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複数ポート充電器を買ったのに、机の上が思ったほど片付かない。充電器本体は1つにまとまったのに、1mのケーブルが何本も机の奥で輪になり、イヤホンケースやスマートウォッチの充電台だけが残っている。

最初は4ポートの充電器に、スマホ、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、モバイルバッテリーをつないで満足していた。コンセントを何個も使わずに済み、机の奥が少し整理されたように見えたからだ。

ところが翌朝見ると、机の上にはケーブルが3本たるみ、キーボード横にはイヤホンケース、奥には丸いスマートウォッチ用充電器が残っていた。充電器は減ったのに、机全体はまだ散らかって見える。

複数ポート充電器を買っても机が片付かない理由は、充電器本体の数が減っても、ケーブルの長さ、端子違い、専用充電器、充電中の小物置き場までは自動で整わないからだ。

複数ポート充電器は便利な道具だが、机を片付ける道具そのものではない。机をすっきりさせたいなら、ポート数より先に、どの機器をどこで充電し、どのケーブルを出しっぱなしにするかを見る必要がある。

充電器本体よりケーブル本数が机を散らかす

複数ポート充電器を買う前は、机が散らかる原因を「充電器が多いこと」だと思いやすい。

スマホ用、タブレット用、イヤホン用、スマートウォッチ用のアダプターが別々にあると、コンセントまわりはたしかにごちゃつく。だから4ポートや6ポートの充電器を買えば、問題がまとめて解決するように見える。

ただ、机の上で実際に目立つのは、充電器本体よりもそこから伸びるケーブルだった。

スマホ用に1mのUSB-Cケーブル、イヤホン用に短めのケーブル、スマートウォッチ用に専用充電ケーブル、モバイルバッテリー用にもう1本。充電器本体は1個になっても、机の上を横切る線は3本、4本と残る。

特に気になったのは、充電していない時間にもケーブルだけが机に残ることだった。スマホを持って外出しても、ケーブルは机の上にだらんと残る。イヤホンをバッグに入れても、充電用ケーブルだけがキーボード横に残る。

複数ポート充電器は、コンセントの数を減らすには役立つ。けれど、机上のケーブル管理や小物の置き場まで整えてくれるわけではない。

1mケーブル3本で机の奥にコードの輪ができる

机の上で複数ポート充電器を使って一番目立ったのは、ケーブルの長さだった。

1mのケーブルは、スマホを手に持ちながら充電するには便利だ。椅子に座ったまま画面を見たり、写真を整理したり、地図アプリを開いたりする時には余裕がある。

しかし、机の奥に置いた充電器から、目の前のスマホまで伸ばすには長すぎることがある。スマホを充電器の近くに置けば、余った部分が輪になる。キーボードの手前にスマホを置くと、今度はケーブルがマウスの動線に入る。

1本なら気にならないたるみも、3本並ぶと印象が変わる。スマホ、イヤホン、モバイルバッテリー用のケーブルが机の奥で重なり、小さなコードの山のように見える。掃除の時に持ち上げる物も増え、ほこりも絡みやすくなった。

一度、30cmほどの短いケーブルに変えたことがある。机の奥にスマホを置いて充電するだけなら、見た目はかなり軽くなった。だが、通知を見るためにスマホを手前へ寄せるたびにケーブルが突っ張り、結局また長いケーブルに戻した。

ケーブルは短ければ片付くわけではない。使う場所に対して長すぎると余り、短すぎると機器を動かすたびに引っ張ることになる。

机の奥に置いたまま充電する機器は、30cm前後の短いケーブルでも使いやすい

充電しながら触るスマホは、短すぎると手元に寄せるたび突っ張る

タブレットやモバイルバッテリーは置く場所が毎回変わり、長さを固定しにくい

スマートウォッチはケーブルよりも、充電台そのものの置き場所が残る

職場の机では電源タップが床にあることも多く、短いケーブルでは机上まで届かない

ケーブルの太さや曲がり方も見た目に影響する。細いケーブルは扱いやすいが絡まりやすく、太いケーブルは丈夫に見える反面、机の上で存在感が出る。摩擦で机の角に引っかかると、スマホを手に取るたびに線が斜めに動き、作業スペースへ入り込んでくる。

USB-Cにそろえても端子違いとスマホケースが残る

USB-Cの機器が増えたため、ケーブルもそろえやすくなったように感じる。スマホもタブレットもイヤホンもUSB-Cなら、複数ポート充電器との相性はよさそうに見える。

ただ、実際の机まわりでは完全にはそろわなかった。

スマホはUSB-Cでも、古いイヤホンケースは別の端子だった。家族から借りたモバイルバッテリーはUSB-Aケーブルが必要だった。スマートウォッチは専用の磁気充電器を使うため、USB-Cケーブル1本では済まない。

スマホケースも意外と影響する。厚めのケースを付けたまま充電すると、ケーブルの端子部分が少し挿しにくいことがある。リング付きケースだと平置きしにくく、スタンドに立てるとケーブルが下に曲がる。充電はできても、机の上ではスマホの向きや置き場所が制限される。

