除湿機 すぐ満水夏の雨上がり窓開けで夕方また止まる
目次
- 数時間で止まると故障を疑いたくなるが、タンクに実際の水がたまっているなら、夏の高温多湿や窓から入る外気を正常に除湿している可能性が高い
- まず変えたいのは、除湿機の設定ではなく、窓を開けたまま運転しないこと
- 2Lや2.5Lのタンクに水がしっかり入っているなら、除湿機は空気中の水分を回収している
- 実使用では、室温約27℃、湿度60%前後の部屋で、2.8Lタンクが日中の運転だけで満水になったケースも見られた
- 次の状態は、よく除湿できている時の満水とは分けて考えたい
- タンクの装着位置や、満水を検知するフロートの動きに問題がある場合もある
- 夏に除湿機のタンクが早く満水になる原因
- そのため、冬より夏のほうが除湿機に水がたまりやすい
編集
朝に空にした除湿機のタンクが、夕方にはまた満水になっている
数時間で止まると故障を疑いたくなるが、タンクに実際の水がたまっているなら、夏の高温多湿や窓から入る外気を正常に除湿している可能性が高い
特に見落としやすいのが、湿気を逃がすために開けた窓
雨の日や雨上がり、湿度の高い早朝に窓を開け続けると、室内の湿気を出すより先に、外の水分を取り込むことがある
まず変えたいのは、除湿機の設定ではなく、窓を開けたまま運転しないこと
換気は外気が比較的乾いている時に5〜10分ほどで済ませ、窓を閉めてから除湿を再開するほうが失敗しにくい
除湿機がすぐ満水でも、実際に水が入っていれば故障とは限らない
最初に見るのは、満水ランプではなくタンクの中

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
2Lや2.5Lのタンクに水がしっかり入っているなら、除湿機は空気中の水分を回収している
梅雨から夏は、朝に排水しても夕方には満水になることがある
湿気の多い時期に、1日2回タンクを空にしていた例もある
実使用では、室温約27℃、湿度60%前後の部屋で、2.8Lタンクが日中の運転だけで満水になったケースも見られた
満水までの時間だけで異常とは決められない
見るべきなのは、タンク容量、運転時間、室温、湿度、窓の状態になる
空のタンクで満水表示が出るなら別の確認が必要
次の状態は、よく除湿できている時の満水とは分けて考えたい
タンクが空なのに満水表示が出る
水が入っていないのに数分で停止する
満水なのに運転が止まらない
本体の下や周囲が濡れている
タンクを入れ直しても表示が消えない
異音や異臭がある

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タンクの装着位置や、満水を検知するフロートの動きに問題がある場合もある
本体から水が漏れる、満水でも止まらない時は、そのまま運転を続けない
安全に電源を切り、取扱説明書やメーカー窓口を確認するほうが安心だ
夏に除湿機のタンクが早く満水になる原因
夏は気温が高く、空気中に含まれる水分量も増えやすい
同じ湿度60%でも、暖かい空気と涼しい空気では、実際に含んでいる水蒸気の量が違う
そのため、冬より夏のほうが除湿機に水がたまりやすい
ただし、数時間で満水になる時は、室内にもともとあった湿気だけではなく、外から湿った空気が入り続けていないかを見る必要がある
窓やドアを開けたまま除湿している
窓を少し開けたまま除湿機を動かすと、乾いた室内空気が外へ逃げる
その入れ替わりに、屋外の湿った空気が室内へ入る
除湿機は室内の湿気を取り終えることができず、外から入ってくる水分まで回収し続ける状態になる
朝にタンクを空にし、窓を少し開けたまま外出
夕方に戻ると満水ランプが点灯していた
このような時は、除湿能力不足より先に、窓やドアが開いたままになっていなかったかを確認したほうが早い
換気扇や24時間換気から外気が入っている
換気扇は室内の空気を外へ出す
ただし、空気を外へ出した分だけ、給気口、窓の隙間、ドアの隙間などから外気が入る
1階の角部屋で、室内湿度が70%前後だった時に換気扇を回したところ、80%を超えた例もあった
換気扇が湿気を作ったのではなく、排気によって水分の多い外気が入り込んだ可能性が考えられる
換気を強くすれば必ず乾くとは限らない
外が室内より湿っていれば、換気量を増やすほど湿気も入りやすくなる
部屋干しや濡れた物が近くにある
洗濯物、濡れたタオル、浴室のバスマット、使った傘がある日は、そこから出た水分もタンクに入る
晴れた日は半日動いても満水にならないのに、部屋干しの日だけ数時間で止まるなら、外気だけでなく洗濯物の影響も見やすい
ただし、この記事で最初に確認したいのは窓と換気
布団や寝具そのものに湿気が残る場合は、布団の湿気対策を分けて考えたほうが原因を絞りやすい
タンクが小さく、除湿能力が高い
1日8L除湿できる機種に2Lタンクが付いている場合、単純計算では約6時間で2Lに達する
ただし、これは定格除湿能力を24時間で割った理論値
実際の満水時間は、室温、湿度、部屋の広さ、外気の流入量で変わる
高能力の機種ほど満水にならないわけではない
タンクが小さければ、よく除湿できる機種でも排水回数は増える
夏の換気で湿度が上がるのは、外の湿度%だけを見ているから
窓を開ける前に天気アプリを見る人は多い
ただし、表示された湿度%だけでは、外気が乾いているか判断しにくい
例えば、次の条件を比べる
