犬や猫のニオイ対策でペット用脱臭機を置いたのに、部屋に獣臭やアンモニア臭が残ることがある

この場合、機種の性能だけを見るより先に、臭いの発生源に近い位置で、吸気口が空気を吸いやすい向きになっているかを見たほうが早い

ペット用脱臭機の効果は、置き場所、高さ、吸気方向、毛詰まりの有無で変わりやすい
部屋のすみに何となく置くより、猫トイレや犬の寝床の近くで、臭いが出た直後の空気を先に吸わせる配置にしたほうが体感しやすい

ペット用脱臭機の効果は置き場所で変わる

ペット用脱臭機は、部屋全体をふんわり脱臭する家電というより、臭いが出る場所の空気を先に吸わせる家電として考えたほうが使いやすい

猫トイレをリビングの端に置いている家なら、部屋の中央ではなくトイレ周辺
犬のベッドやケージから体臭が気になるなら、その生活スペースの近くを見る

実際に置き場所で失敗しやすいのは、邪魔にならない場所を優先してしまう時

リビングの出入り口近くや家具の横に置くと、見た目はすっきりする
ただ、臭いの発生源から離れていると、アンモニア臭や獣臭が部屋に広がってから吸い始める形になりやすい

ペット用脱臭機の効果を見たいなら、最初に変えるのは機種ではなく置き場所

ペット用脱臭機は部屋の中央よりニオイの発生源に寄せる

猫トイレの臭いが気になるなら、見るべき場所はトイレ本体のまわり

トイレの真横、少し上、近くの棚、ケージの外側
このあたりに置けるかどうかで、脱臭機の働き方が変わる

たとえば、猫が排泄したあとにリビングまでツンとした臭いが流れてくるなら、部屋の反対側に置いても遅い
臭いが広がったあとに吸うより、猫トイレ周辺で先に吸わせるほうが体感しやすい

