ハンドブレンダーとミキサーの違いは鍋の移し替えで見る
目次
夕方のキッチンで、かぼちゃを煮た鍋を前にして「これをミキサーへ移すのが面倒」と感じるなら、ハンドブレンダーを買う意味はある
ハンドブレンダーとミキサー・フードプロセッサーの違いは、食材を本体に入れるか、鍋やカップの中へ本体を入れるかにある
ポタージュ、離乳食、少量ソースのように、移し替えや洗い物が負担になる調理では、ハンドブレンダーのほうが扱いやすい
反対に、氷入りスムージーを毎朝作るならミキサー寄り
玉ねぎのみじん切りや餃子の具をまとめて作るなら、フードプロセッサー寄りになる
つまり、見るべきなのは機能の多さではなく、普段の調理で何を減らしたいか
移し替えを減らしたいならハンドブレンダー
液体をまとめて混ぜたいならミキサー
刻む作業を減らしたいならフードプロセッサー、と分けて考えると判断しやすい
ハンドブレンダー ミキサー 違いは鍋調理の移し替えで分かる
ハンドブレンダーとミキサーの違いは、ポタージュを作る時にかなり出る
ミキサーは、ボトルの中に食材と液体を入れて回す家電
バナナジュース、スムージー、野菜ジュースのように、ある程度の量を一度になめらかにする時に向いている
ただ、夕食前のスープ作りでは、この「入れる」が手間になる
18cmほどの鍋で、かぼちゃ約300gと玉ねぎを煮た場合
ミキサーでなめらかにするには、お玉で2〜3回に分けて移し替えることになる
作業台には、鍋、ミキサーボトル、フタ、お玉、ゴムベラ
終わったあとには、ボトルの内側と刃まわりを洗う必要が出る
味の問題ではなく、熱い具材を移す怖さと、洗い物が増える重さで、ポタージュを作る気が落ちやすい
ハンドブレンダーなら、鍋の火を止め、少し粗熱を取ってから鍋の中でつぶせる
同じ量なら、具材がやわらかく煮えていれば2〜3分ほどで形が崩れ、牛乳や豆乳を足して仕上げに進みやすい
鍋からボトルへ移さないので、コンロ横に余計な道具を広げにくい
小さな賃貸キッチンや、作業台がまな板1枚分しかない家では、この差が大きい
ポタージュや野菜スープを作りたい人は、ミキサーの性能より先に「熱い鍋から移す作業が苦にならないか」を見る
鍋に直接入れる時は飛び散りと鍋傷に注意する
ハンドブレンダーは鍋に直接入れられるが、何も考えずに回すと飛び散りやすい
沸騰直後のスープに入れる
刃の部分を液面から出す
浅い鍋で強く回す
この使い方だと、キッチンの壁やコンロまわりにスープが飛びやすい
便利さより先に片付けが増えることもある
使う時は、火を止めて少し落ち着かせる
刃の部分を食材と液体の中に沈める
低速から回す
この順番にすると、飛び散りにくくなる
鍋の素材や使用できる温度は機種によって違うため、気になる場合は取扱説明書も見ておくほうが安心だ
鍋で使う便利さは、深さと液面の中で刃を動かせるかで変わる
ハンドブレンダー フードプロセッサー 違いは少量ペーストで分かる
ハンドブレンダーとフードプロセッサーの違いは、「刻む」のか「つぶす」のかで分かれる
フードプロセッサーは、玉ねぎを刻む、肉をミンチにする、餃子やハンバーグの具をまとめる作業に向いている
食材の形を細かくしながら、ある程度の粒感を残しやすい
一方、ハンドブレンダーは、食材をつぶして混ぜる道具
ポタージュ、離乳食、豆腐ソース、ドレッシングのように、なめらかさを出したい時に使いやすい
特に差が出るのは、少量のペースト作り
離乳食初期に、ゆでたにんじんを小さじ数杯分だけなめらかにしたい時
フードプロセッサーに入れても、量が少ないと刃に当たりにくい
容器の側面に貼り付いて、下だけ空回りすることがある
そこで水分を足しすぎると、今度は薄くなりすぎる
食べさせたい硬さではなく、流れやすいペーストになってしまう
ハンドブレンダーは、深めのカップや細長い容器に入れて上から押さえるように回せる
にんじん、かぼちゃ、じゃがいもなどを数回分まとめるなら、刃のまわりに食材が集まりやすい
少量をなめらかにしたい時は、フードプロセッサーの刃の強さより、食材が刃に当たる容器の形を見る

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
小さじ1〜2だけならハンドブレンダーでも難しい
ハンドブレンダーも、少なければ何でもきれいにつぶせるわけではない
小さじ1〜2程度だけを完全になめらかにしようとすると、食材が刃の周りで逃げやすい
容器の底に薄く広がるだけで、刃がうまく当たらないこともある
