冷蔵庫を買い替えて後悔する奥行きと置き場所の数センチ
目次
冷蔵庫を買い替えて後悔しやすいサイズと置き場所の盲点は、容量不足だけではない
奥行きの出っ張り、搬入経路、扉の開き方、冷凍室や野菜室の位置が生活動線と重なると、置けたあとに使いにくさが残りやすい
買う前は、容量を見る前に
今の冷蔵庫より何cm前に出るか
玄関からキッチンまで通せるか
扉を開けた時に壁や食器棚に当たらないか
朝や週末の使い方に合うかを見る
キッチンの床にマスキングテープを貼って、新しい冷蔵庫の奥行きを再現してみるだけでも違いが出る
5分ほど立って、冷蔵庫を開ける動き、食器棚を引き出す動き、コンロ前を通る動きを試すと、カタログの数字だけでは分からない圧迫感に気づきやすい
冷蔵庫の後悔は「何Lか」だけでは決まらない
冷蔵庫選びでは、まず容量を見やすい
3人家族なら何L
4人家族なら何L
まとめ買いするなら大きめ
この考え方は目安になる
ただ、実際の後悔は容量よりも、置いたあとの動きに出ることが多い
たとえば400L台から500L台へ買い替えると、容量は増える
その代わり、幅や奥行きも大きくなる
本体の奥行きが5cm増えただけでも、キッチンでは毎日目に入る
横の食器棚より冷蔵庫だけが前に出ると、通るたびに「少し近い」と感じやすい
さらに、置き場所の幅に入っても安心はできない
玄関、廊下、曲がり角、キッチン入口を通れなければ設置できないからだ
冷蔵庫の買い替えで見る順番は、次の流れが分かりやすい
まず、今足りない場所を見る
次に、今より何cm大きくなるかを見る
そのあと、搬入経路と扉の開き方を見る
最後に、冷凍室や野菜室の位置が生活に合うかを見る
冷蔵庫は、置けるかではなく、運べて、開けられて、毎日使えるかで選ぶ
奥行き5cmの差は、通路と視界に出やすい
冷蔵庫のサイズで見落としやすいのが奥行き
幅は気にしやすい
設置スペースの横幅に入るかどうかは、多くの人が測る
でも奥行きは、つい感覚で流しやすい
「数cmくらいなら変わらない」と思いやすい部分でもある
ここが後悔につながる
たとえば、奥行き64.9cmの冷蔵庫から69.9cmの冷蔵庫へ替えると、前に出る差は5cm
数字だけなら小さく見える
ただ、横の食器棚が奥行き48cmだと、冷蔵庫だけが20cm以上前に出る
正面から見るより、通路に立った時の圧迫感が出やすい
朝、冷蔵庫を開けて牛乳を出す
その横で食器棚の引き出しを開ける
コンロ前に立つ家族の後ろを通る
この時に、体を少し引く動きが増える
毎回1秒ほどでも、1日に何度も続くと小さなストレスになる
買う前にできる確認は簡単だ
今の冷蔵庫の前面ラインを見て、新しい冷蔵庫が出る位置にマスキングテープを貼る
その線の前に立ち、扉を開ける動きと食器棚を開ける動きを試す
ついでに、コンロ前やシンク前で人がすれ違えるかも見る
2人でキッチンに立つ家庭なら、ここはかなり大事になる
奥行きは、冷蔵庫単体ではなく、食器棚・通路・人の動きと一緒に見る
置き場所に入っても搬入経路で止まることがある
冷蔵庫の買い替えで怖いのは、当日になって入らないこと
設置場所の幅を測る
高さも測る
奥行きも見る
それでも、冷蔵庫は玄関から運び込むもの
置き場所だけ空いていても、そこまで運べなければ意味がない
玄関ドアを通る
廊下を進む
曲がり角を曲がる
リビングやキッチンの入口を通る
マンションならエレベーターや共用廊下も通る
このどこかで止まると、設置場所には入るのに搬入できない
実際に測る時は、メジャーを持って玄関からキッチンまで歩くと分かりやすい
玄関ドアの一番狭い幅、廊下の角、キッチン入口、手すりやドアノブの出っ張りを順番に見る
見るのは壁から壁の幅だけではない
ドアノブ、ドアクローザー、手すり、曲がり角の内側が実際の有効幅を狭くする
配送時は梱包された状態で運ばれることもある
本体サイズより数cm大きくなる可能性があるため、「本体幅なら通る」は少し危うい
賃貸やマンションでは、玄関ドアを外す場合も自己判断で進めにくい
管理会社や大家、配送業者への確認が必要になる
2階LDKや階段のある家は、さらに慎重に見る
階段幅だけでなく、踊り場で本体を回せるか、手すりに当たらないか、天井に余裕があるかが関係する
