夜に牛乳パックをそのままヨーグルトメーカーへ入れて、朝フタを開けたら固まっていない

パックを少し傾けると、中身がサラサラ動く
匂いはヨーグルトっぽいのに、スプーンですくえない

この状態になると、機械が壊れたのか、牛乳を捨てるべきなのか迷いやすい

ただ、ヨーグルトメーカーが固まらない時は、機械の故障より先に、牛乳の種類、種菌の量、温度と時間、混ぜ方を見るほうが原因を絞りやすい

特に多いのは、次のような流れ

夜に1Lパックで仕込む
朝、飲むヨーグルトより薄い状態で出てくる
牛乳パックの表示を見直したら、低脂肪乳や乳飲料だった
または、R-1などのドリンクタイプを半分だけ入れていた
温度は42〜43℃にしたのに、8〜10時間たってもゆるい

この記事では、異臭やカビなどの衛生トラブルではなく、固まらない・シャバシャバになる物理的な失敗理由に絞って見る

ヨーグルトメーカーが固まらない原因は牛乳・種菌・温度時間に分かれる

ヨーグルトメーカーの失敗理由は、最初から難しく考えなくてよい

まず見る順番は、だいたいこの4つ

  1. 牛乳の種類
  2. 種菌の種類と量
  3. 温度と時間
  4. 混ぜ方

朝にパックを開けて、ヨーグルトではなく白い液体のままだった時ほど、焦って温度だけを変えたくなる

でも、42℃や43℃に設定していても、牛乳や種菌の条件が合っていないと固まりにくい

逆に言えば、同じヨーグルトメーカーでも、材料と手順を戻すだけで次回は安定することがある

夜仕込みでシャバシャバだった時に最初に見る場所

一番早いのは、牛乳パックの側面を見ること

成分表の近くにある「種類別」の欄
ここに何と書かれているかで、固まり方が変わりやすい

見たいのは、商品名ではなく種類別の表示

「牛乳」と書かれているもの
「低脂肪乳」と書かれているもの
「加工乳」「乳飲料」と書かれているもの

見た目は同じ白い牛乳パックでも、ヨーグルトメーカーでは反応が変わる

冷蔵庫から出した時点でここを確認しておくと、失敗後に原因を探しやすい

ヨーグルトメーカーが固まらない時は牛乳の種類を先に確認する

ヨーグルトメーカーで固まらない時、最初に疑いたいのは牛乳の種類

とくに、価格が安いから、低カロリーだから、家にあったからという理由で選んだ牛乳は注意したい

低脂肪乳、無脂肪乳、成分調整牛乳、加工乳、乳飲料は、商品によって固まり方が弱くなることがある

絶対に失敗するというより、失敗原因を切り分ける時は、まず種類別が「牛乳」のものに戻すほうが分かりやすい

低脂肪乳や乳飲料は固まり方が弱くなりやすい

低脂肪乳で仕込んだあと、朝にパックを開けたらシャバシャバだった
あとから表示を見て、次は成分無調整の牛乳に戻した

こういう流れはかなり現実的だ

低脂肪乳は、飲むには問題なくても、ヨーグルトとして固めるには条件が変わる
乳成分のバランスが変わるため、同じ温度と時間でも固まり方が弱くなりやすい

「昨日と同じ42℃で8時間なのに、今回はゆるい」
そう感じたら、まず牛乳の種類が変わっていないかを見る

安さやカロリーで選ぶ前に、ヨーグルト作りでは種類別を確認することが先

低温殺菌牛乳はおいしさと固まりやすさを分けて考える

低温殺菌牛乳は、飲むとおいしいと感じやすい
だから、これで作ればヨーグルトもおいしくなると思いやすい

ただ、ヨーグルトメーカーでは、過去と同じ温度・同じ時間でも固まりにくいことがある

冷蔵庫で冷やせば固まるかもと待っても、翌日までゆるいまま
そこで初めて、温度ではなく牛乳の種類を疑う流れになりやすい

ここで大事なのは、おいしい牛乳かどうかではない

失敗を減らしたい時は、まず成分無調整で種類別が「牛乳」のものを基準にする

慣れてから低脂肪乳や低温殺菌牛乳を試すなら、ゆるくなる可能性も込みで見るほうがよい

ヨーグルトメーカーの失敗理由は種菌の種類と量にも出る

牛乳が問題なさそうなら、次は種菌を見る

よくある失敗は、ドリンクタイプを使う、量が少ない、前回作ったヨーグルトを何度も種にする、混ぜ方が足りないというもの

基本の目安は、牛乳1000mLのうち少し抜いて、牛乳900mL前後に市販ヨーグルト100g前後

この比率から大きく外れると、固まり方が不安定になりやすい

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R-1ドリンクやLG-21ドリンクは固形にしたい時は安定しにくい

