防犯カメラの屋外設置場所は玄関と夜の死角で決まる
目次
一戸建ての防犯カメラは、玄関だけに付けても死角が残りやすい
特に屋外では、玄関、駐車場、勝手口、側面通路のうち、夜に暗くなり、人が近づける場所から優先して見る必要がある
新築時や引っ越し直後は、玄関と駐車場だけで十分に思える
ところが1年ほど住んでみると、昼間は気にならなかった家の横や裏側が、夜になると急に不安に見えることがある
防犯カメラの設置場所は、図面だけでは決めにくい
昼と夜の2回、家の外周を歩いてから決めるほうが失敗しにくい
防犯カメラの設置場所を屋外で決める前に見ること
屋外の防犯カメラは、広く映せば安心というものではない
大事なのは、人が近づく動線と、夜に見えにくくなる場所を重ねて見ること
玄関、駐車場、勝手口、庭、側面通路
この順で歩いてみると、家ごとの弱い場所が見えやすい
昼と夜の2回歩くと死角が見えやすい
昼に見ると、家の外周は意外と明るく感じる
玄関灯も街灯も消えていない時間なら、側面通路や勝手口も「まあ大丈夫そう」に見えやすい
でも夜9時以降に同じ場所を歩くと、印象が変わることがある
隣家の影、カーポートの柱、物置の裏、植栽の影
昼には気にならなかった場所が、夜だけ人の姿を見落としやすい死角になる
防犯カメラを設置する前は、昼に1回、夜に1回、同じ順路で外周を見る
これだけで、玄関だけを見て決める失敗はかなり減らしやすい
図面で不要に見えた場所ほど住んでから不安になる
家づくりや引っ越し直後は、玄関と駐車場を優先しやすい
来客、宅配、車の出入りがあるため、ここに防犯カメラを付けたくなるのは自然な流れ
ただ、実際に住んでから不安になりやすいのは、普段あまり使わない側面や裏手だったりする
ある戸建てでは、最初に玄関と駐車場へ2台設置し、月額費用をかけずに運用していた
その時点では家の西側は不要と判断したものの、1年ほど住むと、夜に暗く人が通れる細い通路が一番気になる場所になった
結果として、後からソーラー式のカメラを1台追加することにしたという流れ
最初から完璧に決める必要はない
ただし、後から不安になりやすい場所を先に歩いておくだけで、追加費用や付け直しの後悔は減らしやすい
防犯カメラの屋外設置場所は玄関・駐車場・勝手口を優先する
屋外の防犯カメラは、まず人の出入りがある場所から考える
一戸建てなら、優先度が高いのはこの4つ
- 玄関アプローチ
- 駐車場・カーポート
- 勝手口
- 側面通路・裏手
ただし、全部を同じように映す必要はない
場所ごとに、映したいものが違う
玄関の防犯カメラは顔と手元が見える角度にする
玄関は、防犯カメラを付ける場所として最初に考えやすい
ただ、玄関全体を高い位置から見下ろすだけだと、来た人の顔が分かりにくいことがある
見るべきなのは、玄関ドアだけではない
宅配の置き場所、インターホン前、ポストまわり、門から玄関までの動線
このあたりが1画面に入ると、あとで録画を見た時に状況を追いやすい
夜に確認するなら、玄関灯をつけた状態と消えた状態の両方を見る
顔が暗く潰れるなら、カメラの向きより照明の位置が合っていない可能性もある
玄関は広く映すより、誰が来て何をしたか分かる角度を優先する
駐車場の防犯カメラは車全体と出入り口を見る
駐車場は、車上荒らしやいたずらが気になる場所
ここで失敗しやすいのは、車だけを大きく映して、人がどこから入ってきたか分からない配置にすること
カーポートがある家では、柱や屋根の影で画角が切れることがある
昼は車全体が見えていても、夜になると奥のタイヤ側や運転席側だけ暗く残ることもある
確認する時は、車の正面だけでなく、次の3点を見る
- 車の左右を人が通れるか
- 道路側から近づく動きが入るか
- 夜にナンバーや服の色が判別できるか
全部を細かく映すのは難しい
それでも、車全体と人の出入り口が同じ画面に入る位置を探すと、録画を見た時に状況をつかみやすい
商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
