洗濯物を取り出したあと、糸くずフィルターを開けると、1回分でも湿った糸くずがまとまっていることがある

特にタオルや起毛素材を洗った日は、指でつまめるほどゴミが残りやすい
この汚れを数日そのままにすると、洗剤カスや皮脂汚れと重なり、ヌメリ、におい、ホコリ戻りにつながりやすい

洗濯機の糸くずフィルター掃除は、縦型なら洗濯後に毎回確認し、ゴミを取って軽く水洗いするのが基本になる

ドラム式は、乾燥フィルターだけでなく、本体下部の排水フィルターも確認したい
機種によって呼び方や位置が違うため、まずは自分の洗濯機でどこを外せるかを見ることが大切になる

洗濯機の糸くずフィルター掃除は毎回確認が基本

糸くずフィルターは、洗濯中に出る繊維くず、髪の毛、ほこり、小さなゴミを受け止める部品

掃除頻度で迷うなら、まずは洗濯後に毎回開けて見ると判断しやすい

毎回掃除と聞くと面倒に感じるが、ゴミが少ない日なら30秒ほどで終わることも多い
逆に数日ためると、湿った糸くずがまとまり、指で取りにくくなる

洗濯物をかごへ移す
糸くずフィルターを外す
中のゴミをつまんで捨てる
水で軽く流す
水気を切って戻す

この流れを洗濯後の動きに入れておくと、あとで黒ずみやヌメリをこするより負担が少ない

掃除の目安は「汚れたら」ではなく、洗濯物を取り出した直後に見ること

糸くずフィルターの頻度は縦型とドラム式で分けて考える

洗濯機の糸くずフィルター掃除は、機種によって見る場所が変わる

縦型は洗濯槽の内側にフィルターが付いていることが多く、洗濯中の糸くずを直接受ける
そのため、洗濯後に毎回確認するほうが失敗しにくい

ドラム式は、上部の乾燥フィルターと、下部の排水フィルターを分けて見る必要がある
「糸くずフィルター」と検索していても、実際には下部の排水フィルターを指している場合もある

乾燥フィルターだけを掃除していても、下部フィルターに糸くずや髪の毛が残ることがある
表示ランプが出た時だけでなく、タオルを多く洗った後や乾燥をよく使う時期にも確認したい

