在宅ワークの机下で、電源タップが床に転がったままだと、見た目以上に小さなストレスが増える

掃除機をかけるたびにコードを持ち上げる
椅子を引いた時に足先へ当たる
ロボット掃除機が通る前に、毎回ケーブルを避ける

昇降デスクなら、机を上げ下げするたびに配線の位置も気になりやすい

この場合、最初に見るべきなのは高価な配線グッズではなく、電源タップを床からデスク下へ移せるかどうか

ケーブルトレーの使い方は、余ったケーブルを隠すことよりも、電源タップごとデスク下に固定して床置きをやめることを中心に考えると失敗しにくい

ケーブルトレー 使い方は電源タップを床から上げることが中心

ケーブルトレーは、ケーブルを何本も押し込む箱ではない

昇降デスクの配線整理では、まず電源タップを床から浮かせる
その上で、ACアダプターや余ったケーブルをトレー内にまとめる

順番はこの形が扱いやすい

  1. 床に置いている電源タップを確認する
  2. 常時つなぐ機器だけを残す
  3. 電源タップをケーブルトレー内に置く
  4. 面ファスナーや結束バンドで軽く固定する
  5. デスクを一番下まで下げて干渉を確認する

最初から全部のケーブルをきれいに束ねようとすると、どれが何の線か分からなくなる

まずは床に触れている電源タップをひとつ減らす
これだけで、机下の掃除と足元の使いやすさは変わりやすい

昇降デスク 配線 整理で床置き電源タップが困る理由

床置きの電源タップは、普段は見えにくい

ただ、数日使うと困る場面がはっきり出る

朝に掃除機をかける時、タップのまわりだけホコリが残る
椅子を後ろへ引いた時、キャスターがコードを踏む
夜に足元で充電器を抜こうとして、別のプラグまで引っ張ってしまう

