台風前にベランダで片付けるものは、物干し竿、鉢植え、サンダル、バケツ、掃除道具、軽い収納用品、排水口まわりのゴミから見る

風で飛ぶものを先に減らし、そのあと排水口の水の通り道を空ける
この順番にすると、突風で物が凶器化する不安と、大雨でベランダに水がたまる不安をまとめて減らしやすい

台風前日の夕方にベランダへ出ると、普段は気にならない物ほど床に残っている
物干し竿、片方だけ出ているサンダル、室外機横の小さなバケツ、鉢の受け皿、排水口の端に寄った枯れ葉

確認だけなら5〜10分で済むと思っても、竿を外し、鉢を寄せ、排水口を掃除し、室内の置き場所を作ると20分前後かかることがある

台風前のベランダ対策は、雨風が強くなる前に「飛ぶものを入れる」「排水口を空ける」まで終わらせるのが中心になる

台風前にベランダで片付けるものは物干し竿から見る

台風前にベランダで片付けるものを考える時、最初に見るのは小物ではなく物干し竿でよい

竿は細長く、風を受けると浮いたり横へずれたりしやすい
竿受けに乗っているだけなら、強い風で動く余地が残る

物干し竿が外れると、ベランダ内で転がって窓や壁に当たることがある
集合住宅では、隣のベランダや階下へ影響する不安も出てくる

台風前の確認では、次の順番が扱いやすい

  1. 洗濯物をすべて外す
  2. 物干し竿を竿受けから下ろす
  3. 室内へ入れる場所を1か所決める
  4. 入らない場合は床に寝かせる
  5. 転がらないよう壁際で固定する

室内へ入れるなら、廊下の壁際、浴室前、玄関横など、長い物を置いても通路をふさぎにくい場所を先に決めておく

実際に竿を外すと、思ったより長さが邪魔になる
室内に入れる時、カーテンや壁に当たりそうになり、片手で窓を閉めながら運ぶのはかなり動きにくい

これを雨が降り始めてからやると、窓を開けた瞬間に風と雨が入る
床が濡れ、竿を持ったまま戻るだけでも手間が増える

台風前のベランダ物干し竿は、最後ではなく最初に外すものとして扱うほうが失敗しにくい

台風前のベランダ片付けは「軽いもの」より「風を受けるもの」を優先する

台風前のベランダ片付けでは、軽いものだけを拾っても足りない

見たいのは重さではなく、風を受ける面があるかどうか
鉢植え、プランター、すだれ、日よけ、収納ボックス、バケツは、見た目より動きやすいことがある

広いルーフバルコニーの体験では、自立式の物干しを横倒しにして柵へ縛っていたのに、台風後に紐が外れていた例がある
水を入れて重くしたバケツも見当たらなくなり、外へ飛んでいないか周囲を探すことになったという流れだった

ここで怖いのは、物が壊れることだけではない
道路や階下、人のいる場所へ飛んでいないかという不安が残ること

「重いから大丈夫」「水を入れたから平気」「紐で縛ったから安心」と見積もると、風の入り方を読み違えやすい

片付ける順番は、次のように分けると迷いにくい

  1. 外へ飛び出しそうなもの
  2. 窓ガラスや隔て板に当たりそうなもの
  3. 排水口をふさぎそうなもの
  4. 台風中に取りに出たくなりそうなもの
  5. 台風後の掃除を大変にするもの

ベランダ全体を見る時は、手すり側、室外機の横、排水口の前、隣家との隔て板まわりを先に見る
物が動いた時に、どこへ当たりそうか想像しやすい場所だからだ

台風前に片付けるものは、軽い順ではなく「飛ぶ・当たる・ふさぐ」順で見る

台風前のベランダ物干し竿は室内避難を基本にする

台風前のベランダ物干し竿は、竿受けに乗せたままにしないほうが安心だ

普段はしっかり収まって見えても、強風では竿が少し浮く
少しずれた状態で風を受けると、端から外れる可能性が出てくる

室内へ入れる場合は、先に置き場所を作る
玄関や廊下へ入れるなら、床に新聞紙や古いタオルを敷いておくと、竿の汚れを気にせず動かしやすい

室内に入らない場合は、ベランダの床に寝かせる
ただし、床に置くだけで終わらせない

竿は丸くて転がりやすい
壁際に寄せ、重い物で端を押さえるなど、動きにくい状態にしておく

注意したいのは、物干し台ごと残す場合
自立式の物干し台は、脚が広がっていても風を受けると動くことがある
倒せるなら倒し、動かせるなら室内寄りへ避難させる

物干し竿は「下ろしたか」ではなく「転がらない状態までできたか」で確認する

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台風前のベランダ鉢植えは土と落ち葉も一緒に見る

鉢植えやプランターは、土が入っているため安心に見えやすい
しかし、台風前のベランダでは重さだけで判断しないほうがよい

背の高い植物、支柱を立てた鉢、葉が大きい植物、細長いプランターは、上の部分が風を受けやすい
鉢そのものは重くても、上部があおられると倒れやすくなる

倒れた鉢は、割れるだけでは済まない
土、枯れ葉、折れた枝が雨で流れ、排水口へ集まることがある

台風前に鉢を動かすなら、鉢そのものだけでなく床も見る

  • 受け皿に水や土が残っていないか
  • 鉢の周囲に枯れ葉が落ちていないか
  • 支柱が風を受けやすい向きになっていないか
  • 排水口の近くに土が流れそうな位置ではないか

