真空パック機の専用袋が高い時は市販の袋の厚みを見る
目次
- 休日に肉をまとめ買いして10袋分に小分けした時、見た目はぺたんこに閉じたのに、翌朝見ると半分以上がふくらんでいる
- 原因が本体なのか、袋なのか、入れ方なのか分かりにくいこと
- 真空パック機は、本体を買った時よりも、使い続ける時の袋代が気になりやすい
- 使わなくなる原因は、真空パック機そのものより「毎回袋を消費する感覚」にある
- 一方で、ノズルを袋の中へ差し込むタイプや、庫内全体の空気を抜くチャンバー式は、市販の袋を使いやすい場合がある
- コーヒー豆やドッグフードをまとめて小分けした時、10個作って8個ほど空気が戻るようなケースでは、やり直す気力が一気に落ちる
- 空気が戻る原因を深く分けるなら、シール幅や袋のシワの話になる
- その瞬間、奥に残った空気の逃げ道がなくなりやすい
編集
真空パック機の専用袋が高いと感じる時、すぐに市販の袋へ替えたくなる
ただ、市販のポリ袋が使えるかどうかは、袋の安さではなく、本体の脱気方式、袋の厚み、エンボス加工の有無で決まる
休日に肉をまとめ買いして10袋分に小分けした時、見た目はぺたんこに閉じたのに、翌朝見ると半分以上がふくらんでいる
コーヒー豆やドッグフードのような乾いたものでも、同じように空気が戻ることがある
この時に困るのは、袋代を節約したはずなのに、やり直しの手間が増えること
原因が本体なのか、袋なのか、入れ方なのか分かりにくいこと
真空パック機の袋代を下げたいなら、最初に見るべきなのは「市販の袋が使える機種か」ではなく「自分の機種がどの袋で空気を抜ける構造か」になる
真空パック機の専用袋が高いと使わなくなる理由
真空パック機は、本体を買った時よりも、使い続ける時の袋代が気になりやすい
専用袋が1枚20円前後ならまだ使いやすいが、サイズやロールタイプによっては1枚あたり数十円になることもある
肉、魚、作り置き、ドッグフードをまとめて分けると、1回で10枚近く使う日も出てくる
たとえば週末に鶏むね肉、豚こま、魚の切り身を小分けする
それぞれ2〜3袋に分けるだけで、袋はすぐ6〜9枚
月に20枚使えば、袋代は地味に積み上がる
高価な食材には使えても、少し余った野菜、安い特売肉、1食分の作り置きには使うのをためらいやすい
使わなくなる原因は、真空パック機そのものより「毎回袋を消費する感覚」にある
最初は楽しくて何でも真空にしていても、だんだん「この量に専用袋を使うのはもったいない」と感じる
その結果、キッチン棚に本体だけ残り、袋を買い足さなくなる流れになりやすい
真空パック機で市販の袋が使えるかは脱気方式で決まる
真空パック機で市販の袋を使えるかは、本体の方式を見ると分かりやすい
家庭用で多いのは、袋の口を本体に挟み、空気を吸い出してから熱でシールするタイプ
このタイプの中には、袋の内側にある細かい凹凸を空気の通り道にして吸う機種がある
この凹凸がエンボス加工
専用袋の内側を触ると、片面だけザラザラしていることがある
光に当てると、細かい筋や模様が見える
このすき間を通って空気が抜けるため、つるつるした普通のポリ袋では途中で袋同士が貼り付き、空気が逃げにくい
一方で、ノズルを袋の中へ差し込むタイプや、庫内全体の空気を抜くチャンバー式は、市販の袋を使いやすい場合がある
ただし、どの袋でもよいわけではない
袋の厚み、素材、耐熱性、シール幅との相性がある
本体の説明で「専用袋不要」と書かれていても、使える袋の条件は確認したほうがよい
市販の袋を使いたいなら、先に見るのは価格ではなく、脱気方式と対応袋の条件
ここを見ずに安い袋だけ買うと、袋は安くても失敗が増えやすい
真空パック機のポリ袋失敗は翌日の空気戻りで気づきやすい
市販のポリ袋で一番ややこしいのは、失敗がその場で分かりにくいこと
真空直後はぺたんこに見える
シール部分も閉じている
そのため、成功したように見える
ところが数時間後、または翌朝に見ると、袋がふくらんでいることがある

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
コーヒー豆やドッグフードをまとめて小分けした時、10個作って8個ほど空気が戻るようなケースでは、やり直す気力が一気に落ちる
特に乾いた食材は、汁漏れやドリップがない分、失敗に気づきにくい
棚に置いたあと、袋の角が丸くふくらんで初めて分かる
この時に見る場所は、食材ではなく袋の口元
シール部分に小さなシワが入っていないか
