編集

低温調理器でステーキを作る時は、温度だけを見るより、肉の厚み・水位・表面の水分・最後の焼き時間を先にそろえるほうが失敗しにくい

週末の夕方、スーパーで厚さ2〜3cmほどの赤身肉を買ってきた時

そのままフライパンで焼くと、外だけ焦げて中が冷たい、または中まで火を入れようとして固くなることがある

低温調理器ステーキは、この失敗を減らしやすい調理法だ

先に湯せんで中心までゆっくり火を入れ、最後にフライパンで短く焼く

ただし、低温調理器に入れれば勝手にレストランの味になるわけではない

焼く前に肉の表面を拭くこと、水位を足りる状態にすること、仕上げ焼きを長くしすぎないこと

この3つで仕上がりがかなり変わる

この記事では、低温調理器ステーキを主役にしながら、週末のごちそう肉としてローストポークやチャーシューへ広げる時の考え方も整理する

低温調理器ステーキは厚切り赤身肉で違いが出やすい

低温調理器ステーキで変化を感じやすいのは、霜降り肉より厚みのある赤身肉

牛もも、ランプ、肩ロース、輸入牛の厚切りステーキ肉などは、フライパンだけで焼くと固くなりやすい

中心まで火を入れようとして焼き時間が伸びると、外側から水分が抜けていくためだ

低温調理器を使うと、先に湯せんでゆっくり火を入れられる

そのあとフライパンでは、中まで火を通すのではなく、表面に香ばしさをつけるだけで済む

安い赤身肉をおいしく見せたい時ほど、低温調理器の良さが出やすい

たとえば、厚さ2.5cm前後のステーキ肉を用意する

塩を振り、袋に入れて空気を抜き、湯せんで火を入れる

その間にマッシュポテトや焼き野菜を用意しておく

最後に片面30〜60秒ほど強めに焼くと、切った時の断面がそろいやすい

皿に薄く切って並べれば、肉1枚でも普段の焼肉とは違う雰囲気になる

家族3人でステーキ肉2枚を分けるような夕食でも、切り分けて出すと満足感を作りやすい

人数分の大きな肉を買わなくても、厚みのある肉をきれいに火入れして切り分けるほうが、ごちそう感を出しやすい

低温調理器ステーキは温度より肉の厚みを先に見る

低温調理器のステーキレシピを見ると、54℃、55℃、58℃、60℃など、いろいろな温度が出てくる

ここで迷いやすいのが、「何℃なら正解か」だけを見てしまうこと

実際には、同じ温度でも肉の厚みで火の入り方は変わる

薄い肉と厚さ3cm前後の肉では、中心温度が上がるまでの時間が違う

冷蔵庫から出した直後か、少し室温に置いたかでも変わる

袋の空気が残っているか、水がきちんと回っているかでも差が出る

温度だけで判断せず、肉の厚みと中心まで温まる時間を見るほうが安心だ

食品安全委員会の情報では、牛肉約300g、厚さ約3cmを63℃の湯で低温調理した場合、内部温度が63℃に達するまで平均94分かかり、さらに30分の加熱維持が必要とされている

63℃なら中心温度が63℃になってから30分、70℃なら3分、75℃なら1分の加熱維持が目安になる

家庭で作る時は、見た目の赤さだけで安全かどうかを決めない

使用する低温調理器の公式レシピ、肉の厚み、中心温度の目安を確認してから調理したほうがよい

特に、子ども、高齢者、妊娠中の人、体調が不安定な人に出す場合は、レア感より安全側の加熱を優先する

低温調理はおいしさだけでなく、加熱条件の確認まで含めて考える調理法と見ておきたい

低温調理器ステーキの手順は水位と袋の空気で失敗が分かれる

低温調理器ステーキの基本は、肉を袋に入れて湯せんするだけに見える

ただ、最初に失敗しやすいのは肉の味付けではなく、水位と袋の空気

まず肉の厚みを見る

厚さ2〜3cm前後なら、低温調理器の良さを感じやすい

薄い肉だと、最後の焼きで火が入りすぎやすい

次に塩を振る

初回は塩と黒こしょうだけで十分

にんにく、ローズマリー、タイム、オリーブオイルを入れるなら、2回目以降のほうが失敗原因を分けやすい

肉を耐熱性のある袋に入れたら、できるだけ空気を抜く

袋の上に空気が残っていると、湯の中で肉が浮く

REYS レイズ ホエイ プロテイン 山澤 礼明 監修 1kg 国内製造 ビタミン7種配合 WPCプロテイン ぷろていん ホエイプロテイン (カフェオレ風味)