離乳食なら、1回分だけで作るより、2〜3回分をまとめて作るほうが扱いやすい
深めのカップに入れ、必要ならゆで汁を少し足す
このほうが、食材が刃に集まりやすく、仕上がりも確認しやすい
少量調理では、家電の種類だけでなく「容器の深さ」と「まとめる量」が仕上がりを左右する
ハンドブレンダーをわざわざ買う理由は3つある
ハンドブレンダーは、ミキサーやフードプロセッサーの上位互換ではない
ただし、日常の調理で負担が出る場所が合っているなら、わざわざ買う理由はある
大きく見ると、理由は3つ
鍋に直接入れられる
少量ペーストに使いやすい
洗い物と収納の負担が軽い
この3つは、スペック表だけでは伝わりにくい
実際には、平日の夕方や朝の支度中に差が出る
ハンドブレンダーは鍋に直接入れられるから夕食前に使いやすい
夕方、主菜を焼きながら隣の鍋でスープを作る
このタイミングでミキサーを出すと、作業台の場所を取る
家族の食器を出し、まな板を片付け、鍋の具材をミキサーに移す
この流れの中で、お玉を置く場所やボトルを置く場所まで必要になる
ハンドブレンダーは、鍋の中でつぶせる
煮る、火を止める、つぶす、牛乳を足す、温め直す
この流れにすると、作業台を広げずに済みやすい
特に、かぼちゃ、じゃがいも、にんじん、玉ねぎのポタージュでは分かりやすい
具材をやわらかく煮ておけば、つぶす作業は数分で済むことが多い
夕食前に調理台が埋まりやすい家ほど、鍋の中で完結するメリットは大きい
ハンドブレンダーは少量のソースや離乳食に使いやすい
ハンドブレンダーは、大量調理よりも少量の「つぶす・混ぜる」に向いている
一人分のバナナヨーグルトをなめらかにする
豆腐とごまを混ぜてソースにする
余ったかぼちゃを朝のスープにする
子ども用の野菜スープだけ少し細かくする
こういう場面では、ミキサーやフードプロセッサーを出すほどではない
でも、スプーンでつぶすには少し面倒
ハンドブレンダーなら、深めの容器で数十秒回し、そのまま器へ移せる
朝食前や夕食前の短い時間でも使いやすい
離乳食では、最初の数週間だけでも負担の差が出やすい
裏ごしは量が少ないわりに時間がかかる
スプーンで押しつぶしても繊維が残り、なめらかになるまで何度もこする必要がある
数回分をまとめてつぶし、小分け冷凍に回せるなら、毎回の裏ごしを減らしやすい
ただし、水分を足しすぎると薄くなるため、様子を見ながら少しずつ足すほうがよい
少量ペーストで見るべきなのは、早く回るかではなく、必要な量だけを無理なくつぶせるか
ハンドブレンダーは省スペースで洗い物も少なくしやすい
家電は、使う時だけでなく片付けまで含めて考えたい
ミキサーは、ボトル、フタ、刃まわり、パッキンを洗うことが多い
フードプロセッサーは、容器、刃、フタ、押し込み口などに食材が入りやすい
ポタージュを作った後にシンクへ並べると、ミキサーやフードプロセッサーはパーツの存在感が大きい
乾かす時も、ボトルや容器の置き場所が必要になる
ハンドブレンダーは、先端部分を外して洗える機種が多い
野菜ペーストやポタージュ程度なら、使った直後に水につけると汚れが落ちやすい
本体も細長いため、引き出しや棚の端に収まりやすい
ミキサーを出しっぱなしにできないキッチンでは、この省スペース性が使う頻度につながる
一人暮らしの小さなキッチンや、子育て中でシンクをすぐ空けたい家庭では、洗う量よりも「乾かす場所」のほうが負担になることもある
出す場所、洗う場所、乾かす場所まで含めると、ハンドブレンダーは日常使いに寄せやすい

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ミキサーで代用した方がいい場面
ハンドブレンダーより、ミキサーを選んだ方がいい場面もある
氷を入れたスムージーを作る
冷凍フルーツをしっかり砕く
家族分のジュースを一度に作る
毎朝、なめらかなドリンクを作る
こういう使い方では、ミキサーのほうが安定しやすい
ボトルの中で食材と液体が循環するため、全体を均一に混ぜやすいからだ
ハンドブレンダーでも、バナナややわらかい果物なら混ぜられる
ただ、硬い冷凍食材や氷を日常的に砕く前提なら、対応可否をよく見る必要がある
無理に使うと、刃や本体に負担がかかることもある
この場合は、ハンドブレンダーで代用するよりミキサーを選ぶほうが失敗しにくい
朝のスムージー中心なら、鍋で使える便利さより、ボトル内で均一に回るかを優先する
フードプロセッサーで代用した方がいい場面
