仕事中の肩こりは、長いストレッチを知らないことより、2〜3時間同じ姿勢のまま作業してしまうことで重くなりやすい

朝9時に作業を始めて、メール、資料作成、会議メモを続けていたら、気づくと11時半
椅子から立った瞬間、肩が重く、首の後ろが詰まったように感じる

この状態になってから長めのストレッチをしようとしても、仕事中は続きにくい

先に変えたいのは、気合いで休憩することではなく、50分に1回、30秒だけ姿勢を切る仕組みを入れること

立つ、肩甲骨を動かす、遠くを見る
この3つだけでも、デスクワーク中の肩まわりの負担をためにくくなる

仕事中の肩こりは休憩不足より姿勢が固まる時間で起きやすい

仕事中の肩こりは、休憩をまったく取っていない人だけに起きるものではない

問題になりやすいのは、休憩したつもりでも、首、肩、背中の姿勢がほとんど変わっていない状態

たとえば、資料を作りながら画面を見続ける
そのままチャット返信、会議メモ、メール確認へ移る

作業内容は変わっていても、体はずっと同じ向き
肩は上がり気味、首は前に出たまま

仕事が進んでいるのに、体だけは休めていない状態になりやすい

厚生労働省の情報機器作業に関する考え方でも、長時間続けて同じ作業をするのではなく、作業休止や小休止を入れることが示されている

難しい体操を覚える前に、まずは座りっぱなしの時間を短く区切る
ここが仕事中の肩こり対策の出発点になる

デスクワークのストレッチ頻度は50分に1回を目安にする

デスクワーク中のストレッチ頻度は、最初から完璧に決めなくてよい

目安にしやすいのは、50分作業したら30秒だけ動くこと

1時間に1回ではなく、50分で区切ると少し余裕ができる
トイレ、給水、次の作業準備にもつなげやすい

30秒でやることは多くしない

  • 椅子から立つ
  • 肩甲骨を3回動かす
  • 10秒だけ遠くを見る

この程度で十分

長く伸ばす、床でストレッチする、道具を出す
そこまで大きくすると、忙しい日ほど続かない

仕事中の休憩は、長さより回数を先に整えるほうが失敗しにくい

仕事中の肩こり休憩は30秒だけ立つことから始める

最初の30秒でやることは、椅子から立つだけでもよい

背筋を伸ばそうと意識しすぎなくても、座っていた骨盤と背中の角度が変わる
足裏に体重が乗り、首と肩の位置にも気づきやすくなる

作業机の横にタイマーを置くと、変化が分かりやすい

50分の通知が出たら、キーボードから手を離す
椅子を少し引く
立って、息をひとつ吐く

これだけなら、会議前でも、資料作成中でも入れやすい

立ったあとに肩が重いと感じるなら、すでに固まり始めているサイン
その日は次の50分も同じ姿勢を続けないようにする

肩がつらくなってから休むより、重くなる前に30秒だけ切るほうが続けやすい

肩甲骨を3回動かすと首だけを回すより気づきやすい

肩こりを感じると、首をぐるぐる回したくなる

ただ、仕事中に首だけを強く動かすと、かえって違和感が出る人もいる
まずは肩甲骨まわりを小さく動かすほうが扱いやすい

やり方は大きくなくてよい

椅子から立つ
肘を軽く後ろへ引く
胸を少し開く
肩甲骨を寄せる感覚で3回だけ動かす

音が出るほど大きく回す必要はない
職場でも目立ちにくい動きで十分

午前中は平気でも、15時ごろに肩が重くなる人は、午後の作業前にこの3回を入れると変化に気づきやすい

肩を上げ下げするより、肩甲骨を後ろへ動かす意識を持つと、前かがみの姿勢に気づきやすくなる

遠くを見る10秒を入れるとスマホ休憩になりにくい

休憩のつもりでスマホを見ると、目線は下がる

画面から目を離したつもりでも、結局また近い画面を見ている
首も少し前に落ちやすい

仕事中の肩こり休憩では、スマホを開く前に、10秒だけ遠くを見るほうがよい

窓の外でも、部屋の奥でもよい
オフィスなら時計や壁の遠い位置でも十分

画面から目を外し、首を少し起こす
この一瞬があるだけで、休憩が「別の画面を見る時間」になりにくい

スマホを見ると首が下がりやすい人は、首こりやスマホ姿勢の見直しを別に考えたほうがよい
この記事では、PC作業中の休憩頻度と30秒習慣に絞っておきたい

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デスクワーク中の休憩はスマホを見ると首が休まりにくい

休憩中にスマホを見ること自体が悪いわけではない

ただ、肩こりを軽くしたくて休憩しているのに、手元の画面を見続けると、首と肩は同じ方向に固まりやすい

特に昼前や夕方
通知を確認するだけのつもりが、ニュース、SNS、メッセージ返信まで続くことがある

机から離れたのに、顔は下を向いたまま
この状態では、休憩の目的がずれやすい

30秒休憩では、スマホを触らない時間にする

立つ
肩甲骨を3回動かす
遠くを見る

休憩中に何をするかより、何をしないかを決めると続けやすい

仕事中の肩こり休憩はタイマーで仕組みにする

「こまめに休もう」と思っていても、集中すると忘れる

朝は意識していても、締切前や会議続きの日は、気づけば2〜3時間座ったままになりやすい

だから、休憩は気分ではなくタイマーで決める

スマホでも、PCの通知でも、キッチンタイマーでもよい
50分後に鳴るものをひとつ置く

通知が出たら、作業を完全に止めなくてもよい
まず椅子から立つだけ

文を書いている途中なら、立ったまま画面を見ずに一呼吸置く
