レコードクリーナーの使い方とアナログレコード掃除手順
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アナログレコードのパチパチ音やプチプチノイズは、レコードクリーナーを使えば必ず消える音ではない
傷やプレス不良が原因なら、洗浄しても同じ場所で音が残ることがある
ただ、溝に入ったチリ、皮脂、カビ、静電気、洗浄液の残り、古い内袋のホコリが原因なら、アナログレコード 掃除の順番を変えるだけで聴きやすくなる場合がある
レコードクリーナーの使い方で先に見るのは、道具の強さではなく順番だ
まず乾いたホコリをブラシで逃がす
それでも曲中ずっと鳴る盤だけ、湿式洗浄や超音波式で音溝の奥を洗う
その後、すすぎ、乾燥、内袋交換まで終えてから再生する
休日に中古盤を20〜30枚まとめて洗ったあと、見た目はきれいなのに再生すると全体のパチパチ音が増えた、という失敗例がある

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価格や在庫状況は各販売ページで確認してください
疑われやすいのは、汚れそのものよりすすぎ不足、乾燥不足、古い内袋への戻し方
つまり、レコード掃除で失敗しやすいのは「洗わないこと」だけではない
洗ったあとの処理を急ぐことも、ノイズを増やす原因になりやすい
レコードクリーナーの使い方は汚れの深さで分ける
レコードクリーナーには、再生前に使うブラシ系と、音溝の奥まで洗う湿式・超音波式がある
どちらが上という話ではなく、役割が違う
電動ブラシやカーボンブラシは、盤面に乗った軽いホコリや静電気対策に向いている
再生前に表面へうっすらホコリが見える時、針を落とす前の習慣として使いやすい
一方、超音波式レコードクリーナーは、水や専用洗浄液を使って音溝の奥の汚れを浮かせる道具

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中古盤で曲中ずっと細かくプチプチ鳴る時、ブラシをかけても針先に汚れが付く時に検討する流れになる
目安はこう分けると判断しやすい
再生前に軽いホコリが見える
電動ブラシ、カーボンブラシで逃がす
針を落とした瞬間から細かくプチプチ鳴る
ブラシ後に湿式クリーニングを検討する
中古盤で曲中ずっとパチパチする
超音波式や専用洗浄液での洗浄を考える
洗ったあとに逆にノイズが増えた
すすぎ、乾燥、内袋交換を見直す
ブラシ、洗浄液、乾燥スタンド、新しい内袋を並べて見ると分かるが、レコード掃除はひとつの道具だけで完結しない
ブラシで逃がす汚れと、水で浮かせる汚れを分けることが最初の判断になる
アナログレコード 掃除で最初にやるのは乾いたホコリを逃がすこと
いきなり濡らして洗う前に、まず盤面の乾いたホコリを見る
棚から出した直後、照明の下で盤を少し傾けると、外周側やラベル周りに細かいホコリが見えることがある
この状態で針を落とすと、針先にホコリが集まりやすい
再生前のレコードクリーナーの使い方は、強くこするより回転に合わせて軽く当てるほうが扱いやすい
手順は次の流れで十分
ターンテーブルにレコードを置く
回転させる
ブラシを外周側から軽く当てる
2〜3周ほど回してホコリを集める
集まったホコリを外側へ逃がす
針先に汚れがないか見てから再生する
レコードの溝は円周方向に走っている
ブラシを押しつけたり、盤面を横切るように動かしたりすると、細かい砂ぼこりを溝に押し込むことがある
乾式ブラシは、汚れを削る道具ではない
浮いているホコリを溝の外へ逃がす道具として使うほうが失敗しにくい