室内26℃、湿度60%
屋外32℃、湿度55%
数字だけなら外のほうが乾いて見える
ところが、暖かい空気は多くの水分を含めるため、屋外の湿度が55%でも、室内より水蒸気量が多い場合がある
その空気が冷房中の室内へ入り、26℃近くまで冷やされると、相対湿度は上がる
外の湿度%が室内より低いだけでは、換気してよいとは限らない
絶対湿度や露点を確認できるアプリがあれば、それを見るほうが分かりやすい
確認できない場合は、雨天、雨上がり、霧、早朝の高湿度を避けるだけでも失敗を減らせる
朝の涼しい時間が、窓を開ける正解とは限らない
夏の朝5〜7時ごろは気温が低い
風も涼しく、換気に向いているように感じる
ただし、気温が下がる早朝は相対湿度が上がりやすい
雨上がりや夜露のある朝は、屋外湿度が80〜90%台になることもある
雨上がりの朝6時、室内湿度が60%台の部屋で窓を開けたところ、しばらくして70%台まで上がったという場面もある
外は涼しくても、空気が乾いているとは限らない
涼しい時間ではなく、外気の水分が少ない時間を選ぶ
時刻だけで決めず、その日の天候と湿度を先に見るほうが確実だ
窓を開ける時間帯は「何時」より天候で決める
夏の換気に、毎日共通する正解の時刻はない
晴れた日でも、海沿いと内陸、1階と上階、雨上がりと乾いた日では外気の状態が変わる
比較的窓を開けやすいのは、次の条件が重なる時
雨が降っていない
雨上がり直後ではない
霧が出ていない
外気の湿度が下がっている
風があり、短時間で空気を入れ替えられる
外の絶対湿度や露点が室内より低い
晴れて気温が上がる日は、早朝より午前中から昼前に相対湿度が下がることもある
ただし、台風接近時、海風が強い日、雨上がりでは当てはまらない
「午前9時なら大丈夫」と時刻で固定せず、雨と外気の状態を先に見る
これが窓開け換気で失敗しにくい判断になる
雨の日と雨上がりは、湿気を逃がすための長時間換気を避ける
雨の日は外気に水分が多い
窓を開けるとにおいや熱気が抜けるため、空気が入れ替わった感覚はある
それでも湿度対策としては、室内へ新しい水分を入れていることがある
特に避けたいのは、次のタイミング
雨が降っている最中
雨が止んだ直後
夕立のあと
霧が出ている朝
屋外湿度が90%前後の早朝
除湿機を動かしたまま窓を開け続ける時
換気が必要なら、長時間開けっぱなしにしない
雨の日は5分程度で空気だけを入れ替え、窓を閉めてから除湿を再開する
湿気を減らす役割は、窓ではなく除湿機に戻すほうが扱いやすい
換気は5〜10分で切り上げ、窓を閉めてから除湿する
換気と除湿を同時に続けると、どちらも中途半端になりやすい
実際に、窓を開けたまま何時間も除湿したところ、湿度が下がらず、タンクだけが早く満水になった場面がある
その後、換気を5分ほどで切り上げ、窓を閉めてから除湿機を動かすと、湿度が下がりやすくなった
順番は難しくない
除湿機を一度止める
室内の温度と湿度を見る
雨天や雨上がりなら長時間開けない
離れた窓を2か所、5〜10分ほど開ける
窓とドアを閉める
除湿機を再開する
30分後に湿度とタンク水位を見る
風が弱い時は、サーキュレーターを窓の外向きに置くと、室内の空気を出しやすい
ただし、長時間回し続ける必要はない
最初に変えるのは、除湿機の強さではなく「換気と除湿を分けること」
これだけでも、外の湿気を回収し続ける状態を避けやすくなる
湿度の変化は同じ場所で比べる
換気前後を比べる時は、湿度計の置き場所を変えない
窓際、除湿機の吹き出し口、エアコンの風が直接当たる場所では、部屋全体と違う数字が出やすい
部屋の中央に近く、床や壁から少し離れた位置に置くと変化を追いやすい
見る時間は次の3点で十分
窓を開ける前
窓を閉めた直後
除湿を再開して30分後
朝に空にしたタンクの水位と、満水停止した時刻も一緒に残す
同じ部屋、同じ位置、同じ湿度計で比べると、外気の影響か、部屋干しなど室内の水分かを分けやすくなる
晴れた日と雨上がりの日を比べると、さらに違いが見えやすい
一度の湿度%より、換気前後の動きを見るほうが原因に気づきやすい
1階や海沿いでは、時刻より外気の影響を重く見る
外気の湿気が入りやすい条件には差がある
1階、北側の部屋、浴室に近い部屋、海沿い、川沿いでは、窓を開けた時の影響が大きく出ることがある
築浅住宅でも、24時間換気を強くすれば湿度が下がるとは限らない
外気が湿っていれば、給気量が増えた分だけ室内湿度が上がる場合もある
一方、風通しのよい上階でも、雨上がりや夕立の直後は外気の水分が多い
地域名や築年数だけで判断せず、その日の天候と換気前後の湿度変化を優先する
自宅に合う時間帯は、数日比べると見つけやすくなる
まとめ
除湿機が数時間で満水になっても、タンクに水が実際にたまっているなら、夏の高温多湿や外気流入による正常動作の可能性がある
特に雨の日、雨上がり、湿度の高い早朝は、窓を開けることで部屋の湿気が増えることもある
まずは朝にタンクを空にした時刻を残し、窓を開ける前後の湿度を同じ場所で比べる
そして、換気は5〜10分で切り上げ、窓を閉めてから除湿機を動かす
今日から全部の条件を記録する必要はない
最初は、窓を開けたまま運転していないかを見るだけでも、満水が早い原因をかなり絞りやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
