洗濯機インバーターの違いは電気代と脱水音で見る
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夜22時すぎに洗濯機を回したら、洗いの音は気にならないのに、最後の脱水だけ床に響く
この場面で見るべきなのは、電気代だけではなく洗濯機のインバーター搭載・非搭載の違いだ
インバーター搭載機は、モーターの回転を細かく調整しやすく、電気代や水量を抑えやすい
ただし、洗濯だけで見ると電気代の差は1回数円程度に収まることが多い
生活の中で差を感じやすいのは、むしろ脱水音、振動、夜に回せるか、家族が寝ている時間に使えるかという部分
この記事では、洗濯機選び全般ではなく、インバーター搭載と非搭載で迷った時の買う前の判断に絞って整理する
洗濯機 インバーター 違いは電気代より生活時間に出る
洗濯機のインバーターは、モーターの回転を細かく調整する仕組みのこと
洗濯物の量や工程に合わせて回転を変えやすく、無駄な動きを抑えやすい

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
インバーター搭載機は、洗い、すすぎ、脱水の動きが比較的なめらかになりやすい
その結果、消費電力量や水量を抑えやすく、脱水音も小さくなりやすい
非搭載機は構造がシンプルで、本体価格が安い機種に多い
洗濯そのものに問題があるわけではないが、脱水時の音や振動が大きく感じられることがある
比較項目 インバーター搭載 インバーター非搭載
本体価格 高めになりやすい 安めになりやすい
電気代 抑えやすい やや高くなりやすい
水量 少なめになりやすい 多めになりやすい
洗濯音 静かめ 大きめになりやすい
脱水音 抑えやすい 響きやすい
向く生活 夜洗い、集合住宅、家族世帯 昼洗い、価格重視、使用回数少なめ
ここで大事なのは、インバーターを「節電機能」とだけ見ないこと
電気代、音、洗濯する時間帯をまとめて判断する機能と考えるほうが実際の生活に合いやすい
洗濯機 インバーター 電気代の差は1回数円で見る
インバーター搭載機は、非搭載機より消費電力量が少ない傾向がある
ただし、乾燥なしの洗濯だけで見ると、電気代の差は大きすぎない
たとえば同じ7kgクラス、標準コース、洗濯のみで比べると、消費電力量の例は次のようになる
種類 消費電力量の目安 1回あたりの電気代目安
インバーター搭載 約51Wh 約1.6円
インバーター非搭載 約112〜117Wh 約3.5〜3.6円
電気料金を31円/kWhで計算した場合、差は1回あたり約2円
毎日1回洗うと、1か月で約60円、1年で約700円前後の差になる
洗濯回数をメモしてみると、この差は見えやすい
一人暮らしで週3回なら、月12〜15回ほど
家族世帯で毎日1〜2回なら、月30〜60回ほどになる
つまり、洗濯だけなら、電気代差だけで本体価格差をすぐ回収するのは難しい
インバーターの価値は、電気代だけでなく水量、音、洗濯回数まで含めて見る
本体価格が1万円以上違うなら、電気代だけで元を取ろうとしないほうがよい
夜に回せる、洗濯をため込まない、家族が寝ている時間に使いやすい
このあたりまで含めて考えると、判断しやすくなる
インバーター搭載 非搭載の違いは脱水音で分かりやすい
生活の中で差が出やすいのは、洗いよりも脱水中の音
洗濯機が高速回転するため、床や壁を通して響きやすい
同じ7kgクラスでも、インバーター搭載機では洗濯音32dB前後、脱水音39dB前後の例がある
非搭載機では洗濯音37dB前後、脱水音46dB前後の例もある
数字だけ見ると数dBの差に見える
ただ、夜の部屋ではこの差が大きく感じられることがある
ワンルームで夜22時半に洗濯した時、洗いの間はテレビの音で気にならない
ところが残り5分の脱水に入った瞬間、洗濯機置き場の扉や床の響きが気になる
隣の部屋に響いていないか不安になり、次から休日の昼にまとめ洗いするような流れだ
