麦茶 常温 何時間一晩置いた夏の朝に捨てるか迷うご飯
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夜に煮出した麦茶を、冷めてから冷蔵庫へ入れるつもりで朝まで忘れた
炊いたご飯をタッパーへ移し、夕方までテーブルに置いてしまった
夏の常温放置で迷った時は、見た目や臭いより、置いた時間と室温を先に見る
炊いたご飯は、室温で2時間以内
気温が約32℃を超える環境では、1時間以内に冷蔵・冷凍へ移すのが安全側の目安になる
ただし、これは2時間まで食べられる保証ではない
保存を終えるまでの上限として考えたい基準だ。
麦茶には「常温で何時間まで安全」と一律に言える基準が見つかりにくい
家庭で作った麦茶は常温保存を前提にせず、作った後は冷却して冷蔵する
夜から翌朝まで置いた麦茶や、朝から夕方まで置いたご飯は、少しでも迷うなら無理に口にしないほうが安心だ
一晩置いた麦茶とご飯は、状態を分けて考える
夏の台所では、同じ「一晩」でも状態が違う
まずは、今ある麦茶やご飯がどれに当てはまるかを見る
夜から朝まで常温だった麦茶
煮出した麦茶をやかんのまま置き、朝になって気づいた
水出し用のポットを冷蔵庫へ入れず、室内で一晩抽出した
この状態は、冷蔵保存していた麦茶とは分けて考える
メーカー案内では、ティーバッグで作ったお茶は、容器へ口をつけない場合でも冷蔵保存が前提
作ってから24時間程度を目安に飲み切るよう案内されている。
つまり「24時間」は、室温に置ける時間ではない
一晩常温だった麦茶は、冷蔵庫へ戻せば保存を再開できるとは考えないほうがよい
朝から夕方まで常温だったご飯
朝炊いたご飯を冷凍用の容器へ移し、粗熱を取っている間に外出
約10時間後、帰宅してから置き忘れに気づく
生活者の相談で見られた、夏に起きやすい失敗だ
容器にはフタがあり、表面も乾いていない
酸っぱい臭いもなく、電子レンジで温めれば普通に戻りそうに見える
それでも、約10時間という放置時間を、臭いや見た目だけで帳消しにはできない
炊飯器で保温されていたご飯
保温機能が正常に動き、ご飯が高い温度で保たれていた状態は、保温を切った状態とは異なる
ただし、炊飯器ごとに推奨される保温時間や保温できるメニューは違う
炊き込みご飯など、長時間保温に向かないものもある
本記事では炊飯器の適正保温時間までは広げず、保温を切った後の常温放置を中心に考える
保温を切った炊飯器のご飯
夕食後に保温を切り、フタを閉じたまま翌朝まで置いた
この場合、炊飯器は冷蔵庫でも保温容器でもない
フタが閉じていると、密閉保存しているように感じやすい
しかし、ご飯の温度は時間とともに下がっていく
「炊飯器の中にあるか」ではなく、「保温されていたか」で分ける
夏のご飯は常温放置を2時間以内で切り上げる
USDAは調理済み食品について、室温で2時間を超えたものは廃棄
気温が約32℃を超える場合は、1時間を超えて置かないよう案内している。
日本の家庭で炊いた白飯だけを対象にした期限ではないものの、夏の常温放置を避ける目安にはなる
ここで気をつけたいのは、2時間を食べられる期限にしないこと
見るべきなのは、次の3点
炊き上がってから何時間たったか
冷房のない台所で室温が上がっていなかったか
深い容器にまとめて入れ、中心が冷めにくくなっていなかったか
冷房の効いた25℃前後の部屋と、コンロ使用後の30℃前後の台所では条件が違う
直射日光が入る食卓や車内なら、さらに温度が上がりやすい
室温が高いほど、保存へ切り替える時間を短く考える
セレウス菌は28〜35℃で増えやすい
ご飯の常温放置で注意したいものの一つが、セレウス菌
東京都保健医療局は、セレウス菌の増殖に適した温度を28〜35℃と案内している
熱に強い芽胞を形成し、おう吐型の毒素も熱に強いのが特徴だ。