勝手口の防犯カメラは後回しにしない
勝手口は、普段の出入りが少ないほど後回しになりやすい
でも、防犯カメラの設置場所としては見落としやすいポイントでもある
玄関は道路から見える
駐車場も人目につきやすい
一方で勝手口は、家の裏や側面にあり、外から見えにくいことが多い
夜になると照明が届かず、ドアまわりだけ暗く沈む家もある
特に、ゴミ置き場、物置、室外機、フェンスの切れ目が近い場合は、そこが足場や目隠しになりやすい
勝手口に付けるなら、ドアだけを真正面から映すより、近づく通路とドア前をまとめて見る
開けられた瞬間だけでなく、近づく前の動きが残るほうが確認しやすい
側面通路と裏手は夜に歩いてから判断する
側面通路や裏手は、家族でも毎日見ない場所になりやすい
昼間は外壁、室外機、砂利、フェンスが見えているだけ
防犯カメラを付けるほどではないと思いやすい
ただ、夜に歩くと印象が変わることがある
街灯が届かない
隣家の影で暗い
人ひとりが通れる幅がある
窓や勝手口に近い
この条件が重なるなら、設置候補に入れたほうがよい
特にオープン外構の家は、敷地に入りやすいぶん、側面通路の確認が重要になる
塀がある家でも、門扉の内側や物置の陰が死角になることはある
側面通路は、昼の見た目ではなく夜の暗さで判断する
防犯カメラを家庭用で夜間に使う時の確認点
家庭用の防犯カメラは、夜間対応と書かれていても、設置場所によって見え方が変わる
暗視機能があるかどうかだけで判断すると、実際の録画で困ることがある
見るべきなのは、スペック表よりも、自宅の夜の明るさで何が判別できるか
夜間録画は人の顔・服の色・動きで見る
夜間録画を確認する時は、「明るいかどうか」だけで見ないほうがよい
画面が明るく見えても、人の顔が白く飛んでいたり、服の色が分からなかったりすると、あとで確認しにくい
録画画面では、次の3つを見る
- 人が近づいた時に顔の向きが分かるか
- 服の色や持ち物が大まかに分かるか
- 玄関や車へ向かう動きが途中で切れないか
夜に家族へ協力してもらい、玄関前や駐車場を一度歩いてもらうと分かりやすい
スマホで録画を見返した時、ただ光っているだけなのか、行動が追えるのかが見える
夜間録画は、明るさよりも行動が追えるかで判断する
赤外線だけで暗い時は玄関灯やセンサーライトも見る
赤外線の暗視は便利だが、白黒になったり、距離によって見えにくくなったりすることがある
一方で、玄関灯やセンサーライトが強すぎると、顔やナンバーが白く飛ぶ場合もある
夜間録画を安定させたいなら、カメラ単体で考えない
玄関灯、街灯、カーポート照明、センサーライトを含めて見る
たとえば駐車場なら、車の手前だけ明るく、奥が真っ暗になっていないか
勝手口なら、ドア前だけ光って、近づく通路が見切れていないか
ライトは強ければよいわけではない
録画したい範囲に、明るい場所と暗い場所の差が出すぎないかを見るほうが大切
夜だけ映らない場所はカメラの向きより背景を見る
昼はきれいに映るのに、夜だけ見づらい場所がある
この時、すぐカメラの性能不足と決めつけないほうがよい
よくあるのは、背景の問題
白い外壁にライトが反射する
車のボディが光る
カーポートの柱が影を作る
植栽やフェンスが画面の一部を隠す
録画画面で見ると、肉眼では気にならない反射や影が強く出ることがある
夜だけ見づらいなら、カメラを少し横へ振る、角度を下げる、ライトの向きを変える
この順で試すと、買い替える前に原因を絞りやすい
夜間の見えにくさは、カメラ本体より設置角度と光の当たり方で変わることがある
防犯カメラの屋外録画は電源・Wi-Fi・防水防塵で失敗しやすい
屋外の防犯カメラは、設置場所を決めたあとも確認することがある
特に見落としやすいのが、電源、Wi-Fi、防水防塵
録画したい場所にカメラを付けられても、電源が取りにくい、通信が不安定、雨でレンズまわりが不安
この状態だと、使い始めてから確認が面倒になりやすい
商品リンク
価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
