電子ノート 読書ノート 作り方夜の要約で手が止まる
目次
- 電子ノートの読書ノートは「全部残す」より思い出せる形にする
- 読書ノートの作り方は上・中・下の三分割が扱いやすい
- 表紙画像は大きく貼らず、書名を探しやすくする
- 読書中は全文を書き写さず、ページ番号だけ残す
- ハイライトは最大三つに絞る
- 読了後5〜10分で、自分の言葉に置き換える
- 家計簿は毎日ではなく、週一回15分から始める
- 買い物直後はレシートを箱へ入れるだけにする
- 家計簿の項目は四つだけで始める
- 電卓アプリは横に置き、計算を別作業にしない
- 月間ページは見開き一枚に収める
- 金額が合わない時は「不明」で閉じる
- レシート画像は全部貼らず、必要なものだけ残す
- 画面サイズや端末差でページの作り方を変える
- 読書ノートと家計簿はフォルダを分ける
- 続かない時は、項目を増やす前に削る
- まとめ
夜に本を読み終えて電子ノートを開いたのに、表紙画像、引用、感想、要約まで入れようとして手が止まる
家計簿も同じで、夕方の買い物帰りにレシートを見ながら細かく分類しようとすると、数日で開くのが面倒になりやすい
電子ノートで読書ノートや家計簿を続けるコツは、機能を増やすことではなく、最初から書く量と作業回数を減らすこと
この記事では、電子ノートを「読書記録」と「ざっくり家計簿」に使うためのページ設計に絞ってまとめる
端末の初期設定、電子手帳リフィル、予定管理、同期トラブルは別の悩みになるため、ここでは深掘りしない
読書ノートは一冊一〜二ページ
家計簿は週一回15分
このくらいまで小さくすると、きれいな記録を作るより、次も開ける状態を残しやすい
電子ノートの読書ノートは「全部残す」より思い出せる形にする
電子ノートで読書ノートを作る時、最初につまずきやすいのは項目の増やしすぎ
本の概要、引用、感想、図解、気になった言葉、行動メモまで入れようとすると、一冊分のページを完成させるだけで重くなる
以前、同じくらいの厚さの実用書で試した時は、引用を多めに書き写す形だと、読了後の整理に30分以上かかった
一方で、書名、要点三つ、引用一つ、試すこと一つに絞ると、10分前後でページが閉じられた
読み返した時も、細かい引用が並ぶページより、自分の言葉で書いた一文のほうが内容を思い出しやすい
電子ノートの読書ノートは、きれいな感想文を作る場所ではない
数か月後に見て、その本が何の本だったか戻れるページにするほうが続けやすい
読書ノートの作り方は上・中・下の三分割が扱いやすい
読書ノートは、最初から自由に書こうとすると迷いやすい
画面を上、中、下の三つに分けるだけで、書く場所が決まる
上部は検索用
中央は記憶用
下部は行動用
この役割を分けておくと、あとから見返した時に探す場所がぶれにくい
上部に入れるのは、本を探すための情報
- 書名
- 著者名
- 読了日
- ジャンル
- 表紙画像または表紙代わりの小さなメモ
中央に入れるのは、内容を思い出すための情報
- この本を一言でいうと何か
- 覚えておきたい要点三つ
- 残したい引用一つ
下部に入れるのは、自分の生活や仕事につなげる情報
- 自分の経験と重なった部分
- 一週間以内に試すこと
- 後で読み返したい章
この形なら、一冊の読書ノートを一〜二ページで収めやすい
特に大事なのは、感想を毎回長く書く前提にしないこと
感想が出てこない日でも、「この本を一言でいうと」と「試すこと一つ」だけ残れば、読書ノートとしての役割は果たせる
表紙画像は大きく貼らず、書名を探しやすくする
画像を貼れる電子ノートや手書きアプリなら、本の表紙画像を置くと一覧で見つけやすい
ただし、表紙を大きく貼りすぎると、要点を書く場所が減る
実際にページ幅の半分ほどまで表紙を広げると、中央の要点欄が狭くなり、結局2ページ目へはみ出しやすかった
扱いやすいのは、ページ幅の4分の1くらいに小さく置く形
その横に書名、著者名、読了日を並べると、一画面で本の情報と要点を確認しやすい
表紙画像を貼るのが面倒な端末なら、無理に画像を使わなくてもよい
その場合は、書名だけ大きめに書き、著者名をその下に置く
手書き検索に対応している端末でも、崩した文字は認識されにくいことがある
書名と著者名だけは、丁寧な手書きかテキスト入力にする
