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会議の録音を聞き返した時、遠くの発言よりペンを置く「コツッ」という音が大きい

この場合は機種を疑う前に、ボイスレコーダーと話者の距離、机へ伝わる振動を見直したほうが早い

基本の置き場所は、少人数会議なら参加者との距離が偏らない位置

広い会議や講義では前方、対面インタビューでは回答者寄りが出発点になる

さらに、机へ直接置かず、薄く畳んだハンカチや小型スタンドを使うと、筆記やカップを置いた時の振動を避けやすい

ただし、録音の可否は学校、勤務先、会場によって異なる

録音前に相手や主催者へ確認し、共有や公開を伴う場合は扱い方まで確かめておきたい

会議のボイスレコーダーは「部屋の中央」より話者との距離を見る

会議でボイスレコーダーの置き場所を決める時、部屋の中央だけを見ると失敗しやすい

大切なのは、最も遠い発言者とレコーダーがどのくらい離れるかという点

約30人が参加する会議を録音した利用者は、約10メートル先の発言が聞き取りにくかったと報告している

中央付近に1台あっても、長机やロの字配置では端の人までの距離が大きくなるためだ

遠い人の声は小さくなる一方、レコーダーの近くでは次の音が強く残りやすい

資料をめくる音

ペンやスマートフォンを置く音

カップや水筒が机へ当たる音

指や肘で机を叩く音

近くに座った人の咳や相づち

人の耳は、聞きたい相手へ意識を向けられる

レコーダーはそうではなく、近くで発生した大きな音をそのまま強く記録する

そのため、部屋全体の真ん中より、話者までの最大距離が短くなる位置を選ぶほうが扱いやすい

4~8人の小会議は机の形で中央と端を使い分ける

円卓や正方形の机は中央から始める

4~8人ほどが円卓や正方形の机を囲むなら、中央配置を試しやすい

全員とレコーダーの距離が大きく変わりにくく、誰か一人の声だけが極端に小さくなるのを避けられるためだ

ただし、机の中央は資料や飲み物も集まりやすい

中央へ置く時は、人の手が伸びる場所から少し外すことが重要になる

共有資料の横や、お菓子、リモコン、カップの間へ置くと、発言中に物音が重なりやすい

中央付近でも、物を置かない空間を一つ作り、そこを録音場所にするほうが失敗しにくい

長方形の机は中央でも両端が遠くなる

長方形の机では、中央に置いても両端の人までの距離が長くなる

発言が司会者や説明担当者に集中するなら、その人へ少し寄せる

全員が順番に話すなら、中央1台だけで済ませず、机の前後へ分ける方法も考えたい

複数台を使う目的は、豪華な音声を作ることではない

一番遠い人とレコーダーの距離を短くするために使う

会議室の広さ、机の長さ、発言者の位置によって必要台数は変わるため、人数だけで固定しないほうがよい

10人以上の会議は中央1台に集約しない

10人を超え、長机やロの字配置になると、中央1台の弱点が目立ちやすい

特に次の条件が重なる会議では注意が必要になる

発言者が毎回変わる

会場が縦長

机を複数つないでいる

発言用マイクを使わない

声量に差がある

端の席まで数メートル以上離れる

この場合は、参加者側の前後に分ける

議長席や発表者席の近くへ置く

質疑応答側にも1台置くなど、発言場所ごとに距離を縮めるほうが聞き返しやすくなる

会場の中央へ1台置くより、誰の声を残す必要があるかを先に決めることが大切だ

外付けマイクや複数台録音が必要か迷う場合は、ボイスレコーダーの選び方で、会議人数や外部入力の有無を分けて考えると判断しやすい

ICレコーダーで講義の声が小さい時は前方へ移動する

大学の講義やセミナーでは、後方席から感度だけを上げるより、講師との物理的な距離を短くするほうが先になる

大教室の後方では、講師の声だけでなく、近くの咳、椅子、筆記音も入る

