コンベクションオーブンとノンフライヤーの違いは庫内の広さ
目次
夕飯で冷凍唐揚げを家族分温めようとした時、ノンフライヤーのバスケットに並べたら、思ったより入らないことがある
この時に見るべきなのは、油を使うかどうかより、食材を重ねずに置ける底面の広さだ
コンベクションオーブンとノンフライヤーの違いは、熱風の有無だけでは分かりにくい
少量の冷凍食品や惣菜をカリッと戻したいならノンフライヤー
パン、ピザ、グラタン、家族分の焼き物まで使いたいならコンベクションオーブンのほうが判断しやすい
迷った時は、容量のL数だけでなく、普段の食卓で一度に何個、何枚、何皿を並べたいかから見る
コンベクションオーブンとノンフライヤーの違いは庫内の形で決まる
コンベクションオーブンもノンフライヤーも、熱風を使って食材を加熱する点は似ている
ただし、熱風の当たり方と庫内の使い方が違う
ノンフライヤーは、バスケット型の狭い庫内で熱風を回す
唐揚げ、ポテト、冷凍食品、惣菜の温め直しのように、少量を短時間で仕上げる使い方に向きやすい
コンベクションオーブンは、天板や網に食材を広げて焼く
食パン、ピザ、グラタン、焼き野菜、肉や魚のグリルまで使いやすい
同じ熱風調理でも、ノンフライヤーは狭い場所で集中して焼く家電、コンベクションオーブンは広い面に並べて焼く家電と考えると分かりやすい
ノンフライヤーの容量はL数より底面に並ぶ量を見る
ノンフライヤーで後悔しやすいのは、容量の数字だけを見て「家族分も一度に作れそう」と考えること
6Lクラスでも、鶏肉2枚分を唐揚げ用に切って入れると、バスケットがかなり埋まることがある
鶏肉1枚なら余裕があっても、2枚分になると重なりやすく、途中で一度ゆすったり、裏返したりしたくなる
4人分のとんかつでは、一度に入るのが2〜3枚程度になる場面もある
片面10分、裏返してさらに3〜5分焼くと、2回目を待つ間に最初の分が冷めやすい
ここで困るのは、調理時間だけではない
家族全員の食べ始めるタイミングがずれることだ
小型の2.5L前後なら、冷凍唐揚げを重ねずに並べて10個ほどで底面が埋まることもある
一人暮らしや弁当用なら十分でも、夕飯の主菜として家族分を出すには少なく感じやすい
ノンフライヤーは、L数よりも次を見るほうが失敗しにくい
- 冷凍唐揚げを重ねずに何個置けるか
- 鶏肉なら何枚分が広がるか
- ポテトを入れた時に厚みが出すぎないか
- 途中で混ぜる余裕があるか
ノンフライヤーの容量は、庫内容量ではなく底面に並ぶ量で見る
コンベクションオーブンの庫内は天板と高さを見る
コンベクションオーブンは、ノンフライヤーより食材を広げやすい
天板を使える機種なら、鶏肉を平らに並べたり、野菜を一緒に焼いたりしやすい
鶏肉700gほどを天板2枚に分け、途中で上下を入れ替えながら焼くような使い方もできる
食パンでも違いが出る
食パン4枚を一度に置ける庫内なら、朝に家族分のパンをまとめて焼きながら、横で目玉焼きやスープを用意しやすい
ただし、コンベクションオーブンも「広ければ何でも入る」わけではない
幅は足りても、高さが足りないことがある
グラタン皿、厚みのあるパン、丸みのある肉、バゲットを入れた時、上のヒーターとの余白が少ないと使いにくい
小型機では、あと3cmから5cmほど高さがあれば入れやすいと感じる場面もある
特にグラタン皿は、皿の高さに加えて、焼いている間の熱の逃げ方も見る必要がある
コンベクションオーブンは、次の順番で確認したい
- 食パンが何枚置けるか
- 天板は1枚か2枚か
- グラタン皿を入れた時に上の余白があるか
- ピザや惣菜パンが斜めにしなくても入るか
- 扉を開けた時に前のスペースが足りるか
