電子ノート 勉強 使い方試験前に迷わない間違いノート
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試験1週間前、電子ノートにはページが何十枚もあるのに、どこから復習すればよいか分からない
この状態を変えるには、きれいなまとめノートを増やすより、間違えた問題だけを集め、答えを隠して解き直せる形にするほうが早い
電子ノートの勉強で最初に整えたいのは、次の4点
間違えた問題を単元別に集める
答えをレイヤーや図形で隠す
色を2〜3種類の役割に絞る
復習日と連続正解回数を残す
ここで扱う電子ノートは、ページの追加・複製・並び替えや、画像・図形・レイヤーを扱える手書きノートアプリ対応端末を想定している
単に板書を保存するのではなく、次に何を思い出すかが1ページで分かる状態を作るのが目的になる
電子ノートの勉強で失敗しやすいのは「保存して終わる」使い方
電子ノートは、紙よりもページを増やしやすい
授業プリント、問題集、模試、過去問を次々に取り込めば、数週間で大量のページが並ぶこともある
ところが試験前に開くと、最初から読み直すしかない
どこを間違え、何を覚えていないのかが見えない状態だ
実際の利用体験では、板書をきれいに写すことへ集中し、後から見ると重要部分が分からなかったという声がある
暗記ノートを丁寧に作ったものの、完成したことで満足し、ほとんど見返さなかったという例も見られた
電子ノートは保存を楽にするが、保存したページを自動で復習させてくれるわけではない
勉強効率を変えたいなら、通常の授業ノートとは別に、間違い専用のページを作る必要がある
間違えた問題専用ノートは「問題集別」ではなく「単元別」に分ける
模試の翌日、間違えた問題をスクリーンショットで保存したのに、数日後には保存場所が分からない
この失敗は、教材ごとにノートを分けた時に起きやすい
たとえば数学の二次関数を復習したいのに、保存先が次のように分かれている状態
学校の数学
塾の教材
問題集A
夏期講習
模試
過去問
同じ論点を見るために、複数のノートを開かなければならない
間違いノートは教材名ではなく、復習する単位で分類するほうが探しやすい
基本の分け方は、次の3階層で十分
科目
単元
間違えた問題
数学なら「数学→二次関数→間違い問題」
英語なら「英語→時制→間違い問題」という並びになる
資格試験でも「教材名」ではなく、「法令」「計算」「用語」のように出題分野で分ける
仕事や会議の資料整理では、案件名や日付による分類が使いやすいこともある
学習用とは目的が違うため、仕事・会議用のフォルダ整理は別に考えたほうが混乱しにくい
間違いノートは問題を保存するだけでは足りない
中学受験の家庭では、紙の問題をコピーして切り貼りする代わりに、電子ノートへ問題を取り込み、解き直しページを作る使い方が見られる
並び替えや複製がしやすく、苦手な問題だけを集められる点は電子ノートの強みになる
ただし、問題画像を並べただけでは、同じ間違いを防ぎにくい
模試の翌日にスクリーンショットだけ保存すると、1週間後に見返した時、なぜ間違えたのかをもう一度思い出せないことがある
1ページには、次の欄を固定しておく
上部には問題と単元名を置く
ページ上部には、問題文と単元名を配置する
問題文をすべて写す必要はない
画像として取り込めるなら、必要な範囲だけ切り出す
上端には、次の情報を小さく残す
単元名
出典となる教材や模試
初回に解いた日
苦手度
教材名は検索用の補足にとどめ、分類の中心にはしない
中央には最初の誤答を残す
間違えた答えを消してしまうと、失敗の原因が見えなくなる
計算途中で符号を変えたのか
問題文の条件を読み飛ばしたのか
用語そのものを覚えていなかったのか
中央には、最初の誤答や迷った箇所を残す
正しい答えだけでなく、間違えた瞬間の考え方を残すことが重要になる
右側には間違えた理由を書く
理由は長文にしなくてよい
次のように、一言で分類できれば十分
知識不足
解き方の選択ミス
条件の読み飛ばし
計算ミス
似た用語との混同
発音とつづりの混同
「不注意だった」だけでは次の行動につながらない
たとえば計算ミスなら、どの行で符号が変わったか
読み違いなら、どの語を見落としたかまで残す
下部には復習履歴を置く
下部には、解き直した日と結果を記録する
1回目の解き直し日
2回目の解き直し日
連続正解回数
次回も見るか
定着済みにするか
電子ノートのページは、問題を保管する場所ではない
間違いが消えるまで追跡する記録として使うと、見返す理由が生まれる
問題を入れる優先順位を決めるとノートが増えすぎない
すべての誤答を間違いノートへ入れると、復習対象が増え続ける
国家試験や資格試験の勉強では、問題数が多く、実習や仕事と並行して全問を管理するのが難しかったという体験もある
間違えた問題は、次の4段階に分けると絞りやすい
