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マッサージチェアのデメリットは、座った時の揉み心地だけでは分からない

買って後悔しやすいのは、家に入らない、部屋を圧迫する、PUレザーが数年で剥がれる、使う人の身体条件によって医師相談が必要になるといった、購入後の生活場面で出てくる問題だ

搬入日に玄関や部屋のドアで止まる

リビングに置いたら掃除機が通りにくい

数年後に黒い合皮カスが服や床に付く

家族で使うつもりだったのに、取扱説明書を読むと注意が必要な人がいる

「マッサージ器を買って後悔した」と感じる場面は、こうした小さな違和感の積み重ねで起きやすい

この記事では、マッサージガンや小型ハンディ機の当て方ではなく、大型マッサージチェアを買う前に見るべきデメリットに絞って整理する

マッサージチェア デメリットは買った日より置いた後に出やすい

マッサージチェアは、売り場で見ると意外とすっきり見える

展示スペースは広く、左右にも背面にも余裕がある

座った瞬間は「これなら家でも使えそう」と感じやすい

でも、自宅では条件が変わる

リビングのソファ横に置くと、通路が狭くなる

背もたれを倒すと後ろの棚に近い

足元が伸びると、テレビ前の動線にかかる

マッサージチェアのデメリットは、使っている時より使っていない時に見えやすい

マッサージチェアが部屋を圧迫する場面

置いた直後は、毎日座るつもりになる

ところが1週間ほど経つと、疲れた日だけ使うようになる

1か月後には、リクライニングするために周りを片づけるのが面倒になる

半年ほど経つと、上に服やブランケットを置いてしまうこともある

この流れになると、マッサージチェアは健康家電というより、動かしにくい椅子に近くなる

特に困りやすいのは、次のような場所

リビングのテレビ前

ソファ横の通路

寝室のベッド脇

ワンルームの壁際

和室や空き部屋の入口近く

通るたびに少し避ける

掃除機をかける時だけ邪魔に感じる

家族がテレビを見る時間に作動音が気になる

こうした不満は、買う前の試乗ではほとんど分からない

実寸サイズを床に置くと圧迫感が見えやすい

買う前にできる確認は、難しくない

設置予定場所に新聞紙や段ボールを広げて、マッサージチェアの本体サイズに近い面積を床に作る

そのまま3日ほど残して、普段どおりに生活してみる

朝、掃除機をかける時に横を通れるか

夜、テレビを見る時に足元が気にならないか

ドアや収納の扉を開ける時にぶつからないか

家族がそこを避けて歩いていないか

ここで邪魔に感じるなら、実物を置いた後も同じ不満が出やすい

店頭で座る前に、自宅の床で大きさを再現するほうが失敗に気づきやすい

マッサージチェアのサイズ失敗は搬入経路で起きる

マッサージチェアのサイズを見る時、本体の幅だけで判断すると危ない

実際の搬入では、玄関、廊下、曲がり角、階段、エレベーター、部屋のドアまで関係する

さらに、壁や床を傷つけないための養生分も必要になる

メーカーの案内でも、搬入幅は本体幅だけではなく、養生分を含めて考えるよう説明されている

本体幅が入ることと、家の中を安全に運べることは別の問題

玄関・廊下・部屋ドアの幅を見る

まず測るのは、設置場所ではなく入口から

玄関の扉を開けた時の有効幅

玄関から廊下へ曲がる場所

部屋に入るドアの幅

ドアノブや手すりの出っ張り

廊下の照明や壁の角

ここをメジャーで測ると、カタログの数字だけでは見えなかった不安が出る

たとえば、リビングドアの幅が約69cm

肘掛けを外した本体幅が約68cm

数字だけなら入るように見える

でも、養生、持つ人の手、角度、曲がり方を考えると、1cmの余裕では安心しにくい

横に倒して運べそうに見えても、その機種が横倒し搬入できるとは限らない

ここは販売店やメーカーに確認するほうが安全だ

階段・エレベーター・2階設置は余裕を大きく見る

戸建ての2階に置く場合は、階段が一番の難所になりやすい

階段の幅だけでなく、途中の踊り場、手すり、天井の高さも見る

曲がる場所で本体が振れないかも重要になる

マンションなら、エレベーターの扉幅と奥行き

共用廊下の曲がり角

玄関前で方向転換できるか

ここで詰まると、配送当日にクレーン搬入やキャンセルの話になることもある

「部屋には置ける」ではなく、玄関からその部屋まで運べるかを見る

リクライニング幅とコンセント位置も測る

搬入できても、置いた後に使えなければ意味がない

マッサージチェアは、座った状態の奥行きだけでなく、背もたれを倒した時の後方スペースを見る必要がある