犬の場合も同じで、寝床、ケージ、よく伏せているラグの近くが候補になる

朝起きた時に犬のベッドまわりだけムワッとするなら、部屋全体ではなく、その周辺の空気をどう吸わせるかを見る

ペット用脱臭機は吸気口の向きで体感が変わる

置き場所が近くても、吸気口が壁や家具に向いていると効きにくい

壁際にぴったり付けると、空気の通り道が狭くなる
本体の前後や側面に吸気口がある機種では、特にこの差が出やすい

猫トイレ横に置いたのに臭いが残る時は、数センチ動かすだけでも確認になる

トイレから出る臭いの流れに対して、吸気口が向いているか
家具の陰で空気が止まっていないか
カーテンや収納ケースで吸い込みを邪魔していないか

「近くに置いたのに効かない」時は、距離より先に吸気口の向きを見る

犬 猫 ニオイ 脱臭機は空気清浄機と役割が違う

犬や猫のニオイ対策で迷いやすいのが、空気清浄機とペット用脱臭機の違い

空気清浄機は、ホコリ、花粉、毛、フケなどの粒子を取る役割が中心
脱臭フィルター付きなら臭いにも対応するが、基本は空気中の細かい汚れを集める家電と考えやすい

一方、ペット用脱臭機は、犬の体臭や猫トイレ臭など、ニオイ成分を減らすことに寄せた作りのものが多い

もちろん機種によって方式は違う
フィルターで吸着するもの、触媒で分解を狙うもの、次亜塩素酸系のものなどがある

ただ、この記事で見るべき軸は方式比較ではない

同じ脱臭機でも、猫トイレから離れた場所に置けば体感しにくい
犬の寝床に近くても、吸気口に毛が詰まれば吸い込みは落ちる

犬猫のニオイを軽くしたい時は、方式より先に「どこで吸わせるか」を決める

方式や空気清浄機との細かい違いは、別記事で比較したほうが分かりやすい
このページでは、すでにニオイで困っている人向けに、設置場所と配置だけに絞る

ペット用脱臭機の設置場所は猫トイレと犬の寝床で変える

ペット用脱臭機の設置場所は、家の中で一番臭う場所に合わせる

猫ならトイレ
犬なら寝床、ケージ、よく過ごすラグやソファまわり

同じ「ペット臭」でも、臭いの出方が違う
猫トイレのアンモニア臭は、排泄直後に強く出やすい
犬の体臭は、寝床や布にじわじわ残りやすい

だから、置き方も同じにしないほうがいい

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猫トイレの脱臭機は横か上方に置く

猫トイレの臭いが気になる時は、まずトイレの横を見る

ただし、床にそのまま置くと猫砂の粉や毛を吸いやすい
猫が本体にぶつかる、コードにじゃれる、倒すという問題も出やすい

使いやすいのは、猫トイレの近くで、吸気口がふさがれない少し上の位置

棚の低い段、トイレ横の台、ケージの外側など
猫が直接踏みにくく、掃除もしやすい場所が向いている

排泄直後に臭いが強くなる家なら、弱運転のまま様子を見るより、数分〜30分ほど強めに動かして変化を見る
部屋の奥まで臭いが回る前に吸わせるほうが、違いに気づきやすい