写真をよく撮る日には、充電だけでなくデータ移動も重なる。スマホの写真をパソコンに移したい時、短い充電用ケーブルでは届きにくい。逆に、データ転送に使うケーブルを机に出したままにすると、普段の充電用ケーブルとは別にもう1本残る。

充電専用、データ転送対応、短いケーブル、長いケーブル。役割を分けるほど、机の上に残る線は増える。複数ポート充電器を買っても、端子違いと用途違いのケーブルまでは消えない。

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同時充電と出力配分で起きる不満

複数ポート充電器を選ぶ時は、「同時に何台充電できるか」を見てしまう。

4ポートならスマホ、イヤホン、スマートウォッチ、タブレットを一度に充電できる。6ポートなら家族の機器までまとめられる。数字だけを見ると、ポート数が多いほど机まわりの問題を解決してくれそうに感じる。

ただ、同時に挿せることと、いつも快適に充電できることは少し違う。

複数ポート充電器は、機器を同時につなぐと充電器側の出力が分配される場合がある。スマホとタブレットを同時に挿した時、片方の充電が思ったより進まないと感じるのは、ケーブルや機器だけでなく、ポートごとの出力や合計出力の影響を受けている可能性がある。

生活の中では、毎日すべてを同時に充電するわけではない。スマホは毎晩充電する。イヤホンは2〜3日に1回で十分なことがある。スマートウォッチは入浴中の30分だけ充電することも多い。タブレットは休日に動画を見た後だけ減りやすい。

それなのに全部のケーブルを挿しっぱなしにすると、使っていないケーブルまで常に机に出る。一度、4本すべてを挿したままにした時期がある。探す手間は減ったが、机の右奥にいつもケーブルが集まり、イヤホンを充電していない日でも線だけが残っていた。

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複数ポート充電器は、ポートを全部埋めるための道具ではない。よく使う機器と、たまに使う機器を分けないと、便利さよりも出しっぱなしの物が増える。

発熱や対応機器が不安な時は、無理に同時充電を続けず、使っている充電器やケーブルの仕様を確認したほうが落ち着く。異常に熱い、充電が不安定、端子まわりに違和感がある時は、自己判断で続けず一度使い方を止めて見直すほうが安心だ。

イヤホンとスマートウォッチは充電より置き場所で散らかる

スマホの充電だけなら、ケーブル1本で済むことが多い。机の散らかりが大きくなるのは、イヤホン、スマートウォッチ、モバイルバッテリー、タブレットなどが同じ場所に集まった時だ。

ワイヤレスイヤホンは小さいため、机の上に置いても邪魔にならないと思っていた。だが、実際にはケースの置き場所が毎回変わる。キーボード横に置いたり、マウスパッドの上に置いたり、書類の上に置いたりするうちに、探す時間が増えた。

スマートウォッチはさらに独特だ。充電中は時計を外すため、ベルトが広がったまま机に残る。専用充電器の磁石部分が軽く、少し触ると位置がずれる。朝に付けようとした時、充電器から少し外れていて十分に充電されていなかったこともあった。

モバイルバッテリーは厚みがあり、充電中に場所を取る。スマホより重く、ケーブルを挿した状態だと机の端に置きにくい。外出前に使うつもりで前日の夜に充電しても、置き場所を決めていないと翌朝バッグに入れ忘れることがある。

ここで必要なのは、ポート数を増やすことではなく、充電中の置き場を決めることだった。イヤホンケースはトレーの中、スマートウォッチは机の奥、モバイルバッテリーは引き出しの手前など、機器ごとに置く範囲を決めると、ケーブルの見え方も変わる。

スマホ以外の小物は、充電できるかよりも、充電中にどこへ置くかで机の印象が変わる。

アプリ確認や写真整理で充電の動線が崩れる

複数ポート充電器を買っても机が片付かない理由は、充電だけを見ていると分かりにくい。

スマホは充電するだけの道具ではない。地図アプリ、決済アプリ、カメラ、写真整理、SNS、メモ、音楽、動画など、使う場面が日によって変わる。

外出前の朝、スマホの残量が48%だったとする。数字だけ見ればすぐに困るほどではないが、その日に地図アプリと決済を使う予定があると不安になる。机の上で充電しながら予定を確認し、ついでに写真も整理し、イヤホンも充電しておきたくなる。

この時、スマホを置いたままにはできない。通知を見たり、アプリを開いたり、写真を確認したりするために何度も手に取る。充電器の近くに置いていたはずのスマホが、いつの間にかキーボードの手前に移動し、ケーブルが机を斜めに横切る。

写真を多く撮った日も同じだ。スマホを充電しながら、パソコンに写真を移したい。ケーブルを差し替える。イヤホンを充電する。時計も充電する。ポート数は足りていても、机の上では作業場所と充電場所が重なってしまう。