小さな鉢は室内へ入れる
大きな鉢は、手すり側ではなく壁側へ寄せる
背が高い鉢は、倒して置けるなら低い状態にする

室内へ入れる時は、新聞紙、段ボール、古いタオルを敷くと扱いやすい
土がこぼれても掃除しやすい場所、玄関のたたきや浴室前に一晩だけ避難させるくらいで十分

鉢植えは「倒れないか」だけでなく「土や葉が排水口へ流れないか」まで見る

台風前のベランダサンダルとバケツは排水口前からどかす

サンダル、バケツ、ジョウロ、ほうき、ちりとり、洗濯ばさみ
どれも普段はただの生活用品だが、台風前のベランダでは先に回収したい

特にサンダルは軽く、床を滑るように動く
手すり側や排水口の近くに置いていると、風や雨水で端へ寄りやすい

バケツやジョウロは中が空だと転がりやすい
室外機横に置いていると目立たず、片付け忘れやすい

台風後に片方のサンダルだけ見当たらない
バケツが排水口前に倒れている
ほうきが隔て板に寄りかかっている

こうした状態になると、掃除の手間だけでなく、隣や階下へ迷惑をかけていないか不安が残る

片付ける時は、置き場所で分けると早い

室内へ入れるもの
サンダル、洗濯ばさみ、ハンガー、小型バケツ、ジョウロ、軽い掃除道具

玄関や浴室前に一時置きするもの
濡れているサンダル、土がついた鉢、小型プランター、ほうき、ちりとり

ベランダに残すなら固定するもの
大きな収納ボックス、重いプランター、動かせない屋外用品

「あとで使うかも」と思って残したものほど、台風中に取りに出たくなる
風が強くなったあとに窓を開ける行動を減らすためにも、迷う小物は先に室内へ入れておく

サンダルやバケツは、飛ぶ危険だけでなく排水口をふさぐ危険もある

台風前のベランダ日よけと収納ボックスは固定より撤去を優先する

すだれ、日よけシェード、目隠しネット、簡易タープは、面で風を受ける
普段は日差し対策として便利でも、台風時は風を受ける帆のような状態になりやすい

紐で結んでいても、結び目が緩むことがある
フックや支柱が外れると、布やネットだけでなく固定具も動く

台風前は、強く結び直すより外すほうを優先したい
外せない場合は、広げたままにせず、風を受ける面を小さくたたむ

軽い収納ボックスも同じ
中に物が入っていて重く見えても、フタだけ浮くことがある
空に近い箱、プラスチック製の軽い箱、フタが浅く乗っている箱は、室内へ移したほうが扱いやすい

ベランダの見た目を整えるための小物も、台風前は一度外す
ガーデニング雑貨、置物、ミニ棚は、壊れるだけでなく窓や隔て板に当たるものとして見る

日よけや収納ボックスは「重さ」より「風を受ける面積」で判断する

ベランダ排水口掃除は台風前に水の流れまで確認する

ベランダ排水口掃除は、台風前の片付けと同じくらい重要になる

物を室内へ入れても、排水口が詰まり気味なら大雨で水が流れにくくなる
掃き出し窓の近くまで水がたまると、室内への浸水が気になって落ち着かない

排水口にたまりやすいのは、落ち葉、土、髪の毛、ホコリ、ビニール片、洗濯ばさみの破片など
鉢植えがあるベランダでは、排水口カバーの端に土と枯れ葉が固まっていることがある

台風前に見る場所は、排水口の穴だけではない
排水口へ向かう床の溝、ベランダの隅、鉢の下、人工芝やジョイントマットの端も確認する

手順は次の流れで十分

  1. 床の落ち葉やゴミを拾う
  2. 排水口カバーのまわりを見る
  3. 手袋をして大きなゴミを取る
  4. ほうきで土やホコリを集める
  5. ペットボトル1本分ほどの水を少しずつ流す
  6. 数十秒〜1分ほど、水の引き方を見る
  7. 流れが悪いなら無理に流さず管理会社や大家へ相談する

