除湿機の水がたまらない原因は水量と音の変化で見る
目次
除湿機の水がたまらない原因は、コンプレッサー不調だけではない
室温が低い、湿度が下がっている、フィルターにほこりが詰まっている、吸込口や吹出口がふさがっているだけでも、タンクの水は増えにくくなる
ただし、室温20℃以上で湿度が高い部屋でも、強運転や衣類乾燥で1時間ほど動かしてタンクが空のままなら、コンプレッサーや冷媒回路の不調を疑う目安になる
まず見るのは、フィルター、設置場所、室温と湿度
そのうえで、空のタンクから1時間動かして、水量と湿度表示の変化を見る
雨の日の夜、部屋干しした洗濯物の下で除湿機を動かしたのに、1時間後もタンクの底が乾いたまま
風は出ているのに、湿度表示は70%前後から下がらず、袖口だけまだ冷たい
このような時は「動いているか」ではなく、水が増えたか、湿度が下がったか、洗濯物が乾く方向に変わったかで見るほうが判断しやすい
除湿機の水がたまらない原因は故障だけではない
除湿機の水がたまらない時、最初に疑いたくなるのは故障だが、実際には環境の影響も大きい
除湿機は、部屋の空気中にある水分を集めてタンクへ落とす家電
空気中の水分が少ない日や、室温が低い部屋では、長く動かしても水があまり増えないことがある
特にコンプレッサー式は、冷えた部分に湿気を結露させて水にする仕組み
そのため、冬の洗面所や北側の部屋のように室温が10℃前後になる場所では、湿度表示が高く見えてもタンクに水がたまりにくい
水が出ない理由を判断する前に、まず水が出やすい条件で試すことが大事
タンクと満水センサーの確認
最初に見るのはタンクの差し込み
タンクが少し浮いていたり、満水センサーの周辺がずれていたりすると、運転しているつもりでも動作が不安定になることがある
一度タンクを空にして、奥までまっすぐ入れ直す
取っ手やフタが浮いていないかも見ておく
水がたまらない時ほど内部故障を疑いやすいが、最初に見る場所はタンクのセット状態で十分
フィルターと吸込口の確認
次にフィルターを見る
部屋干しの近くで使っている除湿機は、衣類の繊維やほこりを吸いやすい
フィルターに白っぽいほこりが付いていると、空気が通りにくくなり、除湿量も落ちやすくなる
吸込口や吹出口の前に、壁、カーテン、洗濯物が近すぎる時も同じ
風は出ているように見えても、部屋全体の湿った空気をうまく吸えていないことがある
フィルター掃除と吸込口のすき間は、修理相談の前に必ず見る場所
室温と湿度の確認
水がたまるかどうかは、室温と湿度でも変わる
たとえば、エアコンを使った後の乾いた部屋では、除湿機を動かしてもタンクは増えにくい
反対に、浴室後の脱衣所、雨の日の部屋干し、梅雨時の閉め切った部屋では、水分が多いため変化が出やすい
判断に迷う時は、室温20℃以上の部屋で試す
湿度表示が60〜70%前後あり、洗濯物も干しているなら、除湿機の変化を見やすい
乾いた部屋で水が少ないのは自然なことがあるが、湿った部屋で1時間動かしても空なら見方が変わる
除湿機の水がたまらない時の確認順
水がたまらない時は、原因を一気に決めないほうがよい
見る順番を決めると、低温や設定の問題なのか、コンプレッサー不調を疑う状態なのか分けやすい
まずタンクを空にする
次にフィルターを掃除する
吸込口と吹出口の前を空ける
室温と湿度を確認する
最後に、衣類乾燥か強運転で1時間ほど動かす
この時は、運転前の状態を軽く記録しておくと分かりやすい
- 室温は何℃くらいか
- 湿度表示は何%くらいか
- 運転モードは何か
- タンクは完全に空か
- 洗濯物はどのくらい湿っているか
たとえば、室温25℃、湿度70%、衣類乾燥モード
この条件で1時間動かしてもタンクが空のままなら、単なる低温や乾燥だけでは説明しにくい
逆に、底に少しでも水が見えるなら、除湿自体は動いている可能性がある
その場合は、部屋の広さ、洗濯物の量、設置場所、フィルターの汚れをもう一度見る
判断の目安は、風の有無ではなく、1時間後の水量と湿度表示の変化

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
風は出るのに水がたまらない時の見分け方
風が出ていると、除湿機は正常に動いているように見える
ルーバーが動く
運転ランプも点く
本体から風も出る
それでもタンクが空のままなら、ファンだけ動いていて、除湿の働きが弱くなっている可能性もある
部屋干し中に気づきやすいのは、洗濯物の乾き残り
表面は乾いたように見えても、袖口、襟、ポケットまわりだけ冷たい
タンクは増えず、湿度表示も下がらない
この状態が一晩続くなら、ただの乾きにくさではなく、除湿機側の働きも見る必要がある
風が出るかより、洗濯物の厚手部分とタンクの水量をセットで見る
コンプレッサー不調の見分け方
コンプレッサー不調を疑いやすいのは、条件を整えても水が出ない時
室温20〜30℃ほど
湿度が高い
窓を閉めた部屋
衣類乾燥または強運転
フィルター掃除済み
この状態でも1時間後にタンクが空、湿度表示もほとんど変わらないなら、コンプレッサーや冷媒回路の不調を疑う材料になる
特に見たいのは、以前との違い
去年の梅雨は一晩でタンクに水がたまっていた
今年は同じ場所で一晩動かしても、底に少しだけ
あるいは、数日前までは半日で水を捨てていたのに、急に1週間ほとんど増えない
