離乳食ハンドブレンダー選びは10倍粥の容器で決まる
目次
生後5ヶ月ごろから離乳食を始めるなら、ハンドブレンダーで最初に見るべきなのはパワーではない
少量の10倍粥や野菜ペーストに、刃がきちんと届くか
ここが合わないと、30分茹でたにんじんでも粒が残り、浅い器では刃だけが空回りしやすい
反対に、深めのカップで数日分をまとめて作ると、10秒ずつ止めながら確認するだけで、裏ごしに近いなめらかさまで持っていきやすい
離乳食初期は、たくさん食べさせる時期ではなく、赤ちゃんが飲み込むことや舌ざわりに慣れる時期
だから、ハンドブレンダーも大人用のスムージーやポタージュ目的ではなく、10倍粥、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草を少量でもなめらかにできるかで選ぶほうが失敗しにくい
朝の授乳前、赤ちゃんが泣き始める前に小鍋の10倍粥を冷ます
その横で裏ごし器に米粒が詰まり、スプーンで何度も押していると、食べさせる前に疲れてしまう
この負担を減らすなら、見るべき条件は5つだけでよい
少量カップの使いやすさ、洗いやすさ、重さ、音、収納場所
商品ランキングより先に、この5つを自分のキッチンと離乳食の作り方に当てはめる
それだけで、ハンドブレンダーを買ってから「思ったより使わなかった」と感じる失敗はかなり減らしやすい
離乳食 ハンドブレンダーは少量調理で刃が届くかを見る
離乳食用のハンドブレンダーで一番大事なのは、少量でも刃が食材に沈むこと
初期の離乳食は、小さじ1から始めることが多い
1回分だけを浅い皿に入れてブレンダーを当てても、量が少なすぎて食材が刃の外側へ逃げやすい
キッチンで試すと分かりやすいのは、浅い器と細長いカップの違い
浅い器ににんじんを少しだけ入れると、刃の周りだけ水っぽくなり、端にツブツブが残ることがある
細長いカップに同じ量を入れると、食材の高さが出る
刃が底まで沈み、にんじんが刃の周りに集まりやすくなる
少量に強いかどうかは、本体の大きさより容器との相性で決まる
専用カップが細長いタイプ
または家にある小さめの深い容器で使えるタイプ
このどちらかなら、10倍粥や野菜ペーストを作る時に失敗しにくい
反対に、大きなボウルで使う前提のタイプは、離乳食初期では出番が減りやすい
大人用のスープなら便利でも、小さじ単位のペーストには量が足りない
ハンドブレンダー 離乳食 おすすめ条件は高機能より扱いやすさ
離乳食用におすすめしやすいハンドブレンダーは、機能が多いものではない
短時間で出して、少量をつぶし、すぐ洗って片付けられるもの
この条件に合うほうが、育児中は使い続けやすい
少量カップは細長く深いものを見る
10倍粥や野菜ペーストは、深さがあるほうが回しやすい
目安としては、ブレンダーの刃部分が食材にしっかり隠れる量
刃が半分以上出ている状態だと、空回りしやすい
少量カップが付属している場合は、口の広さより深さを見る
底が狭く、食材が集まりやすい形のほうが離乳食向き
洗いやすさは刃のまわりを見る
離乳食では、ブレンダー本体よりも刃のまわりを何度も洗う
10倍粥は米粒が入り込みやすく、かぼちゃは刃の内側に残りやすい
刃まわりの形が複雑だと、食べさせたあとに洗う時間が長くなる
ブレンダー部分を外して洗えるか、刃のまわりに食材が詰まりにくいか
ここは購入前に見ておきたい
洗う時は、刃を直接指でこすらない
流水やブラシを使い、赤ちゃんの手が届かない場所で乾かすほうが安心
重さは片手で10秒持てるかで見る
離乳食作りは、片手作業になりやすい
赤ちゃんが泣きそうな朝
抱っこを交代しながらキッチンに立つ休日
上の子に声をかけながら10倍粥を冷ましている時間
この場面で重いハンドブレンダーを持つと、短時間でも手首に負担が出やすい
産後に手首が痛みやすい時期なら、長時間使えるかより、10秒ずつ止めながら無理なく持てるかを見たほうがよい
音は寝ている時間に使わない前提で考える
ハンドブレンダーは、静かな家電ではない
赤ちゃんが昼寝している横で使うと、音で起きることがある
上の子がいる家庭では、急な音を怖がることもある
音が気になる家庭では、寝かしつけ直後に使わない
午前中の機嫌がいい時間、家族が抱っこしている時間、週末の作り置き時間に回すほうが現実的
音の小ささだけで選ぶより、使う時間帯を決めておくほうが失敗しにくい

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
収納はキッチンに出す回数で考える
離乳食目的なら、多機能セットを最初から全部そろえる必要はない
