分けて確認したほうが判断しやすい
再発しやすい靴箱は奥と下段を見る
靴箱を開けた時、手前だけ乾いていても安心できない
湿気が残りやすいのは、出し入れの少ない奥、床に近い下段、靴を二重に置いた場所
除湿剤の裏や、新聞紙が波打っている場所も確認する
次の状態が一つでもあれば、収納方法を見直したい
扉を開けても奥の靴が見えない
靴と靴の隙間がほとんどない
濡れた靴を帰宅後すぐ戻している
除湿剤が上限までたまっている
新聞紙や除湿シートが湿ったまま
靴箱を開けるとにおいがこもっている
久しぶりに履く革靴は、夏の間に一度出す
表面だけでなく、中敷きとコバまで見る
二か月後に出して初めて気づくより、数週間ごとに動かしたほうが白い変化を早く見つけやすい
まとめ
革靴の白カビは、夏の暑さだけで生えるわけではない
汗や雨、拭き掃除で残った水分に、靴箱内の湿気と空気の停滞が重なることで生じやすくなる
最初に変える行動は、除湿用品を買い足すことではない
帰宅後の革靴をすぐ靴箱へ戻さず、底面まで乾かす
そのうえで靴箱の中身を出し、扉を全開にして奥まで風を通す
新聞紙、除湿シート、除湿剤は、吸った湿気を放置せず管理してこそ補助になる
今日すべてを変える必要はない
まずは靴箱の奥から一足出し、中敷きとコバ、棚板の湿りを確認する
そこから乾かし方と空気の通り道を見直すほうが、夏の白カビを防ぎやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