コンベクションオーブンの庫内は、幅だけでなく高さと天板枚数で見る
ノンフライヤーの揚げ物は少量なら仕上がりやすい
唐揚げ、ポテト、コロッケ、冷凍惣菜を少量だけ温めるなら、ノンフライヤーは使いやすい
バスケット内で熱風が近くから当たるため、表面の水分が抜けやすい
電子レンジだけではしんなりしやすい冷凍ポテトや唐揚げも、外側が戻りやすくなる
ただし、完全に油なしで揚げ物と同じ見た目になるとは限らない
ササミカツやチーズカツのような衣付きは、オイルスプレーなしだと白っぽく残ることがある
見た目の焼き色や香ばしさを出したいなら、少量の油を使うほうが近づきやすい
一方で、油を使うとバスケットや網の下が汚れる
衣の細かい部分や油が網の隙間に残ると、洗う時に少し手間が増える
キッチンペーパーやアルミホイルを使う場合は、取扱説明書で使用可否を確認したい
熱風の通り道や吸排気口をふさぐと、仕上がりや安全面に影響することがある
ノンフライヤーは、油を使わない家電ではなく、油を減らして揚げ物風に仕上げる家電と考える

商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
冷凍食品はノンフライヤーとコンベクションオーブンで使い分ける
冷凍食品をよく食べるなら、ノンフライヤーは生活に入りやすい
弁当用に冷凍唐揚げを数個だけ温める
夜食でポテトを少量だけ出す
スーパーの惣菜を帰宅後に戻す
電子レンジでご飯を温めながら、揚げ物だけ別で温める
このような場面では、狭い庫内がむしろ扱いやすい
少量でも熱が回りやすく、余熱の待ち時間も短く感じやすい
一方で、家族全員分の冷凍食品を一度に温めるなら注意がいる
冷凍唐揚げ10個ほどで底面が埋まる小型ノンフライヤーでは、夕飯の主菜としては足りないことがある
2回に分けると、先に出した分が冷めやすい
コンベクションオーブンなら、天板に広げて量を増やしやすい
ただし、厚みのある冷凍食品をぎっしり並べると、中央だけ温まりにくい場合もある
弁当用や夜食用ならノンフライヤー
夕飯用に広げて温めるならコンベクションオーブン
冷凍食品は、量が少ないか、家族分をまとめたいかで選び方が変わる
冷凍食品の温め直しだけを詳しく見たい場合は、ノンフライヤーやトースターで惣菜を戻す記事と分けて考えると、この記事との役割が重なりにくい
コンベクションオーブンはパンやピザを焼きやすい
パンやピザまで使いたいなら、コンベクションオーブンのほうが向きやすい
理由は、庫内の形が横に広いからだ
食パンを並べる
ピザを平らに置く
グラタン皿を入れる
惣菜パンをつぶさず温める
こうした使い方では、バスケット型のノンフライヤーより、天板や網を使えるコンベクションオーブンのほうが自然に扱える
朝は食パンを焼く
昼は惣菜パンを温め直す
夜はグラタンや焼き野菜を作る
休日は小さめのピザを焼く
このように、揚げ物以外の出番を想像できるなら、コンベクションオーブンのほうが使う回数は増えやすい
反対に、パンやピザにはあまり使わず、冷凍唐揚げやポテトだけが目的なら、ノンフライヤーのほうが役割がはっきりする
トースターとの違いまで迷う場合は、コンベクションオーブンとトースターの違いを別で確認すると、パン中心か料理中心かを分けやすい
置き場所と洗い物もコンベクションオーブンとノンフライヤーの違いになる
庫内が広い家電ほど便利に見えるが、置き場所と洗い物は増えやすい
ノンフライヤーは、6Lクラスになると本体の高さと奥行きが目立つ
棚から毎回出すより、キッチンに常設したほうが使いやすいことが多い
ただし、バスケットを引き出す前方スペースが必要になる