レコードのパチパチ音がブラシ後も残る原因
ブラシをかけてもパチパチ音が残る時は、盤面の上のホコリではなく、音溝の奥に汚れが残っている可能性がある
中古盤で多いのは、見た目はきれいなのに、針を落とした瞬間から曲全体に細かく鳴る状態
傷が目立たない盤でも、1曲聴き終えるまでずっとプチプチ鳴ると、音楽よりノイズのほうに意識が向いてしまう
このタイプは、乾式ブラシを何度もかけるより、湿式クリーニングや超音波洗浄へ進んだほうが原因を分けやすい
ただし、家庭にある石鹸、筆、タオルだけで雑に洗うのは避けたい
洗面器の水、石鹸水、水彩画用の筆で洗い、すすぎが足りないままタオルで拭いて再生したところ、針先に白いカスのようなものが付いた例がある
この場合、元の汚れを落としたつもりでも、別の成分を音溝に残している可能性がある
レコード掃除で怖いのは、汚れを落とすつもりで別の汚れを残すこと
超音波式レコードクリーナーの手順はすすぎと乾燥まで含める
超音波式レコードクリーナーの使い方は、洗浄槽に入れて終わりではない
前準備、洗浄、すすぎ、乾燥、保管までをひとつの手順として考える
ここが抜けると、洗ったあとにノイズが増えたように感じることがある
基本の流れは次の通り
盤面の大きなホコリをブラシで落とす
洗浄槽に精製水または蒸留水を入れる
機種指定の量で洗浄液を入れる
必要なら予熱や脱気を行う
レコードをセットする
少数枚で洗浄する
洗浄後に水だけですすぐ
乾燥スタンドなどで水滴を切る
完全に乾いてから新しい内袋へ入れる
洗浄液を使う場合、音溝の奥に成分が残ると、乾いたあとにノイズや針先汚れにつながることがある
だから、洗浄時間だけでなく最後に残さず終われたかを見る
休日に30枚ほどを約4時間かけて洗った例では、最初は8枚同時に20分ほど洗っていたものの、すすぎと乾燥が追いつかず、途中から4枚ずつに変えている
ここで分かるのは、機械に入る最大枚数ではない
すすぎと乾燥まで無理なく処理できる枚数が、実際の作業量になる
超音波式レコードクリーナーの洗浄時間は長ければよいわけではない
パチパチ音がひどいと、長く洗えば落ちると考えやすい
ただ、超音波式は洗浄時間を伸ばせば必ず安全に効くわけではない
通常は複数枚で洗っていた人が、ノイズのひどい1枚だけを条件を変えて再洗浄し、気にならない程度まで改善した例はある
ただし、これはその盤、その機種、その環境での話
洗浄時間、温度、洗浄液の量は、まず機種の説明書を優先する
不安な盤は、いきなり長時間ではなく、標準時間で洗ってから音を確認するほうが扱いやすい
確認の順番はこの流れ
まず標準時間で洗う
完全に乾かしてから再生する
どの場所でノイズが残るか確認する
汚れが疑わしい場合だけ再洗浄する
同じ条件で何度も繰り返さない
曲の同じ場所で毎回バチッと鳴るなら、傷やプレス不良の可能性もある
その場合、洗浄を繰り返しても消えないことがある
掃除で消える音と、盤そのものに残る音を分けて考えることが大切
超音波式レコードクリーナーの連続洗浄は水温を見る
超音波式で見落としやすいのが水温だ
休みの日に中古盤をまとめて洗うと、本体や洗浄槽が温まり、洗浄液の温度が少しずつ上がっていく
特に夏場の室内、キッチン、窓際、エアコンが届きにくい部屋では変化に気づきにくい
洗浄を続けるうちに、槽の外側を触って明らかに温かいと感じる場合がある
温度計で洗浄前後を比べると、数字として変化が見えやすい
レコードは熱に強い素材ではない
短時間ですぐ歪むと決めつける必要はないが、温度上昇を無視して連続運転するのは避けたい
5枚、10枚と続けて洗う時は、途中で水温を確認し、本体を休ませる時間を入れる
