ヨーグルトメーカー低温調理は肉300gと厚みで見る
目次
夜にローストビーフを仕込もうとして、牛もも肉を袋に入れたら容器の中で斜めに浮く
ヨーグルトメーカーの低温調理でつまずきやすいのは、温度より先に容器に入る大きさと中心まで温まる時間だ
ヨーグルトメーカーで低温調理をするなら、対象は65℃前後まで温度設定でき、長時間保温できる機種に限られる
40℃前後の発酵だけを想定した機種や、温度を細かく変えられない機種では、肉料理には使いにくい
ローストビーフ、鶏ハム、温泉卵、チャーシューは作れる場面がある
ただし、専用の低温調理器とは違い、水を循環させる家電ではないため、湯温だけで安全や仕上がりを判断しないほうが安心だ
まず見るのは、温度表示、容器サイズ、肉の厚み、袋の浮き方
ここが合うと、ヨーグルト以外のおかず作りにも使いやすくなる
ヨーグルトメーカー 低温調理は65℃設定できる機種で使う
ヨーグルトメーカーの低温調理に向いているのは、温泉卵、鶏ハム、サラダチキン、小さめのローストビーフ、細めのチャーシューのような料理
共通点は、容器に入る大きさで、湯にしっかり沈められること
ここが合わないと、設定温度を合わせても仕上がりが安定しにくい
本体の表示で65℃まで設定できるか
タイマーが3〜4時間以上使えるか
専用容器に袋ごと食材が入るか
この3つを先に見る
キッチンで実際に試す時は、肉を袋に入れる前に、容器の横へ置いて大きさを比べると分かりやすい
300g前後の牛もも肉なら入っても、500gを超える塊になると、容器の中で立ったり、ふたに当たったりしやすい
ヨーグルトメーカー低温調理は、温度設定より先に容器サイズで失敗が分かる
ヨーグルトメーカー ローストビーフは300g前後から始める
ヨーグルトメーカーでローストビーフを作るなら、最初は牛もも肉300g前後が扱いやすい
専用容器に入りやすく、袋ごと湯に沈めやすいからだ
公式レシピでは、牛もも肉ブロック300gに塩こしょうをし、表面を焼いてから耐熱袋に入れ、空気を抜いて加熱する流れがある
60℃で3時間という例もあるが、これはあくまでレシピ上の設定例として見る
肉料理では、湯の温度と肉の中心温度は同じではない
ヨーグルトメーカーの表示が60℃や65℃でも、肉の中心がすぐ同じ温度になるわけではない
生活者の体験でも、300〜350g程度の牛ももブロックを使い、表面を焼いてから袋へ入れ、3時間ほど加熱し、翌日に切っていた例がある
切った直後ではなく、冷蔵庫で落ち着かせてから薄く切ると、断面が崩れにくい
一方で、失敗しやすいのはスーパーで大きな塊を買った時
夕方の買い物で「せっかくなら大きめ」と思って選ぶと、家で容器に入れた時に肉が斜めになる
袋の上が湯から出る
ふたが閉まりにくい
空気が残って肉が浮く
この状態で時間だけ合わせても、中心まで温まったか不安が残りやすい
最初は、肉300g前後、厚み3cm前後、袋ごと完全に湯に沈む状態を目安にする
大きな肉を使うより、小さめで一度成功させるほうが失敗しにくい
ヨーグルトメーカー低温調理の安全確認は中心温度で見る
肉の低温調理では、見た目だけで判断しにくい
表面に焼き目がついていても、中心まで十分に温まっているとは限らない
食品安全委員会の資料では、肉の中心温度について、63℃に達してから30分維持する目安や、70℃なら3分、75℃なら1分という考え方が示されている
鶏むね肉約300g、厚さ約3cmでも、63℃の湯で中心が63℃になるまで平均68分ほどかかった実験がある
牛もも肉約300g、厚さ約3cmでは、中心が63℃になるまで平均94分ほどかかった例もある
つまり、ヨーグルトメーカーの設定時間には、中心まで温める時間も含めて考える必要がある
ローストビーフを3時間、鶏ハムを3〜4時間、チャーシューを長時間にする例が多いのは、やわらかさだけの話ではない
