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夕食後に魚をさばき、ゴミ箱へ入れた翌朝

蓋を開けていないのに、キッチンへ入った瞬間から生臭い

夏の生ゴミを臭わせにくくするには、袋を何重にもする前に、水分を減らし、常温で置く時間を短くすることが先になる

魚や肉の切れ端は早めに包んで冷凍

冷凍できない野菜くずは、水を切ってから密閉する

それでも臭いが残るなら、生ゴミではなく排水口やシンク下を確認したほうが早い

ゴミ箱、排水口の上、シンク下では、原因も対処法も違う

夏の生ゴミは水分と常温時間で臭いやすくなる

夏の生ゴミが気になりやすいのは、食品くずに水分が残ったまま、暖かいキッチンへ置かれやすいため

特に臭いが強くなりやすいのは、次のようなゴミになる

魚の内臓や骨

肉の脂や切れ端

刺身や肉の吸水シート

エビやカニの殻

スイカやメロンの皮

水を含んだ茶殻やコーヒーかす

ペットフードの食べ残し

袋の口を固く結んでも、中に水分が残っていれば臭いの発生源までは取り除けない

収集日に袋を持ち上げた時、底に茶色い水がたまっているなら、密閉より先に吸水を見直したい状態になる

夏の生ゴミ対策は、袋の厚さより「濡れたまま入れない」が土台

収集日までの日数で保管方法を変える

すべての生ゴミを同じ方法で保管する必要はない

収集日までの時間と、ゴミの種類を見て分けるほうが続けやすい

翌日が収集日なら吸水して密閉

翌朝に回収へ出せるなら、野菜くずまで冷凍しなくても扱いやすい

水切りネットをシンク内で軽く振っただけでは、底に水分が残りやすい

袋へ移す前に、ネットの外側から押して水を切る

そのあと新聞紙やキッチンペーパーで包み、袋の空気を抜いて口を閉じる

ゴミ箱の底にも紙を敷いておくと、袋から少量漏れた時に気づきやすい

紙が湿っていたら、袋だけでなくゴミ箱の内側も拭く

翌日回収なら、冷凍より「水切り→吸水→密閉」の順を崩さない

収集日まで2〜3日あるなら臭う物だけ冷凍

魚や肉を使った夜に、次の収集日まで2〜3日空く

この場面では、臭いの強いゴミだけ冷凍する方法が現実的になる

生活者を対象にした行動観察では、野菜くずまで全部入れる家庭だけでなく、肉の切れ端や魚の骨だけを袋へ分け、冷凍する家庭も見られた

冷凍庫が小さい場合は、この分け方のほうが続けやすい

魚を処理したあとは、次の順でまとめる

内臓、エラ、骨を小袋へ入れる

キッチンペーパーや新聞紙で包む

袋の空気を抜き、口を閉じる

さらに密閉できる袋か容器へ入れる

収集日の朝に冷凍庫から出す

トレーに残った吸水シートも、生臭さが出やすい

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トレーから外し、魚のゴミと同じ袋へまとめると管理しやすい

冷凍庫に余裕がない時は、魚、肉、吸水シートを優先する

4日以上空くなら常温保管を避ける

連休や収集日の都合で4日以上空く時は、吸水して密閉しても、袋を開けた瞬間に強く臭うことがある

特に夏の閉め切ったキッチンでは、日数だけでなく、室温や日当たりでも状態が変わる

冷凍できるなら早い段階で凍らせる

難しい場合は、一度に大きな袋へためず、少量ずつ水を切って小袋へ分ける

ただし、密閉や消臭剤だけで、食品くずの変化を完全に止められるわけではない

回収まで長く空く時ほど、臭いが出てから対処するより、出た日に分けるほうが失敗しにくい

生ゴミを冷凍する時は専用スペースを作る

冷凍保存は、袋を冷凍庫へ押し込むだけでは続きにくい

5月から生ゴミの冷凍を始めた家庭では、当初は食パン用の2斤型を仕切りにしていた

ところが8月になると、魚や肉だけでなく、臭いが気になる包装類まで増え、従来の区画では収まらなくなった

最終的には冷凍庫の一段を広く使う形へ変更している

臭いと虫は気になりにくくなった一方、食品を入れる場所が減ったことが新しい悩みになった

食品との区別を見た目で分かるようにする

生ゴミを食品の隣へ置くことに抵抗がある家庭も多い

続けるなら、直接棚へ置かず、洗える容器やケースの中だけを専用区画にする

透明な袋だけでは、家族が食品と間違えることもある

外側の容器を決める、袋に印を付けるなど、ひと目で分かる状態にしておきたい

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収集日に出し忘れやすい場合は、ゴミ出し用の袋を準備する場所と、冷凍庫の位置を結びつけておく