連続洗浄では、枚数よりも水温と本体の熱を先に見る
レコード掃除後のすすぎ不足はパチパチ音を増やしやすい
洗浄後にノイズが増える時は、汚れが落ちていないだけではなく、洗浄液が残っている可能性もある
20〜30枚ほどまとめて洗い、新しい内袋へ入れたのに、再生すると全体に大きなパチパチ音が出た例がある
盤面はきれいに見えても、音だけ悪くなっているという状態
この時に疑うべきなのは、洗浄液の膜や残留成分
水滴が乾いたあと、音溝に薄く残ると、針先がそこを拾いやすくなる
洗浄液を入れたら、最後に水だけで流す工程を入れる
精製水や蒸留水を使えるなら、水道水だけで終わらせるより水滴跡が残りにくい
すすぎ後は、糸くずが出にくいクロスで軽く水分を取り、乾燥スタンドで立てる
普通のタオルでこすると、繊維が残ることもある
洗浄液を入れたかどうかより、洗浄液を残さず終われたかを見る
レコードクリーニング後の乾燥時間は短縮しすぎない
クリーニング後は、表面が乾いたように見えても、音溝の奥に水分が残っていることがある
洗った直後に聴きたくなるが、乾ききる前に針を落とすと、汚れや洗浄成分を針先に集めやすい
再生後に針先へ白っぽいカスや黒い汚れが付くなら、乾燥やすすぎを見直す合図になる
全自動乾燥付きの機種でも、ラベル周りや外周に小さな水滴が残ることがある
機械の乾燥が終わったら、すぐ内袋へ戻さず、盤面を斜めから見る
見る場所は次の3つ
ラベル周りに水のにじみがないか
外周に小さな水滴が残っていないか
盤面を傾けた時に光る濡れ跡がないか
少しでも水滴が残るなら、追加で自然乾燥させる
目安としては、乾燥機能が終わったあとも10〜30分ほど置き、室内の湿度が高い日はさらに余裕を見るくらいが扱いやすい
ただし、乾燥時間は室温、湿度、機種、洗浄方法で変わる
時間だけで決めず、ラベル周りと外周の水滴を見てから内袋へ戻す
アナログレコード 掃除後は古い内袋に戻さない
洗浄後のレコードを古い内袋に戻すと、袋の中の紙粉、カビ、ホコリが再び盤面に移ることがある
中古盤では、盤面より内袋のほうが汚れていることも珍しくない
指を入れた時にザラつく、紙粉が出る、カビ臭い
この状態なら、洗った盤を戻すほど再汚染しやすい
せっかく超音波式で音溝の汚れを落としても、古い紙袋に戻した瞬間にホコリを拾いやすくなる
特に乾燥直後は静電気の影響も受けやすい
洗浄後は、新しい静電気防止タイプの内袋へ替える
少なくとも、カビ臭い袋や紙粉が出る袋は使い回さないほうが安心だ
古い紙内袋と新しい内袋を並べると、口の内側、紙粉、折れた角の違いが見える
レコード掃除は盤面だけでなく、戻す場所まで含めて考える
マンションで超音波式レコードクリーナーを使う時の置き場所
超音波式は、静かな家電ではない
洗浄音や振動音が気になり、マンションの浴室で初回洗浄したものの、3分ほどで近隣が気になって止めた例がある
その後、キッチンへ移し、防振ゴムを敷いて使ったという流れ
別室に移してドアを閉めるだけでも、体感する音は変わる
オーディオ部屋でそのまま使うより、洗面所やキッチンの安定した台に置くほうが扱いやすい場合もある
見るべきなのは、洗浄力だけではない
本体が水平に置けるか
棚や床に振動が響かないか
夜中に連続洗浄しないで済むか
すすぎと乾燥の場所を近くに作れるか
集合住宅では、夜の連続洗浄は避けたい
下に防振マットを敷き、本体がガタつかない場所を選ぶ
超音波式は、買う前より使う場所を決めた後のほうが失敗に気づきやすい
レコードクリーナーの使い方でやってはいけない失敗
レコード掃除で失敗しやすい行動は、特別なことではない