足元が前に伸びる機種なら、前方の余白も必要になる

測る時は、次の順番で確認すると分かりやすい

本体を置く床の幅と奥行き

背もたれを倒した時の後方余白

足元が伸びた時の前方余白

横を人が通る幅

掃除機が通る幅

コンセントまでの距離

電源コードが通路をまたがないか

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください

特に賃貸では、床のへこみや搬出時のことも見ておきたい

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重いマッサージチェアは、あとから簡単に場所を変えにくい

搬入、設置、使用、掃除、処分までを同じ部屋で想像することが大事だ

マッサージ器を買って後悔しやすい生活場面

「マッサージ器を買って後悔」と検索する人の中には、小型マッサージ器を想像している人もいる

ただし、大型マッサージチェアの後悔は少し違う

当て方や強さの問題だけではなく、家の中に大きな機械を置き続ける負担が出る

最初だけ毎日使って使用頻度が落ちる

買った直後は、疲れていなくても座りたくなる

夜にテレビを見ながら使う

お風呂上がりに使う

家族にも勧める

でも、使う前に周りの荷物をどかす必要があると、少しずつ面倒になる

背もたれを倒すために後ろを空ける

足元を伸ばすためにテーブルをずらす

作動音が気になって家族の時間を避ける

この小さな手間が重なると、使う回数が減りやすい

続くかどうかは揉み心地だけでなく、座るまでの手間で決まる

家族世帯と一人暮らしで困り方が変わる

家族世帯では、置き場所の取り合いになりやすい

リビングに置くと、誰かがテレビを見る時間と重なる

ソファ横に置くと、通路が狭くなる

夜に使うと、作動音が気になることもある

一人暮らしやワンルームでは、圧迫感が出やすい

ベッド、机、収納、マッサージチェアが同じ空間に入ると、床の余白が一気に減る

使わない時間のほうが長いのに、部屋の中心を取られる感覚になりやすい

買う前は、座る時間だけでなく、使っていない23時間をどう見えるかまで考えたい

マッサージチェアのPUレザー劣化は数年後に困りやすい

マッサージチェアの後悔で見落としやすいのが、PUレザーや合皮の劣化

買った直後は高級感があっても、背中、腰、座面、ヘッドレストは体がこすれる

汗、皮脂、摩擦、乾燥、日差しの影響も受ける

劣化が進むと、表面がひび割れるだけでは終わらない

黒い粉や細かいカスが、服、床、髪、タオルに付くことがある

PUレザー劣化は見た目の問題だけでなく、掃除と使い続け方の問題になる

座面・背もたれ・ヘッドレストの剥がれを見る

最初に傷みやすいのは、体が強く当たる場所

座面の前側

腰がこすれる部分

背中の中央

首や頭が当たるヘッドレスト

ここに細かいシワや浮きが出ると、座るたびに少しずつ剥がれやすい

黒い服で座った後、背中や肩に細かい粉が付く

床に黒い粒が落ちている

掃除機をかけても、翌日また同じ場所にカスがある

こうなると、座る前にタオルを敷く、終わった後に床を掃除する、服を払う、といった手間が増える

合皮の補修は完全に戻すより延命に近い

合皮が剥がれた時、補修シートで直せそうに見える

ただ、表面が粉っぽく崩れていると、シートがきれいに付きにくい

貼った直後は隠れても、端から浮いたり、別の場所が剥がれたりする

補修用品に数千円かけても、元の新品状態に戻るとは考えにくい

実際には「これ以上カスが広がらないようにする延命」に近い

買う前に見るべきなのは、補修できるかよりも、次の点になる

交換用カバーがあるか

座面や背もたれの部品交換ができるか

保証期間後の修理対応があるか

製造終了後も部品が残る可能性があるか

カバー破れ時の使用注意が説明書にあるか

レザーの見た目だけで選ぶより、剥がれた後に直せる構造かを見るほうが後悔しにくい

カバー破れは安全面の注意にもつながる

カバーが破れた状態を、見た目だけの劣化として放置しないほうがよい

家庭用電気マッサージ器では、ローラー部の布カバーを外した状態や破れた状態で使わないよう、公的機関から注意喚起が出ている

衣服や体の一部が巻き込まれるおそれがあるためだ

不安をあおる必要はない

ただ、カバー破れや内部が見える状態なら、自己判断で使い続けず、説明書やメーカー窓口を確認するほうが安心だ

タオルを巻けば使えるように見える場合でも、その使い方が説明書上問題ないかは別の話になる