見た目の問題だけなら後回しにできる
でも、掃除・足元・抜き差しのたびに触る状態になると、配線整理は生活動線の問題になる

電源タップ床置きはホコリがたまりやすい

電源タップを床に置くと、差し込み口のまわりにホコリが集まりやすい

特にデスク下は暗く、椅子や脚で奥が見えにくい
気づいた時には、タップの下やケーブルの交差部分に細かいホコリが固まっていることがある

掃除機をかけても、コードが邪魔でヘッドが奥まで入らない
結局、手でタップを持ち上げて掃除することになる

ケーブルトレーで電源タップを浮かせると、床面をまっすぐ掃除しやすくなる

これが、床置き卒業でいちばん実感しやすい変化だ

ロボット掃除機がある机下は配線が引っかかりやすい

ロボット掃除機を使っている部屋では、床に垂れたコードがかなり邪魔になる

机下を通るたびに、細い充電ケーブルや延長コードを巻き込みそうになる
そのたびに手でどかすなら、自動掃除の意味が薄くなる

電源タップをケーブルトレーに上げ、余ったケーブルを床に垂らさないだけで、ロボット掃除機が通れる面積は増える

床に残す線を減らすことが、配線整理と掃除の両方に効く

昇降デスクは上下移動で配線の弱点が見えやすい

固定デスクなら、配線が多少たるんでいても気づきにくい

昇降デスクは違う
机を上げる、下げる、そのたびにケーブルの位置が変わる

ただし、ここで深掘りしたいのはコード長の計算ではない
今回の中心は、電源タップをどこに固定するか

壁コンセントからの余長や、昇降時にコードが突っ張る問題は、コード長と突っ張り確認を扱う別記事で見たほうが整理しやすい

ここでは、デスク下の静的収納として、電源タップを床から上げる使い方に絞る

ケーブルトレーに電源タップを固定する基本レイアウト

電源タップは、トレーにただ置くだけでも床からは浮く

ただ、昇降デスクでは机が動く
座る時に膝が当たることもある
重いACアダプターが片側に寄ることもある

そのため、電源タップはトレー内で少し固定しておくほうが安心だ

面ファスナー、結束バンド、トレー付属のベルトなどを使い、抜き差しできる程度に留める
完全に縛りすぎると、あとで機器を替えた時に直しにくい

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電源タップは差し込み口が見える向きに置く

トレーの奥に電源タップを押し込むと、差し込み口が見えにくくなる

夜に充電器を追加したい時、手探りでプラグを挿すことになる
そのまま斜めに刺さると、抜き差しのたびにストレスが出る

机の手前からのぞいた時、どのプラグがどこに刺さっているか分かる向きに置く

電源タップは隠しすぎず、抜き差しできる向きにする

見た目を優先して奥へ寄せすぎると、使うたびに面倒になりやすい

ACアダプターは片側に寄せすぎない

モニター、ノートPC、USB充電器をつなぐと、ACアダプターが増える

四角いアダプターが2個、3個と並ぶと、トレー内のスペースはすぐ埋まる
小さいトレーなら、電源タップは入ってもアダプターが横に逃げないことがある

重いアダプターを片側に寄せると、トレーが少したわむこともある

トレー内に入れる時は、電源タップを中央寄りに置き、重いアダプターを左右に分ける
余ったケーブルは上から押しつぶさず、丸めて端へ逃がすくらいでよい

きれいに詰めるより、熱と重さが偏らない余白を残すほうが使いやすい

余ったケーブルは短く束ねすぎない

余ったケーブルを細かく束ねると、見た目は一気に整う

ただ、あとでモニター位置を変えたり、USBハブを動かしたりすると、すぐ足りなくなる
一度きつく束ねたケーブルをほどくのも面倒だ

最初は、指が入るくらいのゆるさでまとめる
トレーの中でケーブルが暴れない程度で十分

最初から完成形を狙わず、1週間使ってから締め直すほうが失敗しにくい

ケーブルトレーのクランプ式は穴あけしたくない机に向く

クランプ式は、天板を挟んで固定するタイプ

賃貸の作業机、高価な天板、穴を開けたくないデスクでは扱いやすい
昇降デスクでも、脚や天板に合えば導入しやすい

実際に使う前は、クランプが天板の裏側に入るかを見る

天板裏にフレームがある
補強バーが近い
引き出しやケーブル穴がある

このあたりに当たると、取り付けたい位置に付かないことがある