犬のニオイ脱臭機は寝床とケージ周辺を見る

犬のニオイは、トイレだけでなく寝床に残りやすい

夕方に帰宅した時、リビングに入った瞬間だけムワッとする
朝、犬のベッド周辺だけ獣臭が残る
雨の日に散歩したあと、ラグやクッションまわりが気になる

こういう場合は、部屋の中央ではなく、犬が長くいる場所の近くを見る

ただし、ベッドに近づけすぎると毛を吸いやすい
特に換毛期は、数日で吸気口の下側に毛が付くことがある

本体の下部や背面に毛が集まっていたら、脱臭力以前に空気が入りにくい状態
犬の寝床近くに置くなら、週1回程度は吸気口を確認する

ケージ周辺の脱臭機はコードと動線を先に見る

ケージの近くに置く時は、臭いだけでなくコードを見る

犬や猫がコードに触れる場所
掃除機をかけるたびに引っかかる場所
人が通るたびに蹴りやすい場所

こういう位置は、続けて使いにくい

コンセントの都合で置ける場所が限られるなら、延長コードで無理に引き回すより、棚上やケージ外側など、邪魔になりにくい場所を探すほうが扱いやすい

電池式や充電式は置き場所を選びにくい反面、電池交換や充電の手間が出る
1週間前後で交換ランプが気になったという声もあり、便利さだけで選ぶと続かないことがある

置ける場所と、続けて管理できる場所は別

ペット用脱臭機の高さは上方と掃除しやすさで決める

ペット用脱臭機の高さは、厳密に何cmが正解というより、ニオイを吸いやすく、毛が詰まりにくく、掃除しやすい位置で考える

猫トイレなら、トイレの横か少し上
犬の寝床なら、床に近すぎない位置
ケージなら、ペットが触りにくい外側や少し高い場所

床置きは安定しやすいが、毛やホコリを吸いやすい
上に置きすぎると、臭いの発生源から離れすぎる

この中間を探すのが大事

猫トイレ上の脱臭機は近さといたずら防止を両立する

猫トイレの近くに棚があるなら、トイレの少し上に置くと扱いやすい

床に置くより猫砂の粉を吸いにくく、猫が本体に体をこすりつけることも減りやすい
トイレから出た臭いが上にこもる家では、横置きより上方のほうが合うこともある

ただし、猫が飛び乗る棚や細い台は避けたい

本体が揺れる
コードが垂れる
猫が前足で触る

この状態なら、脱臭より安全面と管理のしやすさが先になる

猫が触りにくく、吸気口がふさがれない高さが目安

犬の寝床近くは床から少し離すと毛を避けやすい

犬のベッド横に脱臭機を置くと、臭いの発生源には近い
ただ、床に近いほど抜け毛を吸いやすい

数日使って本体の下側に毛が固まるなら、置き場所が低すぎる可能性がある

小さな台に乗せる
ベッドから少し横へずらす
吸気口が毛の舞う方向を直接向かないようにする

このくらいの調整でも、手入れのしやすさは変わる

犬の寝床まわりでは、臭いに近づけすぎて毛を吸い続ける配置が失敗しやすい

ペット用脱臭機が効かない時に確認する場所

ペット用脱臭機が効かないと感じた時、すぐに買い替えを考える必要はない

まず見るのは、置き場所、吸気口、運転タイミング
この3つで体感が変わることがある

特に、買った直後は置き場所を固定しがち
一度置いた場所で判断せず、猫トイレ横、上方、犬の寝床近くなど、数か所で比べるほうが原因を絞りやすい

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ペット用脱臭機の吸気口に毛が付いていないか見る

犬猫のいる部屋では、毛は思ったより早くたまる

本体の下側、背面、側面のスリット
ここに毛が張り付いていると、空気の入り方が弱くなる

脱臭機そのものは動いている
音もしている
でも臭いが残る

この時は、運転音より吸気口を見る

掃除前と掃除後で、手を近づけた時の吸い込み感が違うこともある
数日〜1週間使ったら、一度本体まわりを見ておくと判断しやすい

効かないと感じたら、最初に吸気口の毛を見る

ペット用脱臭機は排泄直後に強運転で比べる

常時弱運転だけでは、強い臭いが出た瞬間に追いつきにくいことがある

猫がトイレを使った直後
犬が粗相したあと
ソファやラグに臭いが残った時

こういう場面では、数分〜30分ほど強めに運転して、どこまで軽くなるかを見る

部屋に入った瞬間のツンとした臭い
トイレ横に近づいた時のアンモニア臭
ラグに顔を近づけた時の獣臭

このように、同じ場所で比べると違いが分かりやすい

「何となく効いた」ではなく、排泄直後と30分後を同じ場所で比べる
これだけでも、置き場所が合っているか判断しやすい

センサーなしの脱臭機は自分で運転を切り替える

ニオイセンサー付きの機種なら、臭いに反応して自動で強くなることがある

ただ、センサーがない機種では、臭いが出ても運転は変わらない
そのまま弱運転で使っていると、効きが遅く感じやすい

猫トイレの使用後だけ強める
犬の散歩後だけ強める
来客前に早めに動かす

こうした使い方のほうが、生活の中では現実的

センサーがない機種は、臭いが出るタイミングに合わせて人が切り替える