賃貸の狭いキッチンでは、手前にまな板や炊飯器があるだけで引き出しにくくなることがある
背面から熱やにおいが出る機種もあるため、壁に近づけすぎないことも確認したい
夏場のキッチンでは、調理中の排熱が気になりやすい
コンベクションオーブンは、扉を前に開ける
本体上部や横の放熱スペースも必要になるため、棚の中にぴったり入れる使い方には注意がいる
洗い物にも違いがある
ノンフライヤーはバスケットと網を洗う
油を使った唐揚げやカツの後は、衣や油が隙間に残りやすい
コンベクションオーブンは天板や網を洗う
パンくず、油の焦げ、グラタン皿からのふきこぼれが出ることもある
ただ、耐熱皿や天板を使えるため、汚れを受ける場所を分けやすい
使える素材や置き方は、必ず取扱説明書で確認する
買う前は、本体サイズだけでなく、開けた時の前後スペースと洗う時の大きさまで見る
コンベクションオーブンの置き場所や高さ不足で迷う場合は、庫内サイズだけを切り出した記事で詳しく確認すると、比較記事より判断しやすい

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コンベクションオーブンとノンフライヤーは人数と用途で選ぶ
コンベクションオーブンとノンフライヤーで迷った時は、料理名だけで選ばないほうがいい
唐揚げが作れるか
ポテトが焼けるか
パンが焼けるか
この見方だけだと、どちらも当てはまりやすい
見るべきなのは、一度にどのくらい並べたいかだ
一人暮らしで、冷凍食品を数個ずつ温める
弁当用に唐揚げを少し使う
夜にポテトや惣菜を少量だけ食べる
油の処理を減らしたい
この場合は、ノンフライヤーが合いやすい
2人分の夕飯を一度に作りたい
食パンを複数枚焼きたい
ピザやグラタンも使いたい
肉や野菜を天板に広げたい
電子レンジと分けて調理したい
この場合は、コンベクションオーブンのほうが使いやすい
3〜4人以上で揚げ物を一度に済ませたいなら、ノンフライヤーは大容量でも2回調理になる可能性がある
コンベクションオーブンも小型なら足りないため、天板の枚数、食パンの同時枚数、グラタン皿の高さを先に見る
ノンフライヤーの容量で後悔しやすい場面は、別記事として詳しく分けるとよい
この記事では、あくまで両者の違いと使い分けを判断する
まとめ
コンベクションオーブンとノンフライヤーの違いは、熱風の有無よりも、食材を重ねずに広げられる面積と高さに出やすい
ノンフライヤーは、狭いバスケットで熱風を集中させる
冷凍唐揚げ、ポテト、惣菜の温め直しを少量で使うなら扱いやすい
ただし、家族分の揚げ物では2回に分ける場面が出やすい
先に出した分が冷める、洗うバスケットが大きい、常設場所が必要になることも見る
コンベクションオーブンは、天板や網に広げて使える
食パン、ピザ、グラタン、焼き野菜、肉や魚のグリルまで使いたいなら選びやすい
ただし、小型機では高さ不足や天板不足で、結局分けて焼くこともある
買う前に最初に見るのは、容量の数字ではない
冷凍唐揚げなら何個並ぶか
鶏肉なら何枚分が広がるか
食パンは何枚焼けるか
グラタン皿は入るか
扉やバスケットを開ける場所はあるか
洗い場でバスケットや天板を扱えるか
ここを見れば、コンベクションオーブンとノンフライヤーの違いはかなり整理しやすい
少量の揚げ物風調理を楽にしたいならノンフライヤー
家族分を広げて焼き、パンやピザまで使いたいならコンベクションオーブン
迷った時は、作りたい料理名ではなく、普段の食卓で一度に並べたい量を先に確認するほうが失敗しにくい
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
