編集

夜、リビングの電気を消して、テレビを消して、エアコンを切ってから寝室へ行く

この流れを毎日くり返しているなら、スマートスピーカー連携のメリットはかなり出やすい

スマートスピーカーの便利さは、家電を1台ずつ声で動かすことではない

照明、テレビ、エアコンなど毎日くり返す操作を、定型アクションでひと言にまとめられることにある

「アレクサ、おやすみ」でリビングの照明とテレビを消す

「OK Google、ただいま」で照明とエアコンをつける

このように、声をきっかけに複数の家電をまとめて動かすと、リモコンを探す時間や消し忘れに戻る回数が減りやすい

ただし、スマートスピーカーを置くだけで家全体が自動で便利になるわけではない

スマートリモコン、スマート電球、スマートプラグなどを連携し、家電名、呼びかける言葉、動かす順番を整えて初めて使いやすくなる

この記事では、スマートスピーカーと他デバイスを連携し、音声操作を生活に入れる基本を整理する

Wi-Fi接続ができない、ペアリングで止まる、アプリに家電が出てこない問題は深追いしない

その場合は、別記事「スマート家電がWi-Fiにつながらない時の見直し方」で、先に接続部分を切り分けたほうが早い

スマートスピーカー連携のメリットは定型アクションで出やすい

スマートスピーカー連携のメリットは、ひと言で家電をまとめて動かせること

特に分かりやすいのは、夜10時台にリビングから寝室へ移動する場面

テレビのリモコンを探し、照明のスイッチを押し、エアコンを切って、寝室の明かりをつける

この流れを毎晩やっていると、ひとつずつは小さくても地味に面倒になる

そこで「おやすみ」という定型アクションを作ると、声をかけるだけで複数の操作を続けて実行できる

たとえば最初は、次の3つくらいで十分

リビング照明を消す

テレビを消す

寝室の照明をつける

ここに最初からエアコン、加湿器、音楽、センサーまで入れると、どれか1つが失敗した時に原因が分かりにくい

定型アクションは、最初から全部入りにせず、2〜3個の家電で3日ほど試すほうが失敗しにくい

スマートスピーカー連携は、家電を増やすことよりも、毎日使う言葉を決めることが大事になる

スマートスピーカー連携の基本手順は家電名から整える

スマートスピーカーは、声を聞き取る入口になる

実際に家電を動かすのは、連携先のスマートリモコンやスマート電球などのデバイスだ

流れはかなり単純

スマートスピーカーを設置する

スマートリモコンやスマート電球を専用アプリに登録する

AlexaアプリやGoogle Homeアプリと連携する

家電名を生活で使う言葉に変える

定型アクションで動かす順番を決める

朝、昼、夜に1回ずつ試す

ここでつまずきやすいのが、家電名

アプリ上で「照明1」「ライトA」「シーリングリビング」のような名前になっていると、家族は使いにくい

音声操作で使うなら、名前は生活の言葉に寄せる

「リビングの電気」

「寝室の電気」

「テレビ」

「エアコン」

このくらいでよい

夜に布団へ入ってから「アレクサ、照明1を消して」と言うより、「アレクサ、リビングの電気を消して」のほうが自然に使える

子どもや家族も覚えやすい

スマートスピーカー連携は、アプリ上の名前を家族が言いやすい名前に変えるだけで失敗が減りやすい

スマートスピーカーの定型アクションは「おやすみ」から作る

最初に作る定型アクションは、「おやすみ」が扱いやすい

理由は、寝る前の行動が毎日ほぼ同じだから

リビングの照明を消す

テレビを消す

エアコンを切る

寝室の照明を少し暗くする

必要なら音楽や環境音を止める

この流れは、家族構成が違っても使う場面を想像しやすい

子育て中なら、寝かしつけの時に差が出る

子どもを抱っこしている時、スマホを取りに行くのは面倒

布団に入ったあと、リモコンがベッドの下に落ちていると、それだけでまた起き上がることになる

そこで「アレクサ、おやすみ」と言って照明を暗くできると、動きが減る

夜の寝かしつけでは、手を使わずに部屋の明るさを変えられることが大きい

作ったあとは、いきなり本番の寝る直前だけで試さない

夕方や休日の昼間に、声をかけてから何秒で家電が動くかを見る

スマホの秒数でざっくり測り、照明が反応するか、テレビが逆につかないか、エアコンが意図通り切れるかを確認する

1回だけ成功しても、夜に失敗することはある