ペット用脱臭機の設置場所は住環境で変える

同じ犬猫のニオイでも、住環境で感じ方は変わる

ワンルームなら、猫トイレと寝る場所が近い
リビング飼いなら、犬のケージと家族の滞在時間が重なる
洗面所に猫トイレを置く家なら、換気の弱さで臭いがこもりやすい

だから、単に「トイレの近く」と考えるだけでは足りない

ニオイが出る場所と、人が長くいる場所の間に脱臭機を置けるか
ここを見ると配置を決めやすい

ワンルームは猫トイレと寝る場所の間を見る

ワンルームでは、猫トイレの臭いが生活スペース全体に回りやすい

夜、寝る前にトイレ掃除をしたのに、朝起きると部屋にアンモニア臭が残る
この場合は、トイレの真横だけでなく、寝る場所へ臭いが流れる途中も候補になる

ただし、枕元に近すぎると運転音が気になることがある
夜間は弱運転、排泄直後は強運転のように、時間帯で使い分けると続けやすい

ワンルームでは、脱臭力だけでなく音と距離のバランスを見る

リビングは犬の寝床と人の動線を分ける

リビングで犬と過ごす家では、犬の寝床、ソファ、ラグ、ケージが近くなりやすい

この時、脱臭機を人の通り道に置くと、毎日少しずつ邪魔になる
掃除機をかける時に動かす、子どもがぶつかる、コードが足元に出る

その状態だと、いずれ電源を切ったままになりやすい

犬の寝床に近く、人の通路から少し外れた場所
さらに、吸気口の前にラグの毛が舞い込みにくい位置

この2つを合わせて見ると、置きっぱなしにしやすい

夏や梅雨はニオイがこもる前に動かす

夏場や梅雨時期は、ペットのニオイが部屋にこもったように感じやすい

換気を減らす冬も同じ
窓を開けにくい日が続くと、トイレ臭や寝床の臭いが残りやすくなる

こういう時期は、臭ってから慌てて動かすより、臭いが出やすいタイミングに合わせる

猫トイレ掃除のあと
犬の散歩後
雨の日に帰ってきたあと
来客の1時間前

生活の中で臭いが強くなる時間帯が見えてくると、置き場所も決めやすい

季節でニオイが強く感じる時は、置き場所だけでなく運転するタイミングも変える

ペット用脱臭機の効果を落とさない配置ルール

ペット用脱臭機は、正解の置き場所がひとつだけある家電ではない

ただ、失敗しやすい置き方はある

部屋のすみに置いたまま
吸気口が壁を向いている
床置きで毛を吸い続けている
猫や犬が触れる位置にある
排泄直後も弱運転のまま

この状態が重なると、効果を感じにくい

置き場所は最初の1回で決めない

最初に置いた場所だけで判断しないほうがいい

猫トイレの横
トイレの少し上
犬の寝床の横
ケージの外側
リビングの臭いが流れる途中

この中で、2〜3か所を比べると違いが見えやすい

比べる時は、同じ時間帯で見る
猫がトイレを使ったあと、犬が寝床で過ごしたあと、帰宅直後など、臭いが出やすい場面をそろえる

置き場所の比較は、時間帯をそろえると判断しやすい

脱臭機のまわりに空気の通り道を残す

脱臭機の近くに収納ケース、カーテン、壁、ペット用品があると、空気が流れにくくなる

特に猫トイレまわりは、砂、シート、ゴミ箱、掃除道具が集まりやすい
気づくと脱臭機の前に物が置かれていることもある

吸気口の前だけは空ける
コードが余るなら本体の裏でゆるくまとめる
ペットが触る位置に垂らさない

この程度でも、日常の使いやすさは変わる

脱臭機は置いた場所より、空気が入る余白が大事

買い替える前に吸気口と配置を見直す

ペット用脱臭機が効かないと感じると、すぐに強い機種へ替えたくなる

でも、吸気口に毛が付いている
臭いの発生源から離れている
壁に向けて置いている
排泄直後に強運転していない

この状態なら、買い替えても同じ不満が残る可能性がある

まずは今ある脱臭機で、置き場所を変える
吸気口を掃除する
排泄直後に強運転で比べる

この順番で見たほうが、無駄な買い替えを避けやすい

ペット用脱臭機の効果は配置と手入れで判断する

ペット用脱臭機は、置くだけで部屋中の獣臭やアンモニア臭がすべて消える家電ではない

効果を感じやすくするには、臭いの発生源に近づけ、吸気口をふさがず、毛詰まりを見ながら使うことが中心になる

猫トイレなら横か少し上
犬の寝床なら毛を吸いすぎない近さ
ケージ周辺ならコードと動線
ワンルームなら寝る場所との距離

見るべき場所は、家の間取りやペットの過ごし方で変わる

最初にやることは、買い替えではなく置き場所の見直しで十分
臭いが気になる場面をひとつ選び、排泄後や帰宅後の10〜30分で変化を見る

そこで少しでも軽く感じるなら、配置は合っている可能性がある
変わらないなら、吸気口の向き、毛詰まり、運転モードを順番に見る

今日から全部を変える必要はない

まずは、猫トイレや犬の寝床の近くで、臭いの空気を先に吸わせる位置をひとつ探す
そこから始めるほうが、犬猫のニオイ対策は失敗しにくくなる

監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