こうした変化は、単なる「今日は湿度が低い」より重く見たほうがよい
新品時の水量より、いつもと比べて急に減ったかどうかが見分け方の軸になる
異音が増えた後に水がたまらない
コンプレッサー不調の前兆として見落としやすいのが音の変化
使い始めよりブーンという低い音が大きくなった
床に響く振動が増えた
夜だけゴトゴト音が気になる
そのあとで水がたまらなくなったなら、音だけの問題ではなく、内部の負担が増えている可能性も考える
ただし、音だけで故障とは決めない
床の傾き、設置場所の共振、フィルター詰まり、吸込口のふさがりでも音は変わる
見るのは、異音と水量低下が同じ時期に出ているか
湿度表示が下がらない
湿度表示が高いまま動かない時も、判断材料になる
たとえば、雨の日の部屋干しで湿度70%前後
衣類乾燥を1時間使っても、表示がほとんど動かず、タンクも空
この場合は、風が出ていても除湿できていない可能性がある
ただし、家庭用の湿度表示は置き場所でも変わる
本体の近く、窓際、洗濯物の真下では数字が変わりやすい
湿度計が別にあるなら、除湿機から少し離れた場所でも見ておくと判断しやすい
湿度表示だけで決めず、タンクの水量と洗濯物の乾き方を合わせて見る
冬だけ除湿機の水がたまらない時の原因
冬だけ水が少ないなら、故障とは限らない
コンプレッサー式は低温に弱く、室温10℃前後の部屋では水を集めにくい
北側の部屋、朝の洗面所、寒い脱衣所では、湿度が高く見えてもタンクが増えにくいことがある
賃貸の北側の部屋で部屋干ししている場合や、浴室近くの脱衣所で短時間だけ使う場合も、室温の影響を受けやすい
一方で、梅雨時の閉め切った部屋や、浴室後の暖かい脱衣所では変化が出やすい
冬に判断するなら、寒い部屋だけで決めない
暖かい部屋に移し、湿気がある状態で強運転してみる
冬だけ水が少ないなら環境の影響、梅雨や部屋干しでも空なら不調の可能性を見やすい
除湿機の異音や焦げ臭さで安全に止めるべき状態
水がたまらないだけなら、まず確認順を踏めばよい
ただし、次の状態がある時は使い続けないほうが安心
- 焦げたにおいがする
- 本体が異常に熱い
- 電源コードやプラグが熱い
- ブレーカーが落ちる
- カラカラ、ガリガリと強い異音がする
- 水漏れして床が濡れる
- エラー表示が繰り返し出る
- 運転中に勝手に止まる回数が増えた
この場合は運転を止め、電源プラグを抜く
内部を開けてコンプレッサーや冷媒配管を触るのは避けたい
冷媒回路や電装部品は、家庭で安全に切り分けにくい場所
水がたまらない原因を探す段階でも、焦げ臭さ、発熱、強い異音がある時は確認より停止を優先する

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除湿機の水がたまらない時の修理相談と買い替え判断
修理か買い替えかは、最初から決めなくてよい
この記事で見る中心は、原因の切り分けとコンプレッサー不調の見分け方
修理費の比較や機種選びまで広げると、判断がぼやけやすい
まずは、保証期間と使用年数を見る
購入から1年以内なら、保証の確認が先
購入直後から水がたまらず、室温や湿度の条件をそろえても変わらないなら、販売店やメーカーに相談しやすい
2〜3年使っている場合は、延長保証の有無を見る
異音、水量低下、洗濯物の乾き残りが重なるなら、症状を記録して相談する価値がある
5年以上使っている場合は、修理見積もりと買い替え費用を比べる段階
コンプレッサーや熱交換器まわりの修理は、機種によって数万円になることもあるため、見積もりを見てから判断するほうが安全
修理相談では、次の情報をメモしておくと伝わりやすい
- 購入年
- 使用場所
- 室温と湿度
- 運転モード
- 何時間動かしたか
- タンクに水が出たか
- 以前はどのくらい水がたまったか
- 異音やにおいの有無
- フィルター掃除をしたか
- エラー表示の有無
「水がたまらない」だけより、室温25℃、湿度70%、衣類乾燥で1時間動かしてもタンクが空のように伝えるほうが、状態を説明しやすい
除湿機が満水ではないのに止まる場合は、コンプレッサーより満水センサーやタンク検知の不調も分けて考えたい
洗濯物が乾かない悩みが中心なら、部屋の広さや干し方、風の当たり方を見る記事と分けると、原因を絞りやすくなる
除湿機の水がたまらない原因は確認順で絞る
除湿機の水がたまらない原因は、故障だけではない
低温、低湿度、フィルター詰まり、タンクのずれ、吸込口のふさがりでも水量は変わる
そのため、最初からコンプレッサー故障と決めつけず、条件を整えて確認するほうが失敗しにくい
まずタンクを入れ直す
フィルターを掃除する
吸込口と吹出口の前を空ける
室温20℃以上、湿度が高い場面で1時間ほど強運転する
それでもタンクが空のまま、湿度表示も下がらず、洗濯物も乾かない
さらに異音や以前との水量差があるなら、コンプレッサー不調を疑って相談する目安になる
今日すぐ見るなら、最初はタンクとフィルターで十分
そのあと、1時間後の水量、湿度表示、洗濯物の乾き残りを並べて確認すると、低温や設定の問題なのか、修理相談に進む状態なのか判断しやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