急いでいる時、まとめ洗いしている時、早く聴きたい時に起きやすい
ブラシを強く押しつける
ホコリを取りたいからといって、ブラシを強く押しつけない
細かい砂ぼこりがある状態で押すと、溝に押し込むことがある
乾式ブラシは軽く当て、2〜3周で浮いたホコリを外側へ逃がすくらいでよい
家庭用洗剤を濃く使う
中性洗剤や石鹸水を自己判断で濃く使うと、すすぎ残しが起きやすい
針先に白いカスが付いた例のように、洗ったつもりで別の成分を残すことがある
専用洗浄液を使う場合も、量は機種や製品の説明に合わせる
普通のタオルで雑に拭く
普通のタオルは繊維が残ることがある
盤面をこすって水を取るより、糸くずが出にくいクロスで軽く水分を取る
その後、乾燥スタンドで立てて水分を抜くほうが安全に扱いやすい
乾く前に再生する
乾燥不足のまま針を落とすと、汚れや洗浄成分を針先に集めやすい
表面だけでなく、ラベル周り、外周、光る濡れ跡を見る
少しでも水滴が残るなら、もう少し置いてから再生する
古い内袋に戻す
洗浄後の盤を古い内袋に戻すと、ホコリや紙粉が再付着しやすい
洗った直後ほど、新しい内袋へ替える意味がある
掃除後に戻す袋まで変えて、はじめて保管前の掃除になる
レコードのパチパチ音が消えない時の確認順
掃除してもパチパチ音が残る時は、すぐにもう一度洗わない
まず、原因を分けて見る
ノイズが同じ場所で鳴るか確認する
毎回同じ場所でバチッと鳴るなら、傷やプレス不良の可能性がある
曲全体に細かくプチプチ鳴るなら、ホコリ、静電気、汚れ残り、洗浄液残りを疑う
同じ盤を同じ曲の同じ位置で確認すると、掃除で変わる音かどうか見えやすい
再生後の針先に白いカスや黒い汚れがないか見る
再生後に針先へ白いカスや黒い汚れが付くなら、盤面や音溝に何かが残っている可能性がある
この時は、針先クリーナーも合わせて確認する
盤だけを洗っても、針側に汚れが残っていると原因を分けにくい
洗浄後すぐではなく数日後の変化を見る
洗った直後は静かだったのに、数日後にまたノイズが出るなら、保管中にホコリや静電気の影響を受けている可能性がある
内袋の紙粉、棚の湿気、出し入れの時のホコリも見る
静電気や保管方法を詳しく扱う場合は、アナログレコードの掃除と保管全体で分けて考えると、この記事の範囲と混ざりにくい
確認の順番はこうする
同じ場所で鳴るか、全体で鳴るかを見る
針先に汚れが付いていないか見る
すすぎ不足や洗浄液残りを疑う
乾燥不足がなかったか振り返る
古い内袋へ戻していないか確認する
傷が疑わしい場合は洗浄を繰り返さない
レコードのパチパチ音は、すべて掃除で消せるわけではない
だからこそ、掃除で変わるノイズと、盤そのものに残るノイズを分ける必要がある
まとめ
レコードクリーナーの使い方で大切なのは、道具の強さではなく順番
再生前の軽いホコリは、電動ブラシやカーボンブラシで外へ逃がす
曲中ずっと続くパチパチ音や中古盤の奥の汚れは、必要に応じて湿式洗浄や超音波式で洗う
ただし、アナログレコード 掃除は洗う作業だけで終わらない
すすぎが甘い、乾燥を急ぐ、古い内袋へ戻す
この3つが重なると、見た目はきれいでも再生時にノイズが増えることがある
最初に変えるなら、ブラシで軽いホコリを逃がし、洗った盤はすすぎ・乾燥・内袋交換までひとつの流れで終えること
お気に入りの中古盤ほど、急いで一気に直そうとしない
まず1枚だけ、標準時間で洗い、完全に乾かして、針先とノイズの場所を見る
その確認を挟むだけでも、掃除で追える音と、無理に追わないほうがいい音を分けやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
