扇風機から異音がする原因は、羽根やガードのズレだけではない
キーキー音やキュルキュル音に、回転の重さ、モーター部分の熱、焦げたにおいが重なる時は、モーターと軸まわりの故障サインを疑う目安になる

夏の夜、寝室で弱運転にした時だけカタカタ音が耳につくことがある
昼間はテレビや生活音で気づかなかったのに、布団に入って10分ほどすると音だけが残るような場面

この時、最初に見る順番は決まっている
羽根とガード、首振り時だけの音、軸まわりのこすれ音、モーターの熱とにおいの順に分けると、使い続けてよい音か、一度止めるべき音かを判断しやすい

扇風機から異音がする原因は音の種類だけで判断しない

扇風機から異音がする時、音の名前だけで原因を決めると間違えやすい
カタカタ、カチカチ、ブーン、キーキー、キュルキュル
同じように聞こえても、出る場面で見る場所が変わる

たとえば、掃除後に組み直してすぐ鳴り始めたなら、羽根やガードのズレを先に見る
首振りにした時だけ鳴るなら、首振り機構のガタつきやネジの緩みが関係していることもある

一方で、弱運転で羽根がすぐ回り出さない、数十秒ほど重そうに回る、10分ほど使った後にモーター背面がいつもより熱い
この組み合わせなら、モーターと軸まわりの抵抗が増えている可能性を見た方がよい

扇風機の異音の確認順は羽根とガードから始める

扇風機から異音がしたら、まず電源を切ってコンセントを抜く
回っている状態で羽根やガードに触らない

最初に見るのは、前ガード、羽根の中心、後ろガードとのすき間
前ガードが少し浮いていたり、羽根の中心ナットがゆるかったりすると、回転のたびにカタカタ、シャラシャラと鳴りやすい

掃除後に音が出た時は、ここで原因が見つかることが多い
羽根を外して洗い、戻した直後から鳴るなら、モーターより取り付け位置のズレを疑う

羽根の先に欠けやひびがある場合も注意したい
手で軽く回した時に一部だけガードへ近い、回すと本体ごとブルブル揺れる
この状態は、羽根のバランスが崩れている可能性がある

扇風機の首振り時だけ異音がする場合は補助的に見る

首振りにした時だけカタカタ、コツコツと鳴るなら、羽根を回すモーター本体ではなく、首振り機構側の音かもしれない

確認はシンプルでいい
首振りなしで1分ほど回す
その後、首振りありに変える
音が首振りを入れた瞬間だけ出るなら、首振り部、土台、ネジ、内部ギアまわりを疑いやすい

右へ振った時だけ鳴る、左に戻る瞬間だけ鳴る
このように片側だけの音なら、部品のゆがみや組み立てのズレも考えられる

ただし、この記事で中心に見るのは首振り音ではなく、モーターと軸まわりの故障サイン
首振りを切れば静かになる音と、首振りを切っても残るキーキー音は分けて考える

モーターと軸まわりの故障サインはキーキー音と回転の重さに出やすい

モーターと軸まわりで気をつけたいのは、キーキー、キュルキュルという乾いたこすれ音
軽いカタカタ音とは違い、回転する軸に抵抗が出ている時の違和感として出やすい

夏前に押し入れから出した扇風機を弱で回した時、羽根がすぐ立ち上がらないことがある
スイッチを入れてから数秒遅れて、のろのろ回り始める
風は出るものの、音が乾いていて、回転も重そうに見える状態

この場合、軸まわりの潤滑不良や摩耗が関係している可能性がある
軸がなめらかに回らないと、モーターに余計な負担がかかりやすい

特に見たいのは、音だけではなく変化
昨日より回り出しが遅い
弱だけ回りにくい
10分ほど使うと音が大きくなる
こうした変化が重なるなら、単なる音の不快感ではなく、故障前の前兆として扱う方が安心

扇風機のモーターが熱い異音はすぐ止める目安になる

扇風機の異音で一番気をつけたいのは、音と熱が同時に出る状態
キーキー音がして、羽根の回転が重く、モーター背面がいつもより熱いなら、使い続けない方がよい

確認する時は、長時間触り続ける必要はない
運転を止め、しばらくしてから本体後ろのモーター部分に近い場所の熱を確認する
いつもより明らかに熱い、電源を切った後もしばらく熱が残るなら注意が必要