机へ置いたICレコーダーのすぐ横でノートを取れば、自分のペン音が講師の語尾へ重なることもある

座席を選べるなら、次の順で位置を見る

講師や教壇に近い列

スピーカーの音が直接届く側

自分の筆記する手と反対側

落下しにくく、人が触れない机上

前方へ移動できない場合は、教壇近くへの設置が認められるか確認する

無断で置かず、講師や学校のルールを優先したい

空調音や「シャー」という音、録音レベルの調整は、置き場所とは別の問題になる

距離を縮めても改善しない時は、録音感度や空調ノイズを扱う記事461で原因を分けて確認するとよい

対面インタビューは中央より回答者寄りを試す

2人の対面インタビューでは、質問者と回答者の厳密な中央が必ず正解とは限らない

質問者の声は、質問内容からある程度補いやすい

一方、回答者の小さな声、固有名詞、数字は、録音できなければ後から再現しにくい

そのため、最初は中央付近へ置き、回答者の声が小さければ少し回答者側へ寄せるという順番が扱いやすい

距離を固定値で決める必要はない

声量、机の大きさ、レコーダーのマイク方向が違うため、30センチや50センチという数字だけでは判断できないからだ

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配置したら、双方が同じくらいの長さで話す

10~20秒録音し、その場で回答者の語尾まで聞こえるか確認する

質問者の声だけが大きいなら回答者側へ移動

回答者の息や声が強すぎるなら少し離す

距離は正解を覚えるより、短い試し録りで決めるほうが早い

3人以上のインタビューは回答者同士を近づける

質問者1人、回答者2人の取材では、三者の真ん中へ置いても、回答者同士が離れていると片方の声が小さくなる

可能なら回答者を隣り合わせにし、レコーダーを回答者側へ寄せる

質問者は向かい側から話し、自分の声量を少し抑えるほうが音量差を作りにくい

二人が同時に話すと、置き場所だけでは分けにくい

回答が重なった時は、その場で一人ずつ言い直してもらうほうが確実に残しやすい

「今のお話が少し重なったので、先に佐藤さんからお願いします」と戻せば、あとで何度も聞き直す負担を減らせる

AI文字起こしや話者分離も便利だが、重なった音声を必ず復元できるわけではない

文字起こしの精度については、録音配置とは分けて確認したほうが原因を絞りやすい

机へ直置きするとペンやカップの振動が伝わりやすい

机の上でペンを軽く置いた時、本人には小さな音でも、録音では「ゴンッ」と強く残ることがある

これは空気中の音だけでなく、机を通った振動がレコーダー本体へ伝わるため

特に軽い折りたたみ机や、複数の机をつないだ継ぎ目では、少し触れただけでも振動が広がりやすい

木製の厚い机でも、レコーダーのすぐ横へカップを置けば衝撃は入る

材質だけで安心せず、人が触る範囲と録音場所を分けることが先になる

避けたいのは次の位置

質問者の筆記する手元

資料をめくる場所

カップや水筒の横

ノートパソコンの横

机同士の継ぎ目

人が立ったり座ったりする側

バッグや資料を上から置かれやすい場所

机の角なら安全とは限らない

人の手から離れていても、落下しやすい位置では途中で動かすことになる

触られにくく、落ちにくく、話者から遠すぎない位置の3点を同時に見る

ハンカチ敷きは小さな振動を和らげる補助策

机の振動が気になる時は、薄く畳んだハンカチや柔らかいケースの上へ置く方法がある

机と本体が直接触れないため、ペンを置いた時の細かな振動を和らげやすい

特別な道具がなくても、その場で試しやすいのも利点になる

ただし、厚く畳みすぎると本体が傾く

布がマイク穴へかかれば、声がこもる原因にもなる

使う時は次の順で置く