古い賃貸なら玄関や廊下の幅
ファミリー向けマンションならエレベーターと共用廊下
戸建て2階LDKなら階段と踊り場
狭い対面キッチンなら入口と冷蔵庫前の通路
住環境によって、最初に見る場所が変わる
冷蔵庫が搬入できない時の確認点を別にまとめるなら、玄関幅、階段、エレベーター、ドア外しの確認はそちらで深く扱うと分かりやすい
この記事ではまず、設置場所だけでなく玄関から置き場所までを測ることを優先したい

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
容量不足は人数より買い方で決まりやすい
冷蔵庫の容量は、家族の人数だけでは決まらない
2人暮らしでも、毎日自炊する
平日に買い物へ行きにくい
週末に3〜4日分をまとめ買いする
作り置きを入れる
弁当用に冷凍保存する
こういう生活だと、380Lでも足りないと感じやすい
特に先に詰まりやすいのは冷凍室
肉のパックを3〜4個
冷凍ご飯を5〜6個
弁当用の冷凍食品を2袋
作り置きの小分け容器を数個
これだけで、冷凍室の引き出しはかなり埋まる
そこに冷凍野菜やアイス、ふるさと納税の返礼品が重なると、奥のものを出すたびに詰め直しが必要になる
一方で、500Lクラスでも余裕とは限らない
実質4人家族で、週末に食材の多くを買う家庭なら、月曜日の時点で庫内がいっぱいになりやすい
肉、魚、野菜、牛乳、2Lペットボトル、作り置き容器が同時に入るからだ
この状態になると、冷蔵庫を開けるたびに中身を動かす
奥のヨーグルトを出すために手前の鍋をずらす
冷凍ご飯を入れたいのに、肉のパックが斜めに入って閉まらない
容量の後悔は、家族人数よりも何日分を一度に入れるかで変わる
毎日買い足す家庭なら、大容量でなくても回ることがある
週末まとめ買いなら、人数目安より大きめが必要になりやすい
冷凍中心なら、総容量より冷凍室を見る
野菜や米を冷蔵保存するなら、野菜室の広さと位置を見る
冷蔵庫の容量が足りない家庭の買い方を別記事で扱う場合は、冷凍室容量、買い物頻度、作り置き量を中心に分けると重複しにくい
この記事では、サイズ選びの前提として
人数ではなく、買い物直後の庫内を想像することを重視する
扉の向きは壁と食器棚で変わる
冷蔵庫は、置けても扉が開けにくいと使いにくい
特に注意したいのは、片側に壁があるキッチン
左側が壁なのに右開き
右側が壁なのに左開き
前に食器棚やキッチン台がある
通路が狭く、体を逃がせない
この状態だと、毎回の開け閉めで少しずつ不便が出る
扉を全開にできない
ドアポケットが壁側に寄って取りにくい
鍋や大皿をまっすぐ入れにくい
チルドケースや棚板を外しにくい
普段は牛乳や卵を出すだけなので、最初は気づきにくい
でも作り置きの鍋を入れる時や、棚を外して洗う時に差が出る
観音開きの冷蔵庫は、前に大きく開かないので狭い場所では扱いやすい
ただし、左右の扉が90度くらいまでしか開かない場所では、ドアポケットの厚みで入口が狭く感じることがある
確認する時は、扉が開くかだけで終わらせない
90度開いた状態で、大皿を入れられるか
鍋を斜めにせず入れられるか
チルドケースを引き出せるか
棚板を外せるか
掃除の時にケースが取り出せるか
この動きまで見ると、買ったあとに困る場面を減らしやすい
冷蔵庫の右開き左開きで後悔しやすい条件を別記事にするなら、壁の位置、利き手、キッチン通路、食器棚との距離を分けて掘るとよい
ここでは、扉の向きは本体ではなく、壁と前方スペースで決まると考える
冷凍室と野菜室の位置は朝の動きに出る
冷蔵庫の後悔は、外寸だけではない
中の配置も生活に合わないと、毎日小さく使いにくい
特に差が出るのが、冷凍室と野菜室の位置
毎朝お弁当を作る家庭では、冷凍室をよく開ける
冷凍食品、作り置きおかず、冷凍ご飯、冷凍野菜を出すからだ
朝7時前後、弁当箱を出してから冷凍室を3〜5回開ける
冷凍ご飯を出す
弁当用のおかずを出す
保冷剤を探す
この動きが毎日あるなら、真ん中冷凍室は扱いやすい
腰を深く曲げずに済み、短い時間で出し入れしやすい
一方で、野菜を毎日たくさん使う家庭では真ん中野菜室が合うこともある
米を野菜室に入れる家庭も同じ
野菜室が下になると、大根、キャベツ、米袋を出す時にかがむ