商品リンク

REYS レイズ ホエイ プロテイン 山澤 礼明 監修 1kg 国内製造 ビタミン7種配合 WPCプロテイン ぷろていん ホエイプロテイン (カフェオレ風味)

価格や在庫状況は各販売ページで確認してください

肉の一部が湯から出ると、火の入り方が不安定になりやすい

袋を水に沈めながら空気を押し出すと、肉の形が見えるくらい袋が密着する

この状態なら、鍋の中でも沈みやすい

袋がぷかっと浮く時は、温度より先に空気の抜け方を見る

鍋の水位も先に確認する

低温調理器には最低水位ラインがあるため、そこより上まで水を入れられる深さが必要になる

家の一番大きい鍋でも、深さが12cm前後だと水位がぎりぎりになることがある

肉を入れた瞬間に水が上がり、あふれそうになって慌てることもある

ステーキの日の前に、水だけで一度セットしてみると分かりやすい

本体を固定し、最低水位ラインを超えるか

肉を入れた想定で水があふれないか

コンセントまで無理なく届くか

ここを見ておくと、夕方に肉を仕込む時の失敗を減らしやすい

鍋の深さや置き場所で迷う場合は、低温調理器の置き場所・鍋の深さを扱う記事で分けて確認すると、レシピ記事と選び方を混同しにくい

低温調理器ステーキの焼き方は表面を拭いてから短時間で仕上げる

低温調理器ステーキで一番差が出るのは、湯せん後のフライパン

袋から出した肉は、表面が濡れている

袋の中に肉汁が出ていることも多い

このままフライパンに置くと、焼いているつもりでも、最初は水分を飛ばす時間になる

ジュワッと音はする

でも、焼き色がなかなかつかない

焦って長く焼く

その間に中心まで火が入り、断面が理想より茶色くなる

この流れはかなり起きやすい

低温調理後の肉は、まずキッチンペーパーで表面を拭く

上面だけでなく、側面と裏側も押さえる

指で触った時にぬるっとせず、表面が少し乾いているくらいが焼きやすい

焼き色がつかない時は、火力より先に肉の表面の水分を見る

フライパンは先に熱しておく

油を薄く引き、肉を置いたら片面30〜60秒ほどを目安に焼く

側面も軽く焼き、最後にバターやにんにくを絡める

バターは最初から入れすぎないほうが扱いやすい

先に油で焼き色をつけ、仕上げにバターを入れると焦げにくい

厚さ2.5cm前後の肉なら、低温調理後に10分ほど休ませてから焼く流れも使いやすい

休ませる間に表面の水分を拭き、フライパンと皿を準備する

低温調理器ステーキのフライパンは、中まで火を通す場所ではない

香りと焼き色をつける場所として短く使うほうが、中心のしっとり感を残しやすい

REYS レイズ ホエイ プロテイン 山澤 礼明 監修 1kg 国内製造 ビタミン7種配合 WPCプロテイン ぷろていん ホエイプロテイン (カフェオレ風味)

商品リンク

REYS レイズ ホエイ プロテイン 山澤 礼明 監修 1kg 国内製造 ビタミン7種配合 WPCプロテイン ぷろていん ホエイプロテイン (カフェオレ風味)