端まで熱が入っているか
袋の口が斜めになっていないか
厚みのある部分がシール線にかかっていないか
市販袋で失敗した時は、まず翌日のふくらみとシール部分のシワを見る
空気が戻る原因を深く分けるなら、シール幅や袋のシワの話になる
ただ、この記事では袋代と市販袋代用に絞る
空気が入る原因そのものは、別記事で分けて考えたほうが整理しやすい
エンボス加工なしの袋は空気の通り道がふさがりやすい
エンボス加工なしの袋は、内側がつるつるしている
空気を抜き始めると、袋の面同士がぴたっと重なる

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
その瞬間、奥に残った空気の逃げ道がなくなりやすい
見た目では密着しているように見えても、食材の周囲に空気が残っていることがある
肉のすき間、ドッグフードの粒の間、コーヒー豆の凹凸まわり
ここに空気が残ると、時間がたってから袋がゆるむ
エンボス袋は、袋の凹凸が細い通路になる
普通のポリ袋は、その通路がない
この違いを知らないまま「同じ袋に見えるから使えるはず」と考えると、失敗しやすい
袋を比べる時は、表面ではなく内側を見る
専用袋の内側に細かい模様があるなら、その機種は凹凸で空気を抜く前提かもしれない
つるつるの市販袋が吸えない時は、本体の力不足ではなく、空気の通り道が足りない可能性がある
真空パック機の市販袋は厚み0.04mm以上を目安に見る
市販の袋を試す時は、袋の厚み表示を見る
薄い袋ほど安いが、口元がよれやすい
脱気中に袋が引っ張られ、シール部分に細かいシワが入りやすくなる
0.02mm前後の薄い袋でも、短時間の小分けや軽い脱気なら使えることはある
ただ、ノズル周辺で袋が閉じたり、熱シールが不安定になったりしやすい
0.03mm以下では口がよれやすく、0.04mm以上に変えると扱いやすくなったという声がある
0.05mm前後から安定しやすいと感じる人もいる
0.07mm以上になると、袋に張りが出てシール時のシワは減りやすい
ただし、厚ければ必ずよいわけではない
本体のシール力が弱いと、厚い袋を閉じきれないこともある
見る順番は、袋の価格より先にこの3つ
袋の厚み表示
本体の対応厚み
シール幅と加熱時間
肉を5パック分まとめて小分けするなら、最初から全量を詰めないほうがよい
まず1袋だけ作り、圧着直後と翌朝のふくらみを見る
市販袋はまとめ買いする前に、1晩置いて空気戻りを確認するほうが失敗しにくい
真空パック機のノズル式は袋の位置で失敗しやすい
ノズル式は、市販袋を使いやすい方式として見られることがある
袋の中にノズルを差し込み、そこから空気を吸うため、エンボス加工なしでも使える場面がある
ただし、薄い袋では別の失敗が起きる
空気を吸い始めると、袋がノズルの周りに吸い付く
そのままノズル口がふさがると、まだ奥に空気が残っているのに吸引が弱くなる
この時は、袋を大きく使いすぎていることがある
食材からノズルまでの距離が長いと、途中で袋が閉じやすい
使う時は、食材を袋の奥に寄せすぎない
ノズルが食材の近くまで届く長さに袋を切る
シール位置に食材の厚みがかからないよう、口元に余白を残す
この調整が必要になるため、専用袋式より少し手間は増える
安い袋が使えても、何も考えずに挟むだけとはいかない
ノズル式で市販袋を使う時は、袋の厚みだけでなく食材とノズルの距離を見る
水切りネット代用は空気の通り道を作るだけにとどめる
市販袋を使う方法として、水切りネットを細く切って袋の中に入れるやり方がある
目的は、袋の内側にすき間を作ること
エンボス加工の代わりに、空気の通り道を作る考え方になる
やり方としては、ネットを短冊状に切り、袋の口から食材の近くまで差し込む
先端を少し袋の外へ出しておくと、空気が抜ける道を作りやすい
ただし、これは万能ではない
同じやり方でも、袋の種類によって抜け方が変わる
ネットを2枚、4枚と増やしても、うまく抜けない時は抜けない
シール部分にネットが残ると、密封が甘くなることもある
毎回ネットを切る手間もある
作り置き10袋を一気に処理する日なら、この小さな手間が意外と重い
水切りネット代用は、袋代を下げる方法ではあるが、毎日の保存を安定させる本命とは考えにくい
使うなら、短期保存や試し用にとどめる
肉や魚を長めに冷凍したい時は、対応袋や保存用途に合う袋を選ぶほうが無難
アイラップや薄いポリ袋は短期用途で考える
アイラップのような薄い袋でも、真空パック機で圧着できることはある