クランプ式は天板の厚みと裏側の出っ張りを見る

クランプ式で失敗しやすいのは、トレーの幅よりも取り付け位置

天板の厚みに対応していても、裏側の金具や昇降デスクのフレームに当たると固定しにくい
特に昇降デスクは、天板裏にモーター部品や補強フレームがあることも多い

取り付け前は、机を少し上げて下からのぞく

クランプを挟む場所に、5cm前後の平らな面があるか
手で締めるネジが回せる空間があるか
膝や椅子のアームに当たらない位置か

この3つを先に見る

クランプ式は、穴を開けない代わりに"挟める場所"が必要になる

緩衝材があるとズレと傷を減らしやすい

クランプ式は、締めれば固定できると思いがちだ

でも、金属のクランプをそのまま天板に当てると、ズレや傷が気になる場合がある
付属の緩衝材や薄いゴムを挟むと、固定面が安定しやすい

在宅ワーク中に机へ肘をつく
高さを変える
ケーブルを抜き差しする

この小さな動きが毎日続くと、固定の甘さが出やすい

クランプ式は、設置直後より数日使った後のズレを見る

ケーブルトレーのネジ留め式は固定力を重視する机に向く

ネジ留め式は、天板裏に直接固定するタイプ

しっかり付けば安定しやすい
電源タップやACアダプターをまとめて載せたい時にも向いている

一方で、天板に穴を開ける
硬い木材では下穴が必要になる
一度付けると位置を変えにくい

この3つは先に見ておきたい

ネジ留め式は天板の硬さで作業時間が変わる

柔らかい天板なら、電動ドライバーでそのまま入ることもある

ただ、硬い無垢材や厚い天板では、ネジが途中で止まりやすい
無理に回すと、ネジ山が潰れたり、天板側に負担がかかったりする

その場合は、先に細い下穴を開けるほうが扱いやすい

ネジ留め式は、固定力より先に天板へ穴を開けてよいかを決める

賃貸用の簡易デスクや、あとで売る予定のある天板なら、クランプ式を選ぶほうが気楽だ

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ネジ位置が合わないと結束バンド頼みになりやすい

サイズを深く見ずに買うと、付けたい場所にネジ穴が合わないことがある

そのまま結束バンドで無理やり固定すると、いったん使えても少したわむ
下から見た時に斜めになり、電源タップの重さで不安が残る

結束バンドは補助としては便利
ただし、メインの固定を全部任せると、重さが偏った時にズレやすい

ネジ留め式は、取り付け位置とネジ穴の相性まで見てから選ぶ

昇降デスク 配線 整理では最下段の干渉を先に確認する

昇降デスクにケーブルトレーを付ける時は、見た目より先に高さを見る

特に確認したいのは、デスクを一番下げた時

床置きのデスクトップPC
収納ワゴン

椅子のアーム
足元ヒーター

このあたりにトレーが当たりそうなら、位置を変えたほうがよい

設置直後はきれいに見えても、普段の高さに戻した時だけ邪魔になることがある

デスクを一番下げた状態でトレー下の余白を見る

ケーブルトレーを仮置きしたら、まずデスクを一番下まで下げる

その状態で、トレーの底と床置きPCの上部に余白があるか見る
収納ワゴンを入れているなら、引き出した時に当たらないかも確認する

ここで当たりそうなら、トレーの位置を奥へずらす
または、薄型のトレーに変える

昇降デスクでは、立ち作業の高さより"下げた時の状態"で失敗が出やすい

膝と椅子の動きも確認する

トレーを手前に付けすぎると、座った時に膝へ当たることがある

特に天板が浅い机では、トレーの奥行きが少し出るだけで気になる
椅子のアームを机下に入れた時、トレーやケーブルに触れる場合もある

取り付け前に、いつもの椅子に座って膝の位置を見る

足を組む人
椅子を深く入れる人
フットレストを置く人

この違いで、使いやすい位置は変わる

配線整理は、机だけでなく座った時の体の位置まで見ると失敗しにくい

ケーブルトレーのサイズは電源タップとアダプター数で決める

ケーブルトレーは、大きければ必ず正解というわけではない

ただ、電源タップとACアダプターを一緒に入れるなら、小さすぎるとすぐ足りなくなる

目安として、幅40cm前後の小型トレーは、電源タップ1本と細いケーブル中心なら扱いやすい
幅60cm前後になると、電源タップに加えてACアダプターやUSB充電器を逃がしやすい