価格や在庫状況は各販売ページで確認してください

低温調理器ステーキの失敗は肉汁と焼き色で見分ける

低温調理器ステーキで「肉汁が出たから成功」と考えると、仕上げで迷いやすい

袋の中に出た液体は、見た目にはおいしそうに見える

ただ、肉がその液体に濡れたままだと、フライパンで焼き色がつきにくい

低温調理後に袋を開けた時、袋の底に液体がたまっている

肉を取り出すと表面が濡れている

そのまま焼くと、香ばしさより先に湯気が出る

この状態では、ステーキというより蒸し焼きや煮た肉に近い印象になりやすい

焼き色を見る時は、表面の色だけでなく、音と湯気も見る

油で焼いている音ではなく、水分が飛ぶような音が長く続くなら、拭き取りが足りない可能性がある

肉汁の量より、焼く直前の表面が乾いているかを見るほうが大事

失敗した時は、次の回で変える場所をひとつに絞る

温度を大きく変える前に、まず表面を拭く

焼き時間を伸ばす前に、フライパンを先に熱する

それでも焼き色が弱いなら、肉を入れる前の水分や袋の中の調味液を見直す

ローストビーフ風に仕上げたい場合は、ステーキとは切り方や温度の考え方が少し変わる

低温調理器ローストビーフ失敗の記事と分けて考えると、ステーキとして食べたいのか、薄切りのローストビーフ風にしたいのかを整理しやすい

低温調理器 肉 レシピはステーキを基本に応用する

低温調理器の肉レシピは、ステーキで流れを覚えると応用しやすい

共通するのは、先に湯せんで中心まで火を入れ、最後に表面を整えること

違うのは、肉の種類、厚み、食べるタイミング、味付けの濃さ

ステーキは焼きたての香ばしさが主役

ローストポークは週末の夕食や来客向き

チャーシューは一晩置いて、翌日の丼やラーメンにも回しやすい

ただし、豚肉を使うレシピは牛ステーキより安全確認を優先する

中心温度や加熱時間を自己流で短くしない

使用する低温調理器の公式レシピや食品安全情報を確認してから作るほうが安心だ

低温調理器の肉レシピは、同じ温度を使い回すより、肉の種類と厚みで分けて考える

低温調理器ローストポークは週末の昼に仕込むと扱いやすい

低温調理器ローストポークは、ステーキより時間に余裕がある日に向いている

豚肩ロースや豚ロースのかたまり肉は、フライパンやオーブンだけで作ると、中心まで火を入れる間に外側が固くなりやすい

低温調理器なら、先に中心までじっくり加熱し、最後に表面だけ焼く流れにしやすい

使いやすい段取りは、週末の昼から夕方

午前中に肉へ塩をなじませる

昼すぎに袋へ入れて低温調理器にセットする

待っている間に掃除、買い物、付け合わせの準備を済ませる

夕方に袋から出し、表面を拭いてフライパンで焼き色をつける

この流れなら、食卓に出す直前に火加減で慌てにくい

味付けは、塩、黒こしょう、にんにく、ローズマリーが使いやすい

和風にするなら、しょうゆ、みりん、酒、しょうがを合わせる

ただし、豚肉は中心まで十分に加熱することが前提

肉の厚みがあるほど温度が上がるまで時間がかかるため、公式レシピの温度と時間を確認してから作るほうがよい

粒マスタード、焼き野菜、じゃがいもを添えると、切り分けた時の皿が寂しくなりにくい

ステーキよりも「かたまり肉を分けるごちそう」に向いている

低温調理器チャーシューは一晩置く前提で考える

低温調理器チャーシューは、当日の主役にもできるが、作り置きに向いている

豚肩ロースや豚バラのかたまり肉に、しょうゆ、酒、みりん、砂糖、しょうが、にんにくを合わせる

袋に入れて空気を抜き、低温調理器で加熱する

仕上げに表面を焼くと、香ばしさが出やすい

低温調理のチャーシューで困りやすいのは、袋から出した直後に味が薄く感じること

鍋で煮込む料理と違い、調味液がぐつぐつ煮詰まらないためだ

その場合は、肉を厚く切りすぎない

袋に残ったたれを小鍋で軽く煮詰める

食べる直前に表面を焼く

この3つで印象が変わりやすい

一晩置くと味が落ち着くこともある

夜に仕込んで翌日の昼に丼へ使う、週末に作って月曜の弁当に回す、といった使い方もしやすい