中心まで温まるまでの待ち時間を見込む必要がある
初回だけでも中心温度計で確認すると、次から判断しやすくなる
厚みを変えた時、冷蔵庫から出したばかりの肉を使う時、大きめの塊を使う時は、特に見たほうが安心だ
不安が残る断面なら、無理にそのまま出さず、追加で加熱する
家族に乳幼児、高齢者、妊娠中の人、体調が弱っている人がいる時は、通常の加熱調理を選ぶほうが扱いやすい

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
ヨーグルトメーカー低温調理で鶏ハムを作る時の厚み
鶏ハムやサラダチキンは、ヨーグルトメーカー低温調理と相性がよい
朝食のサラダ、昼の冷麺、夕食のラーメンや丼に回しやすく、作り置きにしやすいからだ
実際の家庭例では、日曜の夜に鶏むね肉へ塩麹をもみ込み、一晩置く
翌日の午前中、冷蔵庫から出して30分ほど置き、65℃で4時間加熱
夕方には冷蔵庫に鶏ハムがあり、薄く切って麺やサラダにのせられる
鍋で作ると火加減が気になり、コンロも長くふさがる
ヨーグルトメーカーなら、在宅作業中や洗濯の合間でも仕込みやすい
ただし、鶏むね肉は厚みが出やすい
丸いまま袋へ入れると、中心まで温まる時間が読みづらい
使う前に見るのは、肉の重さより一番厚い部分
厚みがある時は、開いて平らにする
袋に入れたあと、空気が残って浮くなら、水に沈めながら抜く
切った断面を見る時は、しっとり感だけで判断しない
中心に不安が残るなら、追加加熱してから食べるほうが安心だ
ヨーグルトメーカー 温泉卵は65℃30分でも上下差が出る
温泉卵は、ヨーグルトメーカー低温調理の中でも試しやすい
肉より心理的なハードルが低く、朝ごはん、丼、うどん、豚キムチに足しやすい
ただ、65℃30分で毎回同じ固さになるとは限らない
実際の体験では、付属レシピを参考に65℃30分で2個だけ作っても、上下の位置で固まり方に差が出ていた
下にあった卵はかなり固まり、上にあった卵はとろとろ
細い筒状の容器では、場所によって温まり方が変わりやすいと感じた例だ
別の家庭例では、Mサイズ卵4個を入れ、65℃で40〜60分加熱
冷蔵庫から出したてだったため60分にし、40分ではまだできていないこともあったと記録されている
加熱後は冷水で5分ほど冷やし、朝ごはんに万能つゆと細ねぎをかけて食べていた
次に試すなら、最初からたくさん作らない
まず2個で、30分、40分、50分、60分の差を見る
上下差が出るなら、途中で位置を入れ替えるか、少量で作る
温泉卵は温度より、卵の冷え方と置いた位置で仕上がりが変わる
ヨーグルトメーカー チャーシューは容器に入る形へ切る
チャーシューは、鍋を長時間見張りたくない時に使いやすい
煮込み中の火加減、水分の減り、鍋底の焦げを気にしなくてよいからだ
生活者の体験では、豚肩ロースや豚バラを使い、表面を焼いてから調味料と一緒に袋へ入れ、65℃で12時間加熱した例がある
12時間後には本体内に水滴があり、肉には味が入り、丼にしたり魚焼きグリルで軽く炙ったりして食べていた
別の体験では、1,200gの豚バラブロックがそのままでは入らず、400gずつ3等分していた
表面を焼き、タレと一緒に袋へ入れ、湯温を60〜65℃で確認しながら長時間加熱
途中で温度も確認し、鍋を見張る負担が減ったという流れだった
ここで見るべきなのは、肉の豪華さではなく容器に入る形かどうか
豚バラは長いままだと入りにくい
袋に入れた時に曲がる、上が浮く、ふたに当たるなら、先に切る
豚肉も、見た目のロゼ色だけで判断しない
厚みと加熱時間を安全側に取り、不安があれば追加で火を入れる
家庭向けには「半生風」ではなく、中心まで温める前提で考えたい
ヨーグルトメーカー低温調理で失敗しやすい使い方