いきなり大量の水を流すと、詰まりがある場合に床へ広がりやすい
最初は少量で、水が排水口へ向かって素直に流れるかを見る

掃除前は、排水口の端に黒っぽい土や葉が残りやすい
掃除後は、水を流した時にゴミが戻ってこないかを見ると違いが分かりやすい

排水口掃除は、ゴミを取るだけでなく「水が引くか」まで確認する

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台風前のベランダ排水口まわりは30cm空けておく

排水口を掃除しても、近くに物を戻すと詰まりやすくなる

台風中は、サンダル、ビニール袋、鉢の受け皿、軽いマット、人工芝の端が排水口へ寄ることがある
水の出口をふさぐと、雨水が逃げにくくなる

目安として、排水口から半径30cmほどは何も置かない状態にしておきたい
正確に測る必要はないが、手のひら2〜3枚分くらい空いているかを見ると分かりやすい

人工芝やジョイントマットを敷いている場合は、端だけでもめくる
見た目はきれいでも、下に細かい土や葉がたまっていることがある

集合住宅では、排水口の位置にも注意したい
隣戸側に排水が流れる造りだと、自分のベランダのゴミが隣の水の流れにも影響しやすい

高層階や角部屋では風が抜けやすく、軽い物が予想より動くこともある
ルーフバルコニーは広い分、物が散らばった時に排水口まで届きやすい

台風前の排水口まわりは、掃除後に物を戻さないことまで含めて対策になる

台風中にベランダへ出ないために前日までに終わらせる

台風前のベランダ片付けで一番避けたいのは、風が強くなってから外へ出ること

「物干し竿を下ろしていなかった」
「サンダルを入れ忘れた」
「排水口が詰まっているかもしれない」

こう気づくと、窓を少し開けたくなる
ただ、雨風が強い時は、その少しの開閉でも室内に雨が吹き込みやすい

床が濡れると滑りやすくなる
片手に竿や鉢を持っていると、窓を閉める動きも遅れる
視界が悪い中で排水口をのぞくのも危ない

確認は、台風接近の前日までに大きな物を動かす
当日の午前中は、排水口と小物だけを見るくらいにしておくと負担が少ない

小さなベランダでも、確認だけで5〜10分
鉢や物干し竿を動かすなら20分前後を見ておく

暗くなってから始めると、排水口のゴミや小さな洗濯ばさみを見落としやすい
明るい時間に一度だけ全体を見るほうが、台風中に慌てにくい

台風対策は、台風中に頑張る作業ではなく、台風中に外へ出ないための前倒し作業と考える

台風前のベランダ片付けリストは室内の置き場所まで決める

ベランダから物をなくすだけでは、室内側が使いにくくなることがある

鉢植えは土がこぼれる
サンダルは濡れている
バケツやジョウロは汚れている
物干し竿は長く、廊下をふさぎやすい

先に一時避難場所を決めると、片付けが止まりにくい

玄関に置きやすいもの
サンダル、ほうき、ちりとり、ジョウロ、小型バケツ

浴室前や洗面所に置きやすいもの
濡れているもの、土がついた鉢、掃除しやすいもの

リビングの端に置きやすいもの
ハンガー、洗濯ばさみ、軽い収納用品

廊下の壁際に置きやすいもの
物干し竿、長い棒状のもの

一晩から半日だけの避難なら、完璧に収納しようとしなくてよい
床に新聞紙やレジャーシートを敷き、戻す時に掃除しやすい状態にしておく

室内が物でふさがると、今度は家の中でつまずきやすくなる
通路とドアの開閉部分だけは空けておく

ベランダの片付けは、室内に入れた後に邪魔にならない場所まで決めて完了と考える

ベランダ洗濯機の台風対策は別で確認する

ベランダに洗濯機を置いている場合、台風前に気になるのは自然なこと

ただし、洗濯機は物干し竿やサンダルとは確認する場所が違う
本体の重さだけでなく、給水ホース、排水ホース、電源、アース、カバー、排水まわりを見る必要がある

この記事では、台風前にベランダで片付けるものと、排水口掃除に絞っている
洗濯機の固定方法まで広げると、確認する順番が混ざりやすい

ベランダに洗濯機がある場合は、物干し竿や小物を片付けたあとで、ベランダ洗濯機の台風対策と固定方法を別に確認する
ホースや電源まわりは、片付けリストとは分けて見たほうが判断しやすい

まとめ

台風前にベランダで片付けるものは、まず物干し竿から見る
次に鉢植え、サンダル、バケツ、掃除道具、日よけ、軽い収納用品を減らし、最後に排水口まわりのゴミと水の流れを確認する

物干し竿は、竿受けに乗せたままにしない
室内へ入れるか、床に寝かせて転がらない状態にする

鉢植えは、倒れる危険だけでなく、土や枯れ葉が排水口へ流れることも見る
サンダルやバケツは、飛ぶだけでなく排水口をふさぐものとして扱う

排水口は、ゴミを取って終わりにしない
少量の水を流し、数十秒〜1分ほどで水が引くか見ると、詰まりに気づきやすい

台風が近づいてから慌てて窓を開けると、雨が入り、足元も悪くなる
まずは明るい時間に、物干し竿を外す、排水口前を空ける、この2つから始めるくらいで十分

そこまで終わっているだけでも、台風中にベランダへ出る不安はかなり減らしやすい

監修:佐藤進
保有資格:防災士

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