ここを雑にすると、あとから探す時に電子ノートの便利さが落ちる
なお、表紙画像を自分のノート内で使う場合と、ブログやSNSで画面を公開する場合では注意点が違う
公開用の写真では、表紙が大きく写りすぎないようにするか、ぼかす・隠すなどの配慮をしておくほうが安心だ
読書中は全文を書き写さず、ページ番号だけ残す
読書中に毎回ノートへ書き写すと、読む流れが止まりやすい
特にベッドの中、電車の中、カフェの待ち時間では、電子ノートを開いて文章を整えるだけで読書の集中が切れる
試してみると、気になった文章をその場で全部写す方法は、1章ごとに手が止まりやすかった
読み終わったあとにページを見返しても、引用は多いのに、自分が何を考えたのかが薄くなりやすい
読書中に残すのは、次の四つくらいで十分
- ページ番号
- 一言メモ
- 疑問符
- 行動に移せそうな印
たとえば家計管理の本で、固定費の見直しが気になった場合
「P82 更新前に固定費確認」
このくらいでよい
全文を書き写さなくても、読了後に戻る場所は分かる
読書中は記録を完成させる時間ではなく、あとで戻る目印を残す時間と考えると続けやすい
ハイライトは最大三つに絞る
電子書籍を読む場合、ハイライトを付けるだけなら簡単に見える
ただ、気になる部分を全部ハイライトすると、読了後にもう一度読み直す量が増える
紙の付箋と同じで、印が多すぎると「どれが本当に必要だったか」が分からなくなる
電子ノートへ移す引用は、一冊につき最大三つを目安にする
それ以外はページ番号だけでよい
残すか迷った時は、次の順番で見る
- 後で実際に使う内容か
- 自分の言葉で言い換えたい内容か
- 数か月後にも確認したい内容か
単に「いい言葉だな」と感じただけなら、無理に写さなくてもよい
読書ノートに必要なのは、本文の保存ではなく、自分の記憶を戻す引っかかりになる
読了後5〜10分で、自分の言葉に置き換える
読書ノートは、読み終えた直後に5〜10分だけ整理する形が扱いやすい
時間をかけて完成度を上げようとすると、忙しい日ほど後回しになる
実際に、読了直後の走り書きだけを残した日と、5〜10分だけ整理した日を比べると、翌週に見返した時の分かりやすさが違った
走り書きだけのページは、何に反応したのか思い出すまで時間がかかる
一方で、最後に自分の言葉で一文を足したページは、数秒で内容に戻りやすい
最初に書く一文は、この形で十分
「この本は、〇〇に悩む人へ、△△という考え方を伝える本だった」
本を開いたまま書くと、目次や本文の言葉を写しやすい
一度本を閉じてから書くと、理解できていない部分に気づきやすい
うまく書けない時だけ、目次やハイライトに戻る
本を見ずに一文で説明できるか
ここが、読書ノートを記録ではなく記憶に変える分かれ目になる
家計簿は毎日ではなく、週一回15分から始める
電子ノートの家計簿が続かない原因は、記録する気持ちが弱いことではない
多くの場合、記録を始めるまでの工程が多いことが負担になる
夕方にスーパーから帰った直後は、レシートを見る前に冷蔵品をしまう必要がある
家族がいれば夕食の準備、子どもの対応、洗濯物の片付けも重なる
このタイミングで電子ノートを開き、食費、日用品、外食、子ども費まで細かく分けるのは、生活の流れに合いにくい
家計簿は、買い物直後に完成させなくてよい
まずはレシートを一か所に入れるだけ
日曜夜など、時間を決めて週一回まとめるほうが続きやすい
私が試すなら、最初の設定はこのくらいにする
- 毎週日曜の夜
- ダイニングテーブル
- 一週間分のレシートだけ
- 15分で終了
- 合わない金額は追いすぎない
大事なのは、完璧な数字ではなく、今月のお金の流れを見ること
家計簿は毎日埋めるものではなく、次の使い方を決めるための記録と考えると負担が減る
買い物直後はレシートを箱へ入れるだけにする
買い物のたびに入力すれば忘れにくい
これは理屈としては正しい
ただ、夕方のスーパー帰りに毎回できるかは別の話
レジ袋を置き、冷蔵品をしまい、財布を戻し、レシートを見て、電子ノートを開く
ここまでの動作が多いと、数日で「あとでいいか」になりやすい
最初に変えるのは、記録内容ではなく置き場所
玄関近く、キッチンの引き出し、ダイニングの端など、レシートを入れる場所を一つ決める
買い物直後は、そこへ入れるだけ
週末にまとめて見れば、入力の回数が減る