A:知識がなく解けなかった
B:考え方や解法を間違えた
C:計算や読み違いで落とした
D:偶然のミスで、同じ失敗が続いていない
最初に間違いノートへ入れるのは、AとBを優先する

商品リンク
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Cは同じ種類のミスが続いた時に追加
Dはその場で見直し、繰り返さなければ残さなくてもよい
何でも保存するより、再発しやすい間違いへ絞るほうが復習時間を使いやすい
レイヤー機能で赤シートのような暗記ページを作る
講義ノートは読むには向いているが、何も見ずに答える練習には使いにくい
ページを開いた瞬間に答えが見えるため、分かった気になりやすいからだ
暗記へ使うなら、答えを隠した状態を作る必要がある
レイヤー機能に対応しているアプリでは、問題と答えを別レイヤーへ分ける
1. 問いと答えを左右に分ける
左側に質問
右側に答えを書く
語学なら、左に日本語、右に単語や例文
資格試験なら、左に用語や条件、右に定義や結論を置く
数学では、左に問題、右に公式や解法の要点を配置する
1ページに入れる暗記対象は、1論点を目安にする
関連事項を詰め込みすぎると、答えを隠しても何を思い出すページなのか分かりにくい
2. 答えを別レイヤーへ移す
問題文を置いたレイヤーとは別に、答え用レイヤーを作る
復習時には答え用レイヤーを非表示にし、問題だけを見て答える
回答後にレイヤーを表示し、自分の答えと比べる
レイヤーの表示切り替えが難しいアプリでは、答えの上に白い図形を重ねてもよい
この場合は、図形を選択して移動できるようにしておく
書き込んだ答えと一体化させると、隠すたびに作り直すことになる
3. 採点結果を問題側へ残す
答えを確認したら、問題の近くへ結果を残す
○:説明までできた
△:答えは出たが迷った
×:思い出せなかった
○だけを数えるより、△を残すことが大切
答えを見れば分かるが、何も見ずには出てこない状態は、復習から外しにくい
連続して○になった時に、未定着の印を外すくらいが扱いやすい
4. 次回復習日を更新する
ページを作った日より、次に開く日を残す
たとえば7月21日に作成した場合
1回目:7月22日
2回目:7月25日
3回目:8月1日
これは固定の正解ではなく、運用例になる
試験日が近ければ間隔を短くし、すぐ答えられる内容は少し空ける
毎回同じ日数にするより、間違えた問題ほど早めに再表示するほうが実際の勉強へ合わせやすい
レイヤーが使えない場合は白い図形で隠す
すべての電子ノートアプリに、使いやすいレイヤー機能があるとは限らない
その場合は、答えの上へ背景色と同じ図形を置く
手順は次の通り
左側に問いを書く
右側に答えを書く
答えの上へ白い四角形を置く
四角形だけを移動できる状態にする
復習時に答えてから図形をずらす
採点後に図形を元へ戻す
背景が白以外なら、ページの色に合わせる
図形の端が答えから少しずれていると、一部が見えてヒントになる
隠した状態で縮小し、答えの文字が完全に見えないか確認すると失敗しにくい
復習しやすいレイアウトは4つの場所を固定する
電子ノートは拡大して書けるため、作成中は余白の不足に気づきにくい
全体表示へ戻した時、文字や図が密集し、視線がどこへ向かえばよいか分からなくなることがある
暗記・復習用ページは、4つの場所へ役割を分ける
上部はテーマと履歴
上部には、単元名と復習履歴を置く
単元名
作成日
次回復習日
連続正解回数
苦手度
ページを開いた時、今見るべき内容か判断しやすくなる
左側は問いと問題
左側は、何も見ずに答える部分
用語の意味
公式
解法の理由
例外
発音
条文の条件
問いを文章で長く書く必要はない
「なぜ」「違い」「条件」のように、思い出す方向が分かればよい
中央は答えの骨格
中央には、答えを最小限で置く
定義
公式
短い解法
最小限の図
覚える語句
詳しい説明まで入れると、再びまとめノートになる
暗記ページでは、答えを完成させるより思い出す入口を残す
右側は自分の言葉
右側には、迷った理由や自分なりの説明を書く
たとえば
似た用語との違い
なぜこの公式を使うか
どの条件を見落としたか
語源や覚え方
先生の説明で理解できた一言
教科書の文章を写すのではなく、自分が次に迷わないための言葉を残す
下部は次にする行動
下部には、次回の行動を1つだけ書く
もう一度解く
口頭で説明する
関連問題を1問解く
発音を確認する
先生へ質問する
行動が複数ある場合も、最初にするものを1つ選ぶ
ページを開いてから考えるのではなく、開いた瞬間に何をするか分かる配置へ変える
色は重要度ではなく「次の行動」に割り当てる
電子ノートでは、ペンの色を増やすのが簡単
そのため、青は補足、緑は先生の発言、紫は関連事項というように、役割を増やしすぎることがある