前夜に玄関へ出すのではなく、朝のゴミ出し直前に取り出すほうが、室内で解凍しにくい

全部冷凍が負担なら範囲を狭める

別の生活者は、長期間家を空ける前に冷凍保存を試し、臭いを抑える変化は感じたものの、容量と衛生面への抵抗から継続できなかった

冷凍保存が合わないのは失敗ではない

次のどれかに当てはまるなら、全部を冷凍しないほうが扱いやすい

冷凍庫が常に食品で埋まっている

家族が多く、生ゴミの量が多い

食品と同じ空間へ置くことに抵抗がある

収集日に取り出すのを忘れやすい

専用容器を洗う場所がない

この場合は、魚や肉だけ冷凍し、野菜くずは吸水して密閉へ切り替える

全部できる方法より、夏の間だけ続けられる方法を選ぶほうがよい

袋を二重にする前に水分を止める

暑い時期だけ、薄いポリ袋へ入れてから蓋付きゴミ箱へ移す家庭もある

袋を追加すると、外へ漏れる臭いは減らしやすい

ただし、水分の多いゴミをそのまま包むと、収集日に袋の中で液体が動くことがある

二重袋にしても臭った家庭では、最終的に屋外の蓋付きゴミ箱へ移していた

しかし、屋外は直射日光で容器内が熱くなりやすく、猫やカラスに荒らされる問題も出る

集合住宅では、ベランダや共用部分への保管が認められていない場合もある

室内から移動させるだけではなく、最初にゴミの水分を減らすことが必要

新聞紙は袋の外ではなくゴミに触れる位置へ

新聞紙をゴミ箱の底へ敷くだけでは、袋の中の水分までは吸えない

水を含んだ野菜くずや皮は、袋へ入れる前に紙で包む

底へ敷く紙は、液漏れを見つけるための補助と考える

翌朝、紙の一部だけ色が濃くなっていれば、袋の口や底から漏れた可能性がある

そのまま次の袋を重ねず、ゴミ箱を一度拭いて乾かしたい

防臭袋は臭いの強いゴミに絞る

臭いを通しにくい袋へ切り替え、気になりにくくなったという生活者もいる

ただし、すべての野菜くずへ使うと費用が増えやすい

最初は魚の内臓、肉の脂、吸水シートなど、少量でも臭いやすい物に絞る

通常の袋で吸水と密閉を試し、それでも漏れる時の補助として使うほうが無駄になりにくい

重曹や消臭剤は保管方法を変えた後に使う

ゴミ箱の底へ重曹を入れたり、炭系の消臭剤を置いたりする家庭もある

これらは補助にはなるが、水分の多い生ゴミを常温で置く時間までは短くできない

順番は次のように考える

生ゴミをシンクへ残さない

水分を切る

臭う物だけ冷凍する

冷凍できない物を密閉する

重曹や消臭剤を補助にする

重曹を振りかけても、袋の底へ水がたまるなら、先に吸水方法を変えたい

消臭剤を増やす前に、袋の中へ液体が残っていないかを見る

ゴミを片づけても臭う時は発生場所を分ける

生ゴミを冷凍し、ゴミ箱も空にしたのに、キッチンへ入るとドブのような臭いが残る

この場合は、排水口の臭いの原因を夏の生ゴミと分けて考える

まず確認する場所は3つ

ゴミ受けと排水口の上部

排水口の奥

シンク下収納

排水口の上だけ臭う

ゴミ受けを持ち上げた時に臭いが強くなるなら、食品くずやぬめりが残っている可能性がある

網目の表側だけでなく、裏側と縁を見る

黒っぽい汚れや、指で触れるとぬるっとする部分が残っていれば、まず部品を外して洗う

夕食後にゴミ受けを空にしても、細かな米粒や脂が裏側へ付着していることがある

水だけで流さず、台所用中性洗剤とブラシで落としてから乾かす

排水口の奥から臭う

ゴミ受けを洗っても、排水口へ顔を近づけた時だけ臭うなら、見える範囲の汚れを確認する

ただし、奥へ無理にブラシを押し込んだり、複数の薬剤を続けて流したりしない

排水が遅い、ゴボゴボ音がする、水が戻る

この状態は、表面の発泡掃除だけで解決しないこともある

シンク下収納だけ臭う

扉を開けた瞬間だけ下水のような臭いがするなら、排水口表面の汚れとは別に考える

実際に、パイプクリーナー、ブラシ、高圧洗浄まで試しても、シンク下の臭いだけが残った家庭がある

冬は気になりにくかったものの、翌年の暑い時期に再び強くなり、最終的に住宅会社へ相談している

シンク下で見るのは、収納物の臭いだけではない

排水ホース周辺が濡れていないか

床との接続部分にずれがないか

扉を閉めても臭いが外へ出るか

水を流していない時も臭うか

ゴボゴボ音を伴っていないか

シンク上では臭わず、収納内だけ臭うなら、洗剤を追加する前に接続部分を見る

水漏れや部品のずれが疑われる時は、テープで覆って終わらせず、賃貸なら管理会社、持ち家なら施工会社や専門業者へ相談するほうが安心だ