一週間分たまったレシートを広げると、同じ店が何回出てきたかも見えやすい
毎回書くより、毎回なくさない仕組みを作るほうが先
ここができると、電子ノートを開く回数を減らしても家計簿が崩れにくい
家計簿の項目は四つだけで始める
家計簿で最初から細かく分けると、レシートを見るたびに迷う
食品、日用品、子ども用品、外食、交通費、美容費、医療費、交際費
項目を増やすほど、正確に分けたくなる
でも、家庭用のざっくり家計簿なら、最初は四つで十分
- 食費
- 日用品
- 外食
- その他
スーパーで食品と洗剤を一緒に買った日は、毎回細かく分けなくてよい
その月に日用品が気になるなら、その時だけ日用品を分ける
気になっていない項目まで毎回分類すると、続けるための手間が増える
一人暮らしなら「食費」「固定費以外」「外食」「その他」でもよい
家族世帯なら「食費」「日用品」「外食」「子ども・その他」のほうが見やすい場合もある
キャッシュレス中心なら、レシートではなくアプリ明細を週一回見る形でもよい
項目は生活に合わせて増やすのではなく、迷わず書ける数まで減らす
最初の三か月は四分類のまま使い、足りないと感じた項目だけ後から足すほうが失敗しにくい
電卓アプリは横に置き、計算を別作業にしない
電子ノート単体で家計簿を付けようとすると、計算で止まりやすい
数字を書き、電卓を探し、合計を出し、また電子ノートに戻る
この行き来が増えると、15分で終わらなくなる
タブレット型の電子ノートなら、画面分割で電卓アプリを横に出すと扱いやすい
E Ink型の電子ノートで画面分割がしにくい場合は、スマートフォンの電卓を横に置く
ポイントは、電卓を探す時間を作らないこと
家計簿を始める前に、電子ノート、ペン、レシート、電卓を同じ場所へ置く
これだけで、途中で席を立つ回数が減る
15分で終わらせたいなら、書く前の配置を固定する
家計簿が続かない時は、記録項目より先に、始めるまでの手間を見直したほうが早い
月間ページは見開き一枚に収める
家計簿の月間ページは、見開き一枚に収めると全体が見やすい
ページを何枚も分けると、月末に振り返る時に行き来が増える
上部には、月初に分かっている数字を書く
- 今月の収入
- 固定費
- 使える変動費
- 今月だけ確認したい項目
中央には、週ごとの支出を書く
週 | 食費 | 日用品 | 外食 | その他 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
第1週 | |||||
第2週 | |||||
第3週 | |||||
第4週 | |||||
第5週 |
下部には、月末の振り返りを書く
- 一番多かった出費
- 無駄だったと感じた出費
- 満足度が高かった出費
- 来月一つだけ変えること
この形にすると、数字だけでなく「使ってよかったお金」も残せる
節約だけを目的にすると、家計簿を見るのが重くなりやすい
満足度が高かった出費も書いておくと、減らすものと残すものを分けて考えやすい
家計簿は支出を責めるページではなく、来月の使い方を選ぶページにするほうが続く
金額が合わない時は「不明」で閉じる
家計簿で手が止まりやすいのは、数百円の不一致
たとえば、レシートの合計と財布の感覚が200円合わない
そこで30分探し続けると、次の週に電子ノートを開く気持ちが重くなる
家庭用の支出傾向を見る家計簿なら、少額の不一致は「不明200円」と書いて閉じてもよい
もちろん、事業経費、医療費控除、返品、保証に関係するレシートは別
必要な証憑は、それぞれのルールに合わせて保管する
電子ノートにメモしただけで、原本や明細の保管が不要になるとは考えないほうが安心だ
日常の食品や消耗品のレシートも、すぐ捨てる前に、返品や確認の必要がないかだけ見る
家計管理のための記録と、証明のための保管は分けて考える
ここを混ぜると、ざっくり家計簿まで重くなってしまう
レシート画像は全部貼らず、必要なものだけ残す
電子ノートにレシート画像を貼ると、見た目はきれいになる
ただ、毎回撮影して、トリミングして、貼り付けて、分類する流れは重い
紙の家計簿にレシートを貼って続かなかった人は、電子でも同じところで止まりやすい
画像として残すのは、必要性があるものだけでよい
- 高額商品
- 保証を使う可能性がある商品
- 医療費