ヨーグルトメーカー低温調理の失敗は、調理中より準備段階で起きやすい
よくある流れはこうだ
夕方、スーパーで大きめの肉を買う
家に帰って袋へ入れる
容器に入れてみると斜めになり、上の部分が湯から出る
ふたが閉まりにくいので押し込む
時間どおりに加熱して切ると、中心の火通りが不安になる
結局、電子レンジやフライパンで追加加熱し、しっとり感が少し落ちる
この流れを避けるなら、調味料を入れる前に一度、袋に入れた肉を空の容器へ入れてみる
その時点で引っかかるなら、肉を切るか、別の調理法に変える
湯を入れたあとに見るのは、袋の浮き方
空気が残っていると、上だけ浮いて温まり方が偏りやすい
袋を水に沈めながら空気を抜き、全体が湯の中に入るか確認する
調理開始ボタンを押す前に、容器の中で食材が沈んでいるかを見る

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ヨーグルトメーカー低温調理に向かない料理と場面
ヨーグルトメーカー低温調理は便利だが、向かない場面もある
まず、大きな肉の塊
1kg前後の肉は、容器に入らない、湯に沈まない、中心まで温まる時間が読みづらい
本格的に大きな肉を低温で調理したいなら、専用の低温調理器と大きな鍋を使うほうが現実的
次に、今すぐ夕食に出したい日
ローストビーフや鶏ハムは、加熱だけで3〜4時間かかることが多い
下味、一晩寝かせる、冷ます、切る時間まで考えると、思いついてすぐ食べる料理ではない
前日の夜に下味をつける
休日の午前中に加熱する
冷ましてから夕食や翌日の作り置きに回す
この使い方のほうが、ヨーグルトメーカーには合っている
ヨーグルトメーカーそのものの選び方や容量を比べたい場合は、「ヨーグルトメーカーおすすめ比較」のような機種選びの記事で確認するほうが早い
甘酒や麹調理は温度帯と冷まし方が別の話になるため、「ヨーグルトメーカー甘酒」と分けて考えると混ざりにくい
大きな肉を本格的に作りたい時は、「低温調理器おすすめ」で水流や鍋の深さを見たほうが判断しやすい
ヨーグルトメーカー低温調理で最初に試しやすい順番
最初に試すなら、温泉卵、鶏ハム、小さめローストビーフの順が扱いやすい
温泉卵は、2個から試せる
65℃30分でゆるければ40分
冷蔵庫から出したてなら50〜60分まで見て、家の好みを探しやすい
鶏ハムは、作り置きに回しやすい
一晩下味をつけ、翌日に65℃で3〜4時間
冷ましてから薄切りにすれば、サラダ、冷麺、ラーメン、丼に使える
ローストビーフは、週末や来客前に向く
300g前後の牛もも肉を選び、表面を焼き、袋の空気を抜いて加熱
冷ましてから切ると、断面が崩れにくい
チャーシューは時間を長く取れる日に向く
短時間で作る料理ではないが、休日に仕込んで翌日の丼やおつまみに回す使い方なら便利だ
まとめ
ヨーグルトメーカーの低温調理は、65℃前後まで設定できる機種なら、温泉卵、鶏ハム、小さめローストビーフ、チャーシュー作りに使える場面がある
ただし、専用の低温調理器とは違い、容器が細く、水流もない
温泉卵は上下で固まり方が変わり、肉は中心まで温まったか見えにくい
最初は、温泉卵なら2個
鶏ハムなら鶏むね肉1枚
ローストビーフなら牛もも肉300g前後から始める
見る順番は、温度表示より先に容器に入るか、袋が浮かないか、厚みが出すぎていないか
肉料理では、中心温度と加熱時間を安全側に見て、不安が残る時は追加加熱する
ヨーグルトメーカーを低温調理器代わりに使うコツは、攻めた温度で仕上げることではない
容器に入る小さめ食材を、無理なく沈めて、時間に余裕を持って加熱すること
まずは温泉卵か鶏ハムのように、少量で調整しやすい料理から試すと、家の機種でどこまで使えるか見えやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