料理酒、みりん、しょうゆ、ポン酢などの置き場所も変わりやすい
買い替え後に地味に困るのは、こうした定位置の変化
前の冷蔵庫では自然に手が伸びていた場所が変わる
朝の弁当作りで一度しゃがむ
調味料を探す
家族に「冷凍ご飯どこ?」と聞かれる
大きな不満ではなくても、毎日続くと使い勝手の差になる
朝に冷凍室を使うなら真ん中冷凍室、野菜や米をよく出すなら野菜室の高さを見る
容量やデザインより、1日に何度どの引き出しを開けるかを先に考えた方が判断しやすい

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後悔しやすい家庭は、サイズより条件が重なっている
冷蔵庫の買い替えで後悔しやすいのは、単に大きい冷蔵庫を買う人ではない
後悔しやすいのは、サイズの変化と生活条件が重なる家庭
週末にまとめ買いする
冷凍食品や作り置きが多い
弁当を作る
飲み物を多めに冷やす
ふるさと納税や実家からの食材が届く
野菜や米を冷蔵庫に入れる
ここに、置き場所の条件が加わると失敗しやすい
キッチンが狭い
片側が壁
食器棚と冷蔵庫が並んでいる
玄関や廊下が狭い
2階LDKで階段搬入が必要
マンションのエレベーターが小さい
この条件が複数あるなら、家族人数だけで容量を決めない方がいい
今の冷蔵庫より奥行きが何cm増えるか
買い物直後に何日分の食材を入れるか
扉を90度開けた時に何が出せるか
玄関からキッチンまで何か所狭い場所があるか
ここを先に見る
買い替え自体が向いていないわけではない
今の冷蔵庫が明らかに足りないなら、容量を増やす意味はある
ただし、容量アップだけを優先すると、今度は置き場所や開閉で困りやすい
大きくするほど、外寸・搬入・扉・使う段をセットで見る必要がある
買う前は、今困っている場所から順番に見る
冷蔵庫を買い替える前は、最初に今の不満を書き出す
冷凍室が足りないのか
野菜室が足りないのか
飲み物が入らないのか
作り置きが入らないのか
全体的に詰め直しが多いのか
ここを曖昧にしたまま大きい冷蔵庫を選ぶと、必要ない場所だけ増えることがある
次に、買い方を見る
毎日買い足すのか
週末に3〜4日分まとめて買うのか
冷凍保存が多いのか
宅配食材やふるさと納税があるのか
そのあと、設置場所を見る
幅
奥行き
高さ
左右の余白
上の余白
コンセント位置
放熱スペース
前方の扉を開けるスペース
奥行きは、床にテープを貼って確認する
5分ほど立って、通る、開ける、引き出す動きを試すだけでも、数字の見え方が変わる
次に、搬入経路を見る
玄関
廊下
曲がり角
キッチン入口
エレベーター
階段
手すり
ドアノブ
ドアクローザー
ここは、幅だけでなく「本体を回せるか」を見る
不安がある場合は、購入前に販売店や配送業者に相談しておく方が安心だ
最後に、扉と庫内配置を見る
右開きか左開きか
観音開きか
壁に当たらないか
大皿を入れられるか
冷凍室は使いやすい高さか
野菜室は重いものを出しやすいか
この順番なら、容量だけで決めるより生活に合わせやすい
冷蔵庫の買い替え全体で迷っている場合は、容量、搬入、扉の向き、省エネをまとめた親記事で全体像を見てから、このサイズと置き場所の確認に戻ると整理しやすい
まとめ
冷蔵庫を買い替えて後悔しやすいサイズと置き場所の盲点は、容量不足だけではない
本体容量が足りるように見えても、奥行きの出っ張り、搬入経路、扉の開き方、冷凍室や野菜室の位置が生活動線と合わないと、買ったあとに違和感が残りやすい
特に、週末まとめ買い、朝の弁当作り、狭いキッチン、マンションや2階LDKの搬入では差が出やすい
最初に見るのは、家族人数よりも今の生活
何日分を入れるのか
どの引き出しを毎日使うのか
今より何cm前に出るのか
玄関からキッチンまで通せるのか
扉を開けて大皿やケースを出せるのか
冷蔵庫は、置ける家電ではなく、毎日の動きに入り込む家電
買う前に全部を完璧に決める必要はない
まずは床テープで奥行きを再現し、玄関からキッチンまで測る
この2つだけでも、サイズと置き場所の後悔はかなり減らしやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