R-1やLG-21のドリンクタイプを牛乳パックに入れて作る人は多い

牛乳をコップ1杯ぶん抜く
ドリンクタイプを半分ほど入れる
パックの口を閉じて軽く振る
あとはヨーグルトメーカーに入れて放置

この手順でうまくいくこともある

ただ、3回に1回くらい水っぽくなる、だんだんシャバシャバになる、という失敗も起きやすい

朝に開けると、匂いはヨーグルト風味
でも、食べるヨーグルトというより、薄い飲むヨーグルトのような状態

この場合、ドリンクタイプが絶対に悪いとは言い切れない
ただ、固形ヨーグルトを安定して作りたいなら、無糖プレーンの固形ヨーグルトを種菌にするほうが原因を切り分けやすい

R-1を毎回増やす節約目的の記事とは分けて考えたい部分だ
ここでは「量産できるか」ではなく、固まらない時にどこを見直すかを優先する

種菌100g前後を入れたかを見る

牛乳1Lに対して、種菌が少なすぎると固まり方が弱くなりやすい

よくあるのは、カップヨーグルトを半分だけ入れる
または、ドリンクタイプを少しだけ入れて済ませる使い方

量が少なくても発酵することはある
しかし、失敗した時に原因が分かりにくい

初めて作る時、または連続で失敗している時は、牛乳900mL前後にヨーグルト100g前後を目安に戻す

この量なら、次に温度や時間を調整した時にも比較しやすい

種菌は「多ければ多いほどよい」ではない
まずは基準量に戻して、同じ条件で1回試すほうが判断しやすい

ヨーグルトメーカーが42℃・43℃でも固まらない時の確認点

42℃や43℃に設定しているのに固まらないと、機械の温度がおかしいのではと思いやすい

実際には、設定温度だけでは判断しにくい

特に、牛乳を電子レンジで温めてから種菌を入れる場合
パックの中が思ったより熱くなっていることがある

外側を触ってぬるいと感じても、中の温度が高いこともある
そのまま種菌を入れると、発酵がうまく進みにくい場合がある

見るべきなのは、ヨーグルトメーカーの設定温度だけでなく、種菌を入れる時の牛乳の実温度

43℃8時間で失敗したら牛乳温度と種菌量を戻す

成分無調整牛乳1L
R-1の固形タイプを半分
600Wで3分温める
43℃で8時間
さらに10時間に延ばしても固まらない

こういう具体的な失敗では、温度設定だけを上げても解決しにくい

見る順番は、次の通り

  1. 牛乳は種類別が「牛乳」か
  2. 種菌は100g前後入っているか
  3. 牛乳を温めすぎていないか
  4. 8〜9時間後に少しでもとろみがあるか

少しとろみがあるだけなら、発酵が弱い可能性もある
ただの牛乳のようにサラサラなら、材料条件から戻したほうが早い

43℃8時間で失敗した時ほど、温度を上げる前に材料と混ぜ方を戻す

冬の冷たい牛乳とレンジ加熱直後は差が出やすい

冬は、冷蔵庫から出した牛乳がかなり冷たい

そのまま入れると発酵に時間がかかりやすい
反対に、レンジで温めすぎると、種菌を入れる時に熱すぎることがある

夏は室温が高く、牛乳パックを出してから作業しているうちに温度が上がりやすい
季節で変わるのは、ヨーグルトメーカーの中だけではない

台所で作業している数分の間にも、牛乳の状態は少し変わる

冷たいまま入れたのか
温めてから入れたのか
温めた直後に種菌を入れたのか

この違いを残しておくと、次回の失敗原因を探しやすい

ヨーグルトメーカーがシャバシャバになる時は混ぜ方も見る

牛乳と種菌を入れたあと、パックを数回振るだけで済ませることがある

手軽だが、底や角にヨーグルトが残ると、全体に種菌が回りにくい

特に、固形ヨーグルトを種菌にした時は、牛乳の中でダマになりやすい
上のほうだけ混ざって、底に白いかたまりが残ることもある

シャバシャバになる時は、量だけでなく底まで混ざったかを見る

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牛乳パックを振るだけでは底に残ることがある

一度失敗した時、あとから思い返すと「混ぜたつもり」だったということがある

牛乳パックの口を閉じて軽く振る
それだけでは、ヨーグルトが底の角に残る場合がある

長いスプーンを入れて、底をなぞるように混ぜる
そのあとパックの側面を軽く回して、全体が均一になったかを見る

泡立てる必要はない
むしろ、静かに底まで行き渡らせるくらいでよい

混ぜ終わった直後に、スプーンの先にヨーグルトのかたまりが残っていないか
ここを見るだけでも、次の失敗を減らしやすい

混ぜ忘れた後に冷蔵庫で待っても固まりにくい

種菌を入れたのに混ぜ忘れた
発酵後にシャバシャバだったから、取り出して混ぜて冷蔵庫へ入れた

この流れで翌日まで待っても、思ったように固まらないことがある