縦型は槽内フィルター、ドラム式は乾燥フィルターと下部フィルターを分けて見る

糸くずフィルターを毎回掃除しない時に起きやすいこと

糸くずフィルター掃除をしないまま使うと、最初は少しゴミが残るだけに見える

ただ、数日、数週間と続くと状態が変わる
湿った糸くずに洗剤カスや皮脂汚れが絡み、フィルターの目に残りやすくなる

起きやすい変化は次のようなもの

湿った糸くずが固まる
フィルターの目が詰まる
ヌメリが出る
洗濯後にこもったにおいが残る
黒い服に白いホコリが付く
ゴミを取る時に崩れて取りにくい

一人暮らしを始めてから手入れを知らず、長期間そのまま使っていた人の例では、フィルター内の汚れが部品なのかゴミなのか分からなくなっていた

ここまで放置すると、掃除そのものより「これは取っていいのか」という判断で止まりやすい

迷う状態になる前に、1回分の湿ったゴミをその日のうちに減らすほうが扱いやすい

糸くずフィルターの洗い方は外す・取る・流す・戻す

糸くずフィルターの洗い方は、強くこするより順番を守るほうがよい

まず洗濯機の電源を切り、洗濯槽内に水が残っていないか確認する
縦型なら、洗濯槽の内側にあるフィルターを外す

プラスチックケース型は、フタを開けて中の糸くずを捨てる
ネット型は、裏返すようにしてゴミを取り、水で軽くすすぐ

通常のゴミ取りなら30秒〜1分ほど
ヌメリがある時は、使い古しの歯ブラシで数分かけてやさしくなでるくらいで十分

金属ブラシや爪楊枝で強くつつくと、ネットの破れや小さな部品の傷みにつながることがある

洗った後は、水気を切ってから元の位置へ戻す
次の洗濯まで時間があるなら、軽く乾かしてから戻すとにおいが残りにくい

洗い方の中心は、こすり落とすことではなく、湿ったゴミを早めに外へ出すこと

縦型洗濯機の糸くずフィルター掃除で見る場所

縦型洗濯機では、洗濯物を取り出した直後にフィルターを見ると、ゴミの量が分かりやすい

朝にタオルを数枚まとめて洗った日や、フリース、靴下、子ども服を洗った日は、普段着だけの日より糸くずが増えやすい

黒い服に白い繊維が付く時は、洗剤の量や洗濯槽汚れだけでなく、糸くずフィルターの目詰まりも見たい

確認する場所は3つ

フィルターの中
フィルターの網目や穴
フィルターを差し込む取り付け部

ゴミだけ捨てても、取り付け部に湿った糸くずが残ると、次の洗濯でにおいやヌメリが気になりやすい

洗面所が湿気やすい家、浴室横に洗濯機がある家では、フィルター内が乾きにくいこともある
週末にまとめ洗いする一人暮らしでも、1回の量が多い日は毎回確認したほうがよい

縦型は「フィルターの中」だけでなく「差し込み口のまわり」まで見る

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ドラム式洗濯機の糸くずフィルター掃除で注意する場所

ドラム式は、乾燥フィルターと下部フィルターを分けて考える

乾燥フィルターは乾燥時のほこりを集める場所
下部フィルターは、排水時の糸くずや小さなゴミが残りやすい場所

下部フィルターは本体の低い位置にあることが多く、開けた時に水が出る場合がある
何も準備せずに開けると、洗面所の床に水が垂れて慌てやすい

開ける前に、雑巾や浅い受け皿を置く
外し方は機種で違うため、無理に回さず説明書の手順を見る

毎日洗濯乾燥を使っている家庭では、表示が出るまで下部フィルターの存在に気づかないこともある
半年ほど放置すると、髪の毛、糸くず、洗剤カスがぬるっとまとまり、ブラシでも時間がかかる状態になりやすい

下部フィルターは、普段見えない場所にある分、掃除忘れが起きやすい

ドラム式は「乾燥フィルターだけ掃除している」状態になっていないかを見る

糸くずフィルターのにおいは奥と取り付け部に残りやすい

糸くずフィルターを掃除しているのに、洗濯後にこもったにおいが残ることがある

その場合、ゴミを捨てるだけで終わっていないか確認したい
においが残りやすいのは、フィルター本体より取り付け部の奥や縁まわり

フィルターを外すと、差し込み口の角に黒っぽい汚れが付いていることがある
湿った糸くず、洗剤カス、皮脂汚れが薄く残ると、水洗いだけでは見落としやすい

掃除する時は、やわらかい布や綿棒で届く範囲を軽く拭く
奥へ強く押し込んだり、細い棒でかき出したりしないほうがよい

部品を傷めると、フィルターがはまりにくい、外れやすい、水流で浮くといった別の不具合につながることがある

においが気になる時は、フィルター本体より先に取り付け部の湿った汚れを見る

糸くずフィルターが破れた時は掃除より交換を考える

糸くずフィルターのネットが破れたまま使うと、ゴミを受け止めにくくなる

洗濯後に黒い服へ白い繊維が付く
フィルター掃除をしてもホコリが戻る
ネットの角や縫い目から糸くずが抜ける
プラスチックのツメがゆるく、しっかり固定できない

こうした状態なら、掃除不足だけでなくフィルター自体の劣化を疑う

ネット型は、縫い目、角、取り付け枠との境目が傷みやすい
プラスチックケース型は、ツメの割れ、フタのゆるみ、変形を見たい

破れたネットを縫う、別の網をかぶせるといった代用は、機種によって水流や排水の妨げになる場合がある
一時的に使えそうに見えても、外れたり詰まりやすくなったりすることがある