重曹とクエン酸の発泡掃除は軽いぬめりに使う

重曹とクエン酸を使った発泡掃除は、ゴミ受けや排水口上部に付いた軽いぬめりを浮かせたい時に使いやすい

一方で、排水管の奥の詰まりや、シンク下の接続不良を直す方法ではない

始める前に、ゴミ受けに残った食品くずをすべて取り除く

固形物が残ったまま発泡させても、汚れの上で泡が広がるだけになりやすい

発泡掃除の順番

窓を開けるか換気扇を回す

ゴミ受けと外せる部品を取り出す

食品くずを捨て、中性洗剤で大きな汚れを落とす

排水口周りへ重曹を薄く広げる

クエン酸水を少量ずつかける

泡が落ち着くまで待つ

ブラシで縁と部品の裏側を洗う

水で十分に流し、水分を拭き取る

重曹やクエン酸の量、放置時間は、使用する製品の表示を優先する

泡が出る量を増やそうとして、大量に入れる必要はない

見るべきなのは泡の高さではなく、すすいだ後にぬめりが残っていないかどうか

掃除直後だけでなく、翌朝にキッチンへ入った時も確認する

臭いが戻っていれば、表面以外に原因がある可能性を考える

発泡したかではなく、部品の裏側と翌朝の臭いで判断する

塩素系洗剤を使った直後は行わない

クエン酸は酸性

塩素系の漂白剤や洗浄剤と酸性の物が混ざると、有害な塩素ガスが発生する危険がある

製品表示を確認し、同じ場所で続けて使わないことが重要になる

直前に何を使ったか分からない時は、その日は別の洗剤を追加しない

水で十分に流し、製品の表示に従って時間を空ける

「まぜるな危険」の表示がある製品とクエン酸は併用しない

熱湯を一気に流さない

排水口のぬめりを落とそうとして、沸騰した湯を一気に流す方法は避けたい

排水部品や配管は住宅によって異なる

高温の湯や多量の湯を使う前に、シンクと排水設備の取扱説明書を確認する

温度を自己判断で上げるより、部品を外して手の届く範囲を洗うほうが状態を確認しやすい

掃除で改善しない時は洗剤を足さない

排水口を洗った直後だけ軽くなり、翌朝にはまた臭う

何度掃除しても、シンク下だけ強く臭う

この状態で洗剤を追加し続けると、原因が分かりにくくなる

次の変化があれば、家庭での表面掃除をいったん止めたい

水の流れが以前より遅い

排水時にゴボゴボ音が続く

シンク下に水滴や湿りがある

排水ホース周辺から強く臭う

掃除直後も臭いが変わらない

高圧洗浄後すぐに再発した

接続部が外れているように見える

賃貸住宅では、部品を外したり隙間を塞いだりする前に管理会社へ連絡する

持ち家でも、床下配管や通気まで自己判断で触らず、施工会社や排水設備を扱う業者へ状態を伝えるほうがよい

伝える時は「夏だけ臭う」だけでなく、次の情報をそろえると状況を説明しやすい

臭うのは排水口かシンク下か

水を流した前後で変わるか

音や流れの遅さがあるか

いつ掃除し、何を使ったか

翌朝に戻ったか

水漏れや湿りがあるか

家族の人数と住環境で続け方を変える

一人暮らしで調理回数が少なければ、魚や肉だけを小袋へ入れる方法でも十分続けやすい

家族世帯では、一日分をまとめて冷凍すると冷凍庫を圧迫しやすい

夕食後に出た臭いの強いゴミだけを分け、野菜くずは吸水して密閉するほうが現実的になる

収集が週2回ある地域でも、次の回収までの日数は曜日によって変わる

同じ家庭でも、回収翌日と回収前日で保管方法を変えてよい

屋外保管は、戸建ての敷地内と集合住宅のベランダで条件が違う

直射日光、動物、近隣への臭い、管理規約を確認せずに移さない

すでにコバエが発生している場合は、保管方法だけでなく発生源の除去が必要になる

その段階は、生ゴミの臭い対策とは分けてコバエ対策の記事で確認したい

まとめ

夏の生ゴミを臭わせにくくする時は、袋を増やすことから始めない

最初に見るのは、水分が残っていないか、収集日まで何日あるか、魚や肉が混ざっていないか

翌日回収なら吸水して密閉

2〜3日空くなら臭う物だけ冷凍

さらに長く空くなら、常温へ置く時間をできるだけ短くする

ゴミを片づけても臭う時は、排水口の上とシンク下を分けて確認する

軽いぬめりは手の届く部品から落とし、重曹とクエン酸は補助として使う

今日すべてを変える必要はない

まず夕食後、魚や肉のゴミだけを小袋へ分ける

そこから始めると、夏のキッチンで臭いが残る場所にも気づきやすくなる

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