夏の台所が30℃前後になると、この増殖適温と重なる
炊飯したから、すべてのセレウス菌リスクがなくなるとは限らない
大阪府も、セレウス菌の芽胞は熱に強く、食品中で作られるおう吐毒も熱や酸に強いと説明している。
そのため、長時間置いたご飯を次の料理に変えても、安全な状態へ戻るとは言い切れない
電子レンジで熱くする
チャーハンにする
雑炊にする
もう一度炊飯器で加熱する
再加熱より、増えやすい温度で長時間置かないことが先
麦茶は常温で何時間と決めず、冷蔵前提で扱う
家庭で作る麦茶は、作り方によって条件が変わる
沸騰後のお湯で抽出した麦茶
水から抽出した麦茶
コップへ注いだ麦茶
直接口をつけた水筒
氷を入れた保冷容器

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
これらを同じ「麦茶」として、何時間まで安全とまとめるのは難しい
伊藤園は、水出し麦茶について、ポットへ水とティーバッグを入れた後、冷蔵庫で約2時間抽出する方法を案内している。
水出しだから、室温の食卓で抽出してよいという意味ではない
また、容器へ口をつけない場合も冷蔵保存が前提
マイボトルなどへ口をつける場合や、常温で持ち歩く場合は、より短い時間で飲み切る目安が示されている。
家庭では、食卓へ出す分だけ別容器へ移すほうが扱いやすい
冷蔵庫の2リットル容器を何度も常温へ出し入れするより、必要な量だけ注ぎ、残りを冷蔵したままにする
白濁や異臭は飲まない判断につながる
麦茶をコップへ注いだ時、次の変化があれば無理に味見しない
普段より白っぽく濁っている
表面に不自然な泡が残る
酸味を感じる臭いがある
香ばしさとは違う薬品のような臭いがある
容器の内側にぬめりがある
生活者の体験では、見た目では気づかず、コップへ顔を近づけた時に「湿布のような臭い」を感じた例もあった
透明な容器なら濁りを確認しやすい
半透明のポットや金属製のやかんでは、中の変化が見えにくい
ただし、白濁や異臭がないことは、安全の証明にはならない
時間が分からない時は、少量飲んで確かめるより、作った時刻や置いた場所から判断したい
ご飯のぬめりや酸臭が出るまで待たない
傷みが進んだご飯では、次の変化が出ることがある
酸っぱい臭い
糸を引くような粘り
表面のぬめり
黄色っぽい変色
普段とは違う柔らかさ
ここまで変化があれば、食べる判断は避けたい
一方で、長時間放置した直後は、炊きたてと見た目が変わらないこともある
温め直すと湯気が出て、さらに普通のご飯に見えやすい
腐ったサインが出るまで待つのではなく、放置時間を先に確認する
ご飯は完全に冷えるまで待たず、小分けを始める
夏のご飯で起きやすいのが、冷凍するつもりで容器へ移し、そのまま忘れる失敗
「完全に冷めてから冷凍庫へ入れる」と決めると、外出や入浴で抜けやすい
炊き上がったら、食べる分以外を先に分ける
1.1食分ずつ浅く広げる
茶碗1杯分を目安に分け、ラップや浅い保存容器へ移す
厚い塊にせず、平らにしておく

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深いタッパーへまとめて詰めるより、中心の熱が逃げやすい
容器の外側が冷えていても、中央に指を近づけると熱が残っていることがある
見るのは容器の縁ではなく、ご飯の中心部分
2.湯気が落ち着いたら保存へ移す
熱いご飯を室内で完全に冷たくなるまで待つ必要はない
粗熱を取る間も、時計を見る
炊飯終了時刻と小分けした時刻を覚えておくだけでも、置き忘れに気づきやすい
長く保存する分は、冷蔵より冷凍のほうが食感を保ちやすい
近いうちに食べる分だけ冷蔵へ分けると迷いにくい
3.外出前と就寝前にテーブルを見る
置き忘れは、保存方法を知らないから起きるとは限らない
朝は外出準備