作成中は整理されて見えても、数週間後には色の意味を思い出せない
実際の利用体験でも、3色、4色と増やした結果、内容より色を選ぶ時間が長くなったという声が見られた
色分けを使うなら、まず2〜3種類から試す
通常色は説明と計算
黒、濃いグレー、濃紺などを基本色にする
通常の説明、計算、答えはこの色で書く
本文に複数の色を使わないため、長いページでも視線が散りにくい
注意色は間違いと未定着
赤系は、間違えた箇所や未定着の印に使う
ページ全体を赤く塗るのではなく、短い下線や記号にとどめる
赤が多いページほど、復習時に重要部分を探しにくくなるためだ
行動色は次回すること
青や黄色など、注意色と区別できる色を1つ決める
次回解き直す
口頭で説明する
暗記カードへ移す
質問する
色を「重要度」ではなく、見返した後の行動へ割り当てると意味を保ちやすい
人によっては1色でも十分
視認性や画面サイズに合わせ、色を増やす前に余白、囲み、文字サイズで区別するほうが扱いやすいこともある
資格試験・受験・語学で残す内容を変える
同じ間違いノートでも、学習内容によって残す情報は違う
形式だけを統一し、中身は目的に合わせる
資格試験は「条件」と「例外」を残す
資格試験では、用語だけでなく適用条件や例外で迷いやすい
ページには次を残す
問われた条件
間違えた選択肢
正しい判断の根拠
似た制度との違い
次に見るべき語句
選択肢を丸ごと保存するだけではなく、どの言葉で判断が分かれたかを書く
受験勉強は「誤答の途中」を残す
数学や理科では、最終答案より途中式を見る
符号を変えた場所、公式の選択、条件の読み落としを残すと、同じ失敗を見つけやすい
国語や英語長文では、本文のどの表現を根拠に選ぶべきだったかを書く
答えの番号だけでは、次の問題へ応用しにくい
語学学習は「思い出せなかった方向」を記録する
語学では、単語を見て意味が出ない場合と、日本語から単語が出ない場合で復習が違う
単語を見て意味を答える
日本語を見て単語を書く
音声を聞いてつづりを書く
例文の空欄を埋める
どの方向で詰まったかを残し、同じ形式で隠して復習する
発音だけ迷った単語を、意味の暗記と同じ回数繰り返す必要はない
通勤中と机上では同じページを見ない
机の上では、問題を解き直し、途中式まで書ける
一方、帰りの電車でスマートフォンから開くと、文字が小さくなり、ページ全体を何度も拡大することになる
小さい画面では、長い計算問題より次の内容が向いている
用語の確認
一問一答
例外の確認
誤答理由の読み返し
次回復習ページの選別
机上では解答を書く
移動中は答えを隠して口頭で思い出す
学習場所によって同じ操作を続けないことも、電子ノートを使いやすくするポイントになる
オフラインで使う可能性がある日は、必要な教材が端末内へ保存されているか先に確認する
同期や保存の設定自体は学習法とは別の問題になるため、ノートが消えたように見える時は同期トラブルの確認を分けて行いたい
本番が紙なら試験前だけは紙へ戻す
電子ノートでは、拡大、移動、書き直しが簡単
ところが本番の試験用紙では、ページを自由に並べられず、書いた文字も動かせない
電子ノートだけで勉強した人が、紙の両面問題で設問の位置を見失い、ストレスを感じたという体験もある
理解、暗記、間違いの蓄積には電子ノートを使う
時間配分やページ移動の練習は紙で行う
この二段階に分けると、電子ノートの便利さを使いながら本番との差も確認できる
本番形式が紙なら、試験直前まで画面だけで完結させないほうが安心だ
色数やレイアウトは同じ教材で比べると判断しやすい
色を何色にするか、1ページへどこまで入れるかは、使う人や科目で変わる
迷った時は、同じ内容を条件だけ変えて作ると判断しやすい
たとえば教材1ページを、次の3条件でまとめる
1色
3色
5色
比べるのは見た目ではない
完成までにかかった時間
色を変更した回数
翌日に思い出せた項目
重要箇所を見つけるまでの時間
1ページへ10項目を詰めた場合と、3ページへ分けた場合も比較できる
翌日に何も見ず書き出し、どちらが思い出しやすかったかを見る
検証結果は人によって異なるが、見栄えではなく復習時の使いやすさで決めると迷いにくい
まとめ
電子ノートの勉強効率は、ページを増やすだけでは上がりにくい
間違えた問題を単元別に集め、答えを隠して思い出し、復習日と正解回数を更新できる形へ変えることが大切になる
最初からすべてを作り直す必要はない
今日間違えた問題を1問だけ取り込み、次の5項目を置く
問題
最初の誤答
間違えた理由
隠せる答え
次回復習日
色は通常色と注意色の2色からでも十分
まずは1ページを作り、翌日に答えを隠して開いてみる
そこで迷った場所を直すほうが、自分に合う電子ノートの使い方を見つけやすい
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ
