プリンターの紙詰まり原因は給紙ローラーの劣化サイン
目次
年賀状を10枚だけ印刷したいのに、2枚目で紙が斜めに入って止まる
役所に出す書類を1枚だけ出したい朝に、紙詰まり表示が消えない
このようなプリンターの紙詰まりは、紙を抜けば終わるとは限らない
プリンターが紙詰まりしやすい原因は、用紙の反り、奥に残った紙片、給紙ローラーの汚れや劣化が重なって起きることが多い
特に、1枚目は通るのに連続印刷で止まる、紙が斜めに入る、掃除しても数日で再発する場合は、給紙ローラーの劣化サインとして見ておきたい
ただし、最初からローラー寿命と決めつけると、紙片の残りや用紙ガイドのずれを見落とす
確認する順番は、用紙、奥の紙片、給紙ローラーの汚れ、掃除後の再発頻度の順が扱いやすい
プリンターが紙詰まりしやすい原因は紙を抜いた後に残りやすい
プリンターの紙詰まりで困るのは、詰まった紙を抜いた直後は直ったように見えることだ
昼に仕事用の資料を10枚ほど印刷しようとして、3枚目で止まる
紙を抜いて再開すると、今度は5枚目で同じように止まる
紙の角を見ると、毎回同じ側だけ折れている
この場合、紙がたまたま1回詰まっただけではなく、紙を送る途中で同じ負荷がかかっている可能性がある
紙詰まりの直後に強く引き抜くと、紙の端だけが破れて奥に残ることもある
給紙トレイ側からは見えなくても、背面カバーや排紙側から見ると、ローラー付近に小さな紙片が残っていることがある
確認したいのは、詰まった紙の形だ
紙の先端がまっすぐ折れているのか
片側だけ三角に曲がっているのか
途中で破れて、端が欠けていないか
紙の折れ方を見ると、用紙の問題か、奥の引っかかりか、ローラーまわりの滑りかを分けやすい
プリンターの紙詰まりは用紙の反りとガイド位置を先に見る
紙詰まりが続くと、すぐ給紙ローラーの劣化を疑いたくなる
ただ、最初に見るべきなのは紙の状態だ
棚や押し入れに入れっぱなしのコピー用紙は、湿気を吸って少し波打つことがある
年末に出したはがきも、束の端だけ反っていることがある
この状態で給紙すると、ローラーが正常でも紙がまっすぐ入りにくい
特に多いのは、用紙ガイドのずれだ
ガイドがゆるいと紙が左右に振れる
反対に、強く寄せすぎると紙の端がこすれて引っかかる
まずは新しい普通紙を1枚だけ入れ、用紙ガイドを紙の端に軽く当てる
それで通るなら、次は5枚
さらに10枚
1枚なら通るのか
5枚で止まるのか
10枚の途中で斜めになるのか
この順番で見ると、紙そのものの問題と連続印刷時の給紙不良を分けやすい
A4だけ詰まる時は紙幅とガイドを見る
A4を入れると詰まるのに、A5なら通る
この症状は、給紙ローラーの寿命だけで説明しきれない
A4は紙幅が広いぶん、左右どちらかのガイドが少しずれるだけで斜めに入りやすい
A5は幅が狭いため、同じプリンターでも通ってしまうことがある
確認するときは、A4とA5をそれぞれ1枚ずつ通す
紙の左端、右端、先端の折れ方を見る
A4だけ毎回同じ方向に曲がるなら、ローラーより先に用紙ガイドと紙の当たり方を見る
年賀状だけ給紙できない時は厚みと反りを見る
普段のA4では何とか印刷できるのに、年賀状だけ急に給紙できない
この場面では、紙の厚みと反りが影響していることがある
年賀状は普通紙より厚く、束のまま保管していると端が反りやすい
印刷面の種類によっても、ローラーとの当たり方が変わる
まず普通紙を1枚通す
次にはがきを1枚だけ入れる
どちらも同じように止まるのか、はがきだけ止まるのかを見る
はがきだけ止まるなら、給紙ローラーの劣化だけでなく、紙の厚み、反り、紙粉の影響も疑う
給紙ローラーの汚れは紙粉で滑る状態から始まりやすい
給紙ローラーは、紙をつかんで中へ送るゴム部品だ
ここに紙粉やほこりが付くと、紙をつかむ力が弱くなる
100枚ほどまとめて印刷したあとから紙詰まりが増えた、という流れは分かりやすい
最初は何度かやり直せば通る
数日たつと、1枚目から紙の先端だけ動いて止まる
この場合、ローラーが完全に壊れたというより、表面が汚れて滑っている状態として見たほうが自然だ
出やすい症状は次のようなもの
ローラーは回っているのに紙が進まない
紙の先端だけ少し入って止まる
何度かやり直すと通る
普通紙は通るが、はがきや厚紙で止まる
印刷中にキュキュキュというこすれる音がする
清掃で改善する場合は、汚れや軽い滑りが原因だった可能性がある
ただし、機種によって清掃方法は違う
電源を切る
コンセントを抜く
熱を持つ部分には触らない
見えない奥へ工具を入れない
この前提は外さないほうがいい
見える範囲のローラーに白っぽい紙粉が付いているなら、そこが確認場所になる
水で固く絞った柔らかい布で拭ける機種もあるが、アルコールや専用クリーナーを使えるかは説明書で確認したい
清掃道具を使うかどうかより先に、清掃前後で何枚通るようになったかを見ることが大事だ
清掃前は1枚目で止まる
清掃後は3枚連続で通る
翌日また2枚目で止まる
このように変化を残すと、汚れなのか劣化なのか判断しやすい

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給紙ローラーの劣化サインは掃除しても再発する状態
給紙ローラーの劣化は、見た目だけでは分かりにくい
新品のゴムと比べられないため、生活者が見やすいのは症状の出方だ
給紙ローラーの劣化サインとして強いのは、掃除後に一度よくなっても数日で同じ紙詰まりが戻る状態
たとえば、ローラーを拭いた直後は普通紙が通る
その日のうちは5枚、10枚と印刷できる
しかし翌日、また紙の先端だけ入って止まる
数日後には、10枚ほどの連続印刷で必ず同じ位置で詰まる
この流れなら、汚れだけでなく、ローラー表面の摩耗やゴムの硬化も考えやすい
見分ける時は、清掃直後だけで判断しない
普通紙を1枚、5枚、10枚で試す
翌日も同じ枚数で試す
その場では直るのに、すぐ戻るなら劣化前兆として扱うほうが失敗しにくい
給紙ローラーが回るのに紙が進まない時
ローラーの音はする
でも紙が動かない
この状態は、読者がかなり故障を疑いやすい場面だ
ただ、紙がまったく動かないのか、先端だけ数ミリ動くのかで見方が変わる
先端だけ動いて止まるなら、紙をつかむ力が足りていない可能性がある
まったく動かないなら、紙のセット位置や内部エラーも見る
ローラー音だけで判断せず、紙の先端が少しでも動いたかを見る
1枚目は通るが2枚目で紙詰まりする時
1枚目はきれいに出る
2枚目で斜めに入り、3枚目は入らない
このような連続印刷の失敗は、給紙力の弱りが出やすい
紙を1枚だけ送る時は何とかつかめても、連続すると紙粉や摩擦の影響が出る
確認するなら、いきなり20枚入れない
まず5枚だけで試す
次に10枚
何枚目で止まるかを残すと、修理相談でも症状を伝えやすい
プリンターで紙が斜めに入る時は片側の滑りを見る
紙詰まりの中でも、紙が斜めに入る症状は分かりやすい
右側だけ先に入る
左側の角だけ折れる
ローラー付近で紙がねじれる
印刷面がずれて出てくる
この場合、紙の入れ方だけでなく、片側だけ滑っている可能性も見る
朝、役所に出す書類を1枚だけ印刷したい時に、紙の左上だけ折れて出てくる
入れ直しても同じ角だけ曲がる
このような時は、用紙の向きよりも、同じ場所で引っかかっているかを確認したい
まず新しい普通紙を1枚だけ入れる
用紙ガイドを左右均等に当てる
それでも同じ方向に曲がるなら、給紙口の奥や背面側を見る
奥に小さな紙片があると、毎回同じ側だけ折れやすい
紙が破れたあとに再開した場合は特に見落としやすい
毎回同じ方向に斜めになるなら、無理に連続印刷せず、奥の紙片と片側のローラーを先に確認する
プリンターの紙詰まり表示で紙が見えない時の確認点
紙詰まり表示が出ているのに、どこを見ても紙がない
この状態は焦りやすい
用紙トレイを外しても見えない
排紙口にも紙がない
フタを開けても破れた紙が見つからない
それでもエラー表示が消えない
この場合、見る方向は2つある
ひとつは、小さな紙片が奥に残っているケース
紙を引き抜いた時に端だけ破れ、ローラーや背面側に残ることがある
もうひとつは、紙が正常に送られず、プリンター側が紙詰まりとして検知しているケース
実際に大きな紙が詰まっていなくても、送られるはずの紙が送られないとエラーになることがある
見える範囲に紙がない時ほど、無理にピンセットを奥へ入れない
センサーやローラーに触れると、状態を悪くすることがある
説明書で開けられる場所だけを見る