チャーシューは低温調理直後の味だけで判断せず、たれの煮詰め方と一晩置いた後の使い方まで見る

チャーシューを作り置き中心で使うなら、低温調理器チャーシュー作り置きの記事で、保存や切り方を分けて確認すると整理しやすい

低温調理器ステーキは付け合わせを先に決めるとごちそう感が出る

低温調理器ステーキをレストラン風に見せたい時は、肉だけで考えないほうがいい

ごちそう感は、断面、焼き色、皿、付け合わせ、ソースで決まる

肉の火入れがうまくいっても、皿の上が肉だけだと少し寂しく見える

ステーキなら、湯せん中の1時間で付け合わせを用意しやすい

じゃがいもをゆでる

きのこを炒める

焼き野菜を作る

皿とナイフを出す

ソースを小皿に用意する

火の前に立ち続けなくていいため、食卓全体を整える時間が取れる

これが低温調理器の使いやすいところ

赤身ステーキには、マッシュポテト、クレソン、きのこ、焼き野菜

ローストポークには、粒マスタード、キャロットラペ、じゃがいも

チャーシューには、白髪ねぎ、半熟卵、青菜

肉を切り分けて皿に広げ、横に色のある副菜を置くだけでも印象は変わる

低温調理中の待ち時間は、付け合わせを整える時間として使うと満足感が上がりやすい

低温調理器ステーキに向いている場面

低温調理器ステーキは、すぐ食べたい日より、少し前から仕込める日に向いている

夕食直前に思いついて作ると、設定温度まで上がる時間、加熱時間、焼き時間が重なり、食べる時間がずれやすい

一方で、週末の夕方や来客前なら、待ち時間を準備に回せる

向いているのは、次のような場面

厚切り肉をフライパンで焼くのが苦手な時

安い赤身肉を少しごちそうに見せたい時

家族分を同じ焼き加減に近づけたい時

来客の日に肉料理で慌てたくない時

ステーキを切り分けて皿に盛りたい時

反対に、15分で食べたい平日の夜には向きにくい

低温調理は時短というより、作業を減らして待つ調理に近い

昼や夕方早めに仕込める日ほど、良さが出やすい

低温調理器そのものを買うか迷っている場合は、低温調理器おすすめ比較のような親記事で、W数、鍋の深さ、置き場所を先に見たほうが判断しやすい

この記事では、買った後にステーキやごちそう肉をどう失敗しにくく作るかに絞って考える

低温調理器ステーキで最初に見る場所

低温調理器ステーキで迷ったら、最初に見る場所は多くない

肉の厚み

鍋の深さ

最低水位ライン

袋の空気

湯せん後の表面の水分

最後の焼き時間

食べる人に合わせた加熱条件

この中で、特に初心者が見落としやすいのは、鍋の深さと表面の水分

レシピ通りの温度にしても、肉が浮いていたら火入れは安定しにくい

時間通りに加熱しても、表面が濡れたままだと焼き色はつきにくい

焼き色をつけようとして長く焼くと、中心まで火が入りすぎる

温度を変える前に、水位・袋の浮き・表面の拭き取りを先に見る

この順番で確認すると、次に直す場所が分かりやすい

低温調理器ステーキは、難しい調理というより、失敗しやすい小さな工程を先に潰していく料理と考えやすい

まとめ

低温調理器ステーキは、安い赤身肉や厚切り肉をごちそうに見せやすい調理法だ

ただし、温度だけ合わせれば成功するわけではない

大事なのは、肉の厚み、水位、袋の空気、表面の水分、最後の短い強火焼きを見ること

湯せん後の肉を拭かずに焼くと、焼き色がつきにくい

鍋が浅くて肉が浮くと、火の入り方も不安定になりやすい

ここを先に整えるだけで、仕上がりの失敗は減らしやすい

ローストポークやチャーシューへ広げる時も、考え方は同じ

肉の種類と厚みに合わせ、公式レシピや安全情報を確認しながら、最後に表面を整える

まずは高級肉ではなく、厚さ2〜3cmほどの赤身肉から試す

湯せん後に表面を拭き、フライパンでは短く焼く

この流れを一度つかむと、低温調理器は週末のごちそう肉を作る道具として使いやすくなる

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