刻む作業が中心なら、フードプロセッサーのほうが向いている
玉ねぎをまとめてみじん切りする
餃子やハンバーグの具材を作る
肉を粗めにミンチにする
ナッツやパン粉を細かくする
生地をこねる作業に使う
このような用途では、ハンドブレンダーだけで代用しにくい
ハンドブレンダーは、下にある食材をつぶして混ぜる動きになりやすい
みじん切りを狙うと、細かくなりすぎた部分と、大きく残る部分が出ることがある
チョッパー容器が付属する機種なら、簡単なみじん切りに使える場合もある
ただし、本格的に大量の野菜を刻むなら、フードプロセッサーのほうが扱いやすい
刻む量が多い人は、ハンドブレンダーの付属機能ではなく、フードプロセッサーを主役にしたほうが無理が少ない
ハンドブレンダーを買わなくていい人
ハンドブレンダーを買わなくていい人は、すでに別の家電で困っていない人
毎朝スムージーを大量に作っていて、ミキサーを出しっぱなしにできている
この場合、ハンドブレンダーを追加しても出番は少ない
野菜のみじん切りや肉のミンチが主目的なら、フードプロセッサーのほうが目的に合いやすい
ハンドブレンダーを買っても、「思ったより刻めない」と感じる可能性がある
ポタージュ、離乳食、少量ソースをほとんど作らない人も、優先度は低い
便利そうという理由だけで買うと、引き出しの奥にしまったままになりやすい
判断に迷う時は、今の調理で面倒な場面を1つだけ思い出す
ミキサーを洗うのが面倒なのか
刻む作業が面倒なのか
熱い鍋から移すのが面倒なのか
面倒な作業が「移し替え」ではないなら、ハンドブレンダー以外の家電が合うこともある
ハンドブレンダーを買うべき人
ハンドブレンダーを買う理由が強いのは、鍋やカップの中で直接つぶしたい人
夕食前にポタージュを作りたいが、ミキサーへ移すのが面倒
離乳食の裏ごしを短時間で済ませたい
一人分のソースやスープを少しだけ作りたい
洗い物が増えると調理そのものをやめてしまう
キッチンが狭く、大きな家電を常設できない
このどれかに当てはまるなら、ハンドブレンダーを持つ意味は出やすい
特に、野菜を余らせやすい家庭では使い道が見つかりやすい
冷蔵庫に残ったかぼちゃやじゃがいもを、翌朝のスープに回せる
鍋の中でつぶせると、余り野菜を使い切るハードルが下がる
具体的な機種選びに進むなら、ここからは種類の違いではなく、重さ、付属品、収納性を見る段階になる
「ハンドブレンダーおすすめ比較は機能数と重さで見る」では、機能数やアタッチメントの違いを確認する流れに分けると分かりやすい
この記事では機種名ではなく、ハンドブレンダーという種類を選ぶ意味があるかを判断する
ハンドブレンダーの機種選びへ進む前に見ること
ハンドブレンダーを買うかどうか迷う段階では、先に使う場面を決めたほうがよい
鍋でポタージュを作るなら、熱い食材に使えるか、鍋の深さに合うかを見る
離乳食なら、少量を入れやすいカップや、洗いやすい先端部分を見る
収納を重視するなら、本体の長さと置き場所を先に確認する
ここを飛ばして機能数だけを見ると、使わないアタッチメントが増えやすい
逆に、使う場面が決まっていれば、必要な機能は絞りやすい
具体的な比較は、商品紹介側の記事に回すほうがよい
この記事では、ミキサーやフードプロセッサーで代用できるかを先に整理する
買う前に見る順番は、機種名より先に「鍋・少量・収納」のどれで困っているか
まとめ
ハンドブレンダーは、ミキサーやフードプロセッサーの完全な代わりではない
それぞれ得意な作業が違う
ミキサーは、液体をまとめてなめらかにする家電
フードプロセッサーは、食材を刻む家電
ハンドブレンダーは、鍋やカップの中で直接つぶして混ぜる家電
わざわざ買う理由は、鍋に直接入れられること、少量ペーストに使いやすいこと、省スペースで洗い物を減らしやすいこと
ポタージュ、離乳食、少量ソースをよく作るなら、ハンドブレンダーは代用ではなく専用で持つ意味がある
反対に、氷入りスムージーや大量のみじん切りが目的なら、ミキサーやフードプロセッサーを選ぶほうが合いやすい
最初に見るのは、機能数ではなく普段のキッチンで止まりやすい作業
熱いスープを移すのが面倒ならハンドブレンダー
毎朝ドリンクを作るならミキサー
刻む作業が多いならフードプロセッサー
この順番で考えると、買ったあとに使わなくなる失敗を避けやすい
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