チョッパー、泡立て器、大きな容器が増えると、狭いキッチンでは置き場所に困りやすい
賃貸の小さな棚では、本体より付属品のほうが邪魔になることもある
離乳食初期に使う中心は、ブレンダー本体と少量カップ
まずはこの2つを出しやすい場所に置けるかを見る
10倍粥 ハンドブレンダーは数日分まとめて作ると使いやすい
10倍粥は、ハンドブレンダーの良さが出やすいメニュー
ただし、1回分だけを作るより、数日分をまとめて作るほうが刃が当たりやすい
炊いたご飯から作る場合は、ご飯に水を加えて、鍋や電子レンジでやわらかくする
分量は家庭や自治体の案内で差があるため、まずはいつもの作り方に合わせればよい
大事なのは、米粒が指でつぶれるくらいまでやわらかくすること
硬さが残ったままブレンダーをかけても、粒が残りやすい
深めのカップに移したら、ハンドブレンダーを底まで入れる
最初は動かさず、10秒ほど回して止める
スプーンで状態を見る
粒が残るなら、湯冷ましやゆで汁を少し足し、もう一度10秒ほど回す
2回目でかなりなめらかになり、3回目で粒が目立たなくなることが多い
ただし、回しすぎると粘りや水っぽさが出ることもあるため、長く連続で回さないほうが扱いやすい
スプーンですくった時、ポタージュのようにゆっくり落ちる
粒が舌に当たりにくそうな状態
これを目安にする
作ったあとは、小分け容器や製氷皿に分ける
小さじ1、小さじ2のように量を分けておくと、始めたばかりの日も使いやすい
冷凍ストックにする場合は、作った日が分かるようにする
保存期間や再加熱の扱いは、自治体や医療機関の案内を確認しながら、家庭では早めに使い切るほうが安心
離乳食 ブレンダー 少量で失敗しやすい野菜ペースト
野菜ペーストは、10倍粥より失敗が見えやすい
特に、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草は、少量だと刃が当たりにくい
水分量や繊維の残り方で、仕上がりも変わる
ここでは、離乳食初期に使いやすい食材に絞る
大人用のポタージュやスムージーとは分けて考えたい
にんじんペーストは30分茹でても粒が残ることがある
にんじんは甘みがあり、離乳食初期でも使いやすい
ただし、やわらかく茹でたのにツブツブが残ることがある
原因は、硬さだけではない
少量すぎると、にんじんが刃の外側へ逃げる
さらに、にんじんは繊維が残りやすいため、水分が少ないとザラつきやすい
目安としては、にんじんを小さめに切り、指で軽く押すと崩れるくらいまで加熱する
30分ほど茹でても芯が残るなら、もう少し加熱したほうがよい
ブレンダーにかける時は、1回分だけではなく数回分をまとめる
ゆで汁を小さじ1ずつ足し、10秒回して止める
ザラつきが残るなら、容器を細いものに替えるか、量を少し増やしてから再度回す
長く回すより、深さと水分を見直すほうが粒残りは減らしやすい
かぼちゃペーストは水分を少しずつ足す
かぼちゃは加熱するとつぶしやすい
甘みも出やすく、赤ちゃんが食べやすい食材のひとつ
ただし、水分が少ないため、そのままブレンダーにかけると重くなる
刃のまわりにまとわりつき、途中で回りにくくなることもある
皮と種を取り、やわらかく加熱する
スプーンで押すと崩れるくらいになったら、湯冷ましやゆで汁を少しずつ足す
最初から多く入れると薄くなりすぎる
小さじ1ずつ足し、数秒ずつ止めながら様子を見るほうが調整しやすい
冷凍したあとに水分が分かれることもある
再加熱後にスプーンで混ぜ、かたければ湯冷ましで少しのばす
かぼちゃは回す時間より、水分を足す順番で仕上がりが変わりやすい

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ほうれん草ペーストは葉先だけを細かくしてから使う
ほうれん草は、繊維が残りやすい食材
離乳食初期で使うなら、茎ではなく葉先を使う
やわらかく茹で、水にさらしてから細かく刻む
いきなりブレンダーに入れるより、先に包丁で短くしておくほうが回しやすい
少量だけでは刃に当たりにくいため、慣れた食材と合わせる時期になってから、10倍粥やじゃがいもなどと混ぜる方法もある
ただし、初めての食材は一種類ずつ少量から進めるのが基本
混ぜる場合は、それぞれの食材に慣れてからにしたい
ほうれん草はブレンダー任せにせず、葉先、下茹で、刻む工程で粒残りを減らす
ハンドブレンダー 離乳食 失敗は少量・音・洗い物で起きやすい
ハンドブレンダーで離乳食を作る時の失敗は、大きく3つに分かれる
少量すぎる
音で赤ちゃんが起きる
洗い物が思ったより増える
どれも本体の性能だけではなく、使う場面で起きる失敗だ