戻ってから続きに入る

タイマーの役割は休ませることではなく、姿勢が固まったことに気づかせることにある

在宅ワークの肩こり休憩は立つ理由を先に作る

在宅ワークは、人目を気にせず休める一方で、動く理由が少ない

飲み物も手元
トイレも近い
会議も画面の中で終わる

そのまま午前中が終わると、肩だけでなく背中まで重く感じやすい

在宅では、休憩を予定に入れるより、立つ理由を机の外に置くほうが続けやすい

たとえば、飲み物を机に置きっぱなしにしない
キッチンまで取りに行く
プリンターやメモを少し離れた場所に置く

水を飲むついでに立つ
戻る前に肩甲骨を3回動かす

これなら、休憩のためだけに頑張る感じが少ない

飲み物を変えることが目的ではない
大事なのは、手元だけで完結させず、自然に立つきっかけを作ること

オフィス勤務の肩こり休憩は目立たない動きにする

オフィスでは、毎時間しっかり体操するのは難しい

周りの目もある
電話中や会議前に大きく腕を回すのもやりにくい

その場合は、目立たない動きだけでよい

給湯室へ行く前に立つ
コピーを取りに行く時に肩甲骨を3回動かす
会議が終わった直後に、画面から目を外して10秒遠くを見る

動くタイミングを、仕事の区切りに合わせる

会議後
資料を送った後
メール返信が一段落した後

この区切りなら、休憩している罪悪感も少ない

仕事を止める休憩ではなく、次の作業へ移る前の姿勢リセットとして入れると続けやすい

立つ時間を長くしすぎると別の負担が出ることもある

肩こり対策というと、座らないほうがよいと考えやすい

ただ、長く立てば必ず楽になるわけではない
立ちっぱなしが足、腰、かかとに負担になる人もいる

毎時間20分立つような方法が合う人もいる
でも、仕事中の習慣としてはハードルが高い

最初から大きく変えるより、30秒だけ立つ
慣れてきたら、給水やトイレまで歩く

この順番のほうが、体への負担も見直しやすい

立った時に足裏や腰に違和感があるなら、無理に時間を伸ばさない
肩こり対策のために、別の場所をつらくしては続かない

休憩は長さを競うものではなく、固まる前に姿勢を変えるためのものと考える

デスクワークのストレッチ頻度を毎時間続けるスケジュール

毎時間の休憩は、細かく決めすぎると続かない

仕事中に使いやすい形は、このくらいでよい

50分たったら椅子から立つ

通知が鳴ったら、まず立つ

作業が途中でも、区切りのよい一文や一操作までで止める
立つ時間は10秒でもよい

足裏を床につけ、背中を起こす
肩が上がっているか、首が前に出ているかを見る

ここで重さに気づいたら、そのまま次の動きへ移る

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肩甲骨を3回だけ動かす

肘を軽く後ろへ引き、胸を開く

大きく回す必要はない
肩甲骨が少し寄る感覚があれば十分

1回目で硬さに気づく
2回目で呼吸を整える
3回目で力を抜く

この程度なら、仕事中でも入れやすい

遠くを見る10秒を入れる

最後に画面から目を外す

窓、壁、部屋の奥など、近くの画面以外を見る
スマホはここでは開かない

10秒だけでも、目線が下から前へ戻る
首の位置にも気づきやすい

30秒休憩の中で、立つ、肩甲骨、遠くを見るを固定する

戻ったら肘と手首の位置を見る

席に戻ったら、キーボードとマウスに手を置く

この時、肩がすくんでいないかを見る
肘が浮いている、手首だけでマウスを動かしている、画面に顔が近い

こうした小さな崩れは、作業に集中するとすぐ戻りやすい

戻った瞬間に見るだけでよい
正しい姿勢を一日中キープしようとしなくていい

崩れたら直すのではなく、毎時間戻すという考え方のほうが現実的

肩こりが強い時は30秒習慣だけで判断しない

仕事中の肩こりは、姿勢や休憩の取り方で楽に感じることもある

ただし、すべてを休憩不足だけで判断しないほうがよい

しびれがある
強い痛みが続く
頭痛や吐き気を伴う
片側だけ強くつらい
数日たっても変わらない

このような場合は、無理にストレッチで済ませず、医療機関や専門窓口へ相談するほうが安心だ

この記事で扱っているのは、デスクワーク中に同じ姿勢が続き、肩や首の重さを感じやすい人向けの生活習慣の見直し

痛みを治す方法ではなく、仕事中に負担をためにくくする休憩の取り方として考える

まとめ

仕事中の肩こり対策は、長いストレッチを頑張ることから始めなくてよい

まず見るべきなのは、どれだけ長く座りっぱなしになっているか
2〜3時間たってから肩の重さに気づくなら、休憩の長さより頻度を変えるほうが合いやすい

最初に試すなら、50分に1回、30秒だけ立つ

そこに、肩甲骨を3回動かす
10秒だけ遠くを見る
戻ったら肘と手首の位置を見る

この流れを入れるだけでも、夕方に肩が重くなる前に、姿勢の崩れに気づきやすくなる

今日から全部を変える必要はない

まずは次の作業から、タイマーを50分に合わせる
鳴ったら椅子から立つ

その30秒を入れるだけでも、仕事中の肩こり休憩はかなり見直しやすくなる

監修:佐藤進
保有資格:防災士
※本記事は生活実用情報としての見直しを目的としており、医療上の診断や治療を行うものではありません

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