ハンカチを薄く平らに畳む

マイク穴が布で隠れない向きにする

レコーダーが揺れないか指で軽く確認する

ペンを置く位置と離す

10~20秒試し録りする

ハンカチを敷いても、本体へ資料や手が直接当たれば大きな音は入る

布は万能な防音材ではなく、机から伝わる振動を減らす補助策として考えたい

小型スタンドは机面から離せるが設置位置に注意する

小型三脚やスタンドで机面から少し浮かせると、机を通る振動を避けやすい

レコーダーの方向も調整しやすく、質問者と回答者の中間へマイクを向けたい時にも使える

一方、脚が不安定な場所では倒れやすい

会議机の継ぎ目や、人が書類を動かす範囲へ置くと、スタンドごと触られることもある

使うなら、脚がすべて同じ机面へ載る場所を選ぶ

設置後に机を軽く触り、本体が揺れないか確認しておく

マグネット固定型も配置をすっきりさせやすいが、机の金属脚へ付ければ振動が伝わる場合がある

話者より極端に低い位置や、マイク穴がふさがる向きも避けたい

胸ポケットは机の振動を避けても衣擦れが増える

胸ポケットへ入れると、机へ直接触れないため振動音を避けやすい

着席したまま自分が主に話す場面では、ポケット録音でも小声を聞き取れたという利用者の体験がある

ただし、ポケット内で本体が動くと、布が擦れる音を拾いやすい

厚手の上着、名札、ストラップ、腕の動きが多い状況では、机の振動とは別の音が増える

胸ポケットを使うなら、次を確認する

本体がポケット内で動かない

マイク穴が布で隠れない

名札やストラップが当たらない

歩き回らない

自分以外の話者と離れすぎない

机から離せばすべて解決するわけではない

直置きでは振動、ポケットでは衣擦れという交換条件がある

ペン型や身につけるレコーダーの使い方は、机上型とは条件が異なる

胸ポケット運用を中心に考える場合は、ペン型レコーダーの記事で固定方法まで確認したほうがよい

録音前は10~20秒だけ同じ場面を再現する

置き場所を決める最後の判断は、短い試し録りになる

静かな声だけを録って終わらせず、本番で起こる動きを一度入れるのがポイント

対面取材なら、回答者に普段の声量で話してもらう

その間に質問者がメモを取り、ペンを一度机へ置く

会議なら、端の席の人に短く発言してもらう

講義なら、自分の筆記音を入れながら前方の声を確認する

再生時は、音質の良し悪しより次を見る

語尾まで聞き取れるか

質問者と回答者の差が大きすぎないか

ペン音が発言へ重なっていないか

本体へ手や資料が触れていないか

録音時間が進んでいるか

取材歴の長いライターでも、録音が冒頭4秒で止まっていた失敗を経験している

置いた後に録音表示を見直すことは、音質以前に欠かせない

重要な会議や取材では、スマートフォンや2台目を予備にする方法もある

録音ボタン、電池、容量、保存先については、録音前チェックの記事で別に確認しておくと安心だ

置き場所は人数より「最大距離」と「触られる範囲」で決める

ボイスレコーダーで声が小さく、机の音が目立つのは、話者までの距離が長い一方で、ペンや資料の衝撃が本体の近くや机面から伝わるため

少人数会議では、参加者との距離が偏らない位置

大人数では、発言場所ごとに距離を短くする配置

講義では前方、対面インタビューでは回答者寄りから試すと判断しやすい

机へ置く時は、手元や飲み物から離し、必要なら薄いハンカチや小型スタンドを使う

ただし、位置を決めただけで録音を始めず、本番と同じ動きを入れた10~20秒の試し録りを行いたい

今日すべてを変える必要はない

まずはレコーダーを自分の手元から離し、話者との距離が偏っていないかを見る

そこから短く録音して聞き返すだけでも、会議や講義の「声だけ小さい」という失敗は減らしやすくなる

監修:鈴木隆

保有資格:家電製品アドバイザ