まず3日ほど、寝る前以外の時間にも試してから本番の動線に入れるほうが安心

スマートスピーカー連携はリビングの2〜3台から始める

家全体をスマートホーム化しようとすると、玄関、寝室、キッチン、子ども部屋まで一気に広げたくなる

ただ、最初から範囲を広げると、設定名も家族ルールも増える

最初はリビングで十分

リビングには、照明、テレビ、エアコンが集まりやすい

家族が使う時間も長い

リモコンがソファの隙間、テーブルの下、キッチンカウンターなどに移動しやすい場所でもある

まずは、次の3つを試すと変化が分かりやすい

リビングの電気をつける、消す

テレビをつける、消す

エアコンをつける、切る

ここで大事なのは、1回動いたかではなく、普段の生活で使えるか

朝、昼、夜に1回ずつ声をかけ、テレビをつけている時にも反応を見る

テレビ音量が大きい時だけ聞き返される

キッチンからは声が届くのに、ソファの端からは反応しにくい

このような差は、実際に数日使わないと分かりにくい

リビングの2〜3台が自然に使えるようになってから、寝室や玄関へ広げるほうが定着しやすい

スマートリモコン連携は赤外線の向きと置き場所を見る

Amazon.co.jp: サントリー 天然水 ラベルレス 2L ×9本 南アルプス 【Amazon.co.jp限定】まとめ売り実施中 : 食品・飲料・お酒

商品リンク

Amazon.co.jp: サントリー 天然水 ラベルレス 2L ×9本 南アルプス 【Amazon.co.jp限定】まとめ売り実施中 : 食品・飲料・お酒

価格や在庫状況は各販売ページで確認してください

古いエアコンやテレビをスマートスピーカーで動かす場合、間にスマートリモコンを使うことが多い

Amazon.co.jp: サントリー 天然水 ラベルレス 2L ×9本 南アルプス 【Amazon.co.jp限定】まとめ売り実施中 : 食品・飲料・お酒

商品リンク

Amazon.co.jp: サントリー 天然水 ラベルレス 2L ×9本 南アルプス 【Amazon.co.jp限定】まとめ売り実施中 : 食品・飲料・お酒

価格や在庫状況は各販売ページで確認してください

スマートリモコンは、赤外線リモコンの代わりに家電へ信号を送る役割

ここで失敗しやすいのが置き場所だ

棚の奥

テレビ裏

扉付き収納の中

家電の横に隠した位置

こうした場所に置くと、スマートスピーカーは反応しているのに、家電が動かないことがある

声は届いていても、赤外線が家電の受信部に届いていない状態

確認するなら、まずスマートリモコンを家電の正面寄りに置く

その状態で「テレビをつけて」「エアコンつけて」と声をかけ、反応を見る

次に、少し奥へ置いた時と比べる

正面では動くのに棚の奥で失敗するなら、スマートスピーカーではなくスマートリモコンの置き場所が原因と考えやすい

見た目をすっきりさせるために隠したくなるが、最初の数日は見える位置でよい

安定してから、少しずつ場所を変えるほうが原因を切り分けやすい

スマートリモコンでエアコンを外出先から操作する細かい使い方は、別記事「スマートリモコンでエアコンを外出先から操作する方法」で分けて考えるとよい

この記事では、定型アクションに入れる時の基本だけ押さえる

スマートスピーカーのメリットは帰宅前のエアコン操作でも感じやすい

スマートスピーカー連携は、家の中で声を出す場面だけではない

スマートリモコンとエアコンを連携しておくと、スマホアプリから外出先で操作できる場合がある

真夏なら、帰宅30分前にエアコンを入れておく

玄関を開けた瞬間のムワッとした空気がやわらぎ、買い物袋を置いて冷蔵品をしまう数分がかなり楽になる

真冬なら、帰宅前に暖房を入れておく

冷えた部屋でコートを着たまま、エアコンの風を待つ時間が短くなる

ただし、ここは「声だけで全部操作する」話とは少し違う

スマートスピーカー、スマートリモコン、スマホアプリがつながっていることで、家電操作の入口が増えるというメリット

注意したいのは、エアコンの状態確認

赤外線リモコン式のエアコンでは、現在オンなのかオフなのか、冷房なのか暖房なのかを正確に把握しにくいことがある

帰宅前操作を使う前に、在宅中に数回試す

スマホからオンにして、何秒くらいで反応するか

冷房、暖房、温度変更が意図通りか

アプリ上の表示と実際のエアコンの動きがずれていないか

外出先操作は便利だが、最初は家にいる時に試してから使うほうが失敗しにくい