電源は録画したい場所の近くで取れるかを見る
有線タイプは安定しやすい反面、電源や配線ルートを先に考える必要がある
新築や外構工事のタイミングなら、壁内配線や電源位置を相談しやすい
あとから付ける場合は、屋外コンセントの位置、延長の可否、雨が当たる場所を見ておく必要がある
実際の設置では、カメラ本体よりも、電源の取り出し位置や外壁まわりの処理で悩むことがある
配線が目立つ場所に出ると、見た目だけでなく、いたずらや劣化も気になりやすい
屋外では、映したい場所だけでなく、電源を安全に取れる場所も同時に見る
Wi-Fiは昼ではなく夜の録画確認まで試す
Wi-Fiタイプは工事を少なくできる一方で、設置場所によって接続が不安定になりやすい
室内では問題なくつながっても、外壁、窓、カーポート、距離の影響で屋外では弱くなることがある
確認するなら、設置予定場所にカメラを仮置きし、スマホで映像を見るだけでは足りない
夜に動体検知が入り、通知が来て、録画を開けるか
ここまで見ておくほうが安心
通知は来たのに録画が開くまで時間がかかる
映像が途中で止まる
夜だけ確認しにくい
こうした状態なら、設置場所か通信環境を見直す必要がある
Wi-Fiは接続できるかではなく、夜に録画を見返せるかで判断する
防水防塵は雨が当たる角度まで見る
屋外対応の防犯カメラでも、雨の当たり方は家によって違う
軒下なら直接の雨は少ない
カーポートの端や外壁の角は、横なぐりの雨が当たりやすい
勝手口まわりは、屋根があっても風で水が入り込むことがある
防水防塵性能の表記だけでなく、設置後にどの向きから雨が当たるかを見る
外壁の穴、配線の入り口、カメラの接続部分
このあたりに水がたまりそうなら、設置前に確認したほうがよい
雨の日の翌朝に録画画面を見て、レンズまわりが曇っていないか
水滴で画面の一部がぼやけていないかも見ておきたい
屋外録画は、晴れの日ではなく雨の日の見え方まで確認する
防犯カメラの設置場所で後悔しやすい家の特徴
一戸建ての形は、それぞれ違う
同じ家庭用防犯カメラでも、住宅密集地、郊外、オープン外構、塀のある家で見るべき場所は変わる
ただ、後悔しやすい家には共通点がある
オープン外構は敷地に入る動線を映す
オープン外構は見た目がすっきりする反面、道路から敷地に入りやすい
玄関だけを映していると、駐車場側や側面から入る動きが残らないことがある
この場合は、カメラをドアだけに向けず、道路から玄関・駐車場へ入る動線を見る
車の横を通って玄関へ近づけるなら、駐車場カメラの画角も重要になる
オープン外構は、建物ではなく人が歩く線を映す
住宅密集地は狭い通路と影を見る
住宅密集地では、隣家との距離が近く、細い通路ができやすい
昼間は人目があるように感じても、夜は外壁の影で暗くなることがある
防犯カメラを付けるなら、広い庭よりも、窓や勝手口に近い細い通路を優先したほうがよい場合もある
ただし、隣家の敷地や窓が映り込む角度は慎重に扱いたい
この話は設置場所とは別に考える必要があるため、画角やプライバシーの詳しい確認は059側で整理するのがよい
ここではまず、自宅敷地内の通路と出入口を確認することに絞る
郊外や街灯が少ない家は夜の外周を先に見る
郊外や街灯が少ない場所では、夜の暗さが防犯カメラの使い勝手に直結する
昼の外周だけ見て設置すると、夜の録画で何も分からない範囲が残ることがある
玄関灯が届く範囲
駐車場の奥
勝手口前
家の横の通路
この4か所は、夜にスマホの画面で確認しておくとよい
肉眼では何となく見えていても、録画では暗く潰れることがある
逆に、肉眼では暗く感じても、カメラでは十分に動きが追える場合もある
郊外の家ほど、昼の安心感より夜の録画画面で判断する
防犯カメラの設置場所を決める時に最初にやること
最初から商品を選ぶより、まず家の外周を確認するほうが早い
防犯カメラは、性能だけでなく設置場所で結果が変わる
玄関向きのカメラを買っても、本当に不安なのが勝手口なら意味が薄くなる