少量すぎる時は1回分だけ作らない
小さじ1だけを浅い器で回すと、刃が食材に届きにくい
外側だけ水っぽくなり、中心に粒が残る
この場合は、ブレンダーを長く回すより、作る量を増やす
数回分をまとめ、深いカップで短く回して確認する
1回分を無理にブレンダーで作ろうとしないことが、少量調理の失敗を減らす近道
音が気になる時は使う時間を決める
赤ちゃんが寝ている時間に使うと、音で起きることがある
昼寝直後や寝かしつけ後は避けたほうが安心
上の子がいる家庭では、突然の音に驚くこともある
使う前に「少し音が出る」と声をかけるだけでも、反応が変わることがある
ワンオペの朝に使うなら、赤ちゃんが機嫌のよい時間に短く回す
週末にまとめて作るなら、家族が抱っこしている間に終わらせる
音は消すより、鳴らすタイミングを決めるほうが現実的
洗い物が多い時はまとめ作りの日に使う
ハンドブレンダーを使うと、裏ごし器の手間は減りやすい
ただし、鍋、カップ、ブレンダー、保存容器は洗う
毎回小さじ1のために全部洗うと、食べる量より片付けのほうが大きく感じる
夜に赤ちゃんを寝かせたあと、刃のまわりの米粒を洗うのは地味に負担
だから、ハンドブレンダーは毎食使う道具ではなく、週1〜2回の下ごしらえでまとめて使う道具として考えると続きやすい
離乳食 ハンドブレンダーで向いている家庭と向かない家庭
ハンドブレンダーが向いているのは、離乳食初期に手作りのペーストをまとめて作りたい家庭
特に、10倍粥や野菜ペーストを週1〜2回作り置きしたいなら相性がよい
裏ごし器に米粒が詰まる時間が減り、にんじんやかぼちゃも短時間でなめらかにしやすくなる
向いているのは、次のような家庭
- 10倍粥を数日分まとめて作りたい家庭
- すり鉢や裏ごし器を洗うのが負担になっている家庭
- 朝の授乳前に離乳食準備を短くしたい家庭
- ワンオペ時間に下ごしらえを終わらせたい家庭
- にんじんやかぼちゃの粒残りで困った家庭
反対に、毎回ベビーフード中心で進める家庭なら、無理に買う必要はない
1回分だけ手作業で作れば十分な家庭でも、出番は少なくなりやすい
ハンドブレンダーは、離乳食を頑張るためではなく、離乳食作りで疲れすぎないための道具
この見方で選ぶと、買うべきかどうかも判断しやすい
離乳食用ハンドブレンダーを買う前に確認すること
買う前に見るべきなのは、商品名よりも生活場面
狭いキッチンで毎回出せるか
専用カップを洗う場所があるか
赤ちゃんが寝ている部屋とキッチンが近すぎないか
付属品を置く棚があるか
ここが合わないと、便利なはずの道具が出しにくくなる
離乳食以外にも使う前提なら、機能数や重さを比べる親記事で確認したほうがよい
一方で、この記事では離乳食初期の10倍粥と野菜ペーストに絞って判断するほうが合っている
プレゼント目的や大人の夕食時短まで広げると、見る条件が変わる
離乳食用なら、まずは少量カップと洗いやすさ
次に重さ、音、収納
この順番で十分だ
離乳食 ハンドブレンダーの安全面で気をつけたいこと
離乳食は食品と赤ちゃんに関わるため、便利さだけで判断しないほうがよい
熱いままブレンダーにかけると、飛び散りやすい
小鍋から移した直後ではなく、少し粗熱を取ってから使う
冷凍ストックは、清潔な容器に小分けする
再加熱する時は、中心まで温まったかを確認し、食べやすい温度まで冷ます
初めての食材は、一種類ずつ少量から進めるのが基本
不安がある場合は、自治体の離乳食案内や医療機関の説明を確認してから進めたい
刃の扱いにも注意がいる
洗う時に指で直接こすらず、ブラシや流水を使う
使用後は、赤ちゃんや上の子の手が届かない場所へ片付ける
時短できても、熱さ、刃、保存状態の確認は省かないほうが安心
まとめ
離乳食のハンドブレンダー選びは、少量の10倍粥や野菜ペーストに刃が届くかで使いやすさが変わる
小さじ1程度を浅い器で回すと、粒残りや空回りが起きやすい
深めのカップで数日分をまとめ、10秒ずつ止めながら確認するほうがなめらかにしやすい
見るべき条件は、高機能かどうかではない
少量カップ、洗いやすさ、重さ、音、収納場所
この5つを自分のキッチンと育児の時間帯に合わせて見る
それだけで、離乳食用として合うかどうかはかなり判断しやすくなる
まずは10倍粥を数日分だけ作る
浅い器ではなく、深めのカップで短く回す
粒が残るなら、長く回す前に水分と容器の深さを見直す
そこから始めるだけでも、裏ごし器に米粒が詰まる時間や、朝の離乳食準備のしんどさは減らしやすい
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