マッサージチェアの医療リスクは医師相談が必要な人を先に見る

マッサージチェアは家電売り場にあるため、誰でも使える椅子のように見えやすい

でも、家庭用マッサージ器は、家庭でマッサージの補助として使う医療機器にあたる

使う前には、取扱説明書の禁忌事項や注意事項を確認する必要がある

特に、持病がある人、通院中の人、高齢の家族が使う予定の人は、購入前に確認しておきたい

医療リスクは「買ってから気づく」と困るため、購入前に使う人全員で見る項目だ

骨粗しょう症・血栓症・心臓疾患は自己判断しない

公的機関やメーカーの注意事項では、心臓に障害がある人、ペースメーカーなどの植込み型医療機器を使っている人、骨粗しょう症の人、血栓に関わる疾患がある人などは、医師への相談が必要とされる場合がある

背骨に異常がある人

悪性腫瘍がある人

糖尿病などで感覚が鈍くなっている人

妊娠中や出産直後の人

皮膚に傷や炎症がある人

こうした条件に当てはまる場合は、記事だけで使えるか判断しないほうがよい

「腰がつらいから買う」

「高齢の親に使ってもらいたい」

「家族みんなで使えると思っている」

このような時ほど、購入前に説明書の注意事項を読む

不安があれば、医師やメーカー窓口に確認する

使い始めは強さより違和感を見る

問題がなさそうに見える人でも、最初から強いコースで長時間使う必要はない

最初は弱めの強さで短時間

使った後に痛み、しびれ、だるさ、皮膚の違和感が残らないかを見る

気持ちよさだけで続けると、翌日に違和感として出ることもある

身体に合わないと感じた時は、無理に慣れようとしない

いったん使用を止め、説明書や相談窓口を確認するほうが安心だ

マッサージチェアは我慢して使う家電ではない

マッサージチェアの購入前確認は価格より置ける・直せる・使えるで見る

マッサージチェアは高い買い物なので、どうしても機能に目が行く

揉み玉の動き

足裏の刺激

温感機能

自動コース

リクライニング角度

値引き額

もちろん機能も大事だが、買って後悔しないためには順番を変えたい

先に見るのは、置けるか、直せるか、使える身体条件かという基本部分

搬入できるかを先に見る

最初に測るのは、設置場所ではなく搬入経路

玄関から部屋までの幅

曲がり角

階段やエレベーター

部屋ドア

リクライニング時の余白

ここで不安が残るなら、購入を急がないほうがよい

店頭で座って気に入っても、家に入らなければ使えない

搬入経路は、機能比較より先に見る場所になる

数年後に直せるかを見る

次に見るのは、PUレザーやカバーの劣化後

座面や背もたれの交換部品があるか

保証期間後の修理は可能か

カバーだけ交換できるか

破れた状態での使用注意が書かれているか

この確認をしておくと、数年後に黒いカスが出た時も慌てにくい

安さや見た目だけで選ぶと、劣化後に「直せない」「部品がない」「処分するしかない」と感じやすい

家族全員が使えるかを見る

最後に、使う人の身体条件を見る

家族用として買うなら、自分だけで判断しない

高齢の親、通院中の家族、妊娠中の人、持病がある人が使う可能性があるなら、説明書の注意事項を事前に確認する

使えない人がいる場合でも、すぐに買うのをやめる必要はない

ただ、誰が使うのか、どのコースを使うのか、どの状態なら使わないのかを決めておく

家族みんなで使えるつもりで買う前に、家族みんなが使ってよい条件かを見る

マッサージチェアのデメリットを見落とさないために

マッサージチェアのデメリットは、店頭で座っただけでは見えにくい

揉み心地より先に見るべきなのは、家に入るか、部屋を圧迫しないか、PUレザーが劣化した時に対応できるか、使う人の身体条件に合うか

買う前は、まず設置予定場所に実寸に近い紙や段ボールを置く

その状態で3日ほど生活して、通路、掃除、ドア、テレビ前の動線を見る

次に、玄関から部屋までの幅を測る

曲がり角、階段、エレベーター、部屋ドア、リクライニング幅まで確認する

そのうえで、カバーや部品交換、取扱説明書の注意事項を見る

マッサージチェアは、合う人には便利な家電になる

ただし、合わない条件を見落とすと、買って後悔しやすい

今日できる最初の確認は、カタログを見ることではなく、置きたい場所の床に実寸の範囲を作って、普段の生活で邪魔にならないか見ること

そこに違和感が残らなければ、搬入経路、劣化対応、医師相談の必要性を順番に確認してから判断すると安心だ

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