充電しながらスマホを触る生活なら、ケーブルは固定された線ではなく、机の上を動き回る物になる。これを考えずに充電器だけを変えても、作業中のごちゃつきは残りやすい。

寝室・職場・リビングで変わる充電まわりの不満

同じ複数ポート充電器でも、使う場所によって不満の出方は変わる。

作業机では、キーボード、マウス、ノート、飲み物、書類との重なりが気になる。充電器本体よりも、ケーブルが作業スペースを横切ることがストレスになりやすい。机の奥にまとめたつもりでも、スマホを手前に寄せるたびに線が動く。

寝室では、ベッド横の使い勝手が問題になる。スマホ、イヤホン、スマートウォッチを寝る前にまとめて充電したいが、枕元にケーブルが3本あると、朝に手が引っかかる。暗い中でどのケーブルか分からず、結局スマホだけ充電してイヤホンを忘れることもある。

職場では、電源タップの位置を自由に変えにくい。机の奥や床に電源があると、充電器を好きな位置へ置けない。昼休みにスマホを30%台から少し充電したいだけなのに、ケーブルが書類の上を横切り、飲み物の近くを通ると落ち着かない。

リビングでは、家族の機器が集まりやすい。誰のケーブルか分からなくなり、スマホ、子どものタブレット、イヤホンが同じ充電器に並ぶ。ポート数は足りていても、置き場所の取り合いになることがある。

夏は、机の上に充電中の機器が何台も並ぶだけで暑苦しく見える日がある。冬は、机の下にブランケットや暖房器具が増え、床の電源タップまわりのケーブルが足元で邪魔に感じやすい。季節差は主役ではないが、部屋の使い方が変わる時期ほど、充電器の置き場所も見直したほうがいい。

机を片付けるなら出しっぱなしを2本以内に絞る

複数ポート充電器を買った後に机を見直すなら、最初に決めるべきなのは、ポートの使い方ではなく出しっぱなしにする物の範囲だ。

以前は、充電に使う物をすべて机の上に置いていた。スマホ用ケーブル、イヤホン用ケーブル、スマートウォッチ充電器、モバイルバッテリー用ケーブル。どれも使う可能性があるため、片付けると不便になる気がしていた。

しかし、数日観察すると、毎日使う物とたまに使う物はかなり違った。

スマホ用ケーブルは毎日使う。スマートウォッチは毎日外すが、充電時間は短い。イヤホンは残量が減った時だけでよかった。モバイルバッテリーは外出前だけ必要になる。

そこで、机の上にはスマホ用ケーブル1本とスマートウォッチ充電器だけを残した。イヤホン用とモバイルバッテリー用は、引き出しの中にまとめた。使う時だけ出すようにすると、机の上の線が半分ほど減った。

充電器のポートは空いている。それでも問題はなかった。むしろ、空いているポートがあるほうが、必要な時だけ挿す余白ができた。

机を片付ける目的なら、ポートを全部使い切る必要はない。毎日使う2本だけを出し、たまに使うケーブルはしまう。この切り分けのほうが、充電器を買い替えるより先に効くことがある。

買う前に見るべき机上の動線

複数ポート充電器を選ぶ時、つい見てしまうのはポート数、出力、急速充電対応、サイズだ。

もちろん、それらも大事だ。スマホとタブレットを同時に充電するなら出力は気になるし、USB-Cポートの数が足りなければ差し替えが増える。けれど、机を片付けたい目的なら、スペックより先に自分の机の動きを見る必要がある。

買う前に一度、今の机で充電している物を並べてみると分かりやすい。スマホ、イヤホンケース、スマートウォッチ、モバイルバッテリーを実際に置き、ケーブルがどこを通るかを見る。

10分ほどそのまま作業すると、違和感が出やすい。スマホを手前に寄せた時にケーブルがマウスに当たる。イヤホンケースをどかさないとノートを開けない。時計の充電台が軽く動いて、位置を直す必要がある。飲み物を置く場所がケーブルの近くになって落ち着かない。

この段階で作業しにくいなら、複数ポート充電器を買っても机は大きく変わらない可能性がある。必要なのは、ポート数を増やすことではなく、充電する場所と作業する場所を分けることだ。

複数ポート充電器を買う前に、机の上で機器とケーブルを10分だけ並べてみると、片付かない原因が見えやすい。

まとめ

複数ポート充電器を買っても机が片付かないのは、充電器本体だけを問題として見ている時に起きやすい。

机の上では、ケーブルの長さ、端子違い、専用充電器、スマホケース、イヤホンケース、スマートウォッチの置き場所、写真転送やアプリ確認の動きが重なっている。充電器を1つにまとめても、それらが机上の動線をふさげば、見た目のごちゃつきは残る。

複数ポート充電器が悪いわけではない。コンセントをまとめたい時や、外出先で複数機器を充電したい時には便利だ。ただし、机を片付ける目的で使うなら、ポート数より先に、出しっぱなしにするケーブルと充電中の置き場所を決める必要がある。

最初に見直すべきなのは充電器の数ではなく、机の上に常に残しているケーブルの本数と、充電中のスマホや小物を置く場所だ。