ただ、圧着できることと、保存に向いていることは別
薄い袋は、食材の角や冷凍庫内のこすれで穴が開きやすい
袋を持ち上げた時に伸びたり、口元が波打ったりすることもある
麺生地のように、短時間だけ空気を抜きたい用途なら試しやすい
冷蔵庫で一晩置く、下味をなじませる、開封済みの乾物を軽く閉じる
このくらいなら、状態を見ながら使いやすい
一方で、肉や魚を長めに冷凍するなら、薄い袋だけに頼るのは避けたい
冷凍庫の中で他の食材に当たり、角が擦れることもある
薄いポリ袋は「使えたら得」ではなく、短期用途に限って様子を見る袋と考える
不安がある時は、いきなり大量に作らない
1袋だけ試し、翌日ふくらみや水分のにじみを確認してから増やすほうが安心
真空パック機の袋代は使う家庭で負担感が変わる
袋代が気になりやすいかどうかは、使う頻度で大きく変わる
一人暮らしで、週に1〜2袋だけ使うなら、専用袋でも負担は小さい
余った食材をたまに保存する程度なら、失敗しにくい専用袋を使うほうが楽な場合もある
反対に、まとめ買いが多い家庭は袋代が響きやすい
週末に肉を小分けする
釣った魚を数切れずつ冷凍する
ドッグフードを1週間分に分ける
作り置きを1食分ずつ分ける
こういう使い方では、袋の枚数が一気に増える
専用袋を月20枚使う家庭と、月3枚しか使わない家庭では、見るべきポイントが違う
前者は市販袋対応や消耗品の入手性を見る価値がある
後者は、袋代より失敗の少なさを優先してもよい
市販袋対応が必要かどうかは、月に何枚使いそうかで決めると判断しやすい
真空パック機を買う前は対応袋とシール幅を見る
真空パック機を選ぶ時、吸引力やサイズだけを見ると袋代を見落としやすい
買う前に見たいのは、次のような部分
専用袋だけか、市販袋も使えるか
エンボス袋が必要か
対応する袋の厚みはどの範囲か
シール幅は細すぎないか
水分の多い食材に向くか
消耗品をあとから買いやすいか
特にシール幅は見落としやすい
圧着部分が細いと、袋の口に少しシワが入っただけで空気戻りにつながることがある
また、専用袋をまとめ買いする時も注意したい
1枚単価は下がるが、本体が壊れたり、別方式へ買い替えたりすると、余った袋が使いにくくなる場合がある
棚に専用袋だけ残ると、袋代の節約どころか在庫の負担になる
本体価格だけでなく、半年後にその袋を買い足したいと思えるかまで見る
購入前の不安が袋代だけでなく、置き場所や洗い物、使う頻度まで広がる場合は、真空パック機のデメリットを分けて考えるとよい
魚保存や低温調理のように用途が決まっている場合も、袋代の記事とは別に、食材ごとの失敗条件を見るほうが判断しやすい
真空パック機の市販袋は食材ごとに使い分ける
市販袋を使えるとしても、すべての食材を同じ袋で処理しないほうがよい
乾物やドッグフードは、空気戻りの確認がしやすい
翌日ふくらんでいれば失敗に気づける
水分が少ないため、最初の試しにも向いている
肉や魚は、水分が出やすい
袋の口元に水分が付くと、シールが甘くなりやすい
食材を入れたあと、口元を一度拭いてからシールするだけでも失敗を減らしやすい
下味冷凍は、液体が吸い上がることがある
袋を立てて、調味液が口元に流れないようにする
余白を多めに取り、吸引を強くかけすぎないほうが扱いやすい
作り置きは、冷めてから袋に入れる
温かいままだと袋の内側に水滴が付き、シール部分がぬれやすい
市販袋で代用する時は、袋だけでなく食材の水分量を見る
安い袋を使うほど、口元の水分、シワ、厚みの偏りが失敗につながりやすい
まとめ
真空パック機の専用袋が高いと、使うたびに袋代が気になりやすい
特に肉のまとめ買い、魚の冷凍、ドッグフードの小分け、作り置きでは、1回で使う袋の枚数が増える
ただし、市販の袋へ替えれば解決するわけではない
市販のポリ袋が使えるかどうかは、本体の脱気方式、袋の厚み、エンボス加工の有無、食材の入れ方で変わる
最初に見るのは、安い袋の枚数ではなく、自分の機種がどんな袋で空気を抜く構造か
そのうえで、1袋だけ試し、翌日のふくらみ、シール部分のシワ、口元の水分を見る
専用袋を完全にやめるより、用途で分けるほうが現実的
長めに保存したい肉や魚は対応袋を使い、短期の小分けや乾物は市販袋で試す
まずは手元の袋で大量に作らず、1袋だけ一晩置いて空気戻りを見る
そこから自分の使い方に合う袋を決めるほうが、袋代も失敗も減らしやすい
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
