夜のダイニングテーブルで、フードスチーマーから湯気が上がるだけで、いつもの晩酌はかなり変わる

ただし、電気蒸し器を卓上で使うなら、向いているつまみと水滴・蒸気・コード位置を先に見ることが大事になる
シュウマイや小籠包は出来たて感を楽しみやすい一方、蒸し豚や厚い肉は下準備と加熱確認が必要だ

金曜の夜、キッチンで全部仕上げてから運ぶより、ダイニングテーブルの上で蒸しながら食べるほうが熱さは残りやすい
そのかわり、フタを開けた瞬間の蒸気、受け皿の水、テーブルに落ちるしずくまで含めて「卓上調理」と考えたほうが失敗しにくい

電気蒸し器を卓上で使う時はつまみの種類で満足度が変わる

電気蒸し器を卓上に置く楽しさは、料理を作ることより蒸し上がった瞬間に食べられることにある

特に晩酌向きなのは、短時間で温まり、取り分けやすく、冷めると味が落ちやすいもの
冷凍シュウマイ、小籠包、蒸し野菜、きのこ、豆腐、ソーセージあたりは相性がいい

逆に、分厚い肉や大きな塊肉は卓上で「今から蒸してすぐ食べる」には少し重い
火の通りに時間がかかり、待っている間に酒だけ進みやすいからだ

卓上で楽しむなら、最初は10〜15分前後で食べ始められるつまみから試すほうがよい

ダイニングテーブルで使う前に見る場所

卓上で一番先に見るのは、レシピではなく置き場所

本体のまわりに皿、グラス、取り箸、タレ皿を置くと、想像よりスペースを使う
2人用の小さめテーブルなら、中央に本体を置くだけで半分近く埋まることもある

実際に置いてみると、困りやすいのは次の3つ

  • コンセントまでコードが届くか
  • フタを開ける向きに手を逃がせるか
  • 蒸気や水滴が木製テーブルに直接落ちないか

特にコードは地味に大事
足元を横切る位置になると、立ち上がるたびに引っかかりやすい

卓上で使う前は、食材より先にコードの通り道とフタを開ける方向を見る

フードスチーマーのつまみはシュウマイが一番始めやすい

フードスチーマーでつまみを作るなら、最初に試しやすいのはシュウマイ

冷凍でもチルドでも扱いやすく、蒸し上がりの変化が分かりやすい
皮がふっくらして、表面が少し透けるようになると、食卓の空気が一気に居酒屋寄りになる

目安としては、冷凍シュウマイなら10〜15分前後
チルドなら8〜10分前後から様子を見るくらいが扱いやすい

ただし、時間は機種や個数で変わる
一段に詰めすぎると蒸気が抜けにくく、中央だけ温まり方が遅くなることがある

シュウマイは並べすぎず、間に少しすき間を作るほうが失敗しにくい

シュウマイがくっつく時は下に敷くものを見る

シュウマイでよくあるのが、皮がトレーにくっつく失敗

箸で持ち上げた時に底だけ残ると、見た目も食感も少し残念になる
特に皮が薄いタイプや、肉汁が多いタイプは起きやすい

対策は単純で、クッキングシートやキャベツを下に敷くこと
キャベツを敷くと、下に落ちた肉汁も少し受け止めてくれる

晩酌なら、蒸したキャベツにポン酢をかけるだけで一品になる
敷くものを変えるだけで、失敗防止と副菜作りを同時にできる

電気蒸し器の小籠包は破れやすさに注意する

小籠包は、卓上の電気蒸し器とかなり相性がいい
熱いうちに食べる意味が大きく、冷めると皮の食感もスープ感も弱くなるからだ

ただし、小籠包はシュウマイより失敗しやすい

皮が柔らかい状態で箸を入れると、底から破れてスープが流れる
蒸し上がった直後に急いで取ろうとすると、せっかくの汁がトレーに残りやすい

冷凍小籠包なら、10〜12分前後を目安にして、無理に長く蒸しすぎない
蒸したあとすぐ箸でつかまず、レンゲやスプーンで下からすくうほうが安定する

小籠包は蒸し時間より、取り出し方で満足度が変わりやすい

小籠包を卓上で出すならタレ皿を先に置く

小籠包は、蒸し上がってから準備を始めると慌ただしい

黒酢、しょうが、レンゲ、取り皿
これをあとから探すと、フタを開けたまま湯気が逃げ、皮も乾きやすい

卓上で楽しむなら、蒸し始める前にタレ皿まで置いておく
蒸し上がったらフタを開け、食べる分だけ取って、残りは軽くフタを戻す

この流れにすると、最後の数個まで温かさが残りやすい
小籠包は調理より、食べる準備を先に整えるほうが向いている

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フードスチーマーの蒸し豚は厚みで時間が変わる

蒸し豚は、フードスチーマーのつまみとして満足感が出やすい
ポン酢、ねぎだれ、辛子じょうゆ、塩ごま油など、酒に合わせやすいからだ

ただし、卓上でいきなり厚い肉を蒸すと待ち時間が長くなる

薄切りの豚バラや豚ロースなら、野菜の上に広げて10分前後から確認しやすい
一方、厚みのあるブロック肉は30分以上かかることもあり、卓上晩酌のテンポには合いにくい

肉は厚み、重なり、機種で火の通りが変わる
色や肉汁の状態を見て、不安が残る時は追加で加熱するほうが安心だ

卓上晩酌の蒸し豚は、薄切り肉を広げて蒸すほうが扱いやすい

蒸し豚は野菜を下に敷くと食べやすい

蒸し豚をそのままトレーに並べると、脂と水分が下に落ちる