スマート電球と壁スイッチは音声操作の失敗原因になりやすい

スマートホーム化でよくある失敗が、壁スイッチ問題

スマート電球やスマートシーリングライトは、電源が入っている状態で音声操作を受ける

壁スイッチで完全に電源を切ると、スマートスピーカーが命令を出しても照明側が待機していない

朝、リビングに入って「アレクサ、電気つけて」と言う

スマートスピーカーは反応する

でも照明はつかない

前の夜に、家族が壁スイッチで切っていた

この流れは、導入初期にかなり起きやすい

確認するなら、壁スイッチONの状態で音声操作を試す

次に、壁スイッチOFFの状態で同じ言葉を言ってみる

ONなら動き、OFFなら動かないなら、スマートスピーカーではなく壁スイッチ側の問題

対策は、家族ルールを作ること

スマート化した照明は、基本的に壁スイッチで切らない

消す時は音声、スマホ、リモコン、スマートボタンを使う

賃貸では、壁スイッチそのものを交換しにくい場合がある

その場合は、スイッチカバー、スマートボタン、リモコン付き照明など、元の設備を大きく変えない方法にとどめるほうが扱いやすい

持ち家なら、スマートスイッチ化も選択肢になる

ただし電気工事が関わる場合は、自己判断で触らず、対応できる窓口や専門業者を確認したほうが安心

壁スイッチ問題を深く見るなら、別記事「スマート電球と壁スイッチで失敗しない選び方」に分けるとよい

この記事では、定型アクションに入れる照明は電源が切れていない状態で待機できるかを見る

赤外線リモコン連携はテレビのオンオフ逆転に注意する

テレビを定型アクションに入れる時は、オンオフ共通ボタンに注意したい

多くのテレビリモコンは、電源ボタンがひとつ

押すたびにオンとオフが切り替わる

スマートリモコンも同じ信号を送るため、テレビが今オンなのかオフなのかを正確に判断できないことがある

その結果、「おやすみ」でテレビを消すつもりが、すでに消えていたテレビをつけてしまう

夜、寝室へ行こうとして「おやすみ」と言ったのに、リビングでテレビがつく

一度でもこれが起きると、定型アクションを信用しにくくなる

対策は、最初からテレビを入れないことではない

まず3日ほど試し、失敗するなら定型アクションからテレビだけ外す

オン専用、オフ専用の命令が作れる機器なら、共通の電源ボタンではなく専用命令を使う

それが難しいなら、テレビはリモコン操作に残し、照明とエアコンだけを音声操作にするほうがストレスは少ない

反応が不安定な家電は、定型アクションから一度外して再テストする

全部を入れ続けるより、失敗する1台を外すほうが使い続けやすい

テレビ操作は音声操作よりリモコンが早い場面もある

スマートスピーカーのメリットを考える時、「声でテレビ操作できる」は分かりやすい

ただし、すべてのテレビ操作が音声向きではない

チャンネルを1つ上げる

音量を2だけ下げる

入力切替でゲーム機に変える

こうした細かい操作は、リモコンのほうが早いことが多い

音声操作では、声を出す

スマートスピーカーが聞き取る

アプリやクラウド側で処理する

スマートリモコンが赤外線を送る

家電が反応する

この待ち時間が入る

スマホの秒数で見ると、声をかけてからテレビが動くまで数秒かかることもある

それでも音声操作が勝つ場面はある

帰宅直後に荷物を持ったままテレビをつける

料理中で手が濡れている時に音量を下げる

ソファから立たずにエアコンをつける

寝る前に照明とテレビをまとめて消す

音声操作はリモコンより速いから便利なのではなく、手がふさがっている時に便利

ここを分けて考えると、無理に全部を声に置き換えなくて済む

センサー自動化はスマートスピーカー連携に慣れてからでいい

スマートスピーカー連携に慣れると、人感センサーや開閉センサーも使いたくなる

玄関を開けたら照明をつける

廊下を通ったら明るくする

ドアを閉めたらエアコンを切る

便利そうに見えるが、センサーは生活の例外に弱い

夜中に人感センサーが反応して照明がつく

宅配を受け取るだけなのに外出扱いになる

家族が別行動をした時に、意図しない家電が動く

ペットや物の動きで反応する

音声操作は、人が言った時だけ動く

センサー自動化は、条件に合えば勝手に動く

この違いは大きい

初心者は、まず音声操作と定型アクションだけで十分

順番としては、照明とエアコンを音声操作にする