- 仕事の経費
- 返品する可能性がある商品
毎日の食品や日用品は、店名と合計金額だけでも流れは見える
レシートの画像管理までやろうとすると、家計簿ではなく整理作業になってしまう
画像を貼る基準は、見た目ではなく後で証明が必要かどうか
この基準にすると、電子ノートのページも重くなりにくい
画面サイズや端末差でページの作り方を変える
電子ノートは、端末によってできることが違う
タブレット型なら、画像貼り付け、電卓アプリ、画面分割が使いやすい
E Ink型なら、書き心地は軽くても、アプリの切り替えや画像操作は手間に感じることがある
画面が小さい端末では、読書ノートを一ページに詰め込みすぎないほうがよい
表紙画像を省き、書名、要点三つ、試すこと一つだけにする
家計簿も、月間ページを一枚に収めにくいなら、上半分を週ごとの支出、下半分を月末メモにするくらいで十分
画像貼り付けに対応していない端末なら、表紙代わりに「ジャンル記号」を使う
たとえば仕事本は□、暮らし本は○、小説は△のように決める
手書き検索が弱い端末では、ファイル名を先に整える
「2026-07_読書_書名」
「2026-07_家計簿」
このように年月と用途を入れるだけで、あとから探しやすくなる
端末に合わせるべきなのは見た目ではなく、探しやすさと開きやすさ
できない機能を補うより、できる形まで記録を小さくするほうが続きやすい
読書ノートと家計簿はフォルダを分ける
読書ノートと家計簿を同じ電子ノートで使うなら、フォルダは分けておく
同じ場所に混ざると、開いた時に目的のページへ行くまでの手間が増える
トップ階層は、このくらいで十分
- 読書ノート
- 家計簿
- 一時メモ
読書ノートは年別、またはジャンル別に分ける
- 2026年
- 仕事
- 暮らし
- 小説
家計簿は、年別フォルダの中に一か月一ファイルで保存する
- 2026年1月
- 2026年2月
- 2026年3月
ファイル名の先頭に年月を入れると、自然に時系列で並びやすい
予定表や電子手帳リフィルも同じ端末で使う場合は、読書ノートや家計簿とは別にしておく
予定管理まで一緒に整えたい人は、電子手帳リフィル設定の記事で確認すると、この記事の役割と混ざりにくい
保存先やフォルダ分類で迷う場合は、電子ノートの初期設定や保存先の記事を見てから整えるとよい
表紙画像やPDFを取り込みたい人は、PDFへの書き込み方法の記事も別で確認しておくと、読書ノートの画像管理と混乱しにくい
同期できない、ペンが反応しないなどの不具合は、記録方法とは別の問題
その場合は、同期設定やペンの反応を先に直してから、読書ノートや家計簿の形を見直すほうが順番として分かりやすい
続かない時は、項目を増やす前に削る
読書ノートも家計簿も、続かなくなった時にやりがちなのはテンプレートの作り直し
色を増やす
項目を増やす
装飾を足す
別のページを追加する
最初は楽しくても、忙しい日に同じ完成度を求めると止まりやすい
見直す順番は逆でよい
まず削る
読書ノートなら、引用を三つから一つへ減らす
家計簿なら、費目を四つのまま固定する
色は一〜二色にとどめる
空白の日や抜けた本を後から埋めようとしない
一度空いたページを全部戻ろうとすると、再開前に作業が増える
読書ノートは次に読み終えた本から
家計簿は今週分から
続けるコツは、途切れないことではなく戻りやすい形にしておくこと
この見方に変えると、電子ノートを開けなかった日が失敗になりにくい
まとめ
電子ノートで読書ノートや家計簿が続かない時は、端末の機能不足より、紙で負担だった作業をそのまま移していることが原因になりやすい
読書ノートは、全文を書き写すより、ページ番号、要点三つ、試すこと一つ
家計簿は、買い物のたびに細かく分けるより、週一回15分のざっくり記録
このくらいまで小さくすると、開く前の負担が減る
表紙画像やレシート画像も、全部入れる必要はない
探しやすい書名、迷わない費目、必要な証憑だけを残すほうが、後から見返しやすい
今日から全部を整える必要はない
まずは、次に読み終えた本を一ページでまとめる
または、今週のレシートを一か所に入れる
最初に変えるのは、記録の完成度ではなく、次も開ける小ささ
そこから始めるほうが、電子ノートの読書ノートも家計簿も続けやすくなる
監修:鈴木隆
保有資格:家電製品アドバイザ