交換する時は、洗濯機のメーカー名、型番、フィルター形状を確認する
同じメーカーでも、ツメの位置やサイズが違うことがある

破れや変形がある時は、掃除で粘るより型番に合う部品を確認するほうが失敗しにくい

糸くずフィルターの交換目安は破れ・変形・落ちない黒ずみ

糸くずフィルターは、何年で必ず交換というより、状態を見て判断する部品

交換を考えたいのは、次のような状態

ネットが破れている
フタやツメが割れている
本体にしっかり固定できない
洗っても黒ずみやヌメリが残る
目詰まりが取れない
洗濯物にホコリが戻る
フィルターが浮く、外れる、ガタつく

特に、洗っても黒ずみやヌメリが残る場合は、毎回の洗濯で湿った汚れが同じ場所に残りやすい
小さな部品でも、洗濯物の仕上がりには影響が出る

掃除しても改善しない時は、洗濯槽クリーナーを使う前に、糸くずフィルター自体の状態を見ておくと原因を分けやすい

洗濯槽のにおいや黒カビまで気になる場合は、糸くずフィルターだけでなく洗濯槽掃除も別で考えたい
排水が遅い、エラーが出る場合は、排水口や排水フィルター側の確認も必要になる

この記事では、洗濯槽全体ではなく糸くずフィルター単体の掃除頻度と洗い方を中心に見る

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糸くずフィルター掃除を続けるなら洗濯後の動線に入れる

糸くずフィルター掃除が続かない理由は、やり方が難しいからではなく、洗濯後に忘れやすいから

洗濯物を干す
洗剤を片付ける
次の家事に移る

この流れにフィルター掃除が入っていないと、後回しになりやすい

続けるなら、掃除のタイミングを固定する

洗濯物を取り出した直後に外す
洗面所のゴミ箱の横でゴミを捨てる
水道で軽く流す
水気を切って戻す
手が濡れたついでに洗面台も軽く流す

この順番なら、掃除のためだけに戻る必要が少ない

ゴミの日に合わせて週2回掃除する方法もあるが、タオルや起毛素材を洗った日は曜日に関係なく見たほうがよい
家族が多く洗濯回数が多い家では、1日1回でも溜まりやすい

続けるコツは、掃除日を決めることより、洗濯後の手順に入れること

洗濯機の糸くずフィルター掃除で避けたいこと

糸くずフィルター掃除では、汚れを取ろうとして強くやりすぎる失敗もある

避けたいのは次の行動

熱湯をかける
漂白剤に長時間つける
金属ブラシでこする
爪楊枝で奥を強くつつく
合わない代用品を取り付ける
フィルターを外したまま洗濯する

熱や強い薬剤は、素材によって変形や劣化につながる場合がある
細い棒で奥をかくと、汚れを押し込んだり部品を傷めたりしやすい

においや黒ずみが気になる時でも、まずは水洗いとやわらかいブラシにとどめる
落ちない汚れが増えているなら、無理に復活させるより交換を考えるほうが扱いやすい

強くこする掃除より、早めに外して軽く洗う習慣のほうが失敗しにくい

洗濯機の糸くずフィルター掃除は放置するほど面倒になる

洗濯機の糸くずフィルター汚れは、洗濯中に出た繊維くずや髪の毛が湿ったまま残り、洗剤カスや皮脂汚れと重なることで、ヌメリやにおい、ホコリ戻りにつながりやすい

実際にタオルや起毛素材を洗った後は、1回でもゴミが溜まりやすい
だから対策は、洗濯後に毎回確認し、ゴミを取って軽く水洗いすることが中心になる

縦型は槽内のフィルターを見る
ドラム式は乾燥フィルターだけでなく、下部フィルターも忘れないようにする

破れ、変形、落ちない黒ずみがある時は、掃除だけで済ませず交換目安として見る

今日から全部を完璧に変える必要はない
まずは次の洗濯後、洗濯物を取り出した直後にフィルターを開ける

1回分の湿ったゴミをその日のうちに減らすだけでも、におい、ホコリ戻り、掃除の面倒さはかなり抑えやすくなる

監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