発酵前に全体へ種菌が行き渡っていないと、あとから冷やしても状態は大きく変わりにくい

この場合は、無理に成功扱いにするより、次回の手順を変えたほうが早い

最初に牛乳を少し抜く
種菌を100g前後入れる
長いスプーンで底まで混ぜる
それからヨーグルトメーカーへ入れる

混ぜるタイミングは発酵前。失敗後ではなく、仕込みの段階で決まる

ヨーグルトメーカーで8〜9時間後にゆるい時の追加発酵

8〜9時間たって、完全にシャバシャバではない
でも、スプーンですくうとゆるい

この時は、すぐ失敗と決めずに、状態を見る

少しとろみがある
パックを傾けると、液体よりゆっくり動く
表面が少し固まりかけている

こういう時は、2〜3時間ほど追加して様子を見るという判断もできる

ただし、追加すれば何でも固まるわけではない

牛乳の種類が合っていない
種菌が少ない
そもそも混ざっていない
この場合は、時間を延ばしても大きく変わりにくい

追加してよい状態と作り直したほうが早い状態

追加発酵を考えやすいのは、少し固まりかけている時

反対に、作り直したほうが原因を切り分けやすいのは、次のような状態

  • 8〜10時間後も水のようにサラサラ
  • 牛乳パックの表示が低脂肪乳、加工乳、乳飲料だった
  • 種菌を半分程度しか入れていない
  • 牛乳と種菌をよく混ぜた記憶がない
  • レンジ加熱直後に種菌を入れた

この場合、時間だけ足しても改善しにくい

次回は、種類別が「牛乳」のもの、種菌100g前後、42℃前後で8〜9時間、底まで混ぜる
この基本条件に戻して試すほうが分かりやすい

異臭・変色・カビがある時はこの記事の範囲では判断しない

この記事で扱っているのは、牛乳、種菌、温度、時間、混ぜ方による固まりにくさ

異臭、変色、カビ、強い分離がある場合は、温度や牛乳選びだけの問題として扱わないほうがよい

その状態で食べられるかどうかを、この記事内では判断しない

衛生面の確認は、ヨーグルトメーカーの衛生や熱湯消毒を扱う記事で分けて見るほうが安全だ

ヨーグルトメーカーの失敗理由を次回に残すための見直し方

ヨーグルトメーカーの失敗は、1回だけ見ると原因が分かりにくい

同じ手順のつもりでも、実際には牛乳、種菌、温度、時間、混ぜ方のどこかが少し変わっていることがある

次回のために残すなら、細かい日記ではなく、次の5つだけで十分

  • 牛乳の種類別は何だったか
  • 種菌は固形かドリンクタイプか
  • 種菌を何gくらい入れたか
  • 温度と時間は何℃で何時間か
  • 発酵後にスプーンですくえる固さだったか

この5つがあると、失敗が「なんとなく」ではなくなる

たとえば、前回は42℃9時間で成功
今回は同じ温度なのに失敗
違いは低脂肪乳に変えたことだけ

ここまで分かると、次に戻す場所は温度ではなく牛乳になる

失敗した時ほど、原因を一気に変えず、ひとつずつ戻すほうが成功条件を見つけやすい

ヨーグルトメーカーの固まらない悩みは役割を分けて読む

ヨーグルトメーカーの記事は、テーマが重なりやすい

固まらない原因
R-1を量産する方法
豆乳ヨーグルトの作り方
異臭や熱湯消毒の衛生対策
低温調理への活用

これらをひとつの記事に全部入れると、読者も検索エンジンも主題をつかみにくくなる

この記事で見るのは、すでに固まらない・シャバシャバで困っている時の原因確認

R-1を毎回安定して増やしたい場合は、種菌量や継ぎ足し回数を別で見る
豆乳ヨーグルトは、牛乳とは材料条件が違う
異臭や変色がある場合は、衛生トラブルとして分けて考える

ヨーグルトメーカー全体の使い方を整理したい時は、親記事として「ヨーグルトメーカーの使い方と失敗対策まとめ」に戻れる流れを作ると、悩みごとに読み分けやすい

ヨーグルトメーカーが固まらない時のまとめ

ヨーグルトメーカーが固まらない時は、まず機械を疑うより、牛乳の種類、種菌の量、温度と時間、混ぜ方を順番に見る

夜に1Lパックで仕込んで、朝にシャバシャバだった場合は、牛乳パックの「種類別」から確認する
低脂肪乳、加工乳、乳飲料なら、次回は種類別が「牛乳」のものに戻す

次に、種菌を100g前後入れたかを見る
ドリンクタイプを少量だけ入れていたなら、固形の無糖プレーンヨーグルトに変えるほうが判断しやすい

温度は42℃前後、時間は8〜9時間を目安にする
少し固まりかけているなら2〜3時間追加
水のようにサラサラなら、時間より材料条件を戻す

今日から全部を変える必要はない

まずは次の1回だけ、種類別が「牛乳」のもの、種菌100g前後、42℃前後で8〜9時間、底まで混ぜる
この条件に戻して比べると、自分の失敗理由がかなり見えやすくなる

監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