次に「おやすみ」「ただいま」「おはよう」を作る

3日ほど使い、家族が困らないか見る

その後、玄関や廊下など限定した場所でセンサーを試す

寝室や子どもが寝ている部屋は、夜中に勝手につくと困るため最後に回すほうが安心

スマートスピーカーの置き場所は声と電源で決める

スマートスピーカーは、置き場所で使いやすさが変わる

見るべき点は2つ

声を拾いやすいか

常に電源が入っているか

声を拾いやすい場所だけを考えて、照明用の電源やダクトレールから電源を取ると、照明を消した時にスマートスピーカーまで落ちることがある

これでは夜に「電気つけて」と言っても、本体が動いていない

リビングなら、ソファとキッチンの両方から声が届く位置を探す

テレビのすぐ横は、テレビ音で聞き取りにくいことがある

キッチンから声をかけることが多いなら、シンク側からも試したほうがよい

寝室なら、枕元に近すぎると夜中の誤反応が気になる

遠すぎると、布団の中から小声で言った時に聞き取らない

置いたら、1回で決めない

朝、昼、夜に声をかける

テレビをつけた状態でも試す

料理中や寝る前にも試す

2〜3日使うと、「ここだと聞き返される」「ここなら家族全員が使いやすい」が分かってくる

スマートスピーカーの置き場所は、見た目よりも声の届き方と電源が落ちないことを優先する

定型アクションの呼びかけ語は家族が言いやすい言葉にする

定型アクションは、呼びかける言葉が長いと続かない

「リビングのメイン照明を消して」

「一階リビングのエアコンを冷房で26度にして」

「テレビと照明とエアコンを就寝モードにして」

設定した本人は分かっても、家族は覚えにくい

子どもも言いにくい

毎日使うなら、短い言葉で十分

「おやすみ」

「ただいま」

「いってきます」

「朝の準備」

「映画見る」

このくらいなら、生活の流れに入りやすい

実際に数日使うと、言いにくい言葉は自然に使われなくなる

家族が別の言い方をしているなら、設定をそちらに寄せるほうがよい

たとえば「リビングの電気」より「部屋の電気」と言う家庭なら、その言葉に合わせる

スマートホーム化は、機械に家族を合わせるより、家族が普段使う言葉に設定を寄せるほうが定着しやすい

スマートスピーカーのメリットが出やすい家庭

スマートスピーカー連携のメリットが出やすいのは、家電が多い家だけではない

むしろ、毎日同じ小さな面倒がある家庭で効きやすい

リモコンをよく探す

寝る前に照明やテレビの消し忘れが多い

子どもを抱っこしていて手がふさがる

料理中に手が濡れていてリモコンを触りにくい

夏や冬に、帰宅前から部屋を整えたい

家族で同じリビング家電を使う

このような場面があるなら、スマートスピーカー連携は生活に入りやすい

逆に、ひとり暮らしで家電が少ない

テレビをほとんど見ない

照明も壁スイッチだけで困っていない

スマホ操作で十分

この場合は、最初から家全体をスマートホーム化する必要はない

スマートスピーカーの価値は、家電の数ではなく、毎日くり返す操作が声ひとつで減るかどうかで決まる

家全体の流れを先に整理したい場合は、親記事「スマートホーム化の始め方まとめ」で、部屋ごとの優先順位を見てから進めると分けやすい

まとめ

スマートスピーカー連携のメリットは、声で家電を動かす未来感ではなく、毎日の同じ操作をひと言にまとめられることにある

最初に見るのは、寝る前の動き

リビングの照明、テレビ、エアコンをどう消しているか

寝室へ移動する前に、何度リモコンやスイッチへ手を伸ばしているか

そこに面倒があるなら、「おやすみ」の定型アクションから始める

最初は2〜3台だけでよい

3日ほど使い、朝、昼、夜に反応を見てから増やす

壁スイッチで照明の電源を切ると反応しないことがある

赤外線リモコン式のテレビは、オンオフが逆になる場合もある

センサー自動化は便利だが、夜中の誤点灯や生活の例外に弱い

だから最初に変える行動はひとつだけで十分

リビングの家電名を分かりやすくし、「おやすみ」で照明とテレビをまとめて動かすところから試す

そこが自然に使えるようになったら、寝室、玄関、センサーへ少しずつ広げる

一度に全部を変えるより、毎日確実に使う場面から整えるほうが、スマートスピーカー連携は暮らしに残りやすい

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