次の状態は、確認より停止を優先したい

  • キーキー音がして羽根の回転が重い
  • 弱運転で回り始めがかなり遅い
  • 途中で止まる
  • モーター部分がいつもより熱い
  • 焦げたようなにおいがする
  • 本体が大きく振動する
  • 電源コードやプラグが熱い

「まだ風が出るから」と使い続けると、異常に気づくのが遅れやすい
熱、におい、途中停止がある異音は、修理より先に使用停止を考える状態

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扇風機の軸まわりに注油する前に見るべきこと

扇風機の異音を調べると、軸に油を差したら静かになったという話が出てくる
ただし、家庭での分解や注油を前提にしていない機種も多い

古い扇風機には注油口があるものもあるが、最近の機種では開けない方がよい部分もある
間違った場所に油が入ると、ほこりが固まりやすくなったり、樹脂部品や電気部品に影響する可能性もある

一時的に音が消えても、数時間後や翌日にまたキュルキュル音が戻るなら、油切れだけで済んでいないこともある
この場合は、直ったというより、音が一時的に弱くなった状態に近い

軸まわりの異音で見るべきなのは、油を差すかどうかではなく、音が再発するまでの早さと、熱や回転不良があるか
ここが残るなら、無理に直そうとせず、使用を止めて相談する方が安心だ

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扇風機の異音で買い替えを考える状態

扇風機は構造が単純に見えるため、少しの異音なら直せそうに感じやすい
ただ、モーターと軸まわりの劣化が疑われる時は、修理より買い替えを考えた方が安全なこともある

目安になるのは、音そのものより組み合わせ

  • 夏に出すたびに回り始めが重くなる
  • キュルキュル音が何度も戻る
  • 弱運転で回らないことがある
  • 10分ほど使うとモーター部分が熱い
  • 焦げたようなにおいがしたことがある
  • 羽根やガードを直しても振動が残る
  • 電源コードやプラグに劣化が見える

寝室で一晩使う扇風機は、昼間に少し回す時より慎重に見る
家族が寝ている間に何時間も回し続けるなら、音の不快さだけでなく、熱や停止の有無を優先したい

買い替えを考える時も、音がうるさいだけで決めなくてよい
回転不良、熱、におい、再発の早さが重なった時に、修理より買い替えの判断をしやすくなる

扇風機から異音がする時の記録方法

異音は、修理相談や買い替え判断をする時に説明しにくい
「変な音がする」だけでは、羽根なのか、首振りなのか、モーターなのかが伝わりにくい

記録するなら、次のように残すと原因を分けやすい

  • 夜、寝室で弱運転にするとカタカタ鳴る
  • 首振りを右へ振った時だけ音が出る
  • 掃除後に組み直してからブルブル震える
  • 使い始めて10分ほどでキュルキュル鳴る
  • 1分ほど回って止まり、モーター背面が熱い
  • 電源を切った後も熱がしばらく残る

見る場所も絞っておく
羽根の中心ナット、羽根の欠け、ガードとのすき間、型番ラベル、モーター背面、電源コードの根元
このあたりを比べると、文章だけより状態が伝わりやすい

異音は、音の大きさではなく、出る条件と変化を残す
そこまで分かると、様子を見る音か、止めるべき音かを判断しやすくなる

まとめ

扇風機から異音がする原因は、羽根やガードのズレ、首振り機構のガタつき、羽根の欠け、軸まわりの抵抗、モーターまわりの劣化などに分かれる

最初に見るのは、羽根とガード
掃除後や収納後に音が出たなら、取り付けズレや欠けを先に確認する

首振り時だけ鳴るカタカタ音は、首振り機構側の可能性もある
ただし、首振りを切ってもキーキー、キュルキュルと鳴り、回転が重いなら、モーターと軸まわりを見る段階になる

特に、熱、焦げたにおい、途中停止が重なる異音は使い続けない
音を消すことより、まず止めて状態を分ける方が大事

今日確認するなら、コンセントを抜いてから羽根とガードを見る
その後、首振りあり・なし、弱運転での回り始め、10分ほど使った後の熱を分けて見る
そこまで分けるだけでも、扇風機の異音で迷う時間はかなり減らしやすくなる

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