背面カバーや給紙トレイを外せる機種なら、そこまで確認する
見えない場所に紙片がありそうなら、無理に取らず修理相談へ切り替える
紙が見えない紙詰まりは、紙片の残りと給紙ローラーの滑りを分けて考える

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プリンターの紙詰まりで安全に止めるべき状態
紙詰まりが続くと、つい強く引っ張りたくなる
ただ、次の状態では印刷を続けないほうがよい
紙を引くと破れそうな時
奥で紙が見えるが指が届かない時
ローラー付近からカタカタ、キュキュキュと普段と違う音が続く時
焦げたようなにおいがする時
エラー解除後もすぐ同じ場所で止まる時
内部に紙片が残っているか分からない時
この状態で続けると、紙片がさらに奥へ入り、ローラーやセンサーまわりに負担がかかる可能性がある
止める時は、まず電源を切る
熱を持つ機種なら少し時間を置く
説明書の紙詰まり解除手順を見る
見える紙だけを、紙の進む方向へゆっくり抜く
破れた場合は、すぐ再開しない
欠けた部分がどこに残ったか分からないまま動かすと、次の紙詰まりにつながりやすい
強く引き抜くより、破れたかどうかを確認してから再開するほうが安心だ
プリンターの修理か買い替えは年数と再発頻度で判断する
給紙ローラーの不調は、清掃で直ることもある
だから、1回の紙詰まりだけで買い替える必要はない
判断したいのは、年数、印刷枚数、再発頻度、修理費の4つだ
購入から数年以内で、清掃後に普通紙が安定して通る
この場合は、用紙やローラー汚れの対処で様子を見る余地がある
一方で、10年近く使っている
連続印刷で毎回詰まる
掃除しても数日で戻る
はがきや厚紙がほぼ通らない
この状態なら、給紙機構の劣化を疑う段階になる
2年ほどの使用でも、印刷量が多い機種では給紙不良が早く出ることがある
修理費が本体価格に近いと感じるなら、修理見積もりと買い替えを比べるほうが現実的だ
買い替え機種の選び方まで広げると別の話になる
この記事では、まず今の紙詰まりが用紙や汚れで直せる段階か、ローラー劣化を疑う段階かに絞って見る
判断を分けるなら、次の流れが使いやすい
用紙を変えたら直る
用紙ガイドを直したら直る
背面の紙片を取ったら直る
ローラー清掃後に数日安定する
この段階なら、まだ確認余地がある
反対に、掃除してもすぐ再発する
10枚ほどの連続印刷で必ず止まる
紙が毎回同じ方向に斜めになる
ローラーは回るのに紙をつかまない
紙詰まり表示が頻発し、紙片も見つからない
この場合は、修理窓口や買い替えを検討する段階に近い
プリンターの紙詰まりを確認する順番
プリンターが紙詰まりしやすい時は、給紙ローラーの劣化だけを疑うより、順番に切り分けたほうが失敗しにくい
最初に見るのは、用紙の反り、湿気、枚数、ガイド位置
次に、詰まった紙が破れていないか、奥に紙片が残っていないか
その次に、給紙ローラーの紙粉や汚れを見る
最後に、清掃後の再発頻度を見る
特に大事なのは、何枚目で詰まるかだ
1枚目から進まないのか
2枚目以降で詰まるのか
5枚なら通るのか
10枚ほどで必ず止まるのか
はがきだけ通らないのか
A4だけ斜めになるのか
この数字を残しておくと、原因を説明しやすい
修理相談でも「紙詰まりします」だけより伝わりやすい
インクのかすれ、印刷のずれ、給紙できない症状が同時に出ている場合は、紙詰まりだけで判断しないほうがよい
プリンターの故障や印刷不良をまとめて整理する記事があるなら、そこから症状別に分けて読むと原因を絞りやすい
まとめ
プリンターの紙詰まりは、紙を抜くだけでは終わらないことがある
用紙の反り
奥に残った紙片
給紙ローラーの紙粉
掃除後に再発するかどうか
この順番で見ると、単なる一時的な詰まりなのか、給紙ローラーの劣化サインなのかを分けやすい
最初にすることは難しくない
新しい普通紙を1枚、5枚、10枚で試し、どの時点で詰まるかを見る
そこに、紙の曲がり方、奥の紙片、清掃後の再発を重ねて確認する
無理に引き抜いたり、見えない奥を工具で触ったりせず、直せる範囲と相談する段階を分けておくと安心だ
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