実例でも、39.7cm前後のSサイズと63.7cm前後のLサイズでは、載せられる余裕がかなり変わる

常時つなぐ機器を数えてから選ぶ

買う前に、いま床にあるものを数える

モニター
ノートPCの充電器
デスクライト
USBハブ
スマホ充電器
スピーカー
昇降デスク本体の電源

この時点で6口以上使っているなら、トレー内の余白も必要になる

電源タップだけなら入る
でも、ACアダプターが横に広がって入らない

この失敗は起きやすい

数えるのはケーブル本数ではなく、電源タップとアダプターの占有スペース

後から増える充電器の余白を残す

最初はきれいに収まっても、数週間後に機器が増えることがある

スマホ用のUSB-C充電器
タブレット用のアダプター
冬だけ使う足元ライト
外付けSSDやハブ

在宅ワークの机は、使うほど周辺機器が増えやすい

トレー内を初日から満杯にすると、1本追加しただけで配線が崩れる
最低でも、片手が入るくらいの余白は残したい

ケーブルトレーは収納量より、あとから直せる余白が大事

電源タップの床置き卒業で変わるのは見た目より掃除

ケーブルトレーを付けると、机下の見た目はたしかに整う

でも、生活の中で先に変わるのは掃除のしやすさだ

床に転がっていたタップがなくなると、掃除機のヘッドを奥まで入れやすい
コードを片手で持ち上げる回数も減る
ロボット掃除機を使う時も、事前にどかす物が少なくなる

設置前と設置後で見るなら、写真よりも床面を見ると分かりやすい

床に出ているケーブルが何本あるか
椅子のキャスターが踏む線が残っているか
掃除機をかける時に手で持ち上げるものがあるか

床がどれだけ空いたかを見ると、配線整理の効果が分かりやすい

Beforeは床のタップまわりを見る

設置前は、机の正面ではなく足元を見る

電源タップの下にホコリが残っていないか
ケーブルが椅子の脚に回り込んでいないか
掃除機のヘッドが入らない場所がないか

この状態を見ておくと、設置後の変化が分かる

ただ見た目を整えるだけなら、ケーブルを束ねるだけでもよい
でも、床置き卒業を狙うなら、床に残る物が減ったかを基準にする

Afterはトレー内の余白と床面を見る

設置後は、トレー内がきれいかより先に、余白を見る

電源タップが斜めに浮いていないか
重いアダプターが端に寄っていないか
ケーブルがトレーから垂れて床に触れていないか

そのうえで、床に掃除機を通してみる

1回かけただけでも、ケーブルをどかす回数が減ったか分かる
ロボット掃除機なら、机下を通る時に引っかかりそうな線が残っていないかを見る

整理後は、トレーの中より床の使いやすさで判断する

ケーブルトレーで失敗しやすいのはサイズ不足と固定不足

ケーブルトレーの失敗は、見た目の好みよりも実用面で起きる

多いのは、サイズ不足と固定不足

電源タップは入ったけれど、ACアダプターが入らない
ケーブルを入れたらトレーがたわむ
ネジ穴が合わず、結束バンドで無理やり止める
天板が硬く、ネジが途中で止まる

こうなると、床置きは卒業できても、机下を見るたびに気になる状態になる

小さいトレーは後から機器が増えた時に崩れやすい

最初の設置時は、必要最低限のケーブルだけで考えやすい

ただ、仕事用デスクは後から増える
USBケーブルが3本常時接続になる
充電器を追加する
モニターやハブを増やす

この変化で、最初に作った配線が崩れる

小さいトレーを選ぶなら、常時つなぐ機器が少ない机に向ける
昇降デスクでモニター、PC、充電器、ライトまでまとめるなら、余白のある幅を選ぶほうが扱いやすい

今の本数ではなく、半年後に増えそうな機器まで見ておく

固定不足はたわみと不安につながる

トレーが少したわむだけでも、下から見ると気になる

重さで傾いている
結束バンドだけで支えている
片側だけ低く見える

この状態だと、電源タップを抜き差しするたびに不安が残る

トレー本体は耐荷重内で使う
重いアダプターはまとめすぎない
電源タップは滑らないよう軽く固定する

配線整理は、隠すより落ちない状態を作ることが先

昇降デスクの配線整理で安全面も見ておく

電源タップをデスク下に移すと、床のホコリは減らしやすい

ただし、電源まわりなので、何でも詰め込めばよいわけではない

タップの定格容量を超えない
発熱しやすいACアダプターを密集させすぎない
ホコリが見えにくい奥へ完全に押し込まない
重いアダプターが落ちないようにする

このあたりは、見た目より優先したい

電源タップは定格容量内で使う

モニター、PC、充電器をまとめると、電源タップの口数だけで判断しがちだ

でも、口が空いていることと、何でもつないでよいことは違う
消費電力が大きい機器をまとめる場合は、電源タップの表示を見ておく

不安がある時は、無理に一か所へ集約しない
発熱が気になる機器は、手で触って熱がこもりすぎていないか確認する

電源まわりは、きれいさより無理なく使える状態を優先する

ホコリが見えない収納にしすぎない

ケーブルトレーに入れると、配線は見えにくくなる

その分、ホコリにも気づきにくい
特に電源タップの差し込み口まわりは、たまにのぞける向きにしておきたい

完全に奥へ隠すより、月に1回でも見える位置のほうが管理しやすい

掃除の時に、トレー内を軽く見られる
ホコリがあれば拭ける
プラグの抜けかけにも気づける

隠す収納ではなく、点検できる収納にする

ケーブルトレー 使い方は広げすぎないほうが失敗しにくい

昇降デスクの配線整理には、いろいろな話がある

壁コンセントからのコード長
昇降時の突っ張り
モニターケーブルの余長
ケーブルスパイン
デスク脚に沿わせる配線

ただ、これを全部同時に直そうとすると、手順が複雑になる

今回の目的は、電源タップの床置きをやめること
まずはここだけに絞るほうが進めやすい

壁コンセントからデスクまでのコードが足りない、昇降時にケーブルが突っ張る、という場合は、コード長と突っ張り確認を扱う記事で分けて見ると原因を整理しやすい

最初に変えるのは床の電源タップ

配線整理を始める時は、モニター裏やケーブルの見た目に目が行きやすい

でも、生活の邪魔になっているのは床にある電源タップであることが多い

掃除の時にどかす
椅子で踏む
ロボット掃除機が避ける
足先に当たる

このどれかがあるなら、最初に移す対象は床のタップ

床から電源タップを上げるだけで、配線整理の効果を感じやすい

完成形より仮固定で数日使う

ケーブルトレーを付けた初日に、すべてを完璧にまとめる必要はない

むしろ、最初は仮固定でよい

普段の高さで作業する
座った時に膝が当たらないか見る
掃除機を通してみる
夜に充電器を抜き差ししてみる

2〜3日使うと、どのケーブルをもう少し逃がしたいか分かる

その後で結束を締める
位置を少しずらす
余った線だけまとめ直す

配線整理は、設置日より数日後の使いやすさで仕上げる

まとめ

昇降デスクの配線整理は、最初から全部のケーブルを隠そうとすると難しくなる

まず見るのは、床に置いた電源タップ

ここにホコリがたまり、掃除機や椅子の動きに引っかかるなら、ケーブルトレーでデスク下へ上げるだけでも変化が出やすい

クランプ式は穴を開けたくない机に向く
ネジ留め式は固定力を重視したい机に向く
どちらを選ぶ場合も、天板裏の形、トレー幅、電源タップの向き、最下段まで下げた時の干渉を先に見る

大事なのは、配線を見えなくすることではない

床に残る電源タップを減らし、掃除しやすく、抜き差ししやすい状態にすること

今日すぐ全部を整える必要はない
まずは床に転がっている電源タップをひとつだけ、デスク下へ上げられるか確認するところからで十分

監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