受け皿には旨みも出るが、卓上だと見た目が少し重くなる

キャベツ、もやし、えのき、白菜を下に敷くと、肉の脂を受けて野菜もつまみになる
豚肉だけより量が増え、2人でも満足しやすい

晩酌で使うなら、肉を山盛りにするより、野菜を土台にして薄切り肉を重ならないように広げる
蒸気が通る道を残すことが、蒸し豚を固くしにくいコツになる

卓上蒸し器の晩酌は水滴と蒸気で失敗しやすい

卓上で使って初めて気づきやすいのが、水滴と蒸気

キッチンなら気にならない量でも、ダイニングテーブルでは目立つ
フタを開けた時に水滴がテーブルへ落ちたり、湯気で近くのグラスが曇ったりする

木製テーブルなら、下に耐熱マットやトレーを敷いたほうが安心
布のランチョンマットだけだと、水分を吸ってあとで湿った感じが残ることがある

フタを開ける時は、顔や手のほうへ蒸気が来ない向きにする
子どもやペットが近い食卓なら、端ではなく手が届きにくい位置を選びたい

卓上で使う時は、料理の前に水滴の逃げ場と蒸気の向きを決めておく

片付けは食後すぐより少し冷ましてからが楽

フードスチーマーは、食べ終わった直後に片付けようとすると熱い
トレー、フタ、受け皿に湯気と水滴が残り、急いで触ると扱いにくい

食後は電源を切り、フタを少しずらして数分置く
熱が落ち着いてから、受け皿の水量と脂の残りを確認する

シュウマイや小籠包だけなら洗い物は軽め
蒸し豚や肉汁の多いつまみを作った日は、受け皿に脂が残りやすいので、先にキッチンペーパーで軽く取ると洗いやすい

片付けまで含めると、最初は油の少ない点心から試すほうが負担が少ない

フードスチーマーのつまみは食卓の人数で量を変える

一人飲み、2人暮らし、家族の夕食では、同じフードスチーマーでも使いやすい量が変わる

一人飲みなら、冷凍シュウマイ6個、きのこ少量、豆腐半丁くらいで十分
蒸しすぎると、食べきる前に最後が冷める

2人なら、シュウマイ8〜12個に、野菜やきのこを足すとちょうどよい
蒸し豚を入れるなら、肉だけで埋めず、野菜を下に敷くと重くなりにくい

家族の夕食で使う場合は、卓上で全部作るより「最後の一品を熱々で出す」使い方が向いている
全員分を一度に蒸そうとすると、待ち時間と置き場所が足りなくなりやすい

卓上蒸し器は、主菜を全部まかなうより、晩酌の一皿を熱々にする使い方が合う

来客時は見栄えより取り分けやすさを見る

来客時に卓上で蒸すと、湯気の演出は出る
ただ、見栄えだけでメニューを選ぶと取り分けにくい

小籠包は盛り上がるが、破れやすく、食べ慣れていない人には少し扱いにくい
シュウマイ、肉まん、小さめの蒸し野菜のほうが取りやすい

来客時は、蒸し上がったものを一度に全部出すより、数回に分けるほうが食卓が散らかりにくい
人が多い日は、映える料理より箸で取りやすい料理を選ぶほうが失敗しにくい

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電気蒸し器の卓上使用で向かないつまみ

電気蒸し器は便利だが、何でも卓上向きではない

特に避けたいのは、汁気が多すぎるもの、大きすぎる塊肉、においが強く残るもの
卓上で扱うと、蒸気と一緒ににおいが広がりやすく、片付けも重くなる

牡蠣や海鮮もおいしいが、慣れないうちは注意したい
加熱具合の判断が難しいものは、無理に卓上で完結させず、下処理や確認を丁寧にするほうが安心だ

また、肉や魚介は機種ごとの加熱差が出やすい
表示時間だけで決めず、厚みや状態を見て追加加熱する余地を残しておく

卓上で楽しむつまみは、短時間で仕上がり、取り分けやすく、状態を確認しやすいものが向いている

フードスチーマー関連の記事と役割を分ける

この記事で扱うのは、フードスチーマーを卓上に置き、晩酌つまみを楽しむ使い方

サイズや段数、価格、メーカー比較まで広げると、選び方の記事と役割が重なりやすい
ダイエット、離乳食、平日の時短レシピも、それぞれ読者の悩みが違う

たとえば、鶏むね肉中心のヘルシー調理なら蒸し器ダイエットの記事
赤ちゃん用の野菜や裏ごし前の柔らかさなら離乳食の記事
副菜を放置で作るなら時短レシピの記事に分けたほうが分かりやすい

このページでは、買う前の比較よりも、今ある電気蒸し器を食卓でどう使うかに絞る
そのほうが、読者も自分の晩酌場面に当てはめやすい

まとめ

電気蒸し器を卓上で使うおつまみ作りは、出来たてを食べられる楽しさが大きい
特にシュウマイ、小籠包、薄切りの蒸し豚は、晩酌の満足感を上げやすい

ただし、満足度を決めるのは料理だけではない
水滴、蒸気、コード位置、テーブルの広さ、片付けやすさまで含めて見る必要がある

最初から蒸し豚や海鮮まで広げるより、まずは冷凍シュウマイや小籠包を少量蒸してみる
そこで置き場所、フタの開け方、受け皿の水量を確認すると、自分の食卓に合う使い方が見えやすい

卓上のフードスチーマーは、毎日の調理を全部任せる道具というより、家飲みの一皿を熱々に変える道具として使うと続けやすい

監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