この時に困るのは、電気代ではない
洗濯できる時間が限られることになる
インバーター搭載なら必ず静かになる、という話ではない
それでも、夜に洗う人ほど、脱水音の数値は見ておいたほうがよい
洗濯機 インバーターなしで後悔しやすい場面
インバーターなしの洗濯機で後悔しやすいのは、価格だけで選んだあとに音で困る場面
一人暮らしを始める時、5kg〜6kg前後の安い洗濯機を選ぶことがある
昼間に洗えるなら、それで十分なことも多い
ただ、帰宅が遅くて洗濯が夜に偏ると印象が変わる
平日は洗えず、土曜の朝に3日分をまとめて入れる
量が多くなるほど脱水で片寄りやすくなり、音も振動も強く感じる
雨の日に部屋干しが続くと、タオルだけ先に洗いたい時もある
それでも脱水音が気になって回せないと、洗濯物がたまりやすい
非搭載機が悪いわけではない
ただし、次の条件が重なるなら注意したい
夜22時以降に洗濯することが多い
ワンルームや1Kで洗濯機が室内にある
木造や軽量鉄骨の集合住宅に住んでいる
洗濯物をため込みやすい
在宅会議中や就寝前に洗濯機を回す
赤ちゃんや家族が寝ている時間に洗いたい
この条件に当てはまるなら、価格差だけで非搭載を選ばないほうがよい
インバーターの有無は、安さより洗濯する時間帯とセットで見る
インバーター搭載でも静音性を期待しすぎると失敗する
インバーター搭載機でも、すべての音が消えるわけではない
ここを勘違いすると、高い機種を買ったのに思ったより音がする、と感じやすい
洗濯機の音にはいくつか種類がある
モーター音
衣類が槽に当たる音
給水音
排水音
脱水時の振動
床や防水パンの響き
洗濯終了前の電子音
インバーターで抑えやすいのは、主にモーターの回転に関わる部分
水道から水が入る音や、排水口へ流れる音まで消えるわけではない
夜に洗濯機置き場の扉を閉めて聞いてみると、本体の回転音よりも排水時のゴボゴボ音が気になることがある
また、防水パンの上で足が少し浮いていると、脱水のたびに本体が小さく揺れる
この場合、見るべき場所はインバーターだけではない
床、足元、防水パン、排水ホースの通り方まで確認する
買う前や設置後に見る場所は、次の順番でよい
洗濯機置き場が寝室や隣室に近いか見る
防水パンに本体の足がきちんと乗るか見る
床の傾きやガタつきを確認する
排水ホースが無理に曲がっていないか見る
洗濯音と脱水音のdB表示を見る
洗濯終了音を消せるか確認する
音が気になる時は、機種だけで判断しない
設置後に足元を調整するだけで、脱水時の揺れ方が変わることもある
洗濯機の振動が強い場合は、インバーターの有無とは別に「洗濯機がガタガタうるさい時」の確認点も分けて見ておきたい
一人暮らし 洗濯機 インバーターは時間帯で選ぶ
一人暮らしでは、インバーター搭載を選ぶかどうかを電気代だけで決めないほうがよい
判断の中心は、いつ洗濯するか
昼間に洗濯できる人なら、非搭載機でも十分なことがある
週2〜3回、日中に回すだけなら、電気代の差は小さく、本体価格の安さがメリットになる
一方で、仕事や学校で帰宅が遅い人は、夜に洗濯することが多い
ワンルームや1Kで洗濯機置き場が室内にあると、脱水音は生活音の中に入り込む
テレビを見ている時
オンライン通話中
寝る前に部屋を静かにした時
このタイミングで脱水が始まると、音の印象は昼間より強くなる
一人暮らしで迷うなら、次のように分けると考えやすい
生活場面 選び方の目安
昼に洗える 非搭載も選択肢
夜に洗うことが多い インバーター搭載寄り
木造アパート 脱水音を優先
ベランダや屋外置き 価格重視でも検討可
週末まとめ洗い 容量も合わせて確認
一人暮らし向け洗濯機の選び方では容量や設置スペースも重要だが、この記事ではインバーターの有無に絞る
夜に回す可能性があるなら、脱水音を先に見るほうが失敗しにくい
家族世帯の洗濯機 インバーターは回数と水量で見る
家族世帯では、インバーター搭載機の差が出やすい