夜は入浴や片付けが重なる
その時に、タッパーやラップ包みが室内へ残りやすい
小分けした時点で、スマートフォンのタイマーを入れる
冷ます時間を記憶だけに任せないほうが失敗しにくい
炊き込みご飯、チャーハン、ピラフ、オムライスなども、作った後に室温へ長く置かない
セレウス菌食中毒では、米飯を使った料理が原因食品として挙げられている。
お弁当へ入れるご飯は、保存後の扱いだけでなく、詰める温度や保冷剤の位置も関係する
持ち歩く時間まで確認する場合は、お弁当の傷みと保冷剤の置き方を扱った記事で分けて考えたい
麦茶はやかんを氷水へ入れて冷却する
煮出した麦茶は、やかんを台所へ置いたまま自然に冷ますと忘れやすい
夜の家事が終わる頃に麦茶を作り、その後に入浴
朝になって、コンロ横のやかんへ気づく
生活者の投稿で繰り返し見られた流れだ
防ぐには、作った直後から冷蔵までを一つの作業にする
1.抽出後はティーバッグを取り出す
指定時間を過ぎたら、清潔な箸などで取り出す
入れたままにすると、苦みや雑味が出やすい
メーカーも、お湯出しでは約10分後にティーバッグを取り出す方法を案内している。
2.やかんや鍋を冷水へ入れる
シンクや大きめのボウルへ冷水を張り、やかんや鍋の底を浸ける
水がぬるくなったら入れ替える
氷や保冷剤があれば加える
自然に冷めるのを待つより、冷蔵へ移すまでの流れを止めにくい
3.清潔な容器へ移して冷蔵する
容器は、前日の麦茶へ継ぎ足さない
一度空にして洗い、内側とフタを乾かしたものを使う
パッキンがある容器は、フタの溝に茶色い汚れやぬめりが残っていないかを見る
水出しなら、最初から冷蔵庫で抽出する
食卓へ置いたまま一晩かけて抽出する方法は避ける
麦茶は「冷めたら保存」ではなく、「冷やしながら保存へ進める」
冷房中と30℃前後の台所では判断を変える
常温といっても、夏は場所で温度が大きく変わる
冷房が効いた部屋では25℃前後でも、コンロを使った台所は30℃を超えることがある
西日の当たる食卓や車内なら、さらに高くなりやすい
特に、ご飯を深い容器へまとめた状態は、周囲が涼しくても中心の熱が抜けにくい
2リットルの麦茶も同じ
量が多いほど、やかんの中央まで冷えるのに時間がかかる
一人分の少量と家族分の大容量では、同じ時間でも状態が異なる
量が多い時ほど、小分けや氷水を先に使う
フタを閉めても常温放置は止まらない
タッパー、炊飯器、やかん、麦茶ポット
どれもフタがあるため、外気から守られているように見える
しかし、フタは冷蔵や保温の代わりにはならない
炊飯器の保温を切ったまま翌朝まで置いたご飯
煮出した後、やかんへフタをして朝まで置いた麦茶
どちらも「密閉されていたから大丈夫」とは判断しにくい
フタを見るより、次を確認する
保温や保冷が続いていたか
室温に何時間置かれたか
容器へ口をつけたか
中身が大量で冷めにくくなかったか
迷った時は味見より、時間と保存状態を見る
夏の麦茶やご飯は、冷ましてから保存しようとして、30℃前後の台所へ置いたまま忘れた時に判断しにくくなる
朝から夕方まで残ったご飯
夜から翌朝まで置いた麦茶
この状態では、見た目や臭いだけで安全を確認するのは難しい
ご飯は、調理後2時間以内
約32℃を超える環境では1時間以内を、保存へ移す上限の目安として考える
麦茶は常温で持たせる前提にせず、作った後に冷却して冷蔵する
メーカーの24時間目安も、冷蔵保存した場合の話だ
今日から変えるなら、難しいことを増やす必要はない
ご飯を小分けした時と、麦茶を作った時にタイマーを入れる
冷めるまで覚えておこうとせず、冷蔵・冷凍までを一つの作業にする
それだけでも、翌朝に食べるか捨てるか迷う場面を減らしやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