玄関から順に外周を1周する
まず昼間に、玄関から外周を1周する
見る順番は、玄関、駐車場、勝手口、側面通路、庭まわり
この時、どこにカメラを付けたいかではなく、人がどこから近づけるかを見る
門から玄関まで
道路から駐車場まで
駐車場から家の横まで
勝手口から裏手まで
歩く線をたどると、必要なカメラの向きが見えやすい
夜に同じ順路を歩いて暗い場所を印象で残す
次に、夜に同じ順路を歩く
この時は細かいスペックを考えなくてよい
「ここは暗い」「ここは人が立っても気づきにくい」「ここは玄関灯が届く」くらいの印象で十分
できれば、家族に玄関前や駐車場を歩いてもらい、スマホで仮の録画画面を見る
人の顔が分かるか
服の色が分かるか
途中で柱や車に隠れないか
この3つを見るだけでも、設置位置の失敗は減らしやすい
設置場所は、昼の外周確認と夜の録画確認をセットで決める
迷ったら最初は玄関と駐車場を優先する
全部の死角を一度に埋めようとすると、カメラの台数も費用も増えやすい
迷う場合は、最初に玄関と駐車場を優先する
実際に2台で玄関と駐車場を見始め、あとから不安な側面に1台追加する流れも現実的
最初から4台、5台と増やすより、暮らしてから気になる場所を足すほうが合う家もある
ただし、勝手口や側面通路が明らかに暗いなら、最初の候補から外さないほうがよい
玄関と駐車場を軸にしつつ、夜に暗い勝手口と側面通路を見落とさない
防犯カメラの家庭用夜間録画は設置後の確認で変わる
防犯カメラは、取り付けた日が終わりではない
むしろ大事なのは、設置したあと
夜の録画、通知、雨の日の見え方を確認して、必要なら少しずつ調整すること
設置した夜に録画画面を見返す
設置したら、その日の夜に録画画面を見る
玄関前を家族が歩く
駐車場の横を通る
勝手口前に立つ
側面通路を奥まで歩く
実際に動いてみると、映っているつもりだった場所が切れていることがある
特にパンチルト式や広角カメラは、画面が広いぶん、見たい場所が小さく映ることもある
広く見える安心感と、確認しやすさは別物
録画は、映っているかではなく、あとで見返して状況が分かるかで判断する
通知が多すぎる時は感度より範囲を見直す
屋外の防犯カメラでは、誤検知や通知の多さが気になることがある
車のライト、通行人、風で揺れる植栽、雨
こうした動きに反応し続けると、通知を見るのが面倒になりやすい
最初に下げるのは感度でもよいが、その前に検知範囲を見る
道路まで入れすぎていないか
植栽が画面の手前に大きく入っていないか
車のライトが直接当たっていないか
通知が多い時は、カメラの性能より、映しすぎが原因になることもある
屋外録画は、必要な範囲だけを映すほうが続けやすい
雨の日と翌朝にレンズまわりを見る
晴れの日にきれいに映っても、雨の日に見づらくなることがある
水滴がレンズに残る
カバーの内側が曇る
外壁からの雨だれが画面に入る
こうした状態は、設置した直後には気づきにくい
雨が降った夜と翌朝に、スマホで録画画面を見ておく
画面の端に水滴が残るなら、設置角度や雨よけの位置を見直すきっかけになる
屋外用は、雨の日に見えて初めて実用に近づく
まとめ
一戸建ての屋外防犯カメラは、玄関だけを見て決めると死角が残りやすい
最初に見るのは、玄関、駐車場、勝手口、側面通路
そのうえで、昼と夜に外周を歩き、夜に暗く、人が近づける場所を優先して考える
夜間録画は、暗視機能の有無だけでは判断しにくい
人の顔、服の色、車の出入り、近づく動きが録画で追えるかを見る
設置後も、電源、Wi-Fi、防水防塵、通知の多さ、雨の日の見え方を確認する
カメラを付けることより、あとで見返して状況が分かる録画にすることが大切になる
今日できることは、商品を選ぶ前に家の外周を1周すること
できれば夜にもう一度歩き、玄関以外で暗く感じる場所をひとつ見つける
そこから設置場所を考えるほうが、家庭用防犯カメラを屋外で使う時の失敗は減らしやすい
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