洗濯回数が多く、容量も大きくなりやすいからだ
3〜4人家族になると、タオル、下着、部屋着、学校用品、仕事着が毎日出る
朝に1回、夜にタオルだけもう1回という日もある
1回あたりの電気代差は小さくても、月30〜60回洗う家庭では積み重なる
さらに、標準使用水量の差も無視しにくい
家族世帯では、電気代だけでなく次の順番で見る
家族人数に合う容量
インバーター搭載か
洗濯音と脱水音の数値
標準使用水量
設置場所と搬入経路
ただし、容量が小さいまま詰め込むと、インバーター搭載でも音が大きく感じられる
衣類が片寄り、脱水時に本体が揺れやすくなるためだ
家族向けの大容量洗濯機や乾燥機能まで選ぶ場合は、別の記事で容量や乾燥方式を見たほうがよい
ここでは、毎日の回数が多い家庭ほど、インバーターの節電性と静音性が効きやすいと考える
洗濯機 インバーターの価格差は電気代だけで回収しない
インバーター搭載機は、非搭載機より本体価格が高くなりやすい
そのため、電気代だけで元を取ろうとすると期待外れになりやすい
たとえば洗濯1回あたりの差が約2円なら、毎日1回使っても年間差は約700円前後
本体価格差が1万円ある場合、電気代だけで回収するにはかなり時間がかかる
ただし、生活上の価値は電気代だけでは測れない
夜に洗える
洗濯物をため込まない
脱水音で家族を起こしにくい
コインランドリーへ行く回数を減らせる
休日の午前中を洗濯でつぶしにくい
こうした変化まで含めると、インバーター搭載機を選ぶ理由が見えてくる
反対に、昼に洗える、洗濯回数が少ない、音を気にしない環境なら、非搭載機で十分な場合もある
5万円以下の洗濯機を探す場合は、インバーターの有無だけでなく、容量と設置条件も合わせて見ると判断しやすい
インバーター搭載機は「高いから良い」と決めるものではない
本体価格差を、電気代ではなく洗濯できる時間の自由度で見ると納得しやすい
洗濯機 インバーター搭載・非搭載で迷った時に見る順番
洗濯機のインバーター搭載・非搭載で迷ったら、スペック表をいきなり細かく見すぎないほうがよい
先に、自分の生活場面を分ける
まず見るのは、洗濯する時間帯
夜に回すことが多いなら、脱水音の小さい機種を優先する
次に見るのは、住まいの構造
木造、軽量鉄骨、ワンルーム、室内置きなら、音と振動の影響を受けやすい
次に見るのは、洗濯回数
毎日回す、家族が多い、タオルが多い家庭なら、電気代と水量の差が積み重なる
次に見るのは、容量
安いからと小さい機種を選ぶと、詰め込み洗いになり、脱水時の片寄りが増えやすい
最後に見るのが、本体価格
昼に洗えて音を気にしないなら、非搭載も十分選択肢になる
夜や集合住宅で使うなら、価格差は静音性への投資と考えるほうが合いやすい
洗濯機のサイズや設置スペースが不安な場合は、インバーターの前に搬入経路と防水パンのサイズを確認したい
サイズで失敗すると、静音性以前に設置できないことがある
洗濯機インバーターの違いは電気代だけで判断しない
洗濯機のインバーター搭載・非搭載の違いは、消費電力量と脱水音に出やすい
ただし、洗濯だけなら電気代の差は1回数円程度に収まることが多く、本体価格差をすぐ回収できるとは限らない
実際の生活では、音と時間帯の差が大きい
夜に洗濯できるか
脱水音を気にせず使えるか
家族が寝ている時間に回せるか
集合住宅で近所を気にしすぎずに済むか
ここに、インバーター搭載機の価値が出る
昼に洗える一人暮らしなら、非搭載機でも十分な場合がある
夜に洗う人、集合住宅に住む人、家族の洗濯回数が多い家庭は、インバーター搭載機のほうが扱いやすい
最初に見るのは、カタログの数字だけではない
自分がいつ、どこで、何回くらい洗濯機を回すのか
そこを先に決めてから、電気代、脱水音、本体価格を比べる
その順番のほうが、インバーター搭載・非搭載の違いを生活に合わせて判断しやